固形の香水を見かけたことはあっても、何がいいのか分からないまま通り過ぎている人は多いと思います。スプレー式とは香り方も使う場面も違うので、併用すると使い分けができます。
香り方が違う
| スプレー式 | 練り香水 | |
|---|---|---|
| 拡散 | 広がる | ほとんど広がらない |
| 立ち上がり | 速い | ゆっくり |
| 持続 | 3〜7時間 | 2〜4時間 |
| 届く距離 | 1メートル前後 | 30センチ以内 |
| アルコール | 含む | 含まないものが多い |
練り香水は油や蝋に香料を混ぜたものです。アルコールで飛ばさないので、拡散しません。
だから近くの人にしか届かない。これが弱点であり、同時に利点でもあります。
香りを楽しみたいが周りに広げたくない場面では、こちらのほうが向きます。
向く場面
練り香水が有利な場面
- 職場・オフィス
- 食事の席
- 電車・エレベーター
- 香りに敏感な人がいる場所
- 病院や式典の付き添い
- つけ直しを外出先でしたいとき
スプレーが使いにくい場所ほど、練り香水の出番になります。
食事の場は特にそうです。料理の香りを邪魔しないので、失礼になりにくい。
外出先での付け直しも、スプレーのように音や飛散を気にせずに済みます。
小さい容器なので、持ち歩きも負担になりません。
つける場所と量
指で取って、肌に押し当てて広げます。
つけ方の手順
- 指先で米粒ほど取る
- 体温で少し溶かす
- 手首・首の後ろ・耳の裏に置く
- こすらず押さえる
- 足りなければ後から足す
こすると香りの構造が崩れます。押さえるだけで十分に移ります。
量は米粒ほど。油分なので、多いとべたつきます。
首の後ろは、自分では感じにくく相手には届く場所です。距離の近い相手にだけ香らせたいときに向きます。
肌への負担が少ない
アルコールを含まないものが多いので、肌が弱い人でも使えることがあります。
スプレー式でかゆみや赤みが出た人は、アルコールが原因である場合がある。
ただし香料そのものに反応することもあるので、アルコールが無ければ必ず大丈夫というわけではありません。
初めて使うときは、腕の内側で試してから。24時間置いて何もなければ、通常の場所に使えます。
油分が入っているので、肌の保湿にもなります。乾燥する季節には、この点も利点になる。
選ぶときに見るところ
| 項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 容器 | 持ち歩くなら金属・蓋がしっかり閉まる |
| 硬さ | 柔らかいと取りやすい・夏は溶けやすい |
| 基材 | 蜜蝋・ワセリンなど。肌に合うか |
| 香りの系統 | スプレーと同じ系統だと使い分けやすい |
| 容量 | 5〜10グラムで数か月持つ |
夏に持ち歩くなら、溶けにくい硬さのものを選んでください。車内に置くと液状になることがあります。
容器が緩いと、カバンの中で開くことがある。回して閉めるタイプが安全です。
5グラムでも半年以上持つことが多い。使う量が少ないので、単価としては悪くありません。
練り香水は種類が少なく、店頭で比べられる場所も限られます。液体の香水と迷っているなら、両方を少量で試してから決める手もあります。
スプレーとの併用
どちらか一方ではなく、場面で使い分けるのが現実的です。
休日や夜はスプレー、平日の日中は練り香水。こう分けると、どちらも無駄になりません。
同じ系統で揃えておくと、混ざっても違和感が出ません。
スプレーをつけた日の夕方に、練り香水で軽く足すという使い方もできます。拡散しないので、足しすぎになりにくい。
この組み合わせなら、1日を通して香りを保てます。
自分で作るという選択肢
練り香水は構造が単純なので、手元で作ることもできます。
蜜蝋とオイルを溶かして、香料を混ぜるだけ。分量を変えれば硬さも調整できます。
作るときに必要なもの
- 蜜蝋またはワセリン
- 植物油
- 好みの香料または精油
- 小さい容器
- 湯せんの道具
手持ちの香水を使う方法もありますが、アルコールが入っているので分離しやすい。
精油を使うほうが安定します。ただし肌に合うかは事前に確認が要ります。
既製品のほうが香りの完成度は高い。作るのは、好みの香りが市販にない場合の選択肢になります。
期待してはいけないこと
練り香水に、スプレーと同じ働きを求めると失望します。
まず、広がりません。「香っている」と感じてもらいたいなら向きません。
持続も短い。油分が肌に留まる時間が限界なので、半日持たせるのは難しい。
それから、香りの展開が乏しいものが多い。アルコールで飛ばさないぶん、トップからラストへの変化が分かりにくくなります。
香りそのものを楽しむなら、スプレー式のほうが作り込まれています。
練り香水は「香らせない香水」だと考えると使いどころが決まります。自分と、ごく近い人にだけ届けばいい場面のための道具です。
そこを理解して買えば、失敗しません。
あわせて読みたい
- 仕事の場で使うなら職場で香水はつけていいのかもどうぞ。
- 具体的な製品を見るなら練り香水の検証もどうぞ。
まとめ
練り香水は拡散しません。届くのは30センチ以内です。
職場・食事・電車など、スプレーが使いにくい場所で出番があります。
米粒ほどを押さえてつける。こすると香りが崩れます。
広がりと持続はスプレーに及びません。役割が違う道具です。
※本記事はプロモーションを含みます









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