通販のほうが安いことが多いのに、家具だけは実店舗で買ったほうがいいと言われます。全部がそうというわけではなく、品目によって答えが変わります。どこで線を引くかを整理します。
失敗が起きるのは3つの要素
通販で家具を買って後悔するとき、原因はだいたい決まっています。
| 要素 | 写真で分かるか | 失敗の内容 |
|---|---|---|
| 大きさ | 分からない | 置いたら大きすぎた |
| 座り心地 | 分からない | 硬すぎ・柔らかすぎ |
| 色味 | ずれる | 思ったより暗い・明るい |
| 質感 | 分からない | 安っぽく見えた |
このうち大きさは数値で防げます。残り3つは、実物を見ないと判断できません。
つまり、この3つが重要な品目は実店舗向き。そうでないものは通販で構わない、という線引きになります。
品目ごとの向き不向き
上の基準で分けると、こうなります。
| 品目 | 向いている買い方 | 理由 |
|---|---|---|
| 椅子・ソファ | 実店舗 | 座り心地が全て |
| ベッド・寝具 | 実店舗 | 横になって試す |
| 机・棚 | 通販でも可 | 寸法で判断できる |
| 収納・小物 | 通販 | 失敗しても損が小さい |
| 照明 | 実店舗 | 明るさと色味 |
| カーテン・敷物 | 通販でも可 | 色は見本を取り寄せる |
座る・寝るものは体が触れる時間が長いので、試さずに買うと後悔が大きくなります。
机や棚は寸法さえ合っていれば、写真との差が問題になりにくい品目です。
この差が出る理由は単純で、体が触れる時間の長さです。椅子は1日に何時間も座ります。座面の硬さが1段違うだけで、1か月後には腰に来る。これは写真からは読み取れません。
対して机や棚は、触れるのは表面だけです。寸法が合っていて、天板の色が想像と大きく違わなければ、使ううちに気にならなくなります。通販との相性がいいのはこちら側でした。
座るものを通販で買うなら、返品の条件を注文前に確認しておく。組み立て後は返品不可という店が多いので、そこだけは商品ページの下のほうまで読んでおいたほうがいい。送料を自己負担で返せるなら、実質的に試着に近いことができます。
もう一つ、座面の高さは数字で確かめられます。いま使っている椅子の座面から床までを測って、その数値に近いものを選ぶ。座り心地は分からなくても、高さが合わない失敗は防げます。
寸法で決まる品目から試すなら
CAGUUU(カグー)
テーブル・収納・チェアを扱っている家具の通販です。価格帯は5千円台から2万円弱。上の表でいえば寸法さえ合えば写真との差が出にくい側、つまり机や棚から入るのが安全です。座るものは体が触れる時間が長いので、通販で買うなら返品の条件を先に見ておいたほうがいい。
配送方法・組立の有無・返品条件は商品ごとに違います。注文前に商品ページでご確認ください。
通販で色を外さない方法
色は画面によって見え方が変わります。そのままでは判断できません。
色を確認する方法
- 生地や木の見本を取り寄せる。無料のことも
- 複数の写真を見る。撮影条件が違うものを
- 口コミの写真を見る。加工が少ない
- 自分の部屋の照明の下で見本を見る
4つ目が肝心です。同じ見本でも、白い照明と暖かい色の照明では別物に見えます。
部屋の照明の下で確認しないと、届いてから「思っていたのと違う」となります。
実店舗で買うときの落とし穴
実店舗なら安心というわけでもありません。
| 落とし穴 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 展示が広い | 小さく感じる | 寸法を数値で確認 |
| 照明が明るい | 色が違って見える | 窓際でも見る |
| 座り心地は短時間 | 長時間だと違う | 10分以上座る |
| セット展示 | 単体だと印象が変わる | 1点ずつ見る |
3つ目が特に大きい。数十秒座って良いと感じても、1時間座ると違う結論になることがあります。
気になる椅子は、できるだけ長く座らせてもらってください。
組み合わせるという手
実店舗で確認して、通販で買うという方法もあります。ただし店に対しては失礼にあたるので、同じ店の通販で買うのが筋です。
多くの店は実店舗と通販の両方を持っています。店で確認して、その店の通販で注文すれば配送も楽になります。
大型家具は搬入も含めて考えてください。設置まで頼めるかどうかで、当日の負担がまったく変わります。
配送と設置で見落とすこと
買ったあとの工程で困る人が多い分野です。
確認しておくこと
- 搬入経路の幅。玄関・廊下・曲がり角
- エレベーターに入るか。階段の場合の追加料金
- 組み立ては自分でやるのか
- 梱包材の引き取りはあるか
4つ目は見落とされます。大型家具の梱包材はかなりの量が出ます。引き取ってもらえないと、自分で処分することになります。
階段での搬入は追加料金がかかることが多い。見積もりの段階で確認してください。
中古という選択肢
家具は中古の流通が多い品目です。うまく使えば費用が下がります。
| 品目 | 中古の向き | 注意 |
|---|---|---|
| 木の家具 | 向く | 傷は味になる |
| 金属の棚 | 向く | 状態が分かりやすい |
| 布のソファ | 慎重に | 内部の劣化が見えない |
| 寝具 | 避ける | 衛生面 |
木の家具は多少の傷があっても機能は落ちません。新品の半額以下で見つかることもあります。
布や寝具は内部が見えないので、中古では判断ができません。ここは新品を勧めます。
買い替えを前提に考える
一生使う家具ばかりではありません。
| 想定年数 | 選び方 | 予算の考え方 |
|---|---|---|
| 2〜3年 | 安く済ませる | 処分費も考える |
| 5〜10年 | 中間の価格帯 | 年あたりで割る |
| 10年以上 | 良いものを | 修理できるか確認 |
引っ越しの予定があるなら、解体できるかどうかも見ておいてください。分解できない家具は運べないことがあります。
処分にも費用がかかります。大型家具は数千円かかるので、買うときにそこまで含めて考えると判断が変わります。
どちらでも共通する注意
まず、寸法は必ず数値で確認してください。写真の印象は当てになりません。紙テープなどで床に実寸を貼ってみると、大きさの感覚がつかめます。
次に、返品の条件を買う前に読むこと。大型家具は返送料が高く、組み立て後は返せないことがほとんどです。
それと、急いで全部揃えないこと。生活が始まってからでないと、本当に必要なものは分かりません。
最後に、安すぎるものには理由があります。毎日使うものなら、多少高くても長く使えるほうが結局安く済みます。そこは品目ごとに判断してください。
あわせて読みたい
- 店選びから見るならインテリアショップの記事もどうぞ。
- 寝具を選ぶならマットレスの記事もどうぞ。
まとめ
座る・寝るものは実店舗、寸法で決まるものは通販。この線引きで大きく外しません。
色は部屋の照明の下で見本を見てください。画面と店の照明では別物に見えます。
搬入経路と梱包材の処分まで確認を。買ったあとに困る人が多い部分です。
※本記事はプロモーションを含みます









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