無印良品のスリッパは、足に当たる生地と、床に接する底の作りで、想定している使い方がはっきり分かれています。イ草を編んだものと、綿のパイルを使ったものでは、履く季節も手入れの仕方も別ものです。棚に並んだ状態だと似て見えますが、商品ページの素材欄を開くと中身はずいぶん違います。
使う場面から先に決めると早く絞れます。足裏をさらりとさせたいならイ草、汗を吸わせて洗いたいなら綿パイル、台所や在宅の仕事で床に立つ時間が長いならインソールにクッションの入ったものです。ここまで決まれば、あとは来客用に置くか、かばんに入れて持ち歩くかという話になります。
今回そろえたのは6品です。素材の混率やサイズの数字は、楽天の無印良品公式店の商品ページに出ていた記載をそのまま写しています。そろえた範囲は、夏用から通年用、来客用、持ち歩き用までです。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
無印のスリッパはどこが違うのか
見るところは3つあります。1つめは足に当たる生地です。綿100%のもの、イ草を編んだもの、ポリエステル100%のものがそろっていて、汗を吸うかどうか、洗えるかどうかがここで決まります。素足で履く時間が長い人ほど、この欄を先に開いておくと外しにくくなります。
2つめは中のクッション材です。ウレタンを挟んだ商品と、インソールでクッション性を持たせた商品があり、床に立つ時間が長い日ほど差の出る部分。3つめが底です。ポリウレタンコーティングを施したもの、ポリエチレンのもの、合成底のものに分かれます。商品によっては「滑り止め加工をしていません」という注意書きも付くので、フローリング中心の家なら底の欄まで目を通しておきたいところです。
用途から絞るとこうなります
- 夏に足裏が蒸れるのが気になる → イ草を編んだ中板のもの
- 汚れたら洗濯機に入れたい → 商品名に「洗える」と付くもの
- 床に立つ時間が長い → ウレタンやインソールでクッションを入れたもの
- 来客用に何足か並べたい → 左右のないタイプ
- かばんに入れて持ち歩きたい → 収納袋の付くルームシューズ
同じ「無印良品のスリッパ」でも、中板の素材と洗濯の可否はここまで違います。
| 商品名 | 足裏が当たる中板の素材 | 洗濯について |
|---|---|---|
| イ草スリッパ・前あき | 天然草木(イ草) | 洗濯不可 |
| 洗える綿パイルスリッパ・前あき | 綿100% | 商品名に「洗える」と付きます |
| 洗えるクッションスリッパ | 綿100% | 商品名に「洗える」と付きます |
| 綿鹿の子 履き心地やわらか足なりスリッパ | 綿100% | 商品ページに記載なし |
| 洗える左右のないスリッパ | ポリエステル100% | 洗濯可(ネット使用) |
| 綿混天竺携帯用ルームシューズ | 綿80%・ポリエステル20% | 商品ページに記載なし |
この3つの欄を並べて見ると、6品の役割はきれいに分かれるはずです。ここから先は、それぞれがどんな場面で活きるのかを1品ずつ見ていきます。
夏に足裏がさらりとする2足
暑い時期に困るのは、布のスリッパが汗を含んで重たくなることです。無印良品にあるのは、そこを草の編み地で逃がす商品と、吸水するパイル生地で受け止める商品という2つの方向。
イ草スリッパ・前あきは蒸れにくさで選ぶ一足
商品説明には「染色せずに仕上げたイ草を使用しました。畳の上を歩いているようなさらりとした肌触りです」と書かれています。中板に使われているのは天然草木のイ草で、甲生地は麻100%、甲裏生地は綿80%・ポリエステル20%という構成です。足の裏が乗る中板にイ草を、甲を覆う側に麻を使った組み合わせになっています。
蒸れについての説明は「足裏がサラサラと気持ちが良く、蒸れにくいので夏におすすめです」という一文です。クッションにも記載があり、商品ページには「イ草の下にクッションが入っておりやわらかいはき心地です」と添えられています。甲裏に使われているのはパイル生地。足裏だけでなく足全体をさらりとさせる構造だと説明されています。
底材はポリエチレンで、「裏面は汚れにくい滑りにくい素材です」という一文が付いています。原産国は中国、価格は990円前後です。ただし洗濯には対応しておらず、汚れたときは洗剤を薄めたタオルでたたくように拭き取る手順が案内されています。
布のスリッパだと足裏が汗ばんで不快になる人に向くのが、この一足です。夏におすすめと明記されている商品なので、暑い時期の素足に合わせて選べます。
洗える綿パイルスリッパ・前あきは汗を吸います
こちらはイ草とは逆に、汗を吸って受け止める方向の一足です。商品説明には「やわらかいパイル生地を使用しました。タオルに包まれるようなやさしい肌触りが特長です」とあり、「お風呂上りや汗をかく夏に履いても、しっかりと水分を吸収してくれ、気持ち良くご使用いただけます」と続きます。湯上がりの足や夏場の汗を、生地の側で受け止める作りです。
素材は甲生地から甲裏生地、中板生地、パイピングまで綿100%で、底材は基布ポリエステル90%・レーヨン10%にポリウレタンコーティングという構成になっています。中材については「踏み心地の良いウレタンを使用しています」との記載があり、吸水する生地とクッション材が両立している一足です。原産国はベトナム、価格は990円前後になります。
サイズの数字が出ているのもこの商品です。M22.5〜25.0cm用、L25.0〜27.5cm用、XL27.5〜30.0cm用の3つが並びます。足のサイズで外したくない人は、この欄から確かめておくと迷いません。
一方で、素材の特性上、使用や洗濯時の摩擦で毛羽立ちや毛玉が出ることがあり、それが脱落したりほかのものに付着したりする場合があると案内されています。洗える前提で買うなら、そこは織り込んでおきたい点です。
素足で履きたい人、汚れやにおいが気になったら気軽に洗いたい人。その条件なら候補はこのあたりに落ち着きます。
台所で立ちっぱなしの日に履くなら
床に立っている時間が長い日に効いてくるのは、生地よりも中のクッション材のほうです。無印良品には、インソールでクッション性を出した商品と、ウレタンの厚みを見直した商品があります。
洗えるクッションスリッパのインソールと底
商品説明には「クッション性の良いインソールを使用しました。底には滑りにくいコーティングを施しています」とあります。足裏が乗る面と、床に接する面。手が入っているのはこの2箇所です。
甲生地は綿100%、甲裏生地は綿80%・ポリエステル20%、中板生地は綿100%と、足に当たる面をほぼ綿でそろえた構成です。底材はポリエステル100%にポリウレタンコーティングという作りで、説明文にある「滑りにくいコーティング」がここに当たります。原産国は中国です。
価格は1290円前後です。台所やデスクの下のように、同じ場所に立ち続ける時間が長い人なら、インソールにクッション性を持たせたこの一足が候補になります。
綿鹿の子 履き心地やわらか足なりスリッパは何が変わったか
リニューアルで変わったのは2点です。「肌に当たる部分の生地をすべて綿100%にし、年間通して使いやすい素材になりました」というのが1つめ、「クッション材として使用しているウレタンの固さと厚さを変更することで、今までよりも底付き感が少なく、柔らかい踏み心地にアップデートしました」というのが2つめとして挙げられています。
名前の由来にも説明があり、「足なりとは、足のかたちに寄り添うスリッパという想いから命名しました」と書かれています。形については「甲を覆う部分の高さと取り付け位置を工夫し、脱ぎ履きもしやすいようなかたちにしています」という一文がありました。脱ぎ履きのしやすさを、甲の高さと取り付け位置で作っているという説明です。
素材は甲生地・甲裏生地・中板生地が綿100%で、底材はポリエステル100%の作り。原産国は中国、価格は790円前後です。ひとつ気をつけたいのは底の記載で、滑りにくい素材を使ってはいるものの滑り止め加工はしていないため、床面の状態によっては滑ることがあると注意されています。
肌に当たる面が全部綿100%になり、ウレタンの固さと厚さも見直されています。年間通して使いやすい素材になったと書かれているので、季節を分けずに1足で回したい人はここから当たってください。
来客用と持ち歩き用に置いておく2足
自分の一足が決まったあとに残るのが、来客のときに出す分と、外に持っていく分です。玄関に何足並べるかは家の作りにもよるので、玄関まわりのインテリアの考え方と一緒に決めると収まりがよくなります。
洗える左右のないスリッパは履く人を選びません
おすすめポイントとして商品ページに並んでいるのは、「左右がないので来客の多いときに」「履くときにサッと履ける」「裏面が汚れづらい素材なのでキッチンやお手洗いに」の3点です。左右の区別がないので、玄関に何足か並べておく用途とかみ合います。
素材は甲生地・甲裏生地・中板生地がポリエステル100%、底材は合成底です。お手入れの欄には「ポリエステル、洗濯可(ネット使用)」と書かれていて、ネットに入れれば洗える扱いになっています。来客のたびに使い回すものだからこそ、ネットで洗えるという記載がそのまま前提になります。原産国はベトナム、価格は790円前後です。
キッチンや手洗いに置く用途も、おすすめポイントに挙がっています。履く人を決めずに並べておきたい家なら、この一足で用は足ります。
収納袋が付く綿混天竺携帯用ルームシューズ
説明は「内側にパイル生地を使用しました。折りたたんで持ち運べる便利な収納袋付き」の一文です。収納袋が付くという一点が、この商品を家の外まで連れて行ける理由になっています。
素材は甲生地がレーヨン52%・綿48%、甲裏生地と中板生地が綿80%・ポリエステル20%、底材は基布ポリエステル90%・レーヨン10%にポリウレタンコーティングという構成です。重量はMが約100g、Lが約120gと記載があります。原産国はベトナム、価格は1290円前後です。
旅行や出張、オフィスで靴から履き替える一足がほしい人に向く商品です。家で履く分とは別に、持ち運ぶ用をもう1つ持っておく形になります。

滑りと洗濯は商品ごとに違います
商品ページの注意書きは、商品によって書いてあることがばらばらです。洗える綿パイルスリッパ・前あき、イ草スリッパ・前あき、洗える左右のないスリッパ、綿混天竺携帯用ルームシューズには、浴室やベランダなど滑りやすい場所では使用しないよう書かれています。風呂場に持ち込む用途は想定されていません。
滑りについての書き方も一律ではありません。綿鹿の子 履き心地やわらか足なりスリッパは、底材に滑りにくい素材を使いながら滑り止め加工はしておらず、床面の状態によっては滑ることがあると明記されています。洗えるクッションスリッパのほうは「底には滑りにくいコーティングを施しています」という説明で、こちらは加工がある側です。滑り止め加工があるかどうかで書き方が分かれている以上、この差はそのまま判断材料になります。床側を洗える素材でそろえたい人は、洗えるラグと組み合わせる手もあります。
洗濯の扱いも商品ごとに別です。イ草スリッパ・前あきは洗濯不可で、汚れたら洗剤を薄めたタオルでたたくように拭き取り、水に濡らしたタオルで洗剤を拭き取ってすぐ乾かす手順が案内されています。洗える左右のないスリッパはネット使用で洗濯可という記載です。洗えるクッションスリッパ、綿鹿の子 履き心地やわらか足なりスリッパ、綿混天竺携帯用ルームシューズの3品については、今回参照した商品ページで洗濯方法の記載を確認できていません。
サイズの数字が出ていたのは洗える綿パイルスリッパ・前あきで、M・L・XLの3展開が並びます。ほかの5品は、今回参照した商品ページでサイズの記載を確認できていません。足のサイズで外したくない人は、サイズ表記のある商品から当たっていくのが確実です。
結局どれを選べばいいのか
夏の蒸れが第一の悩みならイ草スリッパ・前あき、風呂上がりや汗をかいたあとに履くなら洗える綿パイルスリッパ・前あき。同じ「夏用」でも、草の編み地で逃がすか綿のパイルで吸うかという、まったく別の解き方。
床に立つ時間が長い人は、洗えるクッションスリッパか綿鹿の子 履き心地やわらか足なりスリッパの2択になります。底のコーティングまで含めて選ぶなら前者、通年で使う素材構成と脱ぎ履きのしやすさを取るなら後者という分け方が分かりやすいでしょう。
来客用に何足か並べておきたいなら洗える左右のないスリッパ、出張や旅行で靴から履き替えたいなら綿混天竺携帯用ルームシューズです。どちらも自分用の一足とは役割が別なので、メインの一足を決めたあとに足す形で考えると失敗しにくくなります。
夏はイ草、風呂上がりは綿パイル、床に立つ日はクッション入り、通年なら綿鹿の子。玄関に並べる分と持ち歩く分を足せば、家の中の履き物はひととおり埋まります。
※本記事はプロモーションを含みます

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