日本古来のヒバと、苔寺の庭。オーストラリアのブランドが日本から着想を得て作った香りです。公式が公開しているノート構成から、その狙いを読み解きます。
日本から生まれた着想
公式は「日本古来のヒバの木と苔寺の青々とした庭から着想を得て誕生した」と説明しています。
海外のブランドが日本の風景を題材にするのは珍しくありませんが、苔寺まで具体的に挙げるのは多くありません。
ヒュイルという名前はウェールズ語で、高揚した感情や熱意を指す言葉とされます。
日本の風景にウェールズ語の名前。この組み合わせ自体がこのブランドらしい。
イソップは1987年、オーストラリアのメルボルンで始まったブランドです。植物由来の成分と、簡素な茶色の遮光ボトル。スキンケアから始まり、フレグランスは後から加わりました。
ノート構成
| 段階 | 香調 |
|---|---|
| トップノート | タイム・エレミ・ピンクペッパー |
| ミドルノート | サイプレス・スウェード・ゼラニウム |
| ベースノート | ベチバー・フランキンセンス・シダー |
公式は主要香調をサイプレス・フランキンセンス・ベチバーとしています。
冒頭にタイムとピンクペッパーというハーブとスパイスがあり、そこから木と樹脂へ移る構成です。
スウェードが中盤に入っているのが特徴で、木だけの硬さにならないようにしています。
サイプレスという木
糸杉のことで、地中海沿岸によく見られる細長い針葉樹です。
この素材の特徴
- 乾いた針葉樹の香り
- 少し煙のような要素がある
- 墓地や庭園に植えられてきた
- 香水では清涼感を出すために使う
- ヒノキやシダーとは別の質感
ヒバやヒノキとは違う木ですが、香りの方向としては近い位置にあります。
だから日本の風景を題材にしながら、西洋で手に入る素材で組み立てられています。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:タイムとピンクペッパーの刺激
- 1〜3時間:サイプレスとスウェードの柔らかい木
- 3時間以降:ベチバーとフランキンセンスの深み
公式は「一日を通して、優美なスパイスの香りが、アーシーで温かな樹木の香りへと変化する」と説明しています。
変化は穏やかで、劇的な場面はありません。
落ち着いた方向に一貫しています。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| 木の香りが好き | ◎ |
| 秋冬に使いたい | ◎ |
| 和の要素が欲しい | ◎ |
| 爽やかな香りが好み | △ |
| 甘い香りが好き | × |
公式は「自由な思想家、風変わりな人、さすらい人」向けと書いています。
実際には、木と樹脂の香りが好きなら性別を問わず使える方向です。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 秋冬の日常 | ◎ |
| 職場 | ○ |
| 夜の外出 | ◎ |
| 和装 | ◎ |
| 夏 | △ |
合わせやすい服
- ウール
- 落ち着いた色
- 和の要素がある服装
- きれいめの服
つけ方の目安
公式は、手首と首すじにつけることを案内しています。
つける場所と出方
- 首すじ:最も強い。体温が高い
- 手首:動くたびに香る
- 胸元:服に阻まれて穏やか
- 腰まわり:下から立ち上がる。最も控えめ
同じ1プッシュでも、場所を変えるだけで印象が変わります。
職場で使いたいなら腰から下、はっきり届けたいなら首すじ。この使い分けで足ります。
気をつけたい点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 煙の要素が苦手な人がいる | 中 |
| 夏には重い | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 甘さがない | 中 |
フランキンセンスとベチバーが後半を占めるので、甘い香りを求めているなら方向が違います。
50mLで19,030円、100mLで29,150円。
イソップの中では標準的な価格帯です。
ブランドとしての立ち位置
イソップは香水専門のブランドではありません。
| 分野 | 始まり |
|---|---|
| スキンケア | 1987年。ブランドの出発点 |
| ハンド&ボディ | 店舗の洗面台で有名になった |
| フレグランス | 後から加わった |
| ホームケア | ルームスプレーなど |
店舗のハンドウォッシュで名前を知った人が多いはずです。
だから香水も、香水好きよりブランドのファンが手に取ることが多い。
その前提で作られているので、香水として尖りすぎない設計になっています。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
容量の選び方
50mLで19,030円、100mLで29,150円。
1プッシュを約0.1mLとすると、50mLで500回分です。
毎日2プッシュ使って8か月ほど。開封後の香りの寿命は1〜3年なので、50mLがちょうど使い切れる量です。
100mLは1mLあたりでは割安ですが、使い切る前に香りが変わる可能性があります。
どこで買うか
日本では公式オンラインと直営店で買えます。一部の百貨店にも入っています。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 19,030円 |
| 100mL | 29,150円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | 試してから買える。相談もできる |
| 百貨店の取扱店 | 定価 | 店舗が限られる |
| 通販の並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
イソップの直営店は、スタッフに相談しやすい作りになっています。
香りの相談をしてから決められるのは、このブランドの利点です。
通販の並行輸入は、輸送と保管の条件が読めません。定価より極端に安いものは理由を確認してください。
直営店では、他の香りと並べて試せます。
イソップは50mLを2本組み合わせて買うと割引になる案内が出ていることがあります。
詳細は店頭で確認してください。
実際の価格と在庫は、扱っている店によって変わります。同じものでも取扱の有無が分かれるので、まとめて確認しておくと早い。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- 定番を見るならイソップ タシットのレビューもどうぞ。
まとめ
日本のヒバと苔寺から着想を得た、珍しい成り立ちの香りです。
タイムとピンクペッパーから始まり、サイプレスとベチバーに着地します。
スウェードが中盤に入ることで、木だけの硬さになりません。
50mLで19,030円。秋冬と和装に向きます。
※本記事はプロモーションを含みます









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