ジャケットのブランドを調べ始めると、名前ばかりが増えていきます。ところが手が止まる理由は、ブランドの数ではありません。テーラードなのか、ブルゾンなのか、マウンテンパーカなのか、レザーなのか。型が決まらないまま名前を見比べているから、いつまで経っても一着に絞れないのです。
型が違えば、着ていける場所が変わります。人に会う日に羽織れる型と、雨の日に頼れる型は別物です。逆に言えば、その服をどこで着るかを先に決めてしまえば、候補は一気に四分の一まで減ります。
この記事では秋冬に出番のある10着を、テーラード2着・ブルゾン2着・マウンテンパーカ4着・レザー2着に分けて並べました。価格は22,000円前後から71,500円前後まで、確認した時点の楽天市場での実売をそのまま載せています。
読み方は二通り用意しました。着る場面から入っても構いませんし、予算から入っても同じ10着にたどり着きます。急いでいる方は、次の表だけ先に見てください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
着る場面を決めると、候補は四分の一に減ります
10着を頭から順に見ていくと、だいたい途中で疲れます。先に決めるのは「どこで着るか」のほうです。人に会う日なのか、週末の私服なのか、雨や風のある屋外なのか。この三つで、選ぶべき型はほぼ決まってしまいます。

| 型 | 主に着られる場面 | この記事の点数と価格の幅 |
|---|---|---|
| テーラード | 通勤・きれいめの外出 | 2着/22,000〜71,500円 |
| ブルゾン | 週末の私服・近所の外出 | 2着/24,259〜25,300円 |
| マウンテンパーカ | 雨の日・屋外・アウトドア | 4着/27,500〜68,200円 |
| レザー | 夜の外出・装いの主役 | 2着/59,400〜63,800円 |
表を見ると、同じ「ジャケット」でも受け持つ日がまるで違うことが分かります。マウンテンパーカだけ4着と多いのは、秋冬に「着ないと困る日」がいちばん多い型だからです。逆にレザーは着られる日が限られるぶん、一着で印象を動かす力があります。もう一つの軸である価格帯は、各論のあとにまとめて並べ直しました。
人に会う日を一着で回すならテーラード
テーラードは、10着の中でいちばん「人前」に強い型です。襟と肩の作りが装いを整えてくれるので、スラックスにもデニムにも乗ります。ここで選んだのは2着です。価格差は3倍以上あり、選ぶ理由もはっきり分かれます。
タケオキクチ COOL DOTS テーラードジャケット
軽量素材を使ったテーラードで、22,000円前後です。10着の中で最も安く、テーラードを一着も持っていない人の入り口になります。ジャケットは「重い」「肩が凝る」で敬遠されがちですが、軽い一着から入ると出番が自然に続きます。ひとつ気をつけたいのが値段のほうで、確認した時点では50%OFFのセール表記が出ていました。時期によって通常価格に戻る可能性があるため、金額はその場で必ず見てください。
タケオキクチ COOL DOTS テーラードジャケット
参考価格 22,000円前後
テーラードです。軽量素材のテーラードジャケットで、10点の中で最も手が届きやすいテーラード入門モデルです。
きれいめの羽織りをもう少し柔らかく見せたい日には、ニットジャケットに絞った3着も同じ役割を担えます。同じ「きれいめの上着」でも、かっちり見せるか、力を抜いて見せるかで型が分かれるところ。
ポール・スミス テーラードジャケット
英国ブランドらしい仕立ての良さが出る一着で、71,500円前後になります。10着の中では最高値です。ジャケパンからスーツ代わりまで幅広く使えるので、一着で人前の日の大半を賄いたい人に向きます。ただし、初めてのブランドジャケットとして踏み切るには金額が重いのも事実。判断に迷ったら、「ジャケットを月に何回着るか」を先に数えてから値段を見てください。着る回数が読めない段階でこの価格に手を出すと、たいてい持て余します。
ポール・スミス テーラードジャケット
参考価格 71,500円前後
テーラードです。英国ブランドらしい仕立ての良さが出るジャケットで、ジャケパンからスーツ代わりまで幅広く使えます。
週末の私服に厚みを出すブルゾン
ブルゾンは、通勤よりも週末側で活きる型になります。丈が短く腰で切れるため、スウェットやパーカの上に重ねても形が崩れません。この2着の価格差は1,041円しかありませんでした。つまり選ぶ軸は値段ではなく、素材の性格のほうになります。
アルファ インダストリーズ MA-1 フライトジャケット
ミリタリー由来のMA-1で、24,259円前後になります。2着のうち安いのはこちらです。防寒性と着回しやすさを両立していて、秋口から真冬の入り口まで長く出番があります。弱点は素材の見え方で、光沢のあるナイロン地はきれいめな装いに馴染みにくいところ。スラックスと組むより、デニムやカーゴと合わせたほうが収まります。この性格が自分の私服と噛み合うかどうかで決めてください。
アルファ インダストリーズ MA-1 フライトジャケット
参考価格 24,259円前後
ブルゾンです。ミリタリー由来のMA-1フライトジャケットで、防寒性と着回しやすさを両立する定番です。
カーハート デトロイトジャケット
厚手のダックコットン地にブランケット裏地を合わせたワークジャケットで、25,300円前後になります。MA-1との差はわずか1,041円ですが、着たときの印象はかなり違います。生地が厚いぶん風を通しにくく、綿地なので光りません。そのかわり真夏や雨の日には向かず、季節を選びます。「何年も着倒して育てる」前提で選ぶなら、この厚みは弱点ではなく利点に変わります。長く付き合う気があるなら、こちらを取ってください。
カーハート デトロイトジャケット
参考価格 25,300円前後
ブルゾンです。厚手のダックコットン地にブランケット裏地を合わせたワークジャケットで、耐久性重視の1着です。
雨と風の日を捨てないマウンテンパーカ
4着と、この記事でいちばん点数が多い型になります。理由は単純で、秋冬は天気の崩れる日が続くためです。傘だけでしのぐ日が多い人ほど、ここに一着置いておくと外出の予定を崩さずに済みます。安い順に見ていきましょう。
パタゴニア メンズ・トレントシェル3L レインジャケット
27,500円前後で、4着の中では最も安く手に入ります。3層構造の軽量レインジャケットで、雨の日のタウンユースが主戦場。持ち歩ける軽さなので、降るかどうか怪しい日に鞄へ放り込んでおけます。ただし防寒性は薄く、真冬に一枚で出るのは無理です。中に何を着るかとセットで考えるのが前提になります。
パタゴニア メンズ・トレントシェル3L レインジャケット
参考価格 27,500円前後
マウンテンパーカです。3層構造の軽量レインジャケットで、雨天時のタウンユースに向きます。
モンベル ストームクルーザージャケット
27,800円前後になります。パタゴニアとの差はたった300円で、ほぼ同じ予算のまま比べられます。ゴアテックスの防水シェルで、軽さと価格のバランスが取れた実用モデルです。国内ブランドで揃えたい方はこちらでしょう。デザイン性より機能性に振ってあるぶん、街着としてはやや無骨に映ります。山にも街にも使う前提なら、その無骨さはむしろ気にならなくなります。
モンベル ストームクルーザージャケット
参考価格 27,800円前後
マウンテンパーカです。国産ゴアテックスの防水シェルで、軽量性とコストのバランスが良い実用モデルです。
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット GORE-TEX
37,420円前後で、10着全体では中間の価格帯にあたります。ゴアテックスで防水と透湿を両立した定番モデルです。登山からタウンユースまで守備範囲が広く、迷ったときに外しにくい一着です。弱点は、防水性能が高いぶん蒸れやすいところ。街で軽く羽織るだけの用途には、正直なところ重すぎます。屋外で使う日が月に何度かある人向けと考えてください。
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット GORE-TEX
参考価格 37,420円前後
マウンテンパーカです。ゴアテックス素材で防水・透湿性が高く、登山からタウンユースまで対応する定番モデルです。
アークテリクス ベータジャケット
68,200円前後になります。4着の中で最も高く、10着全体でも上位に入ります。ゴアテックスのハードシェルで、防水と透湿の性能は高い部類。予算に余裕があるなら、この一着で長く済ませられます。一方で日常使いには性能が過剰という声もあり、街でしか着ないなら費用が見合いません。屋外で本当に使う予定があるかどうかが、分かれ目になります。
アークテリクス ベータジャケット
参考価格 68,200円前後
マウンテンパーカ(プレミアム)。ゴアテックスのハードシェルで防水・透湿性能が高く、予算に余裕があるならこの1着です。
一着で装いの温度が変わるレザー
レザーは、羽織った瞬間に印象が動く型です。2着とも6万円前後で、この記事では高いほうに入ります。価格が近いので、選び分けるのは革の種類のほうです。
アビレックス スタンドカラー MA-1モッド レザージャケット
59,400円前後になります。羊革を使ったMA-1シルエットで、レザーとしては軽く動きやすい一着です。革を初めて買う人にとって、この軽さは「着続けられるかどうか」に直結します。ただし羊革は牛革と比べ、耐久性と型崩れのしにくさで劣ります。毎日ハードに着るより、出かける日に羽織る使い方のほうが合うでしょう。
アビレックス スタンドカラー MA-1モッド レザージャケット
参考価格 59,400円前後
レザーです。羊革を使ったMA-1シルエットのレザージャケットで、軽さと動きやすさを両立します。
カドヤ EURUS シングルライダース
63,800円前後になります。牛革のシングルライダースで、バイク用にも作られた強度重視の一着です。アビレックスとの差は4,400円ですが、想定している年数が違います。ライダース由来の硬さがあるため、着始めはどうしても馴染みません。そこを越えるつもりがあるなら、長く付き合えるのはこちらです。革が硬いうちに諦めない覚悟だけ、先に決めておいてください。
予算から入るなら、この並びで見てください
もう一つの軸が価格帯になります。型で絞れなかった方は、こちらから入るほうが早いです。

| 価格帯 | 入っている型 | 該当するブランド |
|---|---|---|
| 2万円台 | テーラード・ブルゾン・マウンテンパーカ | タケオキクチ/アルファ/カーハート/パタゴニア/モンベル |
| 3万円台 | マウンテンパーカ | ザ・ノース・フェイス |
| 5万〜7万円台 | レザー・マウンテンパーカ・テーラード | アビレックス/カドヤ/アークテリクス/ポール・スミス |
10着のうち5着が2万円台に固まっています。この帯だけでテーラード・ブルゾン・マウンテンパーカの三つの型がそろうので、最初の一着なら選択肢に困りません。3万円台は1着だけ、5万円を超える4着はレザー2着と、性能や仕立てで上を狙う2着という内訳になります。予算を先に切ってから型を選んでも、結論はそれほど変わらないはずです。
サイズは実寸で確認してから買ってください
衣類でいちばん多い失敗は、サイズ違いです。同じMでも、ブランドによって寸法はまるで揃いません。この10着はどれもサイズ選択が要るので、記事から飛ぶ先は単品ページではなく検索結果にしてあります。ワンクリックで確定できないぶん手間はかかりますが、在庫のあるサイズを自分の目で選べるほうが、結果として失敗が減ります。
買う前に見る三か所
- 商品ページの実寸表(肩幅・身幅・着丈・袖丈)を、手持ちの一着を測った数字と突き合わせる
- 中に何を着るかを決めてから選ぶ。厚手を着る前提なら身幅に余裕が要る
- 返品と交換の条件を先に読む。サイズ交換ができる店なら踏み切りやすい
とくにレザーとテーラードは、肩で合わせるとほかが合わない、という事故が起きやすい型です。手持ちの上着を平置きで測って、その数字を持って商品ページへ行ってください。数字を持たずに眺めていると、結局「たぶんMだろう」で決めることになります。
10着それぞれに、向かない場面があります
良いところだけ並べても選べません。共通する弱点は二点あります。ひとつは、全10着がサイズ選択を伴うため、思い立ってすぐ確定できないこと。もうひとつは価格が動くことで、とくにタケオキクチは確認時点でセール表記が出ていました。
型ごとの弱点も整理しておきましょう。テーラードは雨風に無防備なので、屋外の長時間には向きません。ブルゾンでは、カーハートの厚い生地が真夏と雨の日に扱いにくくなります。マウンテンパーカには蒸れやすさと無骨さが付いて回るので、街だけで使うならアークテリクスの性能は過剰でしょう。レザーは、羊革のアビレックスが耐久性で譲り、牛革のカドヤは着始めの硬さが出ます。
つまり、10着とも「全部の場面をこなす一着」ではありません。自分がいちばん多く過ごす場面に合わせて型を選ぶのが、いちばん外れない決め方になります。
最初の一着は、出番の多い型から取ります
決め方を二つ用意しました。着る場面から入るなら、人に会う日はテーラード、週末はブルゾン、雨と屋外はマウンテンパーカ、印象を変えたい日はレザーです。予算から入るなら、2万円台の5着で三つの型が試せます。どちらの入り方でも、最後は実寸を測ってからサイズを選んでください。
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