夕方にシャワーを浴びて、手首へ一吹きだけしてから夜まで出歩く日があります。そういう日に棚から手が伸びるのが、タウアー パフュームのオ クール デュ デゼールでした。結論から言うと、これは自分の肌のまわりだけを別の空気に塗り替える一本です。部屋いっぱいに広がる種類の香りではありませんでした。腕にのせるとどう香るか。僕の体感でどのくらい持つか。量を外した失敗や、似合う服と場面も書きます。
この記事でわかること
- 日に焼けた木と琥珀とパチュリが、いっしょに香ります
- 僕の腕での体感の持続と、一吹きに落ち着くまでの加減
- 買う前に飲み込んでおきたい弱点が二つ
- 似合う服装と場面、それから日本でどこから探すかの考え方
Tauer Perfumes Au Coeur du Désert 50mL
参考価格 34,977円前後
お香と乾いた琥珀が香る濃厚なエキストレで、大人びた香水を探している人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
結論:オ クール デュ デゼール は「肌のまわりだけを塗り替える香水」
僕の棚には、ノズルに指をかけた時点で一度手が止まる瓶がいくつかあります。この一本もその側でした。ただし理由がほかとは違っていて、遠くまで飛ぶのが怖いからではありません。濃度が濃いぶん、一吹きの中に入っている情報量が多くて、二吹き目を足すと自分の鼻が追いつかなくなるからです。腕にのせると、乾いた木の板を鼻先に近づけたときのような匂いが、体温の上でゆっくり膨らみます。
ブランドが商品ページに置いている説明文は英語だけで、日本語の版がありません。そこには、温かいウッディアンバー、熟成させたパチュリ、乾いたスパイス、そしてアンバーグリスと書かれています。もうひとつ、レール デュ デゼール マロカンという同じブランドの砂漠の香りを土台にして、そのテーマをさらに深く彫り込んだ一本だという説明もありました。日に焼けた木、温かい琥珀、やわらかいパチュリ、鉱物のようなアンバーグリスの照り返し。売り文句としては詩的すぎると思っていたのに、腕にのせたら言い分のほうが正しいと分かりました。
僕がこれを買ったのは、香水を集めはじめて何年か経ってからです。柑橘とムスクで整えた無難な一本を何度か通ったあとだったからこそ、この乾き方を面白いと感じられたのだと思います。最初の一本にこれを選んでいたら、半分も減らないうちに棚の奥へ押しやっていたはずです。人に「それ、なんの匂いですか」と聞かれた回数でいえば、うちの棚のどの瓶よりも多い一本になりました。しかも聞いてくるのは、たいがい隣に座っている人だけです。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
Ryo
砂漠を持ち歩くというより、日に焼けた木の板を一枚、内ポケットに入れて歩く感じです。

タウアー パフューム オ クール デュ デゼール の基本情報
濃度の表記はエキストレ ド パルファムで、容量は50mLです。説明文には、エキストレの濃度によって、なめらかで密度が高く、より親密な照り返しになると書かれていました。この「親密な」という一語が、腕の上での挙動をよく言い当てています。遠くへ飛ぶ代わりに近い距離で密度が上がるので、同じ部屋の反対側にいる人には届かないのに、隣に座った人には強く伝わりました。
価格は34,977円です。安い買い物ではないので、僕も一度は迷いました。ただ、この濃さだと一日に何度も重ねる使い方をしないので、50mLが減る速さは思っているより遅いはずです。僕の場合、買ってから半年でようやく肩のあたりまで減りました。日本での入り口については、楽天にもYahooにもこのブランドの公式ストアが立っていません。取り扱っているのは輸入香水を専門にしている店です。探すときは商品名を直接打ち込むより、タウアー パフュームというブランド名から一覧を出して、そこからこの一本を見つけるほうが早いと思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | タウアー パフューム |
| 香水名 | オ クール デュ デゼール |
| 濃度 | エキストレ ド パルファム |
| 容量 | 50mL |
| 50mLの価格 | 34,977円 |
| 香調 | コリアンダー/クミン/シスタス/ジャスミン/パチュリ/シダーウッド/ベチバー/アンバーグリス |
| 日本での取り扱い | 輸入香水の専門店(ブランドの公式ストアはなし) |
Tauer Perfumes Au Coeur du Désert 50mL
参考価格 34,977円前後
お香と乾いた琥珀が香る濃厚なエキストレで、大人びた香水を探している人向け。
香りをつくっている素材
腕にのせると、三つの素材がいっしょに立ち上がります。パチュリが強くて、シダーウッドとアンバーグリスもいます。途中で入れ替わる感じもしませんでした。変わるのは強さだけです。体温と量で、どれが大きく出るかが変わります。以下は僕の腕の上での聞こえ方です。
STEP 1|0〜30分
音量が大きく、腕を動かすたびに自分で気づきます
ここで二吹き目を足すと後戻りできません
STEP 2|〜3時間
半径が縮んで、近づいた相手にだけ届きます
僕はこの帯を狙って吹く時間を決めています
STEP 3|それ以降
肌のすぐ上に薄く貼りついて残ります
翌朝までシャツの襟に気配がありました
パチュリ:いちばん強く香るもの
中心にいるのはパチュリです。説明文にも熟成させたパチュリと書かれていて、この「熟成させた」の部分が効いています。安い墨汁のような土くささや、雑貨屋のお香売り場で嗅ぐあの角の立った匂いとは方向が違いました。角が取れて、木の板に近いところまで丸くなっています。土の匂いというより、乾いた土の上に置きっぱなしにした板の匂いです。
ここが好きになれるかどうかで、この香水の評価はほとんど決まると思っています。パチュリの香水を何本か持っている人ほど、この丸め方に感心するはずです。逆にパチュリという名前だけで身構えてしまう人には、一度腕にのせてから判断してほしいところでした。僕自身、瓶の説明を読んだ時点では別の匂いを想像していて、実物とのずれに一度戸惑っています。
アンバーグリスとシダーウッド:いっしょに香るもう二つ
奥で全部を受け止めているのがアンバーグリスです。説明文が鉱物のような照り返しと呼んでいる部分で、甘いというより、日なたの石を触ったときの温度に近い感じ方をしました。ここが敷いてあるおかげで、乾いた素材ばかりが並んでいるのにパサついた印象になりません。肌に長く残るのもこの部分です。翌朝にシャツを嗅ぐと、スパイスは消えていて、この温度だけがまだ座っています。
シダーウッドはずっといっしょに香っています。鉛筆を削ったときのあの匂いを、もっと厚みのある板に置き換えた質感です。説明文にある日に焼けた木という表現は、たぶんこのあたりを指しているのでしょう。ベチバーも同じ奥まった場所にいて、根っこの湿り気を少しだけ足しています。乾いた方向へ振り切りそうになるところを、この根の匂いが引き止めていました。
コリアンダーとクミン:香りをとがらせる二つ
スパイスは細く香ります。説明文は乾いたスパイスとしか書いていませんが、素材の並びにはコリアンダーとクミンが入っています。クミンと聞くとカレーの粉を思い浮かべる人が多いかもしれません。実際に腕の上で立ってくるのは、料理の匂いではなく、汗をかいた皮膚のわずかな匂いのほうです。ここが人によっては引っかかる場所でしょう。
コリアンダーの種のほうは、もう少し明るい側で働いています。柑橘に近い切れ味があって、木と琥珀の重さに小さく刃を入れる役でした。シスタスとジャスミンも同じ上のほうで働いていますが、僕の鼻ではジャスミンの花らしさはほとんど分かりません。花として立つのではなく、スパイスの角をやわらげるために置かれている感じ方でした。
正直な注意点
いいところだけ並べても買う前の役に立たないので、僕がつまずいた点を二つ出しておきます。ひとつは一吹きの香りの強さです。エキストレの濃さがあるうえに、乾いたスパイスは思ったよりよく飛びます。買った週に手首と胸元の両方へ吹いて出かけ、換気の悪い居酒屋のテーブルで、向かいの人が途中から鼻をこすりはじめたときは申し訳なくなりました。それ以来、僕の量は手首に一吹きで固定しています。この加減でようやく、同じテーブルの相手にちょうど届く半径に収まりました。服に吹くのもやめました。ウールのマフラーに移ったぶんは、一度洗っても襟のあたりに残っていたからです。
もうひとつは、最初に払う金額が大きいことです。50mLで34,977円ですから、香水を試しに一本買ってみようという段階の人が手を出す価格ではありません。しかも中身の方向がはっきり分かれるので、腕にのせずに買うと外したときの痛手が大きくなります。可能なら小分けや店頭で一度腕にのせてから決めるのが、外しにくい順番だと思っています。僕は運よく先にレール デュ デゼール マロカンの側を知っていたので、方向の見当がついていました。
注意
① 一吹きの香りが強い。エキストレの濃さに加えて乾いたスパイスがよく飛ぶので、二吹きすると狭い場所で持て余します
② 最初に払う額がまとまる。50mLで34,977円と、方向のはっきり分かれる香りを試さずに買うには重たい額です

合う人・合わない人
香水を何本か通ってきて、無難な一本にもう飽きた人には気持ちよくはまります。柑橘やムスクで整えた香りを一通り持っている棚の、四本目や五本目に置く種類だからです。乾いた木や土の匂いにもともと反応してしまう人、たとえば削りたての鉛筆や、日に干した木の板の匂いを好んでいる人なら、最初の一吹きでうれしくなるでしょう。周りと同じ匂いになりたくないという動機で香水を選んでいる人にも向いています。
逆に、甘さや石けんの清潔感を香水に求めている人は避けたほうが無難です。この一本の甘さは低めから中くらいだと説明文にも書かれていて、実際に腕の上でも砂糖の側へは寄ってきません。人と近い距離で長く過ごす仕事の人にも、扱いにくい方向でしょう。それから、香水の一本目としてこれを選ぶのはおすすめしません。基準になる無難な香りを先に知っておいたほうが、この乾き方の面白さが分かりやすいからです。
こんな人に合う
- ✓ 無難な香水に飽きて、四本目や五本目を探している人
- ✓ 削りたての鉛筆や乾いた木の匂いに、もともと反応してしまう人
合わないかも
- × 甘さや石けんの清潔感を香水に求めている人
使う場所と時間
いちばん機嫌よく働いてくれるのは、気温の下がってきた季節の夕方から夜でした。照明を落とした店のカウンター、屋外で人を待っている時間帯が、この香りの得意な場所です。服装は、ウールのコートやコーデュロイのように、生地そのものに厚みと乾いた手ざわりがあるものと釣り合いました。つるりとした化繊のシェルジャケットに合わせた日は、香りだけが浮いて聞こえたので、それ以来やめています。
仕事の日に持ち出すときは、家を出る三十分前に手首へ吹いて、音量が落ちてから出社する形にしています。会議室のような閉じた部屋では、一吹きでも存在感が残るからです。真夏はもっと厳しいです。汗と乾いたスパイスが混ざると、香りというより体臭が濃くなったように感じました。暑い時期はほとんど棚で休ませています。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 閉じた部屋には一吹きでも残るので、家を出る三十分前に吹いています |
| 夜デート | ◎ | 近い距離でこそ、この濃度の密度が持ち味になります |
| 休日 | ○ | ウールやコーデュロイのように厚みのある生地と釣り合います |
| 真夏 | × | 汗と混ざると濃くなって、自分でも重く感じます |
保管で中身は変わる
置き場所は最後の一吹きに出ます。僕は以前、別の香水を洗面台に出しっぱなしにして、吹いた瞬間の匂いだけ酸っぱくなった経験がありました。それからは箱に戻して、寝室の引き出しにしまう形へ切り替えています。この一本は乾いた素材と琥珀の温度が釣り合って成り立っているので、どこか一辺が痩せると、途端に間の抜けた匂いになってしまう心配があります。
50mLを一吹きずつ使う速さだと、一年ではとても使い切れません。手元に置く期間が長いぶん、置き場所の差がそのまま最後まで効いてきます。瓶は素っ気ないくらい簡素な見た目で、棚に並べても様になるのですが、そこは我慢のしどころでした。
置き場所と影響
| 直射日光の当たる窓際 | × | 光と温度で中身が先に痩せます |
| 浴室・洗面所 | × | 湿気と温度差が同時にかかります |
| 暖房の近く | × | 温まった状態が続くと乾いた部分から抜けます |
| 使い切るまで年単位 | 要注意 | 50mLを一吹きずつ使う速さだと保管期間が長く、置き場所の差がそのまま出ます |
口コミの読み方
言われがちなことに、使ってきた側から三つ答えておきます。読むときは、その人がどれくらいの量を、どんな気温で嗅いだのかを想像してみてください。噛み合わない感想の多くは、そこが違うだけでした。
口コミの読み方
| 主張が強い | そのとおりですが、量で調整できます。手首に一吹きだけなら、同じテーブルの相手に届く半径で収まりました | |
| 高すぎる | 一日に何度も重ねる種類の香りではないので、一本を何年かけて使うかで考えてみてください | |
| 季節を選ぶ | 気温が上がると濃くなります。涼しい時期の夜に使うほうが、持ち味が出ます |
まとめ
タウアー パフューム オ クール デュ デゼールは、日に焼けた木と琥珀と丸めたパチュリがずっといっしょに香る一本でした。香りが強めなので、量は少なめでいいです。乾いたスパイスが細く香って、アンバーグリスとベチバーが全部を受け止めます。閉じた部屋と真夏だけ外して、手首に一吹きへ固定してしまえば、涼しい季節の夜にいちばん頼りになる香水になるはずです。無難な一本に飽きた人ほど、腕にのせてみてほしいと思っています。
この記事のまとめ
- ✓日に焼けた木と琥珀とパチュリ、乾いたスパイスがいっしょに香る一本
- ✓僕の腕では強く香るのが六時間ほど、肌の近くには翌朝まで残ります
- ✓量は手首に一吹きで固定。閉じた部屋と真夏だけは外すのが無難です
Tauer Perfumes Au Coeur du Désert 50mL
参考価格 34,977円前後
お香と乾いた琥珀が香る濃厚なエキストレで、大人びた香水を探している人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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