ルームウェアで本当に迷うのは、暖かさよりも「これを着たまま外に出られるか」のほうでした。上下セットは見た目がそろうぶん一枚で完成してしまうので、部屋着に振り切った生地を選ぶと、宅配便を受け取るだけでも一度着替えることになります。
今回そろえた6着は、素材と外に出られるかという二つの軸できれいに分かれました。裏起毛とボアフリースは室内に振り切った側、フレンチテリーとフードスウェットは玄関を出られる側。ワッフルとダンボールニットは、その中間で季節を延ばす役割を持っています。
素材が変われば、暖かさの出方も変わります。裏起毛は生地の裏を起こして空気を含ませたもので、ボアフリースは表面そのものが毛足になっているものです。同じ「暖かい」でも、暖房の効いた部屋で汗ばむかどうかまで含めると、まったく別の話になりました。
価格は3,135円から8,561円まで開きがあり、サイズ展開も4Lまで用意されているものからS/M/L/XLで止まるものまで幅があります。まず素材と外出可否の対応を並べ、そのあとで6着を二着ずつ三つの組に分けて見ていきましょう。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
素材が暖かさを決め、形とロゴが外に出られるかを決めます
ルームウェアの説明文はどれも「暖かい」と書いてあります。ただ、その暖かさの出どころは素材ごとに違うため、同じ言葉で並べても比べたことにはなりません。
保温の強さで言えば、ボアフリースと裏起毛が上に来ます。どちらも生地に空気の層を作る方向で作られているためです。フレンチテリーやワッフルは編み目が開いているぶん、そこまでの厚みは出ません。ダンボールニットはその中間で、生地と生地の間に層を持たせた構造になっています。
外に出られるかどうかを決めるのは、素材ではなく見た目のほうでした。毛足のある生地はどう着てもくつろぎ着に見えます。逆にスウェット地でロゴが小さく収まっていれば、コンビニどころか近所の用事くらいまでは足を伸ばせるでしょう。
| ルームウェア | 素材の表記 | 価格 |
|---|---|---|
| チャンピオン 裏起毛クルースウェット C3-CW01 | 本体 綿65%・ポリエステル35%・ポリウレタン5% | 5,690円 |
| フルーツオブザルーム ボアフリース | ポリエステル100%のボアフリース | 4,950円 |
| アディダス フレンチテリー JW6931/JW6952 | 綿100% | 7,880円 |
| Granwille ワッフル P1-PJM3465 | ワッフル生地(綿混・混率の記載なし) | 3,135円 |
| チャンピオン ダンボールニット OM8503 | ポリエステル50%と綿の混紡(本体の内訳は非公開) | 5,060円 |
| プーマ EVOSTRIPE 684111/684113 | ポリエステル100% | 8,561円 |

部屋から出ない前提でいいなら、この二着です
まずは防寒に振り切った側から見ていきます。この二着は外出着として使うことを最初から想定していません。そのぶん、家にいる時間の快適さでは他を上回ります。
裏起毛のクルースウェットは、上下そろえて着られる厚みがあります
チャンピオンのC3-CW01は、裏起毛のクルーネックとパンツの上下セットです。販売ページの表記では、本体が綿65%・ポリエステル35%・ポリウレタン5%、リブ部分が綿65%・ポリエステル35%となっています。サイズはM/L/XLの三つで、原産国は中国です。5,690円前後で上下がそろいます。
綿を主体にした裏起毛なので、肌に当たる面は化学繊維だけの生地より柔らかく感じられます。ポリウレタンが入っているぶん、座ったり立ったりを繰り返しても膝が抜けにくいところも、部屋で長時間過ごす服としては効いてきました。
弱点は厚みそのものです。暖房を強めに入れた部屋では暑くなりやすく、汗ばんでから脱ぐという流れになりがちです。デザインもトレーニングウェア寄りなので、外出着というよりは室内と近所の延長までが守備範囲だと考えてください。
チャンピオン(Champion) 裏起毛クルースウェット上下セット C3-CW01
参考価格 5,690円前後
裏起毛でしっかり暖かく、トレーニングウェア然とした定番スウェットが欲しい人向け
ボアフリースは、部屋の寒さを最優先にした一着です
フルーツオブザルームのボアフリースセットは、ポリエステル100%のボア生地でできています。裾と袖にはゴムが入り、サイドポケットも付いた作りでした。4,950円前後という価格で、もこもこした肌触りの上下がそろいます。
ゴム入りの裾は、床に座る時間が長い人ほど効きます。パンツの裾が広がったまま歩くと踏みますが、絞ってあれば足元に絡みません。ポケットが付いているので、スマホを持ったまま部屋を移動できます。この地味さは、あとから効いてくる種類の作りだと思います。
一方で、見た目は完全に部屋着です。玄関から先に着ていくことは想定しないほうがよさそうです。暖房の効いた部屋では暑くなりやすいというコメントがレビューにも出ているので、寒い部屋を暖かくするための一着と割り切って選ぶのが正解になります。サイズについては明確な一覧が販売ページに出ておらず、XLを着た人の感想が載っているところまでが確認できた範囲でした。
フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM) ボアフリースルームウェア上下セット
参考価格 4,950円前後
もこもこした肌触りで、寒い日の室内を最優先に過ごしたい人向け
秋口から春先まで引き延ばすなら、中間の厚みを選びます
真冬だけを見て買うと、着られる期間が短くなります。ここからの二着は、厚すぎない生地で季節の幅を稼ぐという考え方のものです。
ワッフル生地は、暖房の効いた部屋でちょうど良い薄さです
GranwilleのP1-PJM3465は、ワッフル生地の上下セットです。表面に凹凸のある編み方で、生地そのものは薄手でした。3,135円前後という価格は、今回そろえた6着でいちばん低い額でした。サイズはMから4Lまで用意されています。
この薄さが効くのは、春や秋、それに暖房を入れた真冬の室内です。裏起毛やボアだと暑くなる場面で、ワッフルなら一枚で落ち着きます。パジャマの延長としても使えるので、寝るときと起きているときで着替えないタイプの人には合うでしょう。
気をつけたいのは二点。男女兼用のデザインなので、メンズ単体で設計された服にくらべると色や柄の主張は控えめです。それと、生地の正確な混率が販売ページで確認できませんでした。綿混とだけ表記されているため、綿とポリエステルの比率を条件に選びたい人には材料が足りません。
ダンボールニットは、生地の間の層で暖かさを出します
チャンピオンのOM8503は、綿混のダンボールニットを使った上下セットです。ダンボールニットは表と裏の間に空気の層を持たせた編み方で、厚手のわりに重さが出にくいという特徴があります。5,060円前後、サイズはSから3Lまでの全5サイズ展開でした。
混率については、本体がポリエステル50%と綿の混紡であることまでは分かります。残りの内訳はページに書かれていません。確認できたのは首まわりのゴム部分だけで、こちらは綿59%・ポリエステル39%・ポリウレタン2%と明記されています。
サイズがSから3Lまで刻まれているのは、この6着のなかでは扱いやすい部分です。細身の人も大きめの人も、上下で同じサイズを選べました。ただし空気の層で暖かさを作る構造上、真冬にこれ一枚で外に出るのは心もとないと思います。上に何か羽織る前提なら、秋口から春先まで長く着回せます。
チャンピオン(Champion) 綿混ダンボールニット ルームウェア上下セット OM8503
参考価格 5,060円前後
厚すぎず薄すぎない生地で、秋口から春先まで長く着回したい人向け

玄関を出る前提なら、ロゴの大きさとフードで決まります
外に出られるかどうかは、生地の厚みではなくシルエットとロゴの入り方で決まりました。ここからの二着は、そのまま外出できる形をしています。価格はどちらも他の四着より高めです。
フレンチテリーの上下は、ロゴが小さいぶん外に出やすい形です
アディダスのエッセンシャルズは、JW6931のスウェットシャツとJW6952のパンツを組み合わせた上下セットになります。生地は綿100%のフレンチテリーで、シルエットはルーズフィットです。サイズはS/M/L/XLで、実寸のセンチ表記も出ています。7,880円前後という額でした。
フレンチテリーは裏側がパイル状になった生地で、裏起毛ほど厚くありません。だから室内では軽く、外に出ても暑くなりすぎません。ロゴが一点だけに収まっているので、コンビニや近所の用事くらいなら着替えずに済みます。
短所は二つありました。ひとつは価格が高めであることです。それから綿100%のため、洗濯後の乾きは化学繊維混のものより遅くなります。ルーズフィットという点も好みが分かれるところで、細身に着たい人は実寸表記を見てサイズを一つ落とすかどうか考えたほうがよいでしょう。
アディダス(adidas) エッセンシャルズ フレンチテリー スウェット上下セット JW6931/JW6952
参考価格 7,880円前後
ロゴ1点だけのシンプルなデザインで、コンビニや近所になら外出できる恰好が欲しい人向け
フードスウェットは、そのまま出かけられるシルエットです
プーマのEVOSTRIPEは、684111のフードスウェットと684113のパンツを合わせた上下セットです。素材はポリエステル100%で、原産国はカンボジアです。サイズはS/M/L/XL/XXLまで刻まれていて、実寸も公開されています。XLの場合はすそ周り112cm、後ろ丈74cmという表記でした。
フードが付いていることの意味は見た目だけではありません。首まわりに一枚重なるぶん、玄関を出た瞬間の寒さが和らぎます。スポーツブランドらしいシルエットなので、着替えずにそのまま外に出ても部屋着には見えないところが、この6着のなかでは突出していました。
XXLまで展開されている点は、大きいサイズを探している人にとって重要でしょう。ただし8,561円前後という価格は今回の最高額です。素材がポリエステル100%なので、綿混のものにくらべると肌触りは硬めに感じられることがあります。乾きの速さと引き換えだと考えてください。
プーマ(PUMA) EVOSTRIPE フードスウェット上下セット 684111/684113
参考価格 8,561円前後
フード付きでスポーツブランドらしいシルエットのまま、そのまま外に出たい人向け
L・XLから上のサイズがあるかを、先に確かめてください
メンズのルームウェアで見落とされやすいのが、サイズ展開の上限です。上下セットは上と下で同じサイズを選ぶことになるため、上着が合ってもパンツが合わないという逃げ道がありません。
今回の6着では、上はXXLまで、下はSまで用意されているものがありました。逆に、サイズ一覧そのものが販売ページに出ていないものもあります。実寸のセンチ表記が公開されているかどうかも、選ぶときの材料になるでしょう。
| ルームウェア | サイズ展開 | 外に出られるか |
|---|---|---|
| チャンピオン 裏起毛 C3-CW01 | M/L/XL | 室内と近所の延長まで |
| フルーツオブザルーム ボア | 一覧の記載なし(XLの着用コメントあり) | 室内向き |
| アディダス フレンチテリー | S/M/L/XL(実寸表記あり) | 近所の外出まで |
| Granwille ワッフル | M〜4L | 室内向き |
| チャンピオン ダンボールニット | S〜3Lの全5サイズ | 羽織りを足せば外出可 |
| プーマ EVOSTRIPE | S/M/L/XL/XXL(実寸表記あり) | そのまま外出できる形 |
上下セットのサイズを外さないコツ
- 手持ちのスウェットの実寸を測ってから、販売ページの実寸表記と突き合わせる
- 上と下で体型の傾向が違う人は、サイズ一覧の広いものを選ぶ
- ルーズフィット表記のものは、普段のサイズだと一回り大きく出ることがある
六着を並べて見えてきた、それぞれの弱いところ
素材で選ぶという話をしてきましたが、その素材こそが弱点にもなっています。裏起毛とボアフリースは暖房下で暑くなりやすく、フレンチテリーは綿100%ゆえに乾きが遅くなります。ポリエステル100%のフードスウェットは、乾きは速い代わりに肌触りが硬めです。
情報そのものが足りない箇所もありました。ワッフルの上下は綿混とだけ表記されていて、綿とポリエステルの比率が分かりません。ダンボールニットも本体の内訳が非公開で、確認できたのは首ゴム部分の混率だけでした。混率を条件に絞りたい人にとっては、この二着は判断材料が欠けたままになります。ここは正直、もう少し書いておいてほしかった箇所です。
価格の面では、アディダスとプーマの二着が他より高い位置にあります。7,880円前後と8,561円前後という額は、ルームウェアとして見ると安い買い物ではありません。そのぶん外出着を兼ねられるので、部屋着と近所用の服を別々に買っている人なら回収できる差だと考えることもできます。
デザインの制約もひとつ挙げておきます。ワッフルの上下は男女兼用の設計なので、メンズらしさを求める人には物足りなく映るかもしれません。価格の低さと引き換えになっている部分です。
外に出る側をもう少し整えるなら
- レザースニーカーの選び方そのまま外に出るなら足元だけは部屋着から離したいところです
- ジャケットのブランドダンボールニットの上に羽織りを一枚足すときに
- パナソニックの衣類乾燥機綿100%の乾きの遅さを設備側で解決したい人へ
素材から入るか、外出可否から入るかで答えが変わります
同じ「ルームウェア メンズ」で検索していても、求めているものは二通りに分かれます。家にいる時間を暖かく過ごしたいのか、着替えの回数を減らしたいのか。この二つは両立しにくいので、どちらを先に置くかで選ぶ一着が変わりました。
暖かさから入るなら、裏起毛かボアフリース。4,950円前後から5,690円前後で、部屋の寒さに対しては十分な厚みが手に入ります。着替えの回数を減らしたいなら、フレンチテリーかフードスウェット。7,880円前後から8,561円前後と価格は上がりますが、玄関の内と外で服を分けずに済みます。
肌ざわりを最優先にするなら、ジェラートピケのメンズも候補に入ります。上下セットで買うか単品で足すかによって、かかる金額の組み方が変わります。
季節の幅を優先するなら、中間に立つのはワッフルとダンボールニットです。3,135円前後から5,060円前後で、秋口から春先までを一着でつなげます。混率が非公開である点だけ、承知したうえで選んでください。
※本記事はプロモーションを含みます

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