テカるのに乾く。メンズの肌でいちばん多い訴えだと思います。さっぱり系を選ぶと乾き、しっとり系を選ぶとテカる。この往復から抜けたくて、資生堂メンのトーニングローションを使いました。
この記事でわかること
- 「トーニング」という言葉が指すもの
- テカるのに乾く肌への効き方
- ハイドレーティング ローション C との違い
- 4,400円をどう見るか
トーニングとは何をすることか
化粧水の分類でいうトーニングは、肌のきめを整えて、次に塗るものの入りをよくする役割です。水分を大量に入れる役ではありません。
だからこれ1本で保湿を完結させる製品ではない。あとに乳液かクリームを重ねる前提で作られています。ここを取り違えると「物足りない」という感想になります。
| ブランド | SHISEIDO MEN(資生堂) |
| 商品名 | SHISEIDO MEN トーニングローション |
| 価格 | 4,400円(税込) |
| 位置づけ | 整える側の化粧水。あとに重ねる前提 |
| 同カテゴリ | ハイドレーティング ローション C(同4,400円) |
全成分から読めること
| 変性アルコール(1番目) | 全成分の筆頭。**この化粧水がさっぱりする最大の理由**で、揮発しながら表面を引き締める。同時に、乾燥肌には強く出る |
| メントール | 冷たさを出している成分。テカりが減ったように感じるのはこれの働きが大きい |
| グリセリン・エリスリトール | 水分を抱える側。アルコールの逆側を担当している |
| グリチルリチン酸2K・チオタウリン | 整える側の成分。剃ったあとの肌を想定した処方だと分かる |
ハイドレーティング ローション C は並びが違う。あちらは 水・グリセリン・DPG・変性アルコール の順で、メントールは入っていない。同じ4,400円でも中身は別物です。
成分は資生堂 公式サイトの全成分表示の表示による(化粧品)
使ってみた
とろみはほぼ無く、水に近い。手のひらから落ちやすいので、少量を2回に分けて置くほうが無駄がありません。
入ってからの速さ
肌に置いて10秒ほどで表面が乾きます。変性アルコールが筆頭なので、当たり前といえば当たり前。この速さのおかげで、朝の工程が詰まりません。乾いたあとに乳液を重ねると、重ねたものの伸びが明らかに違いました。
テカりは減らない
正直に書きます。これを塗ったから皮脂が減る、ということはありません。変わったのは昼のテカりの「質」で、ベタつく光り方から、うるおっている光り方に寄りました。
比べたうえで「これだ」と思ったなら、こちらです。
ハイドレーティング ローション C との違い
同じ4,400円で2種類あるので迷います。トーニングは整える側、ハイドレーティングは水分を入れる側。
乾燥が主訴ならハイドレーティング、あとに乳液やクリームを重ねる前提ならトーニング。両方買う必要はありません。
メンズの化粧水で何を見るか
選ぶときに見る点は3つだと思っています。しみないか。入りが速いか。あとに何を重ねる設計か。
しみないかは、髭を剃る人には決定的です。そしてこの化粧水は、その点では優しいほうではありません。全成分の筆頭が変性アルコールで、メントールも入っています。
入りの速さは工程の数で決まる
あとに乳液もクリームも重ねるなら、化粧水は速く入ってくれないと工程が詰まります。逆に化粧水で終わらせるなら、ゆっくり入るとろみのあるほうが持ちます。
自分の工程が何段あるかを先に決めてから、化粧水を選ぶ。順番が逆になっている人が多い気がします。
朝と夜で量を変える
朝は少なめ、夜は多め。朝は上に日焼け止めが乗るので、下を軽くしておく。夜は重ねるものが無いので、そのぶん厚くしても困りません。
この配分にしてから、朝の日焼け止めがよれなくなりました。化粧水の量は、上に何が乗るかで決めるのがいちばん失敗しません。
4,400円という価格
ドラッグストアの化粧水の3〜4倍です。毎日朝晩で使うと2か月ほど。月あたり2,000円強と考えると、続けられるかどうかは人によります。
僕の考えでは、化粧水にこの額を出すより、その先の乳液に回したほうが体感は大きい。化粧水は入れる役ではなく整える役なので、差が出にくい段だからです。
剃ったあとに使えるか
僕は使っていますが、剃った直後にのせるとはっきり冷たく、日によってはしみます。メントールと変性アルコールが入っているので当然といえば当然です。
剃るなら夜、化粧水は肌が落ち着いてから。そうでなければ朝に剃って夜にこれを使う。剃った直後に重ねないことだけ守れば、刺激で困ったことはありません。
剃刀負けしているときは休む
赤くなっている日は、化粧水を飛ばして乳液だけにしています。整える工程より、ふたをする工程のほうが優先度が高いからです。
ボトルと使い勝手
口が広めで、傾けたときに出すぎることがあります。手のひらに受けるより、コットンに落としたほうが量を読みやすいと感じました。
置いておく場所を選ばないデザインなのは良い点です。洗面台に出しっぱなしにしても浮かない。毎日使うものは、しまい込むと続かなくなります。
3か月使って変わったこと
肌そのものが変わった実感はありません。変わったのは、そのあとに塗るものの持ちが読めるようになったことです。
乳液が夕方まで持つ日と持たない日の差が減りました。化粧水にできることはここまでで、それ以上を期待するとがっかりします。期待の置き場所さえ間違えなければ、良い1本です。
僕は夜だけこれ、朝は安い化粧水という分け方に落ち着きました。毎日2回使うと2か月で無くなるので、1日1回にすれば4か月。使う回数で単価を調整するのが、この価格帯との付き合い方です。
合わない人
化粧水1本で終わらせたい人には向きません。整えるだけの製品なので、あとに何も重ねないと乾きます。
工程を増やしたくないなら、キュレルの潤浸保湿III のような1本で終わらせる設計のものを選ぶほうが噛み合います。
それでも使い続けている理由
乳液の伸びが変わるからです。同じ乳液を、水だけの肌と、これを塗った肌に置くと、広がり方がはっきり違う。この差のために続けています。
肌が変わったわけではありません。次の一手が効きやすくなっただけです。それを4,400円と見るかどうかが、この製品の判断でした。
ここまでの整理
整える側の化粧水で、これ1本では完結しません。乳液やクリームを重ねる人なら、次の一手が効きやすくなる。化粧水で終わらせたい人は、別の設計のものを選んでください。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント