九月に入って風の匂いが変わると、棚の奥からこの瓶を出してきます。メゾン マルジェラ (レプリカ) オン ア デートは、僕にとって季節の合図みたいな一本になりました。結論から言うと、果実の甘さで始まって、最後は土と苔の匂いに着地する香水です。出番のある時期と、買ってから気づいた弱点は、下で順に書いていきます。
この記事でわかること
- 果実の甘さが腕の上でどこまで続いて、どこで入れ替わるのか
- 僕がこの瓶を棚から出す時期と、しまう時期
- 100mlで12,100円という額を、二か月の出番でどう見るか
- 甘さが前に出る香りが苦手な人でも使えるのか
Maison Margiela REPLICA On a Date (オン ア デート) オードトワレ 100mL
参考価格 12,100円前後
甘さと清潔感を両立した香りを日常使いしたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:オン ア デート は「秋の入り口に置きたい甘さ」
一年のうち二か月ちょっとしか出番のない香水です。それでも手放していないのは、その二か月の噛み合い方が代えの利かないものだったからでした。トップに来るのはカシスリキュールのアコードとベルガモット、ピンクペッパー。黒い実の甘さが先に立って、そこへローズとゼラニウム、ダバナが重なってきます。最後まで肌に残るのはパチュリとベチバー、モスとムスク。甘い入口から土っぽい出口へ降りていく作りなので、空気が乾きはじめる時期とうまく噛み合います。
八月のうちに出してきた年は、日中の湿気で果実が膨らみすぎて、二日で棚に戻しました。十一月に入ると今度は、乾いた空気の中で果実が痩せて、土と苔の部分だけが前に出てきます。そういうわけで、棚から出すのが九月半ば、戻すのが十一月の頭という形に落ち着いています。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

メゾン マルジェラ (レプリカ) オン ア デートの基本情報
この一本で最初に見ておきたいのは、濃度の表記でした。公式表記は Eau de Toilette、つまりオードトワレです。肌に一日じゅう貼りついていてほしいなら、ここの時点で見送ったほうが早いです。僕は昼から夕方までもてばいい、と割り切ってから手を出しました。
サイズは10ml・30ml・100mlの3つです。選んだのは100mlです。甘さが前に出る香りだと聞いていたので、飽きたときに持て余す姿のほうが先に浮かびました。それでも大きいほうにしたのは、季節を絞って使うぶん、一年で減る量はたかが知れていると踏んだからです。
金額は100mlで12,100円、1mlあたりに直すとおよそ121円です。毎日つける一本ではないので、一年で割ればもっと小さく見えます。ただ、二か月ちょっとしか出番のない一本にこの額を出すかどうかは、人によって答えが割れるところだと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | メゾン マルジェラ (レプリカ) |
| 香水名 | オン ア デート(On a Date) |
| 濃度 | オードトワレ(公式表記 Eau de Toilette) |
| 系統 | シプレ フルーティ(CHYPRE Fruity) |
| トップ | カシスリキュールのアコード、ベルガモット、ピンクペッパー |
| ミドル | イスパルタ産のローズペタル、ゼラニウム、ダバナ |
| ベース | パチュリ、ベチバー、モスのアコード、ムスク |
| 実売 | 100mlで12,100円 |
| 容量展開 | 10ml・30ml・100mlの3サイズ |
Maison Margiela REPLICA On a Date (オン ア デート) オードトワレ 100mL
参考価格 12,100円前後
甘さと清潔感を両立した香りを日常使いしたい人向け。
香りの変化
名前から想像する景色と、三時間後に腕に残っているものが噛み合いません。それがこの香水のいちばん面白いところでした。商品の説明文にあるのは、晩夏の夕暮れにプロヴァンスのぶどう畑を見下ろすデート。熟したぶどうと生の薔薇が空気に満ちる、と書かれています。ところが肌の上で最後まで付き合うと、着地するのはぶどう畑ではなく湿った土のほうでした。果実と胡椒で始まり、薔薇と草を通って、土と苔へ降りていきます。この落差が、僕がこの一本を残している理由です。
トップ
カシスリキュールのアコード、ベルガモット、ピンクペッパー。トップに置かれているのはこの三つです。僕の腕で真っ先に前へ出るのはカシスです。黒い実を潰したときの、あの濃い甘さが広がります。ジュースのような軽さはありません。煮詰めたシロップのほうがずっと近いです。柑橘と胡椒も同じ時間に立っていて、これが無かったら甘いだけの香りに聞こえたと思っています。
角が取れるのは早くて、腕にのせてから15分ほど。そこから甘さが丸くなっていきます。つけてすぐ人に会う日は、量をひと押し減らすようにしています。駅の改札をくぐるころには、腕の上はもう別のもの。
ミドル
一時間ほど経つと、薔薇が出てきます。ミドルはイスパルタ産のローズペタル、ゼラニウム、ダバナの三つです。この層に入ると、摘んだ薔薇の花びらを手のひらで潰したときの匂いに近づきます。僕の腕では青い草の感じも一緒に立っていて、砂糖菓子のような方向にはいきませんでした。
この時間の薔薇には、少し酒っぽい丸みが混ざります。買った当初はどこから来る丸みなのか分からなくて、しばらく腕を嗅ぎ続けていました。今でも正体を言い当てる自信はありません。ただ、トップの黒い実が薄れていく境目が、この丸みでなめらかになるのは確かです。人と会う予定は、なるべくこの時間に寄せています。
ベース
三時間を過ぎたころから、足元が変わります。パチュリとベチバー、モスのアコードとムスク。ここまで来ると、甘さはもう表に出てきません。雨上がりの林道みたいな、湿った土と草の匂いが肌の近くに残ります。名前から想像する華やかさとは、ずいぶん違う場所に着地する香水でした。
腕での体感は、全部あわせて5時間ほどです。夕方から予定がある日は、家を出る直前に手首へ一滴だけ足します。朝に吹いた胸元の上には重ねません。同じところに積むと、土の匂いだけが濃く固まってしまうからです。
STEP 1|0〜30分
トップの果実と胡椒
カシス、ベルガモット、ピンクペッパーが一度に立つ
STEP 2|〜3時間
ミドルの薔薇と草
酒っぽい丸みが混ざって甘さが変わる
STEP 3|それ以降
ベースの土と苔
パチュリ、ベチバー、モス、ムスクが肌の近くに薄く残る
正直な注意点
弱点は三つとも、買ってから気づいたものです。手放す理由にはなりませんでしたが、先に知っていれば最初の一週間はもっと楽だったと思います。
注意
① 入口の甘さが強い。カシスリキュールのアコードが最初の30分を占めるので、甘い香りが苦手だと入口で判断されやすい
② 体感の持続が長くない。腕での体感は5時間ほどで、夜まで通したい日は一度足す前提になる
③ 使える時期が短い。湿気の多い盛夏は甘さが膨らみ、乾いた真冬は果実が痩せる
気をつけたいのは一つめです。店頭で嗅いだ第一印象が、そのまま評価として固まりやすいところがあります。この香水の見どころは、甘さが引いたあとの土と苔の部分にありました。試すなら手首に一滴のせて、三時間置いたあとの姿まで見てから決めるのがいいです。使える時期の短さについては、通年で一本を回したい人にははっきり向きません。
合う人・合わない人
入口だけで判断すると、この香水はただ甘いだけに聞こえます。分かれ目はそこではなくて、甘さが引いたあとに残る土の匂いを面白いと思えるかどうかでした。
こんな人に合う
- ✓ 果実や薔薇の甘さを、乾いた土の匂いで着地させたい人
- ✓ 季節ごとに香りを入れ替えるのが好きな人
- ✓ 香りの変化を追いかけるのが楽しい人
合わないかも
- × 一年を通して一本で通したい人
僕が残した理由は、二つめと三つめでした。九月に出してきた日に、去年と同じ匂いが立ち上がる感じが気に入っています。朝から晩まで同じ顔でいてほしい日には、たぶん向きません。僕もそういう日は、棚の別の場所に手を伸ばしています。
使う場所と時間
この香水には、使える窓が二つあります。年のうちの二か月ちょっとと、一日のうちの数時間です。
年の窓は九月半ばから十一月の頭まで。日の窓は、日が傾いてからでした。十月の日曜、四時ごろに家を出て、暗くなるまで歩いてから食事に入る。外の空気が冷えていくのと、腕の上で果実が引いて土が出てくるのが、その時間にちょうど重なります。真夏の日中に同じことをすると、甘さが膨らみすぎて自分でも持て余しました。
平日なら、夕方から人と会う日に寄せたいところです。昼につけてしまうと、聞かせたい薔薇と土の時間が退勤前に終わってしまいます。服のほうは、起毛のある布との相性がいちばん良かったです。ウールやスエードの表面に引っかかると、動くたびに薄く立ち上がってくれます。革のジャケットの日にもよく合いました。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 入口の甘さが会議室では目立ちやすい |
| 夜デート | ◎ | 薔薇と土の落差が距離の近い場面と噛み合う |
| 休日 | ◎ | 秋の夕方の外歩きとよく合う |
| 真夏 | × | 湿気で果実の甘さが膨らんで重くなる |
保管で中身は変わる
外箱は捨てずに取ってあります。香水の箱はかさばるので、僕はだいたい処分してしまうほうなのに、この一本だけは残しました。季節を絞って使うぶん、しまっている時期のほうが長くなるからです。温度と湿気と光は、棚の奥に置いている間もゆっくり効いてきます。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | オードトワレの軽い作りなので、日の入る場所ではトップから先に痩せる |
| 浴室・洗面所 | × | 九月まで出番のない瓶を、湯気の当たる棚に半年置くことになる |
| 暖房の近く | × | しまっている冬こそ暖房が効くので、いちばん熱を受ける半年になる |
| 半年しまいっぱなしになる | △ | 使わない時期が長いぶん、置き場所の差がそのまま出る |
しまい先は寝室で、光の入らない引き出しの中です。十一月にしまうときは、キャップを押し込んで箱に立てて、そのまま引き出しの奥へ送ります。手間らしい手間はかけていませんが、九月に出したときの匂いが前の年とずれたと感じたことは、まだありません。
口コミの読み方
目にする感想は、だいたい三つに集まります。甘すぎる、香りが弱い、季節を選ぶ。順に僕の答えを書いていきます。まず甘さ。最初の30分だけを取り出せば、そのとおりでしょう。カシスリキュールのアコードは濃くて、量を間違えると自分の鼻が疲れました。ただ、そこを越えると薔薇が出てきて、最後は土と苔に降りていきます。甘さは通過点であって、居座る要素ではありません。この声は、試した時間が短かった人の感想として読んでいます。
口コミの読み方
| 甘すぎる | 甘いのは最初の30分で、そのあとは薔薇から土へ降りていく | |
| 香りが弱い | 拡散が穏やかなので、部屋に入った瞬間に気づかれる香り方はしない | |
| 季節を選ぶ | そのとおりで、盛夏と真冬は外れる。秋に寄せると印象が変わる |
二つめの声にも心当たりがあります。すれ違いざまに届くタイプではありません。気づかれるのは、隣の椅子に座ったときか、コートを預かるために腕が近づいたときでした。最後の声については、僕も同じ結論に着きました。使える時期が短いのは弱点ですが、そのぶん九月に出してくる日が楽しみになっています。

まとめ
九月の棚から出すときの楽しみが、この香水の本体だと思っています。果実と薔薇の甘さで始めて、湿った土と苔に降ろす。その落差を、年に二か月だけ味わうための一本です。だから、一年を通して同じ顔でいてくれる定番を探している人の手には、たぶん残りません。
Ryo
デートの名前がついているのに、僕が好きなのは帰り道にひとりで嗅ぐ最後の土の匂いです。
この記事のまとめ
- 果実と胡椒で始まり、薔薇を通って、湿った土と苔に着地する
- 体感は5時間ほど。夕方に手首へ一度足すと夜まで持つ
- 出しどきは九月半ば、しまいどきは十一月の頭
残暑が引いたころに棚から出して、木枯らしが吹く前にしまう。起毛のある服と、夕方から夜にかけての時間。この組み合わせで使うと、オン ア デート は名前のとおりの働きをしてくれます。いま出ている値と在庫は、下のリンクからブランド名でたどれます。
Maison Margiela REPLICA On a Date (オン ア デート) オードトワレ 100mL
参考価格 12,100円前後
甘さと清潔感を両立した香りを日常使いしたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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