「甘い香水は好きなのに、どれも同じ顔に見えてきた」——棚の前でそう思っていた時期に手を伸ばしたのが、フェラガモのシニョリーナ ミステリオーサです。結論から言うと、黒い果実で入って白い花へ抜け、最後は黒いバニラで沈むオードパルファムでした。体感の持続と出番が増える季節、買う前に引っかかった点まで正直に書きます。
この記事でわかること
- 姉妹のラインが並ぶシニョリーナの中で、ミステリオーサがどう香るか
- 体感の持続と、1日に使うプッシュの数
- 前の列に出す季節と、棚の奥へ戻す時期
- 買う前に引っかかった3つへの答え
Salvatore Ferragamo Signorina Misteriosa Eau de Parfum 100mL(3.4fl.oz.)
参考価格 8,888円前後
オレンジフラワーとチュベローズの妖艶な余韻を、大人の色気として纏いたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:ミステリオーサは「白い花束に黒い実を落とした香り」
白い花を抱えたところへ、黒い実をひと粒落とす。ミステリオーサの匂いは、それにいちばん近いです。花の甘さから始まると思って吹くと、最初に立つのは果実の黒さのほうでした。
公式の説明文には、オレンジブロッサムのなめらかさとチュベローズの官能を絡めて、ほのかに人を惑わす香り、という言い方が出てきます。読んだときは大げさだと思いました。ところが肌に乗せると、甘さと苦さがほぼ同じ濃さで並んでいるのが分かります。甘いほうへ倒れそうになると、必ずどこかで苦みが引き戻してくる。この往復がミステリオーサの面白さでした。
名前のことも先に書いておきます。シニョリーナは姉妹のラインがいくつも並ぶシリーズで、これはその中の「ミステリオーサ」です。公式の女性用フレグランスの一覧でも、シニョリーナ系列の別ラインとして扱われています。名前の頭だけを見て買うと、まず取り違えます。商品コード410118 781426が付いているのが、この記事で書いている100mLのオードパルファムです。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
花の香りを避けてきた僕が、秋になるたび自分から前の列へ戻している瓶です。

買う前に確かめたかったのは、濃度と容量の2つでした
買う前にいちばん知りたかったのは、オードパルファムという濃度でこの甘さを出されて、自分に扱えるのかどうかでした。甘い香りで失敗した経験が何度かあったので、濃度の表記だけは先に見ています。
結果から言うと、濃度は表記どおりオードパルファムで、肌に残る時間は長いほうでした。もうひとつ気にしていた容量は100mLです。日常づかいの1本としてはかなり大きい瓶で、買う前の僕がいちばん構えたのはここでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | サルヴァトーレ フェラガモ |
| 商品名 | シニョリーナ ミステリオーサ オードパルファム(Signorina Misteriosa Eau de Parfum) |
| 容量 / 価格 | 100mL:8,888円(税込) |
| 濃度 | オードパルファム(Eau de Parfum) |
| 型番 | 410118 781426 |
| 原産国 | イタリア |
| 香調 | トップ:ワイルドブラックベリー、ネロリ/ハート:オレンジブロッサム、チュベローズ/ベース:ブラックバニラムース、パチュリ |
型番を書いたのには理由があります。シニョリーナという名前だけで検索すると、姉妹のラインがまとめて並んでしまうからです。410118という数字が付いていれば、ミステリオーサで間違いありません。通販で買うなら、商品名に余計な単語が足されていないかをあわせて見てください。
同じブランドの無印のシニョリーナが気になる方には、フェラガモ シニョリーナのレビューも別に書いてあります。姉妹で迷っているなら、両方を読み比べてから決めるほうが早いはずです。
濃度と容量が決まれば、あとは手に入れるだけです。いまの価格を見てみてください。
Salvatore Ferragamo Signorina Misteriosa Eau de Parfum 100mL(3.4fl.oz.)
参考価格 8,888円前後
オレンジフラワーとチュベローズの妖艶な余韻を、大人の色気として纏いたい人向け。
香りの変化
最初に立つのは花ではありません。黒い果実です。そこから白い花に変わり、最後は焦がしたバニラになります。甘さと苦さの強さが入れ替わっていきます。
トップ
入口はワイルドブラックベリーとネロリ。この2つだけです。
吹いた直後に来るのは、黒い果実の匂いでした。ジャムに煮詰めた甘さとは違って、枝から摘んだばかりの、皮に渋みが残っている感じの黒さです。そこへネロリが青く差し込んで、果実が甘い方向へ流れるのを止めています。僕の腕ではブラックベリーが大きく出ます。ネロリはそれを締めるくらいでした。
この出だしだけを取れば、意外なほど甘くありません。花の香水だと思って身構えている人ほど、最初の数分で拍子抜けすると思います。
ハート
中心はオレンジブロッサムとチュベローズの2つ。ここがミステリオーサの顔です。
チュベローズがしっかり立ちます。厚みのある、乳のような白さを持った花です。そこへオレンジブロッサムが重なると、白さの中に少しだけ苦い縁ができます。公式の言葉を借りるなら、なめらかさと官能が絡む段。ここで香りの体温が一段上がります。
僕の肌では、吹いてから20分ほどでこの顔に完全に入れ替わりました。出かける支度をしている最中に切り替わるので、玄関を出るころにはもう花の段です。
ベース
最後に残るのはブラックバニラムースとパチュリ。名前に「ミステリオーサ」と付いている理由が、ここで分かります。
バニラが出てきますが、砂糖菓子の甘さではありません。焦がした側のバニラという言い方がいちばん近いです。そこにパチュリが下から土の匂いを差し込むので、甘さだけが上へ流れていかないように組んであります。肌に貼りつく濃さまで落ちてから、そこで長く居座りました。
上着を脱いだ瞬間に袖口から上がってくるのは、ほとんどこの段です。
STEP 1|0〜30分
ワイルドブラックベリーとネロリがはっきり立ちます
皮に渋みの残る黒い果実で、思っているより甘くありません
STEP 2|〜3時間
オレンジブロッサムとチュベローズが中心に座ります
乳のような白い花に苦い縁がつき、香りの体温が上がります
STEP 3|それ以降
ブラックバニラムースとパチュリが肌に残ります
体感6〜7時間。焦がした側のバニラを、パチュリが下から支えます
手放しでは勧められないところ
夏のあいだ、この瓶はほとんど開きません。気温が上がると、チュベローズとバニラが汗と混ざって、自分の鼻でも量が多く感じられるからです。外を長く歩く日はなおさらでした。この香水は、涼しくなってからのほうが素直に伸びます。
もう1つは量です。1プッシュでもしっかり出ます。オードパルファムなので、いつもの調子で2回吹くと明らかに多くなります。僕は上着の内側に1回だけ。人と近い距離で座る予定がある日は、それでも量を減らしています。
注意
① 気温が高い日は重くなります。チュベローズとバニラが汗と混ざると、自分の鼻でも量が多く感じられます
② 1プッシュで足ります。オードパルファムなので、2回吹くと近い距離の相手には明らかに多くなります
合う人・合わない人
甘さと苦さが同じ濃さで並んでいる。この状態を面白がれる方とは、まっすぐ噛み合います。片方に倒れないところが、この香水の性格そのものだからです。
大人の色気を足したい方にも向いています。ベースで肌に寄ってからの時間が長いので、夜の予定とちょうど重なります。花の香水を「甘いだけ」と思って避けてきた方にも、一度嗅いでみてほしいところです。
逆に、香りをつけていること自体を忘れていたい方には合いません。チュベローズは存在を主張します。無臭に近いところで落ち着きたい方は、ここで手が止まるはずです。
こんな人に合う
- ✓ 甘さと苦さが同じ濃さで並ぶ香りを面白がれる人
- ✓ 夜の予定に合わせて香りを選びたい人
合わないかも
- × つけていること自体を忘れていたい人
出番が増えるのは、上着を着る季節から
僕がこの瓶を前の列に出すのは、朝に上着が要るようになったころです。

具体的には、10月に入ったあたりで棚の手前へ移します。理由は単純で、気温が下がると香りの立ち上がりがゆっくりになり、ベースまでの道のりが長くなるからです。同じ1プッシュでも、涼しい日のほうが花の段を長く楽しめます。逆に春が来て上着を置いていくようになると、僕はこの瓶を棚の奥へ戻します。
合わせる服は、濃い色のニットかシャツにジャケット。革の靴。ラフな格好の日に開けることは、まずありません。場所は食事の席、人と長く話す夜、久しぶりに会う相手との待ち合わせ。吹くのは上着の内側に1回だけで、肌に直接は入れません。布に乗せたほうが、ベースの甘さが穏やかに出ます。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | オードパルファムの甘さが昼前から全開になるので、上着の内側に1回で抑えています |
| 夜デート | ◎ | ベースで肌に寄る時間と、食事や待ち合わせの時間がきれいに重なります |
| 休日 | ○ | ニットとジャケットの日なら合いますが、ラフな格好だと香りのほうが前に出ます |
| 真夏 | × | チュベローズとバニラが汗と混ざると、自分の鼻でも量が多く感じられます |
箱を取ってあるのには理由があります
この瓶の箱は捨てずに取ってあります。ふだんは瓶だけを棚に出しているので、箱は引き出しの中で眠っている状態です。
取ってある理由は、春になって棚の奥へ戻すときに使うからです。季節で置き場所を動かすと決めているので、移すときの入れ物が要ります。100mLを何年もかけて使う前提なら、出番のない半年をどこに置くかは決めておいたほうが気楽です。僕は暖房の風が回らない側の引き出しに、箱ごと入れています。
置き場所を先に決めてしまえば、あとの季節は何も考えずに済みます。移す月を決めるだけで、置き忘れがなくなりました。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 100mLを何年もかけて使う瓶なので、光の入る場所を定位置にはしていません |
| 浴室・洗面所 | × | 夜に出かける前に使う香水で、朝の動線に置く必要がないので最初から外しました |
| 暖房の近く | × | 上着を着る季節に出番が集中するぶん、暖房の風が当たらない側へ寄せています |
「その匂い、夜の人だね」と言われた日
同僚に「その匂い、夜の人だね」と言われたことがあります。褒められたのかどうか、その場ではよく分かりませんでした。
家に帰ってから腕を確かめて、言われた理由には見当がつきました。その日は朝に吹いて、夕方まで上着を着たままでした。ブラックバニラムースとパチュリが肌に寄る時間帯に、ちょうど話していたわけです。トップの黒い果実は、そのころにはもうどこにも残っていませんでした。
チュベローズの強さは、注文する前からずっと気になっていました。この心配は半分だけ当たっています。吹く量を2回から1回に減らし、肌ではなく上着の内側に入れるようにしてからは、ちょうどいい濃さで収まるようになりました。同じ瓶でも、置く場所ひとつで顔が変わります。
甘い香りが年齢と合わなくならないか、という不安もありました。こちらはベースのパチュリが支えになっています。甘さの下に土の匂いが敷いてあるので、菓子の方向へは倒れません。100mLを使い切れるかという心配だけは、いまも残っています。使う季節を半年に絞っているぶん、減り方はゆっくりです。
買う前に迷った点
| チュベローズが強すぎないか | 2回から1回に減らし、肌ではなく上着の内側へ入れてから、ちょうどいい濃さに収まりました | |
| 甘さが年齢と合わなくならないか | ベースのパチュリが土の匂いを敷いているので、菓子の方向へは倒れませんでした | |
| 100mLを使い切れるか | 使う季節を半年に絞っているので減り方はゆっくりで、いまも残っています |
秋になると前の列へ戻ってくる香り
サルヴァトーレ フェラガモのシニョリーナ ミステリオーサは、ワイルドブラックベリーとネロリで入り、オレンジブロッサムとチュベローズで花を開き、ブラックバニラムースとパチュリで肌に落ち着く100mLのオードパルファムでした。体感の持続は6〜7時間。上着の内側に1回で、夜の予定なら足さずにもちます。
僕にとっては、上着が要るようになってから春までの担当です。夏は棚の奥で休ませます。姉妹のラインが並ぶシリーズなので、買うときは商品コードの410118だけ確かめてください。
この記事のまとめ
- 黒い果実で入り、白い花を通ってブラックバニラムースとパチュリへ落ち着く100mLのオードパルファム
- 体感の持続は6〜7時間。上着の内側に1プッシュで、夜の予定なら足さずにもちます
- 出番は上着を着る季節から春まで。姉妹のラインが並ぶので商品コード410118を確かめて選びます
Salvatore Ferragamo Signorina Misteriosa Eau de Parfum 100mL(3.4fl.oz.)
参考価格 8,888円前後
オレンジフラワーとチュベローズの妖艶な余韻を、大人の色気として纏いたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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