屋外ではちょうどよかった香りが、電車に乗った瞬間に強くなる。これは量が増えたのではなく、空気が動かなくなったからです。閉じた空間では基準が変わるので、そこを想定して量を決める必要があります。
空気が動かないと香りは溜まる
屋外では、香りは風で拡散して薄まります。室内、特に閉じた空間では逃げ場がない。
| 場所 | 空気の動き | 香りの届き方 |
|---|---|---|
| 屋外 | 常に流れる | すぐ薄まる |
| 広い室内 | ゆっくり流れる | 近くには届く |
| 電車内 | 人の移動のみ | 滞留する |
| エレベーター | ほぼ動かない | 充満する |
| 車内 | 循環のみ | 蓄積する |
エレベーターは最も条件が厳しい。数十秒でも、狭い空間に2人だけという状況になります。
だから量は、最も条件の厳しい場所を基準に決める。屋外で決めると、必ず室内で強すぎます。
通勤で使うなら1プッシュ
電車で通勤する人は、量をかなり抑える必要があります。
満員電車では、隣の人との距離が10センチ程度になる。その距離で香るのは、意図していないはずです。
通勤日の目安
- 1プッシュまで
- つけるのは服に隠れる場所
- 首や手首など外に出る場所は避ける
- 家を出る30分前につける
- 夏はさらに減らす
腰やふくらはぎなど、下半身につけると香りが上に立ち上る量が減ります。
首につけると顔の高さで香るので、満員電車では相手の呼吸の位置に近くなります。
車の中は蓄積する
車内は循環しているだけで、外の空気と入れ替わりません。
つけてから乗ると、走っている間ずっと同じ空気の中にいる。降りるころには内装に移っています。
自分の車なら好みの問題ですが、人を乗せるなら考慮が要ります。
同乗者がいる日は、乗る直前につけない。1時間前につけて、落ち着いてから乗るほうが穏やかになります。
車に香りが定着してしまった場合は、換気と、シートを拭くところから始めることになります。
食事の席で気をつけること
料理の香りと競合するので、飲食店は特に配慮が要ります。
カウンター席や個室は空間が狭く、香りが料理に混ざります。
食事の予定がある日
- つけないか、朝に1プッシュだけ
- 手首は避ける(食事中に顔に近づく)
- 服の内側か下半身につける
- 和食・寿司の店では特に控える
手首は食器を持つときに顔の近くに来ます。自分にとっても相手にとっても、最も届きやすい場所です。
どうしても香らせたいなら、拡散しない練り香水が向きます。
病院や式典
香りを避けるべき場面があります。
| 場面 | 扱い |
|---|---|
| 病院・見舞い | つけない |
| 葬儀 | つけない |
| 結婚式 | 控えめに・1プッシュ |
| 面接 | つけない |
| 試験会場 | つけない |
体調が悪い人は、匂いに敏感になっていることがあります。見舞いでは無香が基本です。
葬儀は、香りをまとうこと自体が場にそぐわない。整髪料も無香料にするのが無難です。
面接は評価される場なので、余計な要素を持ち込まないほうが有利です。
つけてしまったあとの対処
強すぎると気づいたときにできることは限られます。
外出先でできること
- 水で濡らしたハンカチで軽く押さえる
- 石鹸で洗える場所なら洗う
- 上着を脱いで空気に当てる
- 換気された場所にしばらく立つ
こするのは逆効果です。肌に広がって、かえって範囲が広くなります。
水だけでは油性の成分は落ちません。洗えるなら石鹸を使ってください。
根本的には、家を出る前に判断するしかない。つけたあと5分置いて、自分でも強いと感じたら洗い直す。そこが最後の分岐点です。
季節で基準が変わる
同じ量でも、季節によって閉じた空間での届き方が違います。
| 季節 | 室内の条件 | 必要な調整 |
|---|---|---|
| 夏 | 冷房・薄着 | 量を減らす |
| 梅雨 | 湿度が高い | 広がりやすい・減らす |
| 秋 | 過ごしやすい | 標準 |
| 冬 | 暖房・厚着 | 室内で急に立つ |
冬は外で寒いので香りが立たず、室内に入った瞬間に暖房で一気に立ち上がります。
外で「弱い」と感じて足すと、室内で強くなる。これが冬に起きやすい失敗です。
夏は冷房の効いた電車で人が密集します。空気が動かないうえに距離が近い。
季節ごとに1プッシュ増減するくらいの感覚でいると外しません。
控えても意味がない場合
香水を控えても、他の匂いが強ければ同じことになります。
柔軟剤は服全体から出るので、香水より広い面積で香ります。量としてはこちらのほうが多いことすらある。
整髪料も顔の高さにあるので、届きやすい。
香水だけを控えて他をそのままにしても、閉じた空間での印象は変わりません。
満員電車で気になる匂いの多くは、香水ではなく柔軟剤か整髪料である可能性があります。
気にするなら、身につけている匂いを全部数えるところから。香水はそのうちの1つでしかありません。
逆に言えば、他を無香料にしておけば香水を1プッシュつけても総量は減ります。
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- 仕事の場での基準は職場で香水はつけていいのかもどうぞ。
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まとめ
閉じた空間では香りが滞留します。量は最も厳しい場所を基準に決めてください。
通勤で使うなら1プッシュ、服に隠れる場所か下半身に。
車内は蓄積します。同乗者がいる日は乗る直前につけないでください。
病院・葬儀・面接では無香が基本です。整髪料も含めて。
※本記事はプロモーションを含みます









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