夏の朝、シャワーを浴びたばかりなのに、香水をつけたとたん体が重たくなる感じ、ありますよね。あの一段の重さが嫌で、暑い時期はまるごとつけない年もありました。結論から言うと、ケンゾーのロー パー ケンゾーは、その重さが出ないほうの香水です。蓮と桃という甘くなりそうな組み合わせなのに、果物のねっとりした感じが出ません。水を一枚かぶるくらいの感覚で、湯上がりにそのまま使えました。
この記事でわかること
- 蓮と桃で、どこまで軽い香りになるのか
- つけ直しの間隔と、足す場所
- 名前の似た男性版プールオムとの違い
- 似合う場面と、手が伸びなくなる場面
KENZO L’Eau Kenzo pour Femme(旧称 L’Eau par Kenzo)30ml
参考価格 1,980円前後
水のように軽いアクアティックフローラルで、夏に涼しげな香りをまといたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ロー パー ケンゾーは「水をかぶったあとの桃」
一言で言うなら、水をかぶったあとの桃です。皿に盛られた桃ではありません。流しで洗ったばかりで、果肉より先に水のほうが表面に残っている、あの状態の桃でした。
ケンゾーは、自然の豊かさから香りを集めてきた1本だとこの香水を説明しています。花と果実、みずみずしさ、そして幸福感。香りの中身として挙がっているのは、冷たい風になでられた蓮と、果汁のある桃という言い方です。ここに出てくる素材はこの2つで、あとは「アクアティック、フルーティ、フローラル」のオードトワレだと続きます。デザインは新しくなっても香りそのものは変えていない、とも書かれていました。
腕に乗せると、その短い説明のとおりのものが出てきます。蓮の水っぽさと桃の甘さが同じ濃さで香ります。どちらかが勝つことはありません。甘い香水が苦手な人の想像する砂糖菓子の方向へは行かず、果汁が水で薄まった側へ流れていきます。甘いのに、べたっとしない。ここがこの1本の性格で、好き嫌いもここで分かれます。
濃度はオードトワレ、容量は30mLで1,980円(税込)です。鞄に入れて持ち歩ける大きさで、足しながら使う前提の瓶になります。気楽に吹ける香水を1本持っておきたい人には、入口としてかなり優秀だと思っています。濃さで押してくる香水ではないので、香りを前に出したい日には物足りません。そこは最初に言っておきます。
総合評価:4 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
香水をつけるのが億劫になる季節に、いちばん手が伸びた瓶でした。

ケンゾー ロー パー ケンゾーの基本情報
この瓶を最初に人に渡そうとして、少し手が止まったことがあります。香水を贈るのって、相手の好みを当てにいく行為ですよね。その点この香りは、甘さも重さも主張してきません。相手が香水を持っているかどうかも分からない段階で渡せる、数少ない方向だと思います。自分用に買ったつもりが、結局もう1本を人に渡していました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ケンゾー |
| 商品名 | ロー パー ケンゾー(現行の公式表記は L’EAU KENZO POUR FEMME) |
| 発売年 | 1996年 |
| 容量 / 価格 | 30mL:1,980円(税込) |
| 濃度 | オードトワレ(EDT) |
| 香調 | ロータス/ピーチ |
| 系統 | アクアティック フルーティ フローラル |
ここで混ざりやすいのが名前です。1996年に出たオリジナルのロー パー ケンゾーが、いま公式に「L’EAU KENZO POUR FEMME」と表記されている女性版にあたります。1999年に出た男性版の「ロー パー ケンゾー プールオム」は、名前が続いているだけで別の商品です。通販の検索結果には両方が並んで出てくるので、買うときは容量と濃度まで見てください。ケンゾーの棚をまとめて見たい方はフラワー バイ ケンゾーも置いてあります。
30mLという大きさも、この香水の使い方に合っています。1日に2回3回と足す前提の香りなので、瓶を持ち歩く日もありますから。鞄に放り込んでも邪魔にならない大きさで助かっています。
KENZO L’Eau Kenzo pour Femme(旧称 L’Eau par Kenzo)30ml
参考価格 1,980円前後
水のように軽いアクアティックフローラルで、夏に涼しげな香りをまといたい人向け。
香りをつくっているもの
素材として名前が出ているのは蓮と桃の2つだけです。ただ、少ないから単純かというと、そうでもありませんでした。
ロータス
蓮は、花の匂いというより水の匂いとして届きます。花屋の切り花のような濃さがなく、池の表面で風が渡ったときの、あの少し冷たい空気に近いものでした。
公式の言い方が「冷たい風になでられた蓮」なので、読んだときは言葉が先に立っているのかと思っていました。実際は本当にそう感じます。花がくっきり香ることはありません。湿った空気ごと運ばれてくる感じです。
だから香水をつけた、という圧が出ません。腕に鼻を近づけてやっと花だと分かるくらいで、離れたところでは水の気配だけが残ります。
ピーチ
桃のほうは、はっきり甘いです。ここが無かったら、ただの水で終わっていたと思います。
面白いのは、缶詰のシロップみたいな甘さにならないところでした。果汁のある桃、という書き方をされていて、そのとおり水気を持った甘さです。噛んだ瞬間に汁が垂れるほうの桃と言えば近いでしょうか。果汁の側に立った甘さなので、蓮の水っぽさとけんかしません。
僕の腕の上だと、この桃が思っていたよりしっかり出ました。水っぽい香水のつもりで買うと、甘さのほうが先に来る日もあります。
濃さはどう動くか
蓮と桃は同じ濃さで並んだまま、全体が薄くなっていきます。順番に入れ替わるのではなく、音量だけが下がっていく感じですね。
いちばん濃いのは最初の30分ほど。ここは1プッシュでも十分に届きます。昼を回るころには肌の近くだけになって、自分で腕を寄せないと分からなくなりました。夕方まで同じ濃さでいてほしい日は、足す前提で予定を組んだほうが気が楽です。
服に残るぶんはもう少し長く感じます。脱いだシャツから翌朝も水っぽさが残っていたので、肌の上だけで判断すると短めに見えるのかもしれません。
STEP 1|0〜30分
いちばん濃く、1プッシュでも十分に届きます
テスターで嫌な重さが出ないのはここで分かります
STEP 2|〜3時間
肩のあたりまでに収まってきます
腕を上げたときに自分で気づくくらいの濃さです
STEP 3|それ以降
肌のすぐ近くだけになります
体感2〜3時間。昼に足すと夕方まで水っぽさが続きます
正直な注意点
毎年夏になると手が伸びる瓶ですが、買う前に知っておいてほしいことが2つあります。
ひとつは減りの早さです。軽い香りなので1プッシュでは足りない日があり、気づくと2プッシュ3プッシュと吹いています。濃い香水なら1回で済むところを、この香水は回数で補う使い方でした。30mLは小さいので、使い方によっては1シーズンで終わります。
もうひとつは、香りで押したい人には向かないことです。水と果汁でできているので、後ろに引っかかるフックが無いんです。香りそのもので押し切るつもりで選ぶと、最初から力が足りません。腕に残るのは清潔さです。はっきりした甘さも重さも出てきません。
注意
① 1プッシュで足りない日があります。軽さと引き換えに回数が増えるので、30mLの減りは早いです
② 香りで押す1本ではありません。水と果汁でできた香りなので、甘さも重さも出ません
合う人・合わない人
香水そのものが得意ではない方に、よく合います。僕がそうでした。つけていることを自分で意識せずにいられる濃さなので、最初の1本として置いておけます。
汗をかく時期に何をつけるか毎年迷っている方にも合います。暑い日に濃いものを吹いて、自分の匂いで参った日が僕にもありました。この香りは膨らむ前に薄くなるので、その困り方をしませんでした。逆に、香水を1回つけたら一日中もってほしい方には向きません。足す手間を許せるかどうかが分かれ目になります。1回で強く香ってほしい方や、夜に長く続くタイプが欲しい方には力不足です。
こんな人に合う
- ✓ 香水が得意ではない人。つけている意識が残らない濃さです
- ✓ 汗をかく時期の1本を毎年決めかねている人
合わないかも
- × 1回つけて一日中もたせたい人。足す手間が前提の香水です
使う場所と時間
いちばん多いのは、風呂上がりにそのまま吹いてしまうやり方です。

湯上がりで肌がまだ湿っているところに、胸元へ1プッシュ。髪を乾かしているあいだに部屋ぜんぶが水っぽくなります。ここから出かける日は、玄関を出る前にもう1回だけ足します。足す先は首の後ろ。朝の胸元と場所をずらすと、同じ量でも香りの出方が変わってくれます。
外にいる日は3時間おきくらいが目安でした。昼に1回、夕方に1回。手首に吹いて、そのまま腕の内側へ滑らせています。足しても濃くならないのがこの香水の良いところで、重ねた結果が「濃い水」にしかなりません。回数を気にせず使えるのは、正直かなり楽です。
合わせているのはTシャツと、洗いざらしのリネンシャツです。革ものや厚手のウールを着る日は、こちらが押し負けるので選びません。行き先は昼の外回りや、休日の買い物。運動のあとに着替えと一緒に吹く日もあります。
使う場面
| 仕事・オフィス | ○ | 胸元に1プッシュだけにしておくと、動いたときにふっと上がってくるくらいで収まります |
| 夜デート | △ | 濃さで押す香水ではないので、夜の席では存在が薄くなります |
| 休日 | ◎ | 外を歩く日のために作られたような軽さです。瓶ごと鞄に入れておけます |
| 真夏 | ◎ | 体温で膨らむ前に薄くなるので、汗をかく日でも自分が参りません |
置き場所は、使う場所とずらしています
30mLの瓶は、僕の使い方だと数か月でだいたい空になります。減るのが早いぶん、中身が古くなる前に無くなってくれるのは気楽なところです。
ただ、置き場所だけは気をつけています。湯上がりに使う香水なので、放っておくと洗面台の上が定位置になってしまうんです。あそこは湯気と温度差の両方が来ますから、置き続けるには向きません。いまは寝室の引き出しに入れて、風呂上がりに部屋へ持ち込む形にしています。
湯上がりに使う瓶ほど、置き場所が水回りに引き寄せられます。使う場所と置く場所を分けてしまうのが、僕にはいちばん楽な解決でした。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | カーテンを開けると日が回る側なので、瓶を置いたままにしません |
| 浴室・洗面所 | × | 湯上がりに使うと置きっぱなしになりがちですが、湯気と温度差の両方が毎日くる場所です |
| 暖房の近く | × | 寝室で暖房を使う日があるので、瓶は引き出しの中へ戻しています |
買う前に引っかかっていたこと
いちばん迷ったのは、女性版と書かれている香水を自分が使っていいのか、というところでした。
公式の表記が「L’EAU KENZO POUR FEMME」ですから、買う前に手が止まったのは事実です。僕の腕で試した結果を言うと、桃の甘さが砂糖の方向へ転ばず、水っぽさのほうへ流れました。腕に残っているのは清潔さのほうです。男性版のプールオムは1999年に出た別の商品なので、そちらを探していた方は名前をよく見てください。
もうひとつ引っかかったのが、どこで買うかでした。検索すると、並行輸入品と明記された出品が同じ棚のように並んで出てきます。30mLという小さい瓶ですから、表記をはっきり書いている売り場から選ぶようにしました。見分け方は並行輸入の香水にまとめてあります。1プッシュを惜しむ使い方になると暑い日に足す判断ができないので、気楽に吹ける状態にしておきたかったんです。
3つめは、水っぽい香水は結局つけていないのと同じではないか、という疑いです。これは半分当たっていました。腕から離れたところまで飛ぶ香りではありません。ただ、自分が動くたびに水の気配が来るので、つけている実感はちゃんとあります。
買う前に迷った点
| 女性版を自分が使っていいのか | 僕の腕では桃の甘さが砂糖の方向へ行かず、水っぽさのほうへ流れました | |
| 30mLで足りるのか | 1日2〜3プッシュ使う前提だと、数か月で空になります | |
| 水っぽい香水は意味があるのか | 遠くまで飛ぶ香りではありませんが、自分が動くたびに水の気配が来ます |
結局、夏はこの瓶ばかり使っています
ケンゾーのロー パー ケンゾーは、冷たい風になでられた蓮と果汁のある桃で組んだ、水のようなオードトワレでした。蓮と桃が同じ濃さで並んだまま薄くなっていくので、甘いのにべたつきません。1996年に出たオリジナルの女性版で、名前の続く男性版プールオムとは別の商品です。
僕にとっては、風呂上がりと出かける前の1本になりました。湯上がりに胸元へ1プッシュ、玄関で首の後ろにもう1回。外にいる日は3時間おきに足します。足す手間を面倒に思わないなら、暑い季節はこれ1本で足ります。朝の1プッシュで夜まで通したいなら、この瓶は最初から候補に入りません。
この記事のまとめ
- 蓮と桃が同じ濃さで並ぶ、水のようなオードトワレ
- 体感の持続は2〜3時間。3時間おきに足す前提で使うと途切れません
- 30mLで1,980円(税込)。気楽に吹ける1本を探している人の入口に向きます
KENZO L’Eau Kenzo pour Femme(旧称 L’Eau par Kenzo)30ml
参考価格 1,980円前後
水のように軽いアクアティックフローラルで、夏に涼しげな香りをまといたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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