腕に着ける機器は、大きく2種類あります。画面の大きい時計型と、細いバンド型。値段は3倍以上違うこともあり、何が違うのか分かりにくい。使い方によっては安いほうで十分です。
できることの範囲が違う
| バンド型 | 時計型 | |
|---|---|---|
| 価格 | 5千〜1万円 | 3万〜10万円 |
| 電池持ち | 1〜2週間 | 1〜2日 |
| 通知 | 見るだけ | 返信もできる |
| 通話 | 不可が多い | できる |
| アプリ追加 | 不可 | できる |
| 電子決済 | 一部 | できる |
バンド型は測って通知するところまで。時計型はそこに、手首で完結する操作が加わります。
この差に3万円の価値があるかどうかが判断の分かれ目です。
スマートフォンを常に持っている人なら、手首で操作する機会は思ったより少ない。
電池持ちの差が使い勝手を決める
毎日充電する必要があるかどうかは、実際の運用に大きく効きます。
睡眠を測りたい場合、夜に充電できません。1〜2日しか持たない機器だと、いつ充電するかで悩むことになる。
バンド型なら1週間以上持つので、週末に一度充電すれば運用が回ります。
睡眠の計測が目的なら、電池持ちが最優先です。ここでバンド型を選ぶ理由が生まれます。
逆に、日中の通知と操作が主目的なら毎晩充電する運用でも困りません。
測れる項目はあまり変わらない
意外に思われますが、基本的な測定項目は近い。
どちらでも測れるもの
- 歩数・移動距離
- 心拍数
- 睡眠の時間と深さ
- 消費カロリーの推定
- 運動の記録
差が出るのは精度と、追加の項目です。血中酸素、心電図、皮膚温度といった項目は上位機種に載る。
ただし、これらは医療機器ではありません。数値は目安として扱う前提になります。
毎日の傾向を見るのが目的なら、絶対値の精度より、同じ機器で測り続けることのほうが重要です。
だから安いものでも、続けて使えば十分に役に立ちます。
スマートフォンとの相性を先に見る
機種によって、使える機能が変わります。
iPhoneに他社の時計型をつなぐと、通知への返信ができないことがある。
Androidの場合は組み合わせの自由度が高いのですが、アプリの作りによっては通知が遅れることもあります。
買う前に、自分のスマートフォンで何ができなくなるかをメーカーの対応表で確認してください。
ここを確認せずに買うと、一番使いたかった機能が動かないという結果になります。
装着感で続くかどうかが決まる
どれだけ機能があっても、着けていなければ意味がありません。
| 要素 | バンド型 | 時計型 |
|---|---|---|
| 重さ | 20〜30グラム | 40〜60グラム |
| 厚み | 薄い | 厚い |
| 寝るとき | 気にならない | 邪魔に感じることも |
| 袖口 | 引っかからない | 引っかかる |
スーツを着る人は、袖口との干渉が実際に効きます。厚い時計型は、シャツの袖に引っかかる。
睡眠を測るなら、着けて眠れる重さかどうかが最優先。重いものは無意識に外してしまいます。
どちらを選ぶかの基準
バンド型が向く人
- 健康の記録を始めてみたい
- 毎日充電したくない
- 寝るときも着ける
- 予算を抑えたい
時計型が向く人
- 手首で通知に返信したい
- 運転中や運動中に操作する
- 電子決済を手首で済ませたい
- 腕時計としての見た目も重視する
迷ったらバンド型から始めるのが合理的です。1万円以下で試せて、必要な機能が見えてくる。
そこで物足りなくなったら時計型に移ればいい。最初から高いものを買って使わなくなる、という失敗が避けられます。
整理すると、判断は3つの質問で決まります。
1つ目は画面を見る用事があるか。通知を読んで返す、地図を見る、といった使い方をするなら時計型しかありません。画面のないバンド型では、結局スマートフォンを出すことになります。
2つ目は充電を生活に組み込めるか。時計型は2日から1週間で切れます。外して充電する時間を決められないなら、電池が切れたまま引き出しに入る未来がかなりの確率で来る。
3つ目は身につけていることを忘れられるか。これが意外に大きい。腕に何かある感覚が苦手な人は、機能がいくら優れていても外してしまいます。睡眠を測りたいなら着けたまま寝ることになるので、なおさら効きます。
3つとも「いいえ」に寄るなら、腕に着ける形そのものが向いていないかもしれません。支払いを身軽にしたいだけなら、腕から離れた選択肢もあります。
画面のない選択肢もある
EVERING(決済スマートリング)|21,450円
指輪の形をしていて、Visaのタッチ決済に対応しています。電池を積んでいないので充電が要らず、防水なので着けたまま手を洗える。通知も歩数も見られませんが、腕に何も着けたくない人には効きます。月額660円から使える定額プランもあるので、続くか分からない段階なら、そちらで試す手もあります。
利用できる店舗・交通機関には条件があります。購入前に公式サイトでご確認ください。
防水の等級を確認する
毎日着けるものなので、水への強さは実用に直結します。
| 表記 | できること |
|---|---|
| 生活防水 | 汗・手洗い程度 |
| 5気圧防水 | シャワー・水泳も可 |
| 10気圧防水 | 水泳・シュノーケル |
生活防水のものを着けたままシャワーを浴びると、内部に水が入ることがあります。
毎回外すのは面倒で、そのうち着けなくなる。外さなくていい等級を選ぶほうが続きます。
水泳の記録を取りたいなら5気圧以上が要ります。泳ぐ習慣があるなら、ここは妥協できない部分です。
バンドを替えられるか
本体は気に入っても、バンドが合わないことがあります。
樹脂のバンドは汗で蒸れます。皮膚が弱い人は、ここでかぶれることがある。
交換できる規格なら、金属や布のものに替えられます。仕事の日と運動の日で替えるという使い方もできる。
専用形状のものは、選択肢が限られて価格も上がります。汎用の幅(20ミリ・22ミリなど)に対応していると、選べる幅が広い。
見た目に飽きたときも、バンドを替えるだけで印象が変わります。
買っても続かない理由
この手の機器は、引き出しで眠りがちです。
一番多いのは充電の手間。毎日充電が要るものは、数週間で外したままになります。
次に多いのが、数字を見なくなること。最初の1週間は面白いのですが、自分の生活が変わらなければ数字も変わりません。
だから、何を変えたいかを先に決めておくほうがいい。「睡眠時間を1時間増やす」のような具体的な目標があると、数字を見る理由が続きます。
それと、通知が多すぎると外したくなります。最初に通知するアプリを絞っておくと、手首が震え続ける状態を避けられる。
着けていられるかどうかは、機能表では分かりません。レンタルで試せるものなら、それが確実です。
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この記事の要点
バンド型は測って通知するまで。時計型は手首で操作まで完結します。
睡眠を測るなら電池持ちが最優先。バンド型が向きます。
測れる項目自体はあまり変わりません。差は精度と追加項目です。
迷ったら1万円以下のバンド型から。物足りなくなってから移ってください。
※本記事はプロモーションを含みます

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