スマートフォンとパソコンの間にある道具です。だから「どちらでもできること」しかできない、という言い方もできる。それでも便利な場面はあるので、そこを絞ってから選びます。
何に使うかで大きさが決まる
| 用途 | 向く大きさ | 理由 |
|---|---|---|
| 電子書籍・漫画 | 8〜10インチ | 片手で持てる |
| 動画 | 10〜11インチ | 持って見られる |
| 書類・図面 | 12インチ以上 | 縮小せずに見える |
| 手書きのメモ | 10〜11インチ | 紙の大きさに近い |
| 絵を描く | 11インチ以上 | 作業領域が要る |
漫画を見開きで読みたいなら、12インチ以上が要ります。10インチだと1ページずつになる。
逆に寝転がって使うなら、12インチは重い。600グラムを超えると片手では持てません。
用途を1つに絞ってから大きさを決めると外しません。
重さが使う頻度を決める
| 重さ | 持ち方 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 300グラム前後 | 片手 | 移動中・寝転がって |
| 450〜500グラム | 両手 | 膝の上 |
| 600グラム以上 | 置いて使う | 机の上 |
重いものは、結局机の上でしか使わなくなります。それならパソコンでいい、という結論になりやすい。
持ち歩いて使いたいなら、500グラム以下。そこが分かれ目です。
カバーを付けると100〜200グラム増えます。本体の重さだけで判断しないでください。
通信をどうするか
| 方式 | 利点 | 費用 |
|---|---|---|
| 無線のみ | 本体が安い | 追加費用なし |
| 通信機能付き | どこでも使える | 本体+月額 |
| スマホから共有 | 柔軟 | スマホの電池を使う |
外で使う頻度が週1回以下なら、スマートフォンから共有するので足ります。
毎日外で使うなら、通信機能付きのほうが楽です。共有の設定を毎回するのは面倒になる。
本体価格が1〜2万円変わるので、使う頻度から判断してください。
手書きを使うかどうか
ペンで書けることが、パソコンとの最大の違いです。
手書きが効く場面
- 会議のメモ(図を描く)
- 書類への書き込み
- 資料の校正
- アイデアの整理
- 紙の書類を減らしたい
図や矢印を書くなら、キーボードより速い。ここはタブレットの独自の領域です。
ただしペンは別売りのことが多く、1〜2万円かかります。
書き心地は製品で差があります。遅れがあると、書いていて気持ち悪い。可能なら店頭で試してください。
パソコンの代わりになるか
文書を書く、表を作る程度なら可能です。
ただしキーボードを足すと、重さと価格がノートパソコンに近づきます。
| 作業 | タブレット | パソコン |
|---|---|---|
| 閲覧 | 得意 | 可 |
| メモ・手書き | 得意 | 不可 |
| 長文の入力 | 可(キーボードが要る) | 得意 |
| 複数の窓 | 苦手 | 得意 |
| 専用のソフト | 動かないことがある | 動く |
複数の窓を並べる作業は苦手です。資料を見ながら書く、という使い方には向きません。
仕事で使うなら、パソコンの補助と考えるほうが現実的です。
家の中での使い道
外に持ち出さなくても、家の中で使い道はあります。
家での使い方
- 料理中にレシピを見る
- 動画を見る
- スマート家電の操作盤にする
- 子どもに使わせる
- 電子書籍を読む
台所に置いてレシピを見る用途は、スマートフォンより見やすく実用的です。
家電の操作盤として壁に固定する使い方もあります。古い機種の再利用先としても向く。
家族で共有するなら、使う人ごとに設定を分けられるかを確認してください。
買っても使わなくなる理由
この道具は、目的がないと使われなくなります。
スマートフォンで足りることが多いからです。画面が大きいだけでは、わざわざ取りに行きません。
使われなくなる典型
- 置き場所が決まっていない
- 充電が切れている
- スマホでできることしかしていない
- 重くて持ち歩かない
充電が切れていると、使いたいときに使えません。置き場所と充電の場所を同じにしておくと続きます。
「これはタブレットでやる」と決めた作業が1つあるかどうか。そこが分かれ目です。
中古と型落ちという選択
用途が閲覧中心なら、最新である必要はありません。
| 選択肢 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 最新 | 高い | 長く使える |
| 1〜2世代前 | 2〜3割安い | 性能差は体感しにくい |
| 中古 | 半額以下 | 電池の劣化を確認 |
電子書籍や動画なら、2世代前でも困りません。処理の重い用途がないからです。
中古は電池が消耗している可能性があります。何年使われたかを確認してください。
手書きを使うなら、ペンの対応世代を確認する。古い機種だと新しいペンが使えません。
用途が軽いほど、型落ちを選ぶ価値が上がります。
買う前に代わりを試す
買う前に、スマートフォンで同じことをしてみてください。
それで不便を感じるなら、大きさが解決します。特に不便がないなら、買っても使いません。
電子書籍が目的なら、専用の端末のほうが目が疲れず電池も持ちます。
動画が目的なら、テレビや投影機のほうが快適なこともある。
手書きが目的なら、タブレットが最も適しています。ここは代わりがありません。
つまり「手書き」と「持ち運べる大きな画面」の2つがこの道具の本質的な価値です。
そのどちらかに当てはまるなら、買う理由があります。
あわせて読みたい
- 読書が目的なら紙の手帳の使いどころもどうぞ。
- 作業環境を整えるならノートパソコンスタンドの選び方もどうぞ。
整理しておくこと
用途を1つに絞ってから大きさを決めてください。
持ち歩くなら500グラム以下。それ以上は机の上でしか使いません。
手書きができることが、パソコンとの最大の違いです。
スマートフォンで試して不便がないなら、買っても使いません。
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