エラーという言葉を商品名に使う香水は多くありません。ペサドのザ ニューエラー(THE NEW ERROR)は、確かだと思っていたことが、そうではなかったという感覚を扱っています。
木の家具とゆるやかなビート
公式の説明を要約すると「確かだと信じていた瞬間が、そうではないと分かる。ゆるやかなビートに重なる木の家具の香り」という内容です。
香調はオリエンタルウッディ。家具という具体物が出てくるのが特徴で、森の木ではなく加工されて室内にある木を指しています。
ノート構成
| 段階 | 原料 |
|---|---|
| 主要な調和 | ブラックティー / ラム / シダーウッド |
| トップ | ベルガモット / オレンジ |
| ミドル | シトラス / ローズ / ティー / セサミ / ラム |
| ベース | ペッパー / シダーウッド / ムスク |
主要な調和はブラックティー・ラム・シダーウッド。紅茶と酒と木という、いずれも室内にあるもので揃えられています。
中盤にセサミ(ごま)が入っているのが珍しい。香ばしさを足す素材で、紅茶の渋みと木の乾いた質感のあいだを繋ぎます。
チャプターという枠組み
香りをチャプターという単位でまとめているのが、このブランドの特徴です。第1章、第3章というように区切られていて、それぞれに物語が添えられている。1本ずつ売るのではなく、連作として設計されていることになります。香水を単品の商品ではなく作品集として見せる売り方は、欧州のニッチブランドが先に始めたものですが、韓国のブランドもこの形を取るようになりました。章ごとにディスカバリーセットが用意されているのも、その考え方に沿っています。
この香りも第1章に属します。異国での気だるい午後、という共通の設定があり、ミッド マウンテンと対になっている。あちらが屋外なら、こちらは屋内です。
つけ方と持続
オードパルファンなので1〜2プッシュで足ります。持続は5〜7時間ほどとみておけば大きく外しません。
つける場所の目安
- 首すじ・耳の後ろ:最も届く
- 手首:動作のたびに香る
- 腰まわり:下から穏やかに立ち上がる
韓国のブランドは総じて拡散が穏やかに作られています。満員電車で持て余しにくい反面、すれ違いざまに気づかせる力は弱い。近い距離にいる人にだけ届く、と考えておくと期待を外しません。
つけ直すなら昼過ぎが目安です。ただし自分の鼻は最初の30分で慣れるので、「消えた」と感じても他人にはまだ届いていることがあります。足す前に袖などで一度確かめるほうが安全です。
ペサドは公式が英語で香りを説明していて、日本語の情報がほとんどありません。つまり他人のレビューを当てにできない。自分の鼻で判断するしかないぶん、試す手段を先に用意しておく意味が大きくなります。
使いどころ
| 場面 | 向き | 理由 |
|---|---|---|
| 秋冬 | ◎ | 木と紅茶が季節に合う |
| 室内 | ◎ | 設計が屋内を向いている |
| 職場 | ◎ | 落ち着きがあり主張しない |
| 夏の日中 | △ | ラムの甘さが汗と混ざる |
ブランドについて
ペサドは韓国のフレグランスブランドです。日本にも公式のオンラインストアがあり、香水のほかハンドクリームやルームスプレー、ハンドウォッシュを展開しています。同じ香りを複数の形で出しているので、香水の前にハンドクリームで試すという入り方ができます。1万3千円の香水をいきなり買うより、3,520円のハンドクリームで方向を確かめるほうが安全です。
気になるところ
日本で試せる場所がほとんどありません。公式オンラインが主な窓口で、実物を嗅いでから買うという選択肢が事実上ない。
情報も少ない。公式の説明は英語のままで、日本語で香りを解説した情報が限られます。
知名度も高くありません。人に「ペサドの香り」と言って伝わる場面は、いまのところ少ない。香りで会話が生まれることを期待するなら、別のブランドのほうが向きます。
その代わり、被る心配はほぼありません。同じ香りの人と居合わせる確率は極めて低い。人と違うものを持ちたいなら、この点は利点になります。
紅茶と木という組み合わせは、他ブランドにも数多くあります。違いを説明しにくい領域です。
容量と買い方
日本では公式オンラインストアで買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 30mL | 13,420円 |
| 100mL | 26,730円 |
30mLと100mLで倍近い差があります。試すなら30mL、定番にするなら100mL。ハンドクリームやルームスプレーで同じ香りが出ているものもあり、そちらで試してから香水に進む買い方もできます。
買う前に確かめる
1万3千円を超える買い物になります。ペサドは日本で試せる店舗がほとんどなく、実物に触れずに買う人が大半です。少量から試す方法を持っておくと、失敗の幅が小さくなります。
まとめ
ザ ニューエラーは、室内にあるものだけで組まれた香りです。紅茶・ラム・木の家具。屋外の要素が入っていません。
セサミの香ばしさが繋ぎ役として効いていて、単なる紅茶の香水にはなっていません。
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※本記事はプロモーションを含みます









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