ナビをスマホに任せるようになってから、車の中でいちばん困るのが置き場所になりました。ドリンクホルダーに放り込むと画面が見えず、助手席に置けばカーブのたびに滑っていきます。信号待ちのたびに拾い上げる、あの動作が嫌でホルダーを探し始めた人は多いはずです。
ところが売り場に並んでいるのは、どれも似たような黒いアームばかりでした。価格も1,860円前後から3,999円前後までに収まっていて、パッと見の差はほとんどありません。見た目と値段だけで決めると、取り付けたその日に「置きたかったのはそこじゃない」となります。
差が出るのは取り付け方式のほうです。エアコンの吹き出し口に挟むのか、ダッシュボードに吸盤で貼るのか、CDスロットに差すのか、ドリンクホルダーに立てるのか。この4つで使い勝手も、我慢する場所も変わってきました。
今回は6台を方式ごとに並べ直しています。どの方式にも手に入るものがあって、その裏側で必ず何かを差し出しているのが面白いところでした。自分の車で何なら差し出せるかが決まると、候補は2台くらいまで一気に減ります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
取り付け方式は4つ、手に入るものと差し出すものが対になります
先に4方式の性格を並べておきましょう。ここを飛ばして商品名から入ると、細かいスペックの違いに目が行って、肝心の「自分の車に付くのか」が抜け落ちます。
エアコンの吹き出し口タイプは、クリップを羽根に挟むだけで取り付けが終わります。工具も要らず、視線の移動が小さい位置に来るので、いちばん手軽な選択肢です。その代わり、羽根には重さがかかり続けます。重い機種を載せていると、走行中の振動で少しずつずり下がったり、羽根そのものが傷んだりすることがありました。送風がスマホに直撃するのも見落としがちなところで、冬は温風、夏は冷風がずっと当たり続けます。
ダッシュボードに貼る吸盤タイプは、位置の自由度が最大の武器でしょう。視界を遮らない低い位置にも、手が届きやすい手前にも寄せられます。送風も当たりません。弱点は夏で、高温にさらされると吸盤が緩んで外れることがあります。ダッシュボードの材質やシボの深さ、ホコリの状態でも吸着力は変わってきました。
CDスロットタイプは、差し込んで固定するぶん、方式のなかでもかなりしっかり止まります。ダッシュボードに何も貼らずに済むのも気持ちがいいところです。ただし、そのスロットは二度とCDに使えません。ナビ一体型でCDスロットが無い車には、そもそも取り付けられません。
ドリンクホルダータイプは、いちばんどっしり構えてくれます。羽根にもダッシュボードにも触らないので、外したあとの原状回復も簡単です。差し出すのはドリンクの置き場所で、ホルダーが2つある車ならまだしも、1つしかない車では悩ましい選択になりました。
| 取り付け方式 | 手に入るもの | 差し出すもの |
|---|---|---|
| 吹き出し口 | 工具なしで取り付けられ、視線の移動が小さい | 羽根への負荷と、送風がスマホに当たり続けること |
| ダッシュボード吸盤 | 位置を自分で決められる自由度 | 夏の高温で吸着が緩むことがある不安 |
| CDスロット | 差し込むだけでしっかり止まる安心感 | CDプレーヤーが使えなくなること |
| ドリンクホルダー | 4方式でいちばん安定し、原状回復も簡単 | ドリンクの置き場所がひとつ埋まること |

フロントガラスに貼る前に、付けてよい場所の決まりを確かめてください
方式を決めるとき、もうひとつ先に確かめてほしいことがあります。吸盤でフロントガラスに貼るタイプを候補に入れているなら、なおさらです。車のフロントガラスに貼り付けてよいものは、道路運送車両の保安基準で限られています。「これを付けたら違反にならないか」が引っかかっていた人は、ここで一度立ち止まってください。
まったく貼れない、という話ではありません。ルームミラーの裏側にあたる位置や、ガラス上部の決められた範囲など、例外として認められている場所があります。ただ、その範囲がどこからどこまでなのかを、この記事で数字にして言い切ることはしません。ご自身の車に貼る前に、国土交通省や警察庁が出している情報で必ず確かめてください。記事一本を読んだだけで決めてよい話ではないと思っています。
今回並べた6台は、ダッシュボードに吸盤で貼るか、エアコンの吹き出し口に挟むか、CDスロットかドリンクホルダーに立てるかのどれかです。いずれもフロントガラスには触れないので、いま書いた貼り付けの決まりとは別の話になります。付けてよい場所かどうかで迷いたくないなら、はじめからガラス以外に付く方式を選んでおくと、その心配ごと自体を持たずに済みます。吸盤と聞いてフロントガラスを思い浮かべた人ほど、ここを知ると選び方が変わるはずです。
場所の話には、もう一段あります。ガラス以外に付けた場合でも、前方の見え方をふさぐ位置に置いてしまえば、運転者の視野の問題になりえます。アームが長い製品ほど自由に動かせるので、気づかないうちに張り出していることがありました。見やすさだけでなく、外がちゃんと見えているかで位置を決めてください。取り付けたあとの確かめ方は、記事の後半でもう一度書きます。
吹き出し口に挟む2台、手軽さの代金は羽根が払います
工具も両面テープも要らず、クリップを開いて羽根に挟めば終わりです。この身軽さは実際に使うと効いてきます。洗車のときも、車を乗り換えるときも、外して持っていくだけで済みました。
UGREENの35009は、吹き出し口に挟んでマグネットでスマホを留めるだけの、機能を絞った1台です。MagSafeに対応していて、商品ページでは4.3〜7.6インチ、iPhone17/16/15/14/13/12シリーズへの対応が案内されています。ケースの上からMagSafeの磁力で吸い付くので、片手で置いて片手で外せるのが気持ちいいところでした。ワイヤレス充電の機能はありません。充電したいならケーブルを別に挿すことになります。耐荷重の具体的な数値と、耐熱についての表記は見当たりませんでした。
マグネット固定の手軽さだけを2,017円前後で買う、と考えると納得感はかなり高いほうです。
同じUGREENでも、MagFlow Qi2の35970はワイヤレス充電まで面倒を見てくれます。Qi2規格で15W出力、MagSafe対応、360度回転に対応していて、対応機種はiPhone17/16/15/14/13/12シリーズと案内されています。ナビを立ち上げっぱなしにすると電池が減っていくので、置いた瞬間から充電が始まるのは長距離のドライブで効いてきました。惜しいのは、吹き出し口タイプである以上、羽根への負荷から逃げられないところです。重いケースを付けたスマホだと、走行中の振動で角度がじわじわずれてくることがあります。使用温度など耐熱に関する記載は見当たりませんでした。
充電ケーブルを車内から1本減らせるかどうかで、3,999円前後という金額の見え方が変わってきます。
ダッシュボードに吸盤で貼る2台、位置の自由と夏の暑さはセットです
吹き出し口の窮屈さから解放されるのが、この方式のいいところです。運転席から見て自分がいちばん見やすい角度に置けますし、送風も当たりません。そのぶん、夏の高温と、ダッシュボードの表面の状態がそのまま吸着力に響いてきます。
ペルシードのPPH2108は、強力吸盤でダッシュボードに固定するロングアームタイプです。アームが長いぶん、運転席から使いやすい位置まで引き出せます。対応サイズは幅約55〜88mm、厚みは約20mmまで、ホルダー部の耐荷重は約250g以下と案内されています。6台のなかでサイズの条件がいちばんはっきり書かれているのは、この1台でした。裏を返すと条件も厳しめで、大型のスマホや分厚いケース、とくに手帳型を使っている人は先に測ってください。MagSafeには対応せず、ワイヤレス充電の機能もありません。耐熱の表記も見当たりませんでした。
スマホを挟んで角度を決めるだけの道具に1,980円前後、という割り切りが気持ちいい1台です。
エレコムのEC-QC12BKは、強力ゲル吸盤でダッシュボードに貼り、マグネット吸着でスマホを留めながらワイヤレス充電までこなします。公式の情報では出力が5W・7.5W・15Wの3段階で、対応はiPhone16/15/14/13/12シリーズが中心です。この6台で唯一、耐熱に関わる数字を公式が出しているのもこの1台で、使用温度範囲は「0〜28℃(結露なきこと)」と記載されています。真夏に締め切った車内がこの範囲に収まっているとは考えにくいので、乗り込んですぐ充電が始まらなくても、それだけで故障を疑わなくて大丈夫でしょう。対応スマホの重量上限については、公式ページに記載がありませんでした。
吸盤で位置を選べて、しかも置くだけで充電できる組み合わせは、この6台ではここだけになります。
CDスロットに差す1台、CDプレーヤーとの交換条件になります
「ダッシュボードに吸盤の跡を残したくない、でも吹き出し口の羽根も傷めたくない。」その両方を避けたい人に最後まで残る答えが、この方式でした。
ipowのCDスロット取付型は、名前のとおりCDスロットに台座を差し込んで固定します。6台のなかで最も安い1,860円前後でありながら、対応サイズは幅51〜92mmと広く、大きめのスマホもだいたい収まります。本体素材はABS樹脂です。視線の高さもちょうどよく、ナビ画面のすぐ隣に並ぶ形になるので、ルート確認の目線の動きが小さくて済みました。
引き換えに、そのスロットでCDを聴くことはできなくなります。ナビ一体型などでCDスロットが無い車には、そもそも取り付けられません。耐荷重や耐熱の記載は見当たらず、MagSafeにもワイヤレス充電にも対応しません。
車でCDをもう何年もかけていないなら、失うものが実質ゼロになる1台です。
ドリンクホルダーに立てる1台、安定と引き換えに飲み物の席が減ります
冒頭で書いた「ドリンクホルダーにスマホを放り込む」のとはまったく別物で、支柱を立ててアームを目線の高さまで持ち上げます。土台が車内でいちばん動かない場所にあるので、揺れへの強さは4方式のなかで頭ひとつ抜けていました。
ぶーぶーマテリアルのSmartCatch3は、その支柱アームタイプです。公式の仕様では側面アームの対応幅が58〜92mm(4〜7インチ)、アーム位置の調整幅が50〜85mm、対応するカップホルダーの径が70〜100mmとなっています。付ける前にカップホルダーの内径を測っておくと確実です。MagSafeにもワイヤレス充電にも対応せず、対応する重さや耐熱の記載も見当たりませんでした。
差し出すのは、もちろんドリンクの置き場所です。ホルダーを1つ占有するので、缶コーヒーを置く場所が消えます。位置が低くなるぶん、視線の移動も吹き出し口タイプより大きくなりました。
車に何も貼りたくない、挟みたくない、という条件で探しているなら、最後まで残るのはこのタイプです。
ぶーぶーマテリアル SmartCatch3(ドリンクホルダータイプ)
参考価格 2,980円前後
ドリンクホルダーに立てるアームタイプ。吹き出し口にもダッシュボードにも何も付けたくない人向け。
MagSafeは3台、ワイヤレス充電は2台にとどまります
ここは各社で対応がきれいに割れました。6台のうちMagSafeに対応するのはUGREENの2台とエレコムの1台で、残る3台はマグネットではなくアームでスマホを挟みます。ワイヤレス充電まで載せているのは、UGREEN MagFlow Qi2とエレコムEC-QC12BKの2台だけです。
| 商品 | MagSafe | ワイヤレス充電 |
|---|---|---|
| ペルシード PPH2108 | 非対応 | なし |
| ipow CDスロット取付型 | 非対応 | なし |
| SmartCatch3 | 非対応 | なし |
| UGREEN 35009 | 対応 | なし |
| UGREEN MagFlow Qi2 | 対応 | あり(Qi2 15W) |
| エレコム EC-QC12BK | 対応(マグネット吸着) | あり(5W・7.5W・15W) |
ワイヤレス充電は、仕組みのうえでどうしても熱が出ます。夏の車内はもともと温度が高く、そこに直射日光が加わると、充電が遅くなったり途中で止まったりすることがありました。エレコムが公式で使用温度範囲を出しているのも、この事情と無関係ではないでしょう。日差しが直接当たらない位置を選ぶ、分厚いケースや金属プレートの入ったケースは外して試す、といった手当てでだいぶ変わってきます。
置くだけで充電できる快適さを一度知ると、家やデスクの側も揃えたくなってきます。そちらはワイヤレス充電器のおすすめ8選で整理しました。長距離のドライブで電池が心もとないなら、モバイルバッテリーの選び方も合わせて読んでみてください。
夏の車内でワイヤレス充電を使うときのコツ
- 直射日光が当たらない位置に付ける
- 分厚いケース、金属プレート入りのケースは外して試す
- 熱がこもるようならケーブル給電に切り替える
- 駐車後すぐは一度スマホに触れて温度を確かめる

買ってから気づきやすい引っかかりを、先に書いておきます
まず耐熱です。公式に表記があったのは、6台のうちエレコムEC-QC12BKだけでした。残る5台は表記なしです。ここで大事なのは、表記が無いことと熱に弱いことは別の話だという点でしょう。判断材料が無いというだけなので、真夏の駐車後は一度触って温度を確かめてから使うくらいの構えでちょうどよさそうです。
次にサイズで、これは必ずケースを付けた状態で測ってください。数字がはっきり出ているのはペルシードPPH2108(幅約55〜88mm・厚み約20mmまで)、ipow(幅51〜92mm)、SmartCatch3(幅58〜92mm)の3台です。UGREENの35009は4.3〜7.6インチ、MagFlow Qi2とエレコムは対応iPhoneのシリーズ名で案内されています。厚み約20mmまでという条件は、手帳型ケースだと当たり前に超えてきますので、そこだけは先に確かめておきたいところ。
重さの上限を数字で出しているのは、ペルシードPPH2108の約250g以下だけでした。ほかの5台は耐荷重や重量上限の記載が見当たりません。重いスマホほど、どの方式でも角度がずれやすくなるのは共通しています。とくに吹き出し口タイプは羽根1枚に重さを預ける形なので、大きい機種を使っている人ほど吸盤かドリンクホルダーに寄せたほうが安心でしょう。
最後に置き場所です。視界を遮らない位置に付けてください。アームが長いタイプほど自由に動かせるぶん、気づかないうちに前方の見え方を狭めていることがあります。取り付けたら必ず運転席に座り、いつもの姿勢で外がどう見えるかを確かめてください。そして、運転中は操作しないこと。目的地の入力も音楽の切り替えも、停まってから済ませるのが結局いちばん早いというのが、正直な実感です。
方式から逆算すると、迷う相手は2台くらいまで減ります
もう一度、方式ごとに整理してみましょう。手軽さを取るなら吹き出し口のUGREEN 35009かMagFlow Qi2、位置の自由が欲しいなら吸盤のペルシードPPH2108かエレコムEC-QC12BK、ダッシュボードにも羽根にも触りたくないならipowのCDスロット取付型、いちばん安定させたいならSmartCatch3のドリンクホルダー型になります。
そこにワイヤレス充電が要るかどうかを重ねると、相手は一気に絞れます。要らないならペルシード、ipow、SmartCatch3、UGREEN 35009の4台から選び、要るならMagFlow Qi2かエレコムEC-QC12BKの2台からになりました。
ホルダー以外にも、車内で置き場所が決まっていない物はだいたい道具で片づきます。1,000円台からそろう10点は車の便利グッズのほうに、置く場所ごとに並べました。
車内の装備をまとめて見直すタイミングなら、ドライブレコーダーおすすめ10台も同じ日に済ませてしまうと二度手間になりません。取り付け位置と配線の考え方は、スマホホルダーとかなり近いところがあります。
車まわりの装備を一緒に整えるなら
- ドライブレコーダーおすすめ10台前後カメラと駐車監視の考え方を整理しています
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※本記事はプロモーションを含みます

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