顔には化粧水を塗るのに、首には何もしていない。多くの人がそうだと思います。ところが首は顔と同じくらい人の目に入り、年齢が出やすい場所でもあります。顔だけ整えていると、そこだけ浮くことになります。
しかも首は、顔と条件が違う部分がいくつかあります。皮膚の厚み、動く回数、服との擦れ。そこを踏まえて手当てのしかたを整理します。
この記事でわかること
- 首に年齢が出やすい理由
- 顔と条件が違うところ
- 毎日できる手当て
- やらないほうがいいこと
皮膚が薄く、よく動く
首の皮膚は顔より薄い部分があり、皮脂腺も多くありません。そのうえ1日に何百回も曲げ伸ばしされるので、折れ線がつきやすい。横に走るしわが早く出るのはこのためです。
さらに、顔と違って日焼け止めを塗る習慣がある人が少ない。紫外線を浴びる量は顔と変わらないのに守っていないという状態が何年も続くことになります。
顔より日焼けしやすい条件
首の後ろは、下を向いたときに真上から日を受けます。短髪の人ほど直接あたる面積が広い。自分では見えない場所なので焼けていることにも気づきにくい。
前側も同じで、襟の開いたシャツを着ていればそこから下が焼けます。首だけ色が濃い、あるいは首だけくすんで見えるという状態はここから来ています。
毎日やること
| やること | いつ | 効き方 |
| 顔の化粧水を首まで | 洗顔後 | 手のひらに残った分でいい |
| 乳液も首まで | 化粧水のあと | 蓋をする。同じ量でよい |
| 日焼け止めを首まで | 朝 | 最も効く |
| 後ろ側も塗る | 朝 | 見えないので忘れやすい |
新しい製品を買う必要はありません。顔に使ったものをそのまま下まで伸ばすだけで大半のことは足ります。手のひらに残った分で十分です。
塗る方向
首のしわは横向きに走るので、下から上へ塗るとしわの溝にも届きます。横方向に擦るとしわに沿って摩擦がかかるだけになります。
といっても、力を入れる必要はありません。押さえるように広げる。擦る動作がいちばん避けたいものです。
髭剃りの範囲
あごの下から首にかけては毎日刃が当たる場所です。顔の中でも角層が最も削られている場所と言えます。
しかも毛の向きが場所によって変わるので、逆剃りになりやすい。赤いぶつぶつがここに集中する人は多いはずです。剃る方向を確かめて、順剃りだけにすると変わります。
埋没毛が出やすい
首は毛が寝ている場所が多く、深剃りしようとすると毛が皮膚の中で伸びることがあります。赤いしこりや黒い点として残る。
無理に掘り出すと炎症になるので触らないほうがいい。出てくるのを待つか、繰り返すなら剃り方そのものを変えるか皮膚科で相談することになります。
服との擦れ
襟の硬いシャツやタートルネックは、1日中こすれ続けます。赤みが襟の高さと一致しているならそれが原因かもしれません。
素材を柔らかいものにする、洗剤の残りを疑う、柔軟剤を見直す。スキンケアより先にここを変えたほうが早いこともあります。
汗と匂い
首の後ろは皮脂腺が多く、汗も溜まりやすい場所です。加齢によるにおいが出やすい場所としても知られています。
体を洗うときに首の後ろまで手が回っているかを確かめる。意識しないと流すだけになりがちな場所です。髪を洗ったときの流し残しも溜まります。
シャンプーの流し残し
首の後ろやうなじは洗い流しが足りなくなりやすい場所です。残った洗浄成分が荒れやニキビの原因になることがあります。
髪を流したあと、首の後ろに手のひらで湯を当てる。それだけで残りが減ります。背中も同じで、流れ落ちたものが溜まる場所は意識して流したほうがいい。
寝ているあいだの姿勢
高すぎる枕を使っていると首が曲がった状態が何時間も続きます。折れ線が定着する要因になるという見方もあります。
確実な話ではありませんが、首や肩の負担という意味でも枕の高さは見直す価値があります。費用をかけずに試せる範囲でしょう。
やらないほうがいいこと
| やりがちなこと | なぜ良くないか |
| スクラブで擦る | 皮膚が薄い。削りすぎになる |
| マッサージで強く引っ張る | 摩擦としわの原因 |
| 日焼け止めを顔だけ | 首だけ焼ける |
| 埋没毛を掘る | 炎症と色素沈着 |
首は皮膚が薄いので、顔に使う道具や手つきでも強すぎることがあります。顔より優しくくらいの感覚がちょうどいい。
弱いところ
この記事に出てくるのは「顔に使ったものを首まで伸ばす」だけです。首専用の製品を紹介していないので物足りないかもしれません。
ただ、専用品を足すよりいま何も塗っていない状態をゼロから1にするほうが差は大きく出ます。専用品はそのあとで検討しても遅くありません。
胸元も同じ扱いでいい
シャツの第1ボタンを開けたときに見えるあたりも、首と同じ条件です。日を受けるのに何も塗っていない。
ここも手のひらに残った分を伸ばすだけで足ります。首から胸元までを1つの範囲として扱ってしまうほうが忘れずに済みます。
季節での違い
夏は襟が開いた服が増えるので紫外線を受ける面積が広がります。冬はマフラーや高い襟による摩擦と、空気の乾燥が問題になる。同じ場所でも季節で困る内容が変わります。
夏は日焼け止めを首まで、冬は保湿を厚めに。この切り替えだけ意識しておけば大きく外すことはありません。
手のひらに残った分を下へ
首は顔と同じだけ人に見られていて、顔より条件が厳しい場所です。それなのに何も塗っていない人が多い。
化粧水も乳液も日焼け止めも、手のひらに残った分を下まで伸ばすだけで足ります。順番の考え方はメンズ美容の基本ガイドに、日焼け止めの選び方はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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