スーツのサイズが合っているかを5か所で判断する

スーツが似合わないと感じるとき、原因は顔でも体型でもなく寸法であることがほとんどです。しかも見るところは決まっていて、5か所しかありません。ここを覚えておくと、店で試着したときに自分で判断できるようになります。直せる場所と直せない場所も分かれるので、順番に見ていきます。

目次

肩がすべてを決める

最初に見るのは肩です。ここだけは直しがほぼ効きません。

肩の縫い目が、自分の肩の骨の端とそろっているか。縫い目が腕側にはみ出していれば大きく、内側に食い込んでいれば小さい。

指1本ぶんずれているだけで、正面から見たときの印象が変わります。袖の付け根に波打ったシワが出ていたら、合っていないサインです。

肩が合っていないときに出るもの

  • 肩先に浮きができる
  • 袖の付け根が斜めに引きつる
  • 腕を下ろすと肩の上に横シワが出る
  • 後ろから見て背中が突っ張る

肩幅は既製品を選ぶときの一番の基準になります。他が多少ずれていても直せますが、肩が合わないものは候補から外してください。

着丈は「お尻が隠れるか」で見る

上着の長さは、腕を下ろしたときに親指の付け根あたりに裾が来るのが目安です。

もう1つの見方として、お尻が7〜8割隠れる長さがあります。完全に隠れると重く、まったく隠れないと軽く見える。

着丈見え方向く場面
長め落ち着いて見える礼装・年上と会う場
標準無難仕事全般
短め軽快に見えるカジュアル寄り

近年は短めが流行しましたが、短すぎると数年で古く見えます。1着目は標準に寄せておくほうが長く着られます。

着丈は数センチなら直せますが、ポケットの位置とのバランスが崩れるので大幅な変更は勧められません。

袖丈はシャツを1センチ出す

上着の袖から、シャツの袖口が1〜1.5センチ見える長さが基準です。

この1センチには意味があります。手首まわりに明るい色が入ることで、腕の長さが強調されて全体が締まって見える。

袖から何も出ていないと、腕が短く見えます。逆に3センチも出ていると、上着が小さく見える。

袖丈は直しやすい場所です。本切羽(袖のボタンが開くつくり)だと直せる幅が狭くなるので、買う前にどれだけ詰められるかを聞いておいてください。

胴回りは拳1つ

上着のボタンを留めた状態で、胸元に拳が1つ入るくらいが目安です。

入らなければきつく、拳2つ入るならゆるい。きついと座ったときに前が引っ張られ、ボタンのところにシワが集まります。

この横向きのシワは「Xジワ」と呼ばれます。出ていたらワンサイズ上げるか、ウエストを出す直しが要る。

逆にゆるいと、体の線が出ずに寸胴に見えます。ウエストは絞る方向の直しがしやすいので、肩が合っていれば少し大きめを買って絞るという手も使えます。

パンツは裾の落ち方で決める

裾が靴の甲にどれだけ乗るかを「クッション」と呼びます。

クッション裾の状態印象
ノークッション靴に触れない軽い・現代的
ハーフ少しだけ乗る無難
ワンはっきり折れる落ち着いた印象

迷ったらハーフです。座ったときに靴下が見えすぎず、立ったときにもたつかない。

ウエストは、ベルトなしで歩いても落ちない位置に合わせます。ベルトで締めて固定するのは、そもそも合っていない状態です。

太もものゆとりは、つまんで指2本ぶんが目安。細すぎると座ったときに膝が出て、生地が傷みます。

直せる場所と直せない場所

買う前に、どこまで手を入れられるかを知っておくと選び方が変わります。

場所直せるか備考
裾丈容易当日仕上げの店もある
ウエスト容易2〜3センチが限度
袖丈可能本切羽だと制限が出る
着丈難しいバランスが崩れる
肩幅ほぼ不可作り直しに近くなる

つまり肩と着丈が合っているものを選び、残りを直すというのが正しい順番になります。

この順番を逆にすると、直し代を払ったのに似合わないという結果になります。

既製品で合う人と合わない人

既製品は平均的な体型を基準に作られています。だから平均から外れるほど合いにくくなる。

既製品で苦労しやすい体型

  • 肩幅が広くてウエストが細い
  • なで肩・いかり肩が強い
  • 身長のわりに腕が長い
  • 上半身と下半身でサイズが違う

このどれかに当てはまるなら、直し前提で買うか、最初から採寸して作るほうが早いことがあります。

今いくらか見る

Suit ya(ネット完結のオーダースーツ)

採寸から注文まで自宅で完結します。既製品でサイズが合わない人は、作るほうが結果的に早いことがあります。

Suit yaの公式サイトを見る

既製品を2着買って両方しっくり来なかった人は、一度作ってみると基準が分かります。自分の寸法を知っておくと、その後の既製品選びも早くなる。

季節で見え方が変わる

同じ寸法でも、着る季節で合い方が変わります。

冬は中に厚みが入るので、胸まわりがきつくなる。夏は薄いシャツ1枚なので、同じスーツでもゆるく感じます。

季節中に着るもの胸のゆとり
薄手シャツのみ余りやすい
春秋シャツ+薄手ちょうど良い
シャツ+ニット足りなくなる

だから試着は、実際に着る季節の格好で行うのが正しい。真夏に半袖で試着して冬用を買うと、着られなくなります。

通年で1着に絞るなら、春秋の格好で合わせる。そこが中間になるので、両側に振れても破綻しません。

寸法だけでは解決しないこと

5か所が合っていても、しっくり来ないことはあります。

1つは姿勢です。猫背だと背中に生地が余り、いくら直しても横シワが残る。これは服ではなく体の側の問題になります。

もう1つは体重の変動です。3キロ増減すると、ウエストの合いは変わります。作ったときの体重を覚えておくと、判断がぶれません。

それと、寸法が完璧でも生地が体に合わないことがある。硬い生地は体の線を拾わないので、細身の人が着ると箱のように見えることがあります。

採寸表の数字だけを追うより、鏡の前で正面・横・後ろの3方向を見るほうが確実です。

あわせて読みたい

最後に

肩・着丈・袖丈・胴回り・裾の5か所で判断できます。

肩だけは直しがほぼ効かないので、ここを最優先で合わせます。

袖からシャツを1センチ出すと、腕まわりが締まって見えます。

既製品で2着続けて合わなければ、一度採寸して作るほうが早い。

あわせてオーダースーツの採寸で何を伝えるかもどうぞ。

※本記事はプロモーションを含みます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次