平日は会社、土日は買い物と、同じトートを1つで回そうとすると、だいたいどちらかで不満が出ます。軽さだけを見て買った布のトートは、雨の日に中の書類ごと湿ってしまいました。逆に通勤用のかっちりしたトートを休日に持つと、コンビニへ行くだけで大げさに見えます。
原因は好みではなく、基準そのものが入れ替わるところにあります。通勤で効くのは、PCが入るか、床に置いて自立するか、濡れても戻る素材か、肩に掛けられるか。この4つです。休日になると、そこが丸ごと差し替わります。空のときの重さ、入れたい物が入る容量、そして持っている自分がどう見えるか。効いてくるのはこちらに変わります。
今回は9点を、価格順ではなく用途の順で並べました。3,465円前後のニューバランスから26,968円前後のREVLまで、7倍以上の開きがあります。ただ、高いほうが通勤に強いかというと、そうではありませんでした。いちばん高いREVLは縦19cmで、A4の書類は入りません。反対に13,200円前後のマンハッタンポーテージには、A4がゆったり収まって「しっかりと自立する」と公式に書かれています。値段は用途の答えにならない、というのが今回いちばんはっきりしたところでした。
もう1つ先に断っておきます。数字はすべて各ブランドの公式ページか正規取扱店の記載から取りました。容量や自立の可否は、書かれていない商品のほうがむしろ多いです。書かれていないものは、そのまま「記載なし」と書きます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
通勤と休日では、見るところがまるごと入れ替わります
9点をいきなり並べても選べません。先に、自分がどちらの基準で見るのかを決めてください。ここが決まると、候補は9点から3〜4点まで一気に減ります。
通勤で効くのは、PC・自立・素材・肩の4つ
いちばん最初に決まるのはPCです。13インチのノートPCを毎日持ち歩くなら、PCポケットや13インチという記載があるものに絞るしかありません。A4の書類だけなら、選択肢はぐっと広がります。
次に効くのが自立です。電車の床、会議室の椅子の下、飲み屋の足元。トートは中身が減ると自分から倒れます。倒れた口から書類が滑り出た経験があると、この一点だけで候補が変わってきました。
素材は、雨に当たったあとに元へ戻るかどうかで見ます。ナイロンやポリエステルは水を吸わずに乾きが早い一方、コットンキャンバスは水を吸って重くなります。なお、撥水加工をはっきり書いていた商品は、今回の9点では見つかりませんでした。素材そのものの性格で判断するしかありません。
4つめが肩掛けです。傘を差して改札を通ってスマホを出す、という動作は片手ではできません。ショルダーベルトか、肩に掛かる長さの持ち手か。通勤ではここが地味に効きます。
休日は、重さと容量と見た目が、そのまま満足度になります
休日のトートで先に確かめてほしいのは、空のときの重さです。今回の9点は、記載があったもので445g前後から750g前後まで開きがありました。305gの差は数字で見ると小さいものの、半日持ち歩くと肩に残ります。
容量は、入れたい物から逆算してください。上着とペットボトルと本くらいなら16L前後で足ります。着替えやタオルまで入れる日があるなら、21Lや30Lという数字が意味を持ってきます。
最後が見た目です。通勤バッグでは無視していい要素ですが、休日は「持っている自分がどう見えるか」がそのまま満足度になります。ここは正直、数字では決められません。色数の多い商品を選んで、自分の服に合う色を選べる幅を残しておくのがおすすめです。
| 見るところ | 通勤で使うなら | 休日で使うなら |
|---|---|---|
| 収納 | A4の書類とPCが入るかが最優先 | 入れたい物が入れば十分 |
| 自立 | 床や足元に置く場面が多く、効き方が大きい | 気にならない場面のほうが多い |
| 素材 | 濡れても戻る合成繊維が楽 | 帆布や革の表情を優先できる |
| 重さ | 中身が重いぶん、本体は軽いほど助かる | そのまま体感の軽さになる |
| 肩掛け | 傘や改札で片手が空く | 荷物量しだい |

通勤に持ち出せる3点は、PCと書類が入るかで決まりました
ここからは実物です。まず、平日に毎日持てる3点から見ていきます。
マンハッタンポーテージ トンプキンス|A4が「ゆったり」入って、しかも自立します
今回9点を調べていて、いちばん役に立ったのがこの1点でした。理由は単純で、通勤で確かめたい条件が、公式に文字で書かれているからです。
素材はナイロン、重量は約500gです。メイン収納部について「A4ノートがゆったり収まるサイズ感」と書かれており、さらに「しっかりと自立する」とも明記されています。この2つがはっきり書いてある商品は、9点のなかでこれだけでした。肩掛けにも対応し、ファスナーが付いています。
価格は13,200円前後でした。1万円台前半で、A4と自立と肩掛けが揃うのは素直に良いと思います。惜しいのは寸法で、高さ約24cm以外の内寸(幅・マチ)は公式ページに載っていませんでした。厚みのある物を入れる予定があるなら、店頭で一度マチを見ておいてください。
まずは通勤の条件を全部満たす1本から見比べたい、という方に向いています。
マンハッタンポーテージ トンプキンス トートバッグ (MP1336Z)
参考価格 13,200円前後
自立してA4もすっと入る、通勤にも普段使いにも使えるナイロントート
アッソブ エクスクルーシブ ビジネストート|13インチのPCを、バリスティックナイロンで運びます
PCを毎日持ち歩く人に、いちばん近い作りをしているのがこの1点です。「PCポケットには13インチ(MacBook基準)のデバイスが収納できます」と、収まるサイズまで書かれています。
主素材はCORDURA ballistic 1000D×840Dのナイロン100%、副素材にオイルドカウレザー(ベジタブルタンニン鞣し)が使われています。バリスティックナイロンは、糸そのものが太くて摩擦に強い素材です。毎日机の角にこすれる通勤バッグでは、この違いが1年後に出ます。天ファスナーが付いていて、口が開きっぱなしにならないところも通勤向きでした。
重量は約750gで、今回の9点ではいちばん重い数字です。中身が空でこの重さなので、PCと書類を入れれば2kgを超えてきます。軽さを求める方には向きません。価格は23,100円前後になります。容量のL表記と自立するかどうかは、公式ページに記載がなく確認できませんでした。
かっちりしたバッグを長く1つ使う考え方なら、10年使えるビジネスバッグのブランド3つで挙げた選び方がそのまま重なります。
マスターピース リンク|16.5Lの日本製。ナイロンなのに、あらたまった場でも浮きません
ナイロンのトートは楽な代わりに、少しかしこまった場所で浮くことがあります。この1点はそこを外してきました。表地は特殊加工のナイロンツイル、付属にエンボスカウレザーを使い、原産国は日本です。
容量は約16.5L、重量は約660gと、どちらも公式に出ています。タイトルにはA4対応の記載があり、肩掛けと斜め掛けの両方に対応します。斜め掛けができるトートは今回これだけでした。自転車や、人の多い駅を通る通勤では、この一点で楽さが変わります。
色はBLACK、BLACK-C、ORANGE、BEIGE、NAVY、NAVY-Bの6色です。今回の9点で最も色の選択肢が多く、平日の服に合わせやすい色を選べます。価格は26,400円前後と高めですが、日本製でこの内容なら納得のいく金額でした。自立するかどうかだけは記載がなく、確認できていません。
休日に軽く持てる4点は、重さと容量で並べました
ここからは休日側です。基準が入れ替わるので、通勤の3点とは見るところが変わります。
コールマン 2WAYバックパックトート|21Lを、約400gで背負えます
荷物が多い日の答えがこれでした。容量は約21L、サイズは約32(W)×40(H)×13(D)cm、それでいて重量は約400g前後です。数字を並べて、正直おどろきました。
素材はナイロンとポリエステル、PCとタブレットのスリーブが内蔵されています。ショルダーベルトは取り外しができ、バックパックにも切り替えられる2WAY仕様です。手で持って改札を抜け、駅から家までは背負い直せます。荷物が重い日ほど、この切り替えが効きました。
価格は5,390円前後です。この内容で5千円台という時点で、他の休日用と比べる意味があります。ただ、A4が入るという話は購入者レビューによるもので、公式の仕様表には明記がありませんでした。書類を入れる前提なら、この1点は候補から外して考えてください。
背負う形を本気で検討するなら、エースジーンのビジネスリュックの検証も合わせて読むと判断が早くなります。
カーハートWIP ジェイク|約510gでB4まで。リサイクルポリエステルの1枚
休日に持って気分が上がる、という基準で見たときに強いのがこの1点です。表地はリサイクル素材のポリエステル100%、裏地もポリエステル100%で、重量は約510gでした。
タイトルにはA4とB4の対応が書かれています。B4まで受けるトートは今回これだけで、雑誌や画集を平で持ち帰れます。肩掛けにも対応しました。価格は17,600円前後で、休日用としては上のほうです。
容量のL表記と自立の可否は、公式ページで確認できませんでした。数字で詰めたい方には物足りない情報量です。それでも、ブランドの見え方と実用の重さが同時に立っている1点でした。
ティンバーランド|約445g・16L。今回いちばん軽い1点でした
軽さだけを取るなら、これが答えになります。重量は約445g、容量は16Lで、サイズは高さ35.5×幅40.5×マチ11.5cm、原産国はバングラデシュと記載されています。
素材はシェル1がポリエステル100%、シェル2がリップストップのポリエステル100%、ライニングはリサイクルポリエステル100%です。リップストップは、糸を格子状に織り込んで裂けを止める作りをいいます。荷物を詰めて角が当たる休日の使い方に向いています。
価格は7,700円前後でした。軽さと容量の数字が両方出ていて、この価格なら選びやすいと思います。一方で、A4が入るか、自立するか、肩に掛けられるかは公式ページに記載がなく、いずれも確認できませんでした。肩掛け前提で探している方は、ここが分からない点を承知のうえで選んでください。
ニューバランス キャンバストート|3,465円前後で30L。値段の桁が違います
今回いちばん安く、いちばん容量が大きいのがこれでした。素材は16ozの厚手コットンキャンバス、タイトルには「大容量30L」と書かれています。肩掛けと手持ちの両方に対応しました。
16ozは帆布の厚さを表す単位で、数字が大きいほど生地が厚くなります。トートで一般的なのは10oz前後なので、16ozはかなり厚い部類です。厚い帆布は最初こそ硬いものの、使うほど角が落ちて体に沿ってきます。
価格は3,465円前後です。30Lという容量を考えると、この金額はかなり攻めています。ただ、重量とA4対応の可否、自立するかどうかは、いずれも公式ページに記載がなく確認できませんでした。30Lのキャンバスなので、荷物を入れたときの重さは軽くはならないはずです。そこは織り込んで選んでください。
素材の変化ごと持つ2点は、帆布と革でした
残る2点は、通勤か休日かという軸から少し外れます。使うほど表情が変わる素材を、変化ごと持つという選び方です。
イルビゾンテ キャンバストートバッグ|コットン100%、幅33.5×高さ36×マチ12cm
イタリアのブランドが作る帆布のトートです。素材はコットンキャンバスのコットン100%、サイズは幅33.5×高さ36×マチ12cm、持ち手上がりは22cmと出ています。持ち手上がり22cmは、手に提げるにはちょうどよく、厚手のアウターを着ると肩には掛けにくい長さです。
タイトルにはA4対応の記載があります。色は全4色から選べます。価格は18,800円前後です。コットン100%の帆布は水を吸うので、雨の日の通勤には向きません。そのぶん、日焼けと汚れが積み重なって色が変わっていくところが、この素材を選ぶ理由になります。
重量と容量のL表記、自立するかどうかは、公式ページに記載がなく確認できませんでした。ここは惜しいところです。革のパーツを含む小物で作りを先に確かめたい方は、イルビゾンテのキーケースのレビューが参考になります。
イルビゾンテ キャンバストートバッグ (BTO130TCMO09)
参考価格 18,800円前後
コットン100%のキャンバス地でタフに使える、イタリアブランドの帆布トート
REVL 栃木レザー トートバッグ|縦19cm。A4を諦める代わりに手に入るもの
9点でいちばん高い26,968円前後、そしてA4が入らない1点です。サイズは横28×縦19×マチ14cm、重量は約570g、原産国は日本と記載されています。素材は栃木レザーのフルベジタブルタンニンレザーです。
縦19cmという数字を見た時点で、通勤の書類鞄としては使えません。ここは短所というより、そもそも別の用途に向けて作られた形です。入るのは財布とスマホと文庫本、あとは折りたたみ傘くらいまでです。荷物を減らした休日や、食事に出るときの手荷物という使い方になります。
フルベジタブルタンニンレザーは、植物由来のタンニンでなめした革をいいます。使ううちに色が濃く沈んでいく変化があり、その過程を目的に選ぶ人が多い素材です。マチが14cmあるので、小ぶりに見えて意外と物が入ります。高いから通勤に強い、が成り立たないとはっきり分かる1点でした。

買ってから引っかかりやすいのは、書かれていない項目でした
9点を調べていて、いちばん困ったのは価格でも素材でもありません。確かめたい項目が、そもそも書かれていないことでした。
自立すると明記があったのはマンハッタンポーテージだけです。容量のL表記が出ていたのは4点にとどまりました。重量が分かったのは7点で、イルビゾンテとニューバランスの2点は記載がありませんでした。A4についても、記載があるもの、レビューでしか触れられていないもの、寸法から入らないと分かるもので、状態がばらばらでした。
ここを混同すると失敗します。記載がないことは、その機能が無いという意味ではありません。単に、公式の商品ページで確認できなかったというだけです。逆に言えば、確認できていない項目を「たぶん大丈夫」と埋めて買うと、届いてから気づきます。自分にとって外せない条件だけは、購入ページで文字を探してください。
もう1つ、トートという形そのものの弱点があります。口が上に開いているので、開閉の仕様が効きます。今回はっきり天ファスナーの記載があったのはアッソブでした。マンハッタンポーテージにもファスナーの記載があります。残りは開閉についての情報が十分ではないので、電車で立つ機会が多い方は、ここを確認してから決めてください。
| 確かめたい項目 | はっきり書かれていた商品 | 見つからなかった商品 |
|---|---|---|
| 容量(L表記) | コールマン21L・マスターピース16.5L・ティンバーランド16L・ニューバランス30L | アッソブ・イルビゾンテ・カーハート・REVL・マンハッタンポーテージ |
| 自立 | マンハッタンポーテージ(しっかりと自立すると明記) | 残る8点は記載なし |
| A4 | マンハッタンポーテージ・イルビゾンテ・マスターピース・カーハート | ニューバランスとティンバーランドは記載なし、コールマンはレビュー由来、REVLは縦19cmで不可 |
| 重量 | 7点に記載あり(約445g〜約750g) | イルビゾンテとニューバランスは記載なし |
通勤と休日が半々なら、この順で切ってください
平日も休日も同じくらい使う、という方がいちばん迷います。その場合は、条件のきつい通勤側から先に満たすのが失敗しにくい順序です。休日の基準は後から足せますが、PCが入らないバッグは、あとからどうにもなりません。
用途が半々のときの切り方
- ① 平日に持つ日が週3日以上あるなら、通勤側の条件から先に満たす
- ② PCを毎日運ぶなら、PCポケットか13インチの記載があるものだけに絞る
- ③ 電車や飲み屋で床に置くなら、自立の記載を確認する
- ④ 残った候補のなかから、休日に持って気分が上がる色と素材を選ぶ
- ⑤ どうしても両立しないなら、2つ持つほうが結果的に安く済みます
2つ持つ場合の組み合わせも書いておきます。通勤側を13,200円前後のマンハッタンポーテージ、休日側を3,465円前後のニューバランスにすると、合計で16,665円前後です。26,968円前後のREVL1点より安く収まります。用途が割れているなら、1本に高い金額を集めるより、こちらのほうが日々のストレスは小さくなりました。
手で提げずに肩へ掛けたいなら、メンズのショルダーバッグまで候補を広げられます。人気ブランドの7点を、価格帯別に並べました。
泊まりの荷物まで入れるとなると、トートでは口の広さも容量も足りません。ゴルフや旅行で使う1つを別に持つなら、メンズのボストンバッグを6点、用途別に並べました。
持つ場面から逆に引くと、選ぶ時間は短くなります
トートバッグは形が似ているぶん、スペックだけを横に並べても差が見えません。今回9点を調べ直して分かったのは、順番を逆にするほうが早いということでした。どのバッグが良いかではなく、自分がどの場面で持つのかを先に決めます。そこから条件を4つに絞れば、9点はすぐに3点まで減ります。
平日にPCを運ぶなら、PCポケットと自立の記載があるかどうか。休日に軽く持つなら、重量とLの数字が公式に出ているかどうか。素材の変化を愉しみたいなら、帆布か革かで分かれます。この3つの入口のどこに立っているかが決まれば、あとは価格の折り合いだけです。
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※本記事はプロモーションを含みます

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