テーラードジャケットを1着だけ買って、通勤にも休日にも回そうとすると、たいてい途中で無理が出ます。ウールの総裏地は休日の街歩きには重たく感じますし、ニット素材のジャケットは会議室だと少し軽く見えます。
だから最初に決めたいのは、価格でもブランドでもありません。どちらの用途で着る日が多いかです。今回そろえた6着も、ビジネス寄りの3着とカジュアル寄りの3着に、きれいに分かれました。
そのうえで実用の面から見ておきたいのが、洗えるかどうかと、生地が伸びるかどうかの2点になります。6着のうち洗濯機に入れられるのは3着、商品ページに「伸縮性:あり」と書かれているのは1着だけでした。ここは着る回数にそのまま効いてきます。
以下では、着丈と肩幅の実寸、素材の混率、洗濯表示を、商品ページに書かれているとおりに並べます。書かれていない項目は「書かれていない」とそのまま残しました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
用途・洗濯・伸縮性、この3つで6着は絞れます
ビジネス寄りとカジュアル寄りは、生地と裏地で分かれました
ビジネス寄りの3着は、ウール混の生地に総裏地を入れた作りか、通勤の動きに寄せたジャージー素材でした。ナノユニバースはポリエステル51%・毛49%の表生地に総裏地、エディフィスはポリエステル72%・毛28%の表地に総裏地です。コムサイズムだけは裏地なしの仕様ですが、伸縮性のあるジャージー素材で通勤の動きに合わせた設計になっています。
カジュアル寄りの3着は、素材の性格がまったく違います。シップス エニィはポリエステル100%の鹿の子ジャージー、ジャーナルスタンダードはポリエステル55%・レーヨン45%、トゥモローランドはコットンシルクの平織でした。どれも羽織りとしての軽さが先に来ています。
同じ「テーラードジャケット」という言葉でも、中身はここまで離れています。用途を先に決めておけば、6着のうち半分は最初の段階で候補から外れる形です。
洗濯機に入れられるのは6着のうち3着でした
洗濯の表示は、そのまま着る回数を左右します。ナノユニバースは洗濯機使用可とドライクリーニング可の両方が書かれています。シップス エニィは「洗濯機可能」と明記、コムサイズムも「洗濯方法:洗濯機可」の表記でした。
残る3着は事情が違います。エディフィスはドライクリーニング指定、トゥモローランドは「洗濯不可」で「ドライ可」ですので、どちらも家庭では洗えません。ジャーナルスタンダードのシングルドルマンジャケットは、そもそも洗濯表示が商品ページに見当たりませんでした。
週に何度も袖を通す予定なら、洗える3着から見たほうが早いです。シーズンに数回の出番であれば、ドライ前提の2着も十分に候補へ残ります。
「伸縮性:あり」と書かれていたのは1着だけです
ストレッチが効くかどうかも、通勤で着るなら気になるところでしょう。今回の6着で商品ページに「伸縮性:あり」と明記されていたのは、コムサイズムのメランジジャージのテーラードジャケットだけでした。素材はレーヨン47%・ナイロン42%・ポリエステル6%・ポリウレタン5%で、ポリウレタンが入っています。
残る5着には、伸縮性についての表記が見当たりません。生地の名前から想像することはできますが、書かれていない以上、伸びる前提で選ばないでくださいと書くにとどめます。
なお、シップス エニィのサマーニットジャケットは鹿の子ジャージーのニット素材です。伸縮性そのものの表記はありませんが、ニットで編まれた生地だという点は商品ページに出ていました。

ビジネスで着るテーラードジャケット3着
ここからは用途で分けて見ていきます。まずは通勤や打ち合わせで着る前提の3着です。総裏地の有無と洗濯表示を、価格と一緒に並べました。
ナノユニバース N JACKET PREMIUM ウール混洗えるサキソニージャケット|洗える総裏地を1万円台前半で
6着の中でいちばん価格が低いのが、ナノユニバースのN JACKET PREMIUMです。表生地はポリエステル51%・毛49%、裏生地はポリエステル100%の総裏地で、着丈はSが68cm、Mが70cm、Lが72cm、肩幅は42.5cm・44cm・46cmと出ています。価格は11,946円前後、メーカー希望小売価格19,910円からの表示でした。
いちばん効いているのは、洗濯機使用可とドライクリーニング可の両方が書かれている点です。ウール混の総裏地でありながら家庭洗濯まで通しているジャケットは、この価格帯では多くありません。通勤で毎週着る人ほど、ここが後から効いてきます。
弱いところも書いておきます。カラーはDグレーとDネイビーの2色だけで、選ぶ楽しみはほとんどありません。逆にいえば、迷いようのない2色ともいえました。
通勤で回す1着目を、なるべく低い予算で決めたい人にとっては、最初に当たる1着です。
N JACKET PREMIUM RENU(R) ウール混洗えるサキソニージャケット
参考価格 11,946円前後
ウール混の総裏地仕立てを1万円台前半で揃えたい人の入口の1着。
コムサイズム メランジジャージのテーラードジャケット|6着で唯一の伸縮性表記
動きやすさを最優先するなら、この1着になります。素材はレーヨン47%・ナイロン42%・ポリエステル6%・ポリウレタン5%で、商品ページには「伸縮性:あり」「裏地:なし」「洗濯方法:洗濯機可」が並んで書かれていました。伸縮性の表記があるのは、6着でここだけです。
着丈はSが61.8cm、Mが62.8cm、Lが63.8cm、XLが64.8cmで、6着の中では最も短い側になります。サイズはXLまで用意されていますが、肩幅の実寸は商品ページに見当たりませんでした。価格は14,218円前後です。
注意したいのは「裏地:なし」の表記のほうです。裏地が無いぶん軽く、羽織ったときのもたつきも減りますが、単体で着たときの防寒はダブルの2着に比べて弱くなります。秋口と春先に強い1着だと考えてください。
電車と自転車の移動が多く、腕を上げる場面もある通勤なら、伸縮性の表記があるこの1着が現実的です。
【ウォッシャブル】メランジジャージ&ナイロンレーヨンポンチ テーラードジャケット
参考価格 14,218円前後
ストレッチが効いたジャージー素材で、動きやすさを重視したいビジネスカジュアル向けの1着。
エディフィス 417 TWツイル ダブルジャケット|総裏地のダブルできちんと見せる
ビジネス寄りの3着で、いちばん仕立ての本格感が出ているのがエディフィスの417です。表地はポリエステル72%・毛28%、裏地はポリエステル100%の総裏地で、着丈はSが71cm、Mが73cm、Lが75cm、肩幅は45cm・46.5cm・48cmと出ています。価格は19,800円前後でした。
前立てはダブルです。前身頃が重なる作りですので、シングルより胸まわりの生地量が増えます。TWツイルという生地名のとおり、織りに方向のある表地が使われていました。なお、ボタンの数は商品ページに具体的な記載がありませんでしたので、ここでは書きません。
手入れはドライクリーニング指定です。家庭で洗えないぶん、着るたびにブラシをかけて、シーズン終わりに専門店へ出す運用になります。ここは価格の話ではなく、手間の話として受け止めてください。
打ち合わせや来客の日にきちんと見せたいなら、この総裏地のダブルが6着では近い位置にいます。
417(フォーワンセブン)TWツイル ダブルジャケット
参考価格 19,800円前後
ダブルブレストで装いをきちんと見せたい、ビジネス〜フォーマル寄りの主役ジャケット。
カジュアルで羽織るテーラードジャケット3着
続いて休日側の3着です。こちらは総裏地よりも、軽さとシルエット、そして洗えるかどうかが選ぶ手がかりになりました。
シップス エニィ サマーニットジャケット|カーディガン感覚で洗えます
テーラードジャケットの形をしていながら、着心地はカーディガンに近いのがシップス エニィのサマーニットジャケットです。素材はポリエステル100%の鹿の子ジャージーで、強撚糸が使われています。着丈はSMALLが68cm、MEDIUMが70cm、LARGEが72cm、X-LARGEが74cm、肩幅は39cm・41cm・43cm・45cmでした。価格は12,980円前後です。
大きいのは「洗濯機可能」と明記されている点でしょう。夏場に羽織って汗をかいても、そのまま洗えます。肩幅39cmから選べるサイズ展開も、6着の中では細かいほうでした。
弱点は裏地です。裏地についての記載が商品ページに無く、素材もニットですので、かっちりした場での見え方はダブルの2着に譲ります。会議室で使う1着としては、ほかを見たほうが確実でしょう。
休日の羽織りものとして、洗える1着が欲しい人に向いています。
SHIPS any サマー ニット ジャケット 26SS
参考価格 12,980円前後
カーディガン感覚で羽織れる、テーラードジャケット未満のゆるさを持つカジュアル向けの1着。
ジャーナルスタンダード シングルドルマンジャケット|肩幅73cmのゆとり
シルエットから選ぶなら、ジャーナルスタンダードのシングルドルマンジャケットが独特です。素材はポリエステル55%・レーヨン45%、サイズはフリーサイズのみで、着丈67cm・肩幅73cm・身幅67cmと出ています。6着の中で身幅の実寸が載っているのは、この1着だけでした。
肩幅73cmという数字が示すとおり、袖付けの位置は肩先よりかなり外にあります。ドルマンスリーブですので、腕まわりにもゆとりが出る作りです。かっちりしたテーラードとは別の、肩が落ちたラインが出ます。
ただしサイズがフリーだけですので、体格によって合う・合わないの差が出やすくなります。洗濯表示と裏地の記載も商品ページに見当たりませんでした。価格は15,400円前後です。
数字の裏が取れているのは着丈67cm・肩幅73cm・身幅67cmの3つだけですので、手持ちのジャケットの同じ場所と比べてから決めてください。
トゥモローランド コットンシルク ダブルブレステッド 4Bジャケット|光沢のある綺麗め寄り
6着でいちばん高いのが、トゥモローランドのコットンシルク ダブルブレステッド 4Bジャケットです。生地はコットンシルクの平織で、米沢地区の生地と書かれています。ただし混率の%表記は商品ページに出ていませんでしたので、綿と絹の比率は分からないままでした。価格は29,700円前後、メーカー希望小売価格59,400円からの表示です。
商品名の4Bは、4つ釦のダブルブレステッドを指す公式の表記になります。着丈はSが73.0cm、Mが75.0cm、Lが77.0cm、肩幅は41.5cm・44.0cm・46.0cmと出ています。6着では着丈が最も長い側で、肩幅のほうは控えめな数字でした。
手入れは「洗濯不可」「漂白不可」「アイロン仕上げ可」「ドライ可」「ウエットクリーニング不可」と細かく指定されています。家庭では洗えません。素材のグレードと引き換えの条件だと考えてください。
休日でも綺麗めに寄せたい日や、少しあらたまった場に羽織って行きたい日があるなら、この1着が効いてきます。
実寸の見方と、6着でそろっていなかった項目
通販でいちばん外しやすいのがサイズです。今回の6着は、商品ページに載っている項目そのものがそろっていませんでした。
着丈は6着とも出ています。肩幅は5着に出ていて、コムサイズムだけ見当たりません。身幅にいたっては、ジャーナルスタンダードの67cmが唯一の記載でした。つまり、身幅どうしを比べる方法は今回ほぼ使えません。
そこで確実なのは、手持ちで一番よく着ているジャケットを平置きで測り、その着丈と肩幅を基準にする方法になります。「ワンサイズ上げれば大丈夫」といった話は、実寸の裏が無いまま出回っていることがあります。数字が出ている項目だけで比べてください。
| 商品 | 洗濯の表示 | 伸縮性の表記 |
|---|---|---|
| ナノユニバース N JACKET PREMIUM | 洗濯機可とドライ可 | 記載なし |
| シップス エニィ サマーニットジャケット | 洗濯機可能 | 記載なし |
| コムサイズム メランジジャージのテーラード | 洗濯機可 | 伸縮性:あり |
| ジャーナルスタンダード シングルドルマン | 記載なし | 記載なし |
| エディフィス 417 TWツイル ダブル | ドライクリーニング | 記載なし |
| トゥモローランド コットンシルク 4B | 洗濯不可でドライ可 | 記載なし |

先に知っておきたい、6着それぞれの引っかかる点
良い点だけを並べても選べませんので、引っかかった点も6着ぶん書いておきます。
ナノユニバースはカラーがDグレーとDネイビーの2色だけで、選択肢が少なめでした。シップス エニィは裏地の記載が無く素材もニットですので、かっちりした場面での見え方はダブルの2着に譲ります。コムサイズムは裏地なしの仕様ですので、単体で着たときの防寒は弱くなります。
ジャーナルスタンダードはフリーサイズのみですから、体格による当たり外れが出やすい1着でした。エディフィスはドライクリーニング指定で家庭では洗えません。トゥモローランドも洗濯不可でドライ可の指定ですので、手入れは専門店に出す前提になります。
もうひとつ全体の話として、伸縮性の表記があるのはコムサイズムだけでした。ストレッチを期待して残り5着から選ぶと、届いてから当てが外れます。
買ったあとにやっておくこと
- 届いた日に着丈と肩幅を平置きで測り 手持ちの1着と見比べておく
- 洗える3着でも 洗濯ネットに入れて形をくずさないようにする
- ドライ指定の2着は 着るたびに襟と袖口へブラシをかける
ここまで決めておけば、価格だけで選んだときのような後悔は減るはずです。逆に「とにかく洗濯機に入れたい」が譲れない条件なら、候補は最初から3着に決まります。
シャツや足元とあわせて決めたい人へ
テーラードジャケットは、下に着るものと足元で印象がかなり変わる服です。ビジネス側で使うならビジネスシャツとメンズスーツの選び方を先に見ておくと、色の合わせ方で迷いにくくなります。上下でそろえたい人にはセットアップの着こなしのほうが近い話になるはずです。
カジュアル側で羽織るなら、足元の候補としてスエードローファー、もう少し崩したい日にはニットジャケットという選び方もあります。
ブランドをもう少し知りたいときに
- エディフィスのスーツ同じブランドの仕立ても見たい人へ
- シップスのスーツシップスの本線を知りたいとき
- トゥモローランドのスーツ同じブランドで比べたい場合
6着から1着に絞る順番
最後に、順番だけ置いておきます。
まず用途です。通勤で着る日が多いならナノユニバース・コムサイズム・エディフィスの3着、休日に羽織る日が多いならシップス エニィ・ジャーナルスタンダード・トゥモローランドの3着に分かれます。ここで候補は半分になりました。
次に洗濯です。洗濯機に入れたいならナノユニバース・シップス エニィ・コムサイズムの3着へ絞られます。ドライに出す手間を受け入れられるなら、エディフィスとトゥモローランドも残ります。
最後に伸縮性と実寸を見てください。伸縮性の表記があるのはコムサイズムだけですので、そこが譲れない条件なら答えはもう出ています。そうでなければ、着丈61.8cmから77.0cmまでの幅の中で、手持ちのジャケットに近い数字を選ぶ形になります。
用途・洗濯・実寸。この順で見ていくと、6着はかなり早く1着まで減ります。あとは色とサイズの在庫を確かめるだけです。
※本記事はプロモーションを含みます

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