創業者が幼少期を過ごした街の記憶が題材です。お香と焚き木の煙、路上のコーヒーカート、不協和音。その混沌をひとつの香りにまとめています。
チェンバーという街
ムンバイの中にあるチェンバーという地区が舞台です。
創業者ベン ゴーラムが幼少期に過ごした場所で、この香りは彼自身の記憶から作られています。
題材になっている要素
- お香と焚き木の煙
- 路上のコーヒーカート
- 混じり合う音
- 街の熱気
- 文化的な蓄積
公式はこれを「対極のものの交響曲」と表現しています。
バイレードは2006年、ベン ゴーラムがストックホルムで立ち上げたブランドです。母がインド人で父がカナダ人という背景を持ち、北欧の簡素さとインドの記憶を混ぜたところに、このブランドの出発点があります。
原料の構成
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | ダヴァナ | プラムのような深い甘さ |
| 中盤 | コーヒー | 焙煎した苦み |
| 中盤 | トンカビーン | 乾いた甘さ |
| 最後 | ラブダナム | 甘く重い樹脂 |
| 最後 | サンダルウッド | クリーミーな木 |
| 最後 | ウード | 濃厚な香木 |
ダヴァナはインド原産のハーブで、プラムやアプリコットのような果実感を持ちます。
コーヒーの苦みとトンカの甘さを中心に据えているのが特徴です。
この組み合わせは、焙煎という共通点でつながっています。
バイレードの香水は、香りそのものより先に「何の記憶か」が決まっています。だから原料の説明を読むより、何を題材にしたかを知ってから嗅ぐほうが腑に落ちる。他のブランドとは順番が逆です。
香りの移り変わり
時間の変化
- 最初:ダヴァナの果実感
- 1〜3時間:コーヒーとトンカが中心に
- 3時間以降:ラブダナムとウードの煙
- 最後:サンダルウッドの余韻
果実から始まって、食べ物を経て、香木に着地します。
変化が大きく、最初と最後で別の香りに感じられます。
コーヒーの香りが分かりやすいので、その部分で好みが決まる人が多い。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| 濃厚な香りが好き | ◎ |
| コーヒーの香りが好き | ◎ |
| 秋冬に使いたい | ◎ |
| 爽やかな香りが好み | × |
| 職場で毎日つけたい | × |
存在感がはっきりある香りです。
職場で毎日つけると、その香りの人として記憶されます。
週に1〜2回という使い方が現実的です。
どんな場面でどう着るか
| 場面 | おすすめ度 | 注意 |
|---|---|---|
| 秋冬の夜 | ◎ | 1プッシュ |
| 休日 | ○ | 控えめに |
| 職場 | × | 強く出る |
| 夏 | × | 汗と混ざる |
| 食事の席 | △ | 競合する |
合わせやすい服
- レザー
- 濃いウール
- 黒や茶
- 冬の厚手のもの
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 重い。場面を選ぶ | 大 |
| 食べ物の香りに感じる人がいる | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 服に残る | 中 |
| 夏には使えない | 大 |
コーヒーの香りは、食べ物を強く連想させます。
「カフェのような匂い」と言われる可能性がある。
それを面白いと取るか、香水として物足りないと取るかで評価が変わります。
ウードとラブダナムは服につくと長く残ります。
コーヒーを使った香水について
コーヒーは香水では比較的新しい素材です。
| 使い方 | 出る印象 |
|---|---|
| 少量 | 苦みで甘さを引き締める |
| 中程度 | この1本。焙煎感がはっきり |
| 主役 | 食べ物に寄りすぎる |
多く使うと料理やカフェの匂いになってしまう。
この香水は中程度で、ウードと樹脂が香木の方向へ引き戻しています。
そのバランスが崩れると、ただの食べ物の匂いになります。
比べたうえで「これだ」と思ったなら、こちらです。
ブラック サフランとの違い
どちらもインドを題材にしたバイレードの香りです。
| ムンバイ ノイズ | ブラック サフラン | |
|---|---|---|
| 題材 | 街の混沌 | サフランという色と香り |
| 方向 | コーヒーと煙 | スパイスと革 |
| 強さ | 強い | 中 |
| 季節 | 秋冬 | 秋冬 |
同じインドでも、扱っているものが違います。
街の記憶を求めるならムンバイ ノイズ、素材そのものを味わうならブラック サフラン。
両方試すと、創業者の背景がどう香りに出ているかが見えてきます。
街を題材にした香水について
特定の都市を扱った香水は各社にあります。
| 作り方 | 出るもの |
|---|---|
| 観光地の印象 | 分かりやすいが浅い |
| 実際に住んだ記憶 | 具体的で個人的 |
| 文化的な背景 | 抽象的になりやすい |
この香水は2番目です。創業者が実際に過ごした場所の記憶から作られています。
だから観光地としてのムンバイではなく、路上のコーヒーカートという生活の細部が出てくる。
個人的な記憶を題材にすると、その人にしか作れない香りになります。
それが他人に伝わるかどうかは別問題ですが、少なくとも借り物ではない香りになる。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
大きさの決め方
50mLで29,150円、100mLで41,910円。1プッシュを約0.1mLとすると、50mLで500回分です。
毎日2プッシュ使って8か月ほど。開封後の香りの寿命は1〜3年なので、50mLがちょうど使い切れる量になります。
100mLは割安に見えますが、使い切る前に香りが変わる可能性を考えると、最初は50mLで足ります。
使う場面が限られるので、50mLでも数年かかります。
1プッシュで十分に届く濃さなので、減りも遅い。
取り扱いのある店
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。オードパルファムの価格はこの通りです。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 29,150円 |
| 100mL | 41,910円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
変化が大きい香りなので、必ず時間を置いて判断してください。
最初のコーヒーだけで決めると、後半のウードで印象が変わります。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- 香木の方向を比べるならバイレード ウード イモーテルもどうぞ。
- 同じブランドのバイレード スローダンスもどうぞ。
おわりに
創業者が幼少期を過ごしたムンバイのチェンバー地区が題材です。
ダヴァナの果実感から、コーヒーとトンカを経て、ウードと樹脂に着地します。
存在感が強く、職場では使いにくい。週1〜2回の使い方が現実的です。
コーヒーの香りは食べ物を連想させます。そこをどう取るかで評価が変わります。
※本記事はプロモーションを含みます









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