重くて暗い香りが好きなんですけど、この手の香水は季節を一度間違えるだけで、棚の奥に戻ったきり忘れられますよね。結論から言うと、アムアージュ インタールード マンは「気温が下がってから出す」と決めた瞬間に、手放せない1本になりました。オイル濃度29%という数字どおりの濃さがあります。使ってきた僕が、香りの中身から弱点まで正直に書きます。
この記事でわかること
- インタールード マンがどんな香りで、誰に似合うのか
- 腕にのせてから何時間もつのか(体感)
- いつ出して、いつ棚に戻すか。季節の付き合い方
- 買う前に僕が引っかかった点と、その答え
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:インタールード マンは「焚き残りのお香と乾いた革」
一言で言うなら、火を落としたあとのお香に、なめした革を近づけた匂いです。甘さはほとんど出てきません。かわりに乾いた煙と、薬草の青さが濃く残ります。アムアージュがこの香りに添えている説明は「混沌と無秩序から着想を得た、スパイシーでウッディな香り。その中心に幕間の調和がひそんでいる」というもので、インタールードというのは劇や音楽の幕間を指す言葉です。
その説明が誇張になっていないことは、中身の作りを見ると分かります。オイル濃度は29%。熟成に6週間かけていて、内訳はマセレーションに3週間、マチュレーションに3週間と明記されています。数字だけ見たときは、そこまでやる必要があるのかと思っていました。腕にのせて考えが変わりました。1プッシュで、着ている服ごと匂いが変わってしまうような強さがあります。
そのぶん、「なんとなく良い匂い」を探している人には向きません。逆に、香りではっきり自分の印象を作りたい人には、これ以上ないくらい強い味方になります。僕がこれを手に取るのは、決まって人と会う予定がある夜です。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
1プッシュで足ります。2プッシュ目に手が伸びた日は、だいたい失敗しています。

アムアージュ インタールード マンの基本情報
買う前にまず確かめたかったのは、濃度の表記でした。EDPと書いてあっても実際の濃さは銘柄でずいぶん違いますし、この香水は評判のほうが先に耳へ入ってきます。オイル濃度29%という具体的な数字が出ていたので、そこで踏ん切りがつきました。100mLというサイズを、季節の限られる香水としてどう考えるかは、最後まで迷ったところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | アムアージュ |
| 商品名 | インタールード マン(Interlude Man) |
| 濃度 | EDP |
| 容量 / 価格 | 100mL:73,707円(税込) |
| 香調 | トップ:ベルガモット、オレガノ、ピメントベリーオイル / ハート:アンバー、フランキンセンス、シストゥス、オポポナックス / ベース:レザー、アガーウッドスモーク、パチュリ、サンダルウッド |
| 系統 | ウッディ スパイシー |
名前のインタールードは、幕間という意味です。混沌と無秩序から生まれた香りの、その中心にだけ調和のひとときが置かれている——というのが、アムアージュ側の説明の骨格になります。実際に使っていると、この「中心にだけ」という言い方がよく分かります。外側はずっと煙たくて硬いのに、肌に近いところだけが少しだけ丸く感じられるんです。
香りをつくっている素材
挙げられている香調は、トップ・ハート・ベースの3段に分かれています。トップがベルガモット、オレガノ、ピメントベリーオイル。ハートにアンバー、フランキンセンス、シストゥス、オポポナックス。ベースがレザー、アガーウッドスモーク、パチュリ、サンダルウッドです。並べると多く見えますが、僕の腕でしっかり感じたのは3つでした。
オレガノ:台所の棚から出てきた、青くて硬い薬草
香水の材料としてオレガノと言われても、最初はピンときませんでした。乾燥させた葉のあの匂いが、そのまま香水になるのかと。実際に出てくるのは、料理で使うオレガノより硬くて青い匂いです。爽やかさとは違います。薬草を指で潰したときの、少し苦い青さ。これが最初の数十分にいちばん強く出て、この香水が柑橘で始まる普通のメンズ香水とは別物であることを、ひと吹きで分からせてきます。
トップにはベルガモットとピメントベリーオイルも一緒に置かれているのですが、僕の腕ではベルガモットの明るさが前に出ることはほとんどありません。ピメントベリーのぴりっとした温度が、オレガノの青さに乗ってくる感じです。この組み合わせのせいで、つけた直後はかなり人を選びます。人前に出る予定があるなら、家を出る少し前につけておくほうが安全です。
フランキンセンス:火を落としたあとのお香
フランキンセンスは乳香とも呼ばれる樹脂で、お香の材料として知られています。ただ、この香水で届くのは線香のような匂いではありません。火を落としたあと、灰の上にまだ熱が残っているときの、乾いた煙に近い匂いです。焚いている最中より、片づけたあとの部屋の空気に似ています。ハートにはシストゥスとオポポナックスという樹脂系が重なっているので、煙の密度がかなりあります。
僕がこの香水を手放せずにいるのは、この部分があるからです。甘い樹脂ではありません。湿り気もありません。乾いて、熱を持ったまま冷めていく煙。冬の乾いた空気の中で使うと、これがいちばんきれいに出ます。部屋に入ったときに空気の質が変わるので、香水を探している人より、匂いのある空間が好きな人に刺さると思います。
レザーとアガーウッドスモーク:焦げた木と、なめした革
ベースに置かれているのはレザー、アガーウッドスモーク、パチュリ、サンダルウッドです。アガーウッドは沈香のことで、そこに「スモーク」と付いています。名前のとおり、焦げた木の匂いがします。レザーのほうは、新品の革製品というより、何年か使った革ジャンの内側に近い匂いです。手入れのオイルと、体温が染みた感じ。
この2つが重なると、香りにはっきり硬さが出ます。柔らかい方向には絶対に行きません。パチュリとサンダルウッドが土と木の匂いを足してくるので、全体が地面のほうへ寄っていきます。翌日、脱いだコートの襟からこの部分だけが戻ってくることがよくあります。洗うまで残るので、気に入っている上着に直接吹きかけるのはやめておいたほうがいいです。
濃さの変化はゆっくりです。つけて30分ほどをピークに、そこから半日かけて少しずつ肌の近くへ落ちていきます。夕方になっても、腕を上げれば自分で分かるくらいには残っています。体感では10時間前後。オイル濃度29%という数字は、ここで伊達ではなかったと分かります。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃い時間帯
薬草の青さと煙が強く出るので、家を出る30分前につけておくと落ち着きます
STEP 2|〜3時間
向かい合って話す距離でちょうどよくなる
ここからが本領で、煙と革が一枚に溶けてきます
STEP 3|それ以降
肌と服の近くだけ
自分では気づかなくなりますが、コートの襟には翌日まで残っています
正直な注意点
ここまで褒めてきましたが、手放しですすめられる香水ではありません。買う前に知っておいてほしい点を2つ書いておきます。
ひとつは量です。1プッシュで十分に足ります。2プッシュすると自分の香りに囲まれて、息が詰まります。オイル濃度29%というのは、そういう濃さです。僕は手首か、上着の内側に1回だけと決めています。狭い場所へ行く日には、そもそもこの瓶を選びません。
もうひとつは季節です。この香水は暖かくなると使えなくなります。僕の場合、桜が咲くころには自然と手が伸びなくなって、そのまま棚の奥へ戻ります。上着を脱ぐ日が増えてくると、煙と革が汗の匂いと喧嘩を始めるからです。次に出してくるのは、朝晩に上着が要る日が続くようになってから。1年のうち半分近くは出番がない香水だと思っておくと、がっかりせずに済みます。
注意
① 1プッシュを超えると自分が参ります。オイル濃度29%の濃さがあるので、2プッシュ目は狭い場所では強すぎます
② 暖かい季節はまず使えません。上着が要らない時期に入ると、煙と革が汗の匂いとぶつかって重くなります
合う人・合わない人
万人に好かれる香りではありません。合う人と合わない人が、はっきり分かれます。
お香や樹脂の匂いに惹かれてきた人、革の匂いが好きな人には、まず外れないはずです。とくに、甘い香水をひととおり試したあとで物足りなくなっている人。この香りには甘さがほとんどないので、そこで止まっていた人には答えになります。厚手のウールや革のアウターを着る季節に、香りも一緒に着替えたい人にもよく合います。
反対に、職場で誰にも気づかれずに過ごしたい人や、石けんのような清潔感を探している人には向きません。この香りは、存在を消す方向には動いてくれませんから。初めてのニッチ系にこれを選ぶのは、正直あまりおすすめできません。
こんな人に合う
- ✓ お香や樹脂の匂いに惹かれてきて、甘い香水では物足りなくなった人
- ✓ 厚手のウールや革のアウターを着る季節に、香りも一緒に着替えたい人
合わないかも
- × 職場で誰にも気づかれずに過ごしたい人
使う場所と時間
この香水が本領を出すのは、空気が冷えて乾いている夜です。

僕が選ぶのは、人の家に招かれた食事の席か、年末に人が集まる場です。上着を脱いでも香りが残る場所のほうが、この煙が生きてきます。服は、濃い色の厚手のニットか、何年か着込んだ革のジャケット。出かける30分前に手首へ1プッシュしておくと、着くころにちょうど落ち着いています。
苦手なのは、昼の明るい屋外と、閉じた会議室です。日差しの下では煙だけが浮いて、まわりの空気から外れて聞こえます。会議室のほうは単純に量の問題で、狭い部屋だと1プッシュでも濃すぎることがあります。
使う場面
| 仕事・オフィス | × | EDPの濃さがあるので、閉じた部屋では1プッシュでも出すぎます |
| 夜デート | ◎ | 空気が冷えている日ほど、煙と革がきれいに出ます |
| 休日 | ○ | 上着を着て外を歩く日なら気持ちよく使えます |
| 真夏 | × | 出番がないので、100mLの瓶はこの時期ずっと棚で休みます |
保管で中身は変わる
夏のあいだ、この瓶はまったく動きません。半年近く棚に置いたままになるので、置き場所は他の香水より気にしています。
うちでは、買ったときの箱に戻して、寝室のクローゼットの棚に立てています。光が当たらず、暖房の風も来ない場所です。使わない時期が長い香水ほど、置き場所の条件が響いてきます。冬に出してきたときの匂いが、去年と同じであってほしいので。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 半年使わない時期があるぶん、日差しに当たる時間の合計が長くなりすぎます |
| 浴室・洗面所 | × | 湯気と温度差を毎日浴びる場所では、乾いた煙の出方が鈍ります |
| 暖房の近く | × | 出番が冬に集中する香水なので、その冬のあいだずっと熱にさらされることになります |
口コミの読み方
結論から言うと、買う前にいちばん引っかかっていた値段の話から先に答えます。この額は、僕にとっては高すぎませんでした。1プッシュで足りるうえに使う季節が限られるので、100mLの瓶はなかなか減りません。何年かかけて付き合う前提で考えると、感じ方はずいぶん変わります。
強すぎて使いにくいのではないか、という心配も買う前にはありました。これは半分あたりです。2プッシュすれば確かに強く出ます。ただ1プッシュなら、向かい合って話す距離でちょうどよく収まってくれました。強さの問題ではなく、量の問題だったわけです。
気にしていたのは、日本で手に入るのかという点もそうでした。インタールード マンは日本未発売の1本なので、探すときはアムアージュというブランド名から当たるのが早いです。
買う前に迷った点
| 73,707円という額に見合うのか | 使う季節が限られるぶん瓶は長くもちます。何年かかけて付き合う前提なら納得できました | |
| 強すぎて使いにくいのではないか | 2プッシュなら確かに強いですが、1プッシュなら向かい合う距離でちょうどよく収まります | |
| 日本で手に入るのか | 日本未発売なので、探すときはアムアージュのブランド名から当たるのが早いです |
まとめ
アムアージュ インタールード マンは、お香の乾いた煙と、なめした革が重なる香りです。甘さを探している人には向きませんが、香りで自分の印象をはっきり作りたい人には、かなり強い味方になります。
僕にとっては、上着が要る季節の入り口で棚から出してきて、春先に戻す香水になりました。1年の半分は使いません。それでも手放す気にならないのは、出してきた日の出方が、いつも同じだからです。
この記事のまとめ
- 焚き残りのお香と乾いた革が重なる、甘さのほとんどない香り
- 体感の持続は10時間前後。コートの襟には翌日まで残ります
- 出番は上着が要る季節。1プッシュ以上は、狭い場所ではきつくなります
※本記事はプロモーションを含みます

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