第一次世界大戦の最前線で活動した看護師たちに捧げられた香りです。彼女たちは「荒野に咲く薔薇」と呼ばれていました。その呼び名がそのまま香水の名前になっています。
名前の由来
ノーマンズランドは、戦場で両軍の塹壕の間にある無人地帯を指します。
そこで負傷兵を助けた赤十字社の従軍看護師たちが、「荒野に咲く薔薇」と呼ばれました。
同名の歌も当時作られています。
公式は、彼女たちの無私の精神を讃えてこの香りを作ったと書いています。
バイレードは2006年、ベン ゴーラムがストックホルムで立ち上げたブランドです。母がインド人で父がカナダ人という背景を持ち、北欧の簡素さとインドの記憶を混ぜたところに、このブランドの出発点があります。
原料の構成
| 段階 | 原料 | 役割 |
|---|---|---|
| 最初 | ピンクペッパー | 明るいスパイス |
| 最初 | トルコローズの花びら | 華やかな入り口 |
| 中盤 | ダマスクローズ | 薔薇の中心 |
| 中盤 | ラズベリーブロッサム | 果実の甘さ |
| 中盤 | トルコローズアブソリュート | 濃厚な薔薇 |
| 最後 | アンバー | 暖かい樹脂 |
| 最後 | パピルス | 乾いた紙のような質感 |
薔薇を2種類、抽出方法を変えて使っています。
花びらそのものと、溶剤で抽出したアブソリュート。同じ花でも採り方で香りが変わります。
ラズベリーが加わることで、薔薇が古典的になりすぎません。
バイレードの香水は、香りそのものより先に「何の記憶か」が決まっています。だから原料の説明を読むより、何を題材にしたかを知ってから嗅ぐほうが腑に落ちる。他のブランドとは順番が逆です。
男性がつけられるか
薔薇の香水は、歴史的には男女ともに使われてきました。
| 構成 | 印象 |
|---|---|
| 薔薇+甘い素材 | 女性向けに寄る |
| 薔薇+スパイス | 中性的 |
| 薔薇+ウッディ | 男性でも使いやすい |
| 薔薇+果実 | 柔らかく明るい |
この香水はピンクペッパーとパピルスが入っているので、2番目と3番目の中間にあたります。
ラズベリーの甘さがあるぶん、他の中性的な薔薇より柔らかい。
気になるなら量を減らしてください。1プッシュを腰まわりにつければ穏やかに広がります。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:ピンクペッパーの刺激と薔薇の花びら
- 1〜3時間:ダマスクローズとラズベリーの中心
- 3時間以降:アンバーとパピルスの落ち着き
薔薇が最初から最後まで中心にいます。
変化は穏やかで、つけた瞬間の印象で判断できます。
後半にパピルスの乾いた質感が出るので、甘いだけでは終わりません。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 春の外出 | ◎ |
| デート | ◎ |
| 職場 | ○ |
| 夜の食事 | ◎ |
| 真夏 | △ |
肌の温度が上がると薔薇が濃くなります。夏は量を減らしてください。
合わせやすい服
- 明るい色
- きれいめの服
- シルク
- 春物の素材
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 薔薇が苦手だと使えない | 大 |
| 名前が長い | 小 |
| 価格が高い | 大 |
| 夏は濃くなる | 中 |
薔薇の香りは好みがはっきり分かれます。
この香水は薔薇が主役なので、苦手なら最初から候補外です。
名前が長く、店頭で伝えにくいという実務的な問題もあります。
「ローズ オブ ノーマンズ ランド」と正確に言えないと探すのに手間取ります。
アブソリュ版との違い
| オードパルファム | アブソリュ | |
|---|---|---|
| 薔薇の数 | 2種類 | 3種類 |
| 加わる素材 | — | サフラン・黒ラズベリー・ピオニー |
| 方向 | 柔らかく明るい | 煙が強く濃厚 |
| 価格(50mL) | 29,150円 | 36,520円 |
アブソリュは薔薇を3種類使い、後半の煙の要素を強めています。
サフランが加わることで、スパイスの厚みも増す。
より重い薔薇を求めるならアブソリュ、日常で使うならオードパルファムです。
薔薇の香水を選ぶときに
確認すること
- 薔薇そのものが好きか(生花で確認)
- 甘い薔薇か、スパイシーな薔薇か
- 後半に何が残るか
- 自分の肌で3時間後を確かめる
- 使う場面が年に何回あるか
薔薇は肌の油分で出方が変わりやすい素材です。
他人がつけているのを嗅いで良いと思っても、自分の肌では違う香りになる可能性があります。
必ず自分の肌で試してください。
薔薇の産地による違い
| 産地・品種 | 特徴 |
|---|---|
| ダマスクローズ(ブルガリア・トルコ) | 華やかで濃厚 |
| センティフォリア(グラース) | 柔らかく上品。最高値 |
| ローズオットー | 蒸留。透明感がある |
| ローズアブソリュート | 溶剤抽出。濃く甘い |
この香水はトルコ産のダマスクローズを使っています。
同じ薔薇でも、産地と抽出方法で香りが変わります。
花びらそのものとアブソリュートを併用しているので、透明感と濃厚さの両方が出る。
薔薇の香水を比べるときは、何の薔薇をどう採ったかを見ると違いが分かります。
容量の選び方
50mLで29,150円、100mLで41,910円。1プッシュを約0.1mLとすると、50mLで500回分です。
毎日2プッシュ使って8か月ほど。開封後の香りの寿命は1〜3年なので、50mLがちょうど使い切れる量になります。
100mLは割安に見えますが、使い切る前に香りが変わる可能性を考えると、最初は50mLで足ります。
どこで買うか
日本では公式オンラインと、伊勢丹などの百貨店で買えます。オードパルファムの価格はこの通りです。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 50mL | 29,150円 |
| 100mL | 41,910円 |
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 公式・百貨店 | 定価 | 試してから買える |
| 正規取扱の通販 | 定価 | 扱う香りが限られる |
| 並行輸入 | 上下する | 保管状態が読めない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が見えない点は許容が要ります。
定価より極端に安いものは、中身と状態を確認できないと考えたほうがいい。
薔薇は肌質による差が大きい香りです。
店頭で肌につけて、最低でも3時間は見てから決めてください。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
あわせて読みたい
- 濃い版を見るならローズ オブ ノーマンズ ランド アブソリュもどうぞ。
まとめ
第一次世界大戦の従軍看護師に捧げられた香りで、名前は当時の呼び名です。
薔薇を2種類、抽出方法を変えて使っています。ラズベリーが古典的になりすぎるのを防ぐ。
ピンクペッパーとパピルスが入るので、性別を問わず使えます。
薔薇は肌の油分で出方が変わります。必ず自分の肌で試してください。
※本記事はプロモーションを含みます









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