黒縁メガネを探し始めると、6,000円台のものと2万円を超えるものが同じ棚に並んでいて、値段の理由がすぐには読み取れません。素材の差だと思われがちですが、最終的に払う総額を決めているのは、もっと手前にある一点です。その商品が「フレームのみ」なのか、レンズまで込みで届くのか。ここを取り違えると、届いた箱を持ってそのまま眼鏡店へ行くことになります。
黒縁メガネの売られ方は、大きく三つに分かれます。ひとつめはフレームのみで、レンズは付いてきません。ふたつめは度なしの完成品で、伊達メガネやパソコン作業用として、箱から出してすぐ掛けられます。みっつめは度付きのレンズ込みで注文できるタイプになり、購入手続きの途中で度数を伝える流れが一般的です。
今回並べた6本のうち、5本は「注文のときに度なしと度付きを選べる完成品」で、残る1本は「フレームのみ」でした。価格は6,930円前後から23,200円前後までですが、いちばん高い1本にはレンズ代が含まれていません。つまり実際の差額は、画面に出ている数字よりも開きます。ここを最初に押さえておくと、比較がぐっと楽になります。
先に三つの買い方を整理してから、6本がそれぞれどこに当たるのかを見ていきましょう。そのうえで確かめたいのが、顔に出る印象と掛け心地を左右する三点、つまり縁の太さ・鼻パッドの有無・レンズ幅です。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
黒縁メガネの買い方は三つに分かれます
同じ「黒縁メガネ」という言葉でも、商品ページが売っているものは三通りあります。この違いを知らないまま値段だけで比べると、安く見えたほうが結果的に高くつく、という逆転が起きかねません。
| 買い方 | レンズの扱い | 向いている人 |
|---|---|---|
| フレームのみ | レンズは付属せず、眼鏡店で別途入れます | 度数が決まっていて、レンズの種類も自分で選びたい人 |
| 度なしの完成品 | 度の入っていないレンズが入った状態で届きます | 視力の矯正は必要なく、見た目やパソコン作業のために掛けたい人 |
| 度付きで注文 | 注文の途中で度数を伝え、レンズ込みで仕上がって届きます | いま使っている処方の数字が手元にある人 |
フレームのみの商品ページには、「デモレンズ未装着」「レンズは別売り」といった書き方がよく出てきます。デモレンズというのは、店頭でフレームの形を見せるために入っている度のない板のことです。これが入っていない状態で届くので、そのままでは掛けられません。
度なしの完成品は、いわゆる伊達メガネにあたります。視力を矯正する役目はありませんから、日常的にコンタクトを使っている人や、単純に顔の印象を変えたい人が選ぶ形です。度付きで注文する場合は、店によって「レンズ交換」「セミオーダー」「レンズセット」と呼び方がばらつきます。言葉が違うだけで、やっていることは同じなので、そこで迷わないでください。

縁の太さで、顔に出る印象がはっきり変わります
黒縁は色が強い分、縁の太さがそのまま印象になります。太いほど輪郭がくっきり出て、細いほど顔から浮かずになじみます。どちらが良いという話ではなく、掛ける場面で決めるものです。
太さを打ち出しているセル系
今回の6本で、太さをはっきり商品名に出しているのはメガネスタイルのVQ-1005です。アセテート製で「太セル」と表記されており、レンズ幅は49mmと書かれています。もう一本、角矢甚治郎作の其参拾六はセルロイド製で、レンズ幅56mmと6本のなかで最も大きい数字です。セル系は縁が厚くなりやすいので、黒縁らしさを求める人はこの二本から見ると早いはずです。
縁が主張しすぎない金属・樹脂系
ZoffのZT262021はフロント素材がメタル/β-Tiと明記されています。金属フレームは細く仕上がるため、黒でも重さを感じさせにくい方向に振れます。eyeatelierのTR90フレームとメガネスタイルのKU-7003(ウルテム×チタン)も、樹脂と金属を組み合わせた軽さ重視の作りです。仕事の場で浮かせたくない、という条件なら、こちら側から探すほうが失敗が少なくなります。
太さで迷ったときの決め方
- 顔をしっかり見せたい・写真でも分かる変化がほしいなら太いセル
- 会議や商談で「メガネの人」と言われたくないなら細い金属
- 迷ったら、いま持っている一本と逆を選ぶと使い分けができます
価格の低い順に、6本を1本ずつ見ていきます
ここからは実売価格の低い順に並べます。それぞれ「フレームのみか、度なしか、度付きまで頼めるのか」を最初に書きますので、自分の買い方に合うものだけ拾ってください。
6,930円前後|Zoff JOURNAL STANDARD relume ウエリントン型(ZA261005-18E1)
6本のなかで最も手頃な一本です。買い方としては、同じ商品ページのなかで「度なし(伊達)」と「度付き(レンズ交換)」を選べる完成品にあたり、フレームにデモレンズが入った状態で届きます。フロント素材はアセテート、型番表記は48□22-145で、レンズ幅は48mmと書かれています。重さは27.8gという記載ですが、これはデモレンズを外した状態の数字です。
はじめて黒縁を試すなら、この価格帯から入るのは理にかなっていると思います。合わなかったときの損が小さく、判断が早くなるからです。
Zoff JOURNAL STANDARD relume ウエリントン型メガネ
参考価格 6,930円前後
6点中もっとも手頃な価格で、まず黒縁を試したい人向けの1本。
8,480円前後|eyeatelier TR90フレーム ボスリントン(boston02_bl)
TR90という樹脂を使った一本で、商品説明には「軽量なTR90素材を採用」と明記されています。TR90はしなやかで折れにくい樹脂として眼鏡フレームに使われる素材です。こちらも度なし(伊達)と度付き(セミオーダー)を選べる完成品として売られています。
ブルーライトカットレンズがオプションとして案内されていますが、カット率の数値はページ内に表示されていません。数字が出ていない以上、どの程度カットするのかは判断できませんので、そこを重視するなら購入前に店へ確認してください。
eyeatelier TR90フレーム ボスリントン黒縁メガネ
参考価格 8,480円前後
TR90素材の柔軟性で長時間掛けても負担を感じにくい、PC作業用にも向く1本。
8,780円前後|メガネスタイル ウルテム×チタン ボストン型(KU-7003)
鼻パッドが付いていることが仕様欄に明記されている一本です。素材はウルテムとチタンの組み合わせで、レンズ幅46mm・鼻幅19mm・テンプル135mm・上下幅41mm・フレーム幅140mmと、数字がひととおり公開されています。度なしと度付きのどちらでも注文でき、度付きメガネのカテゴリでレンズセットとして扱われています。
寸法をここまで出している商品ページは、実は多くありません。手持ちのメガネと比べて選びたい人には、この情報量そのものが価値になります。
メガネスタイル ウルテム×チタン ボストン型メガネ(鼻パッドあり)
参考価格 8,780円前後
ウルテム×チタンの軽量フレームに鼻パッドが付き、ズレにくさを重視する人向けの1本。
11,000円前後|メガネスタイル 太セル ウェリントン(VQ-1005)
アセテート製の太セルで、黒縁らしい存在感が出る一本です。レンズ幅49mm・鼻幅22mm・テンプル148mm・上下幅40mm・フレーム幅138mm、鼻パッドありと明記されています。買い方の選択肢が最も広く、「度なし」「度付き」「伊達」から選べる形になっていました。
太さがほしくて、なおかつ鼻でしっかり支えたい。この二つが同時に叶うのは、6本のなかでこの一本だけです。
メガネスタイル 太セル ウェリントン黒縁メガネ(アセテート)
参考価格 11,000円前後
厚みのあるアセテート製の太縁で、しっかり黒縁らしい存在感を出したい人向けの1本。
16,500円前後|Zoff FASHION ウエリントン型 メタル/β-Ti(ZT262021-19E1)
6本で最も軽い11.2gという数字が出ている一本です。フロント素材はメタル/β-Ti(チタン合金)、型番表記は53□18-150で、レンズ幅は53mmになります。度なし(伊達)と度付き(レンズ交換)を選べる完成品です。
同じZoffの表記どうしで比べると、ZA261005が27.8gでこちらが11.2gですから、16.6gの差になります。どちらもデモレンズを外した重さなので、実際に度付きレンズを入れればこの数字より重くなる点は覚えておいてください。それでも金属フレームの軽さは、掛けている時間が長いほど効いてきます。
Zoff FASHION ウエリントン型メガネ(メタル/β-Ti)
参考価格 16,500円前後
メタル/β-Ti(チタン合金)フレームで、6点中もっとも軽い11.2gの掛け心地を求める人向けの1本。
23,200円前後|匠 角矢甚治郎作 其参拾六 セルロイド眼鏡フレーム
6本で唯一のフレームのみの商品です。商品ページには「角矢甚治郎作はデモレンズ未装着です」と明記されており、レンズは付属しません。買ったあとに眼鏡店へ持ち込んでレンズを入れる前提になりますので、表示価格に加えてレンズ代がかかります。
素材はセルロイド、生産国は日本(鯖江)です。サイズは56ロ17-145、レンズ縦幅は35mmと記載されています。レンズ幅56mmは6本で最大で、縦幅の数字も公開されているため、手持ちのフレームと重ねて確かめやすいはずです。工程に手のかかるセルロイドを使った鯖江のフレームで、値段の理由が素材と作りにあることは、仕様の書き方からも伝わってきます。
匠 角矢甚治郎作 其参拾六 セルロイド眼鏡フレーム(日本製・鯖江)
参考価格 23,200円前後
鯖江のハンドメイド・セルロイド製で、自分の使う眼鏡店で好きなレンズを入れたい人向けの『フレームのみ』の1本。
鼻パッドの有無は、ずり落ちるかどうかを決めます
日本人の顔立ちでメガネを選ぶとき、レンズ幅や色より先に効いてくるのが鼻パッドです。鼻根が低めだとフレームが下がりやすく、パッドが無い一体型は特にずり落ちやすくなります。逆に、パッドがあれば高さと角度を調整できるので、あとから合わせ込む余地が残ります。
| モデル | 鼻パッドの記載 | レンズ幅 |
|---|---|---|
| Zoff ZA261005 | 記載が見当たりません | 48mm |
| eyeatelier TR90ボスリントン | 記載が見当たりません | 記載が見当たりません |
| メガネスタイル KU-7003 | あり | 46mm |
| メガネスタイル VQ-1005 | あり | 49mm |
| Zoff ZT262021 | 記載が見当たりません | 53mm |
| 角矢甚治郎作 其参拾六 | 記載が見当たりません | 56mm |
鼻パッドが明記されているのはメガネスタイルの2本です。ここが決め手になる人は、その2本から見ていくのが確実だと思います。残りの4本については、パッドの有無を購入前に店へ質問しておくと安心です。
なお、パッドの無いフレームでも鼻幅の数字が合っていれば問題なく掛けられます。今回の6本で鼻幅が公開されているのは、22mm・19mm・22mm・18mm・17mmという並びでした。手持ちのメガネの内側に印字された数字と見比べてみてください。

レンズ幅は、顔の幅とセットで見ないと意味がありません
レンズ幅は46mmから56mmまで、10mmの開きがあります。ただしレンズ幅が大きいほどフレーム全体も大きい、とは限りません。分かりやすい例がメガネスタイルの2本で、KU-7003はレンズ幅46mmでフレーム幅140mm、VQ-1005はレンズ幅49mmでフレーム幅138mmと、順番が入れ替わっています。レンズ幅だけを見て「大きすぎる」と決めるのは早計です。
ZoffのZA261005とZT262021には、フレーム全体の幅の記載がありません。48□22-145、53□18-150という表記で、レンズ幅・鼻幅・テンプル長さだけが公開されている形です。手持ちのメガネにも同じ形式の数字が刻まれていることが多いので、そこと突き合わせると当たりを付けられます。
とはいえ、私はこの6本を実際に掛けたわけではありません。数字が近いから似合う、と言い切ることはできませんので、可能なら実店舗で同型を試すか、返品条件を確認したうえで注文してください。ここは正直に書いておきたいところです。かけ心地そのものを深く知りたい人には、999.9(フォーナインズ)のメガネの話も参考になります。
目や視力については、この記事では踏み込みません
6本すべての商品ページを確認しましたが、視力や目の健康に関する効能の記載はどれにもありませんでした。区分としても眼鏡(雑貨)にあたりますので、この記事でも「疲れにくくなる」「目を守る」といった書き方はしません。
ブルーライトカットに触れているのはeyeatelierの一本だけで、それもオプションとしての案内にとどまり、カット率の数値は出ていませんでした。数字の裏が取れない機能について、効きます・効きませんのどちらも書けないというのが正直なところです。気になる場合は、レンズを選ぶ段階で店に直接聞くのが確実だと思います。
度なしを選ぶということは、視力の矯正機能を持たない一本を買うということでもあります。運転や仕事で矯正が必要な人は、必ず度付きを選ぶか、フレームのみを買って眼鏡店でレンズを入れてください。
買う前に引っかかりやすい、6本それぞれの弱点
良いところだけを並べても選べません。ページを読み込んで気になった点を、隠さずに書いておきます。
ZoffのZA261005は、手頃さと引き換えに鼻パッドの記載がページ内に見当たりませんでした。eyeatelierのTR90フレームは、レンズ幅・鼻パッドの有無・重さのいずれも記載が確認できず、ブランド名の表記もないショップの自社取り扱い品です。数字を見比べて決めたい人には情報が足りません。
メガネスタイルのKU-7003は寸法が充実している一方で、重さの記載がありませんでした。VQ-1005も同様に重さの記載がなく、フレームの生産国は中国と明記されています。太いセル系は素材の厚みぶん重くなりやすいので、ここが分からないのは惜しいと感じます。ZoffのZT262021も、軽さの数字は出ているのに鼻パッドについては記載が見当たりません。
角矢甚治郎作の其参拾六は、23,200円前後という価格に加えてレンズ代が別途かかります。鼻パッドと重さの記載も見当たりませんでした。手間と費用を許容できる人向けの一本で、いますぐ掛けたい人には向きません。
注文ボタンを押す前の確認
- ①フレームのみか完成品か、商品名ではなく仕様欄で確かめる
- ②度付きを選ぶなら処方の数字(度数・PD)を手元に用意する
- ③手持ちのメガネの内側にある「48□22-145」形式の数字を控えておく
- ④鼻パッドの記載が無い商品は、購入前に店へ質問しておく
自分の買い方に合う一本から、絞り込んでみてください
同じ黒縁でも、フレームのみと完成品では手順も総額も変わります。まずは自分がどの買い方をするのかを決めて、そこから縁の太さと鼻パッドで絞る。この順番なら、6本のなかで見るべきものは2〜3本まで減るはずです。
顔まわりの印象を整えるという意味では、メガネ以外の要素も同じ方向を向いています。季節によって掛け替える人は、サングラス側の選び方も合わせて確認しておくと使い分けが楽になります。
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※本記事はプロモーションを含みます

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