部屋の広さに対して能力が足りていない空気清浄機は、電源を入れていてもほとんど仕事をしてくれません。売れている機種を買ったのに空気が変わった気がしない、という話のかなりの部分がここに由来していると思っています。まず合わせるべきは値段ではなく、適用畳数のほうでした。
もうひとつ、買う前に確かめておきたいのが交換フィルターの値段です。本体が1万円台でも、フィルターに年4,000円かかる機種と10年交換不要の機種では、5年経つと支払う総額がまるで違ってきます。カタログの先頭には出てこない数字なので、後から気づく人が多いところ。
この記事では実売11,500円前後から46,000円前後まで7台を、適用畳数・交換フィルター代・運転音の3つで並べました。寝室に置く小さな1台から、25畳のリビングを任せられる機種、暖房まで兼ねる機種までそろえています。
先に大枠だけ書いておくと、6畳前後の個室ならシャープのFU-SC01-W、20畳前後のリビングでフィルター代を掛けたくないならシャープのFU-S50-W、ニオイが主題ならダイキンのMC556Aが軸になります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
適用畳数は、部屋と同じ数字だと足りないことがあります
適用畳数は、その機種が受け持てる広さの目安として各社が出している数字です。面白いのがダイソンのHP10で、公式は8畳(30分)と25畳(60分)という2つの数字を並べています。同じ機械でも、短い時間で仕上げようとすれば受け持てる広さは狭くなる、ということでした。
つまり適用畳数は「この広さまで置ける」ではなく、「どのくらいの時間で回せるか」とセットで読む数字になります。部屋の畳数とぴったり同じ機種を選ぶのは、いちばん余裕のない買い方です。
8畳の寝室なら20畳前後の機種を弱で回したほうが、運転音も電気代も抑えられて具合がよくなります。予算が許すなら、部屋より一段上の畳数を選んでください。7台の適用畳数と実売価格を先に並べておきます。
| 機種 | 適用畳数 | 実売価格 |
|---|---|---|
| シャープ FU-SC01-W | 〜6畳(10m²) | 11,500円前後 |
| ブルーエア Blue Max 3250 | 〜37m²(22畳) | 15,500円前後 |
| Levoit Core P350 | 20畳(33m²) | 14,000円前後 |
| アイリスオーヤマ MSAP-DC100 | 41m²(25畳) | 16,400円前後 |
| シャープ FU-S50-W | 〜23畳(38m²) | 20,000円前後 |
| ダイキン MC556A | 〜25畳(〜41m²) | 38,000円前後 |
| ダイソン HP10 | 8畳(30分)/25畳(60分) | 46,000円前後 |
本体より後から効いてくるのが、交換フィルター代です
7台のうち2台は、そもそもフィルターの交換が要りません。シャープのFU-S50-Wは静電HEPAフィルターと脱臭フィルターがどちらも交換目安「約10年」、ダイキンのMC556AもTAFUフィルターが「10年間交換不要」と公式に書かれています。この2台は単品の交換フィルターを探しても型番も価格も出てこず、記載がありませんでした。
残る5台は交換が要ります。いちばん軽いのがシャープのFU-SC01-Wで、集じんと脱臭が一体になったFZ-N15SFが1,550円前後、交換目安は約1年です。年1,550円ならほとんど気になりません。
気をつけたいのがアイリスオーヤマのMSAP-DC100です。HEPAフィルター(PMMS-DCHF)が2,307円前後、たばこ臭用の特殊加工活性炭フィルター(PMMS-DCTF)が5,678円前後で、2枚そろえると7,985円前後になります。本体16,400円前後のほぼ半額でした。しかも公式の取扱説明書に交換年数の目安が書かれておらず、センサーのランプ通知で判断する形になります。いつ交換するかを自分で決めにくいところです。
| 機種 | 交換用フィルターと価格 | 交換の目安 |
|---|---|---|
| シャープ FU-SC01-W | FZ-N15SF / 1,550円前後 | 約1年 |
| ブルーエア Blue Max 3250 | 110410 / 4,000円前後 | 24時間使用で約6か月 |
| Levoit Core P350 | Core P350-RF-JP / 3,608〜3,913円 | 6〜12か月 |
| アイリスオーヤマ MSAP-DC100 | PMMS-DCHF 2,307円前後 + PMMS-DCTF 5,678円前後 | ランプ通知(年数の記載なし) |
| シャープ FU-S50-W | 10年交換不要(単品の型番・価格は記載がありません) | 約10年 |
| ダイキン MC556A | 10年交換不要(単品の型番・価格は記載がありません) | 10年間交換不要 |
| ダイソン HP10 | 965432-01 / 3,299〜6,927円 | 約5年(約4382時間) |
ブルーエアのBlue Max 3250は、フィルターが4,000円前後で交換目安が24時間使用で約6か月でした。つけっぱなしにするなら年8,000円前後を見ておきます。LevoitのCore P350は3,608〜3,913円で6〜12か月、ダイソンのHP10は3,299〜6,927円で約5年と、周期の考え方が機種ごとにばらばらでした。

空気清浄機のおすすめ7台を、畳数とフィルター代で見ていきます
シャープ FU-SC01-W ― 〜6畳。寝室と玄関に置ける最小サイズ
7台の中でいちばん小さく、いちばん安いのがFU-SC01-Wです。本体は直径190×高さ330mm、質量は約2.0kgしかありません。ベッドサイドの棚にも玄関の下駄箱の上にも置ける大きさなので、置き場所で悩まずに済みます。
適用畳数は〜6畳(10m²)。リビングを任せるには力不足ですが、そもそも寝室やワンルームだけ何とかしたい用途に振った機種です。フィルターは集じんと脱臭が一体になったタイプで、交換用のFZ-N15SFが1,550円前後、交換目安は約1年でした。ランニングコストはこの7台でいちばん軽くなります。
運転音は弱22dB・中34dB・強48dB、消費電力は弱3.0W・中8.6W・強20Wです。弱で回しておくぶんには、寝ている間も気になりにくい数字におさまっています。加湿機能は付いていないので、冬の乾燥まで面倒を見てほしい人は別の機種を選んでください。
大きい機械を置きたくない人、寝室や玄関に2台目を足したい人におすすめです。11,500円前後という値段なら、部屋ごとに置いていく買い方もできます。
ブルーエア Blue Max 3250 ― 22畳。フィルターは筒ごと差し替えるだけ
手入れの面倒くささで空気清浄機が嫌になった経験があるなら、この1台は見ておく価値があります。ブルーエアのフィルターは筒の形をしていて、本体から抜いて新しいものに差し替えれば終わりです。細かい掃除の工程がありません。
適用床面積は〜37m²(22畳)。パーティクルプラスカーボンフィルターはHEPAレベルの性能とされていて、0.1μmの粒子を99.97%取り除くと公式に書かれています。細かいちりまで捕らえたい人には心強い数字でしょう。
引っかかるのは交換の周期です。24時間使用で約6か月が目安なので、交換が要る5台の中では短いほうです。4,000円前後を年2回と考えると、手入れの軽さと引き換えの費用だと割り切る必要があります。本体は269×269×481mmの円筒で重さ約3.4kg、運転音は18〜46dB(A)、消費電力は2.5〜20Wと控えめです。
手入れの手間を最優先する人、部屋に馴染む見た目を求める人におすすめです。北欧デザインの円筒形なので、家電に見えないものを置きたいときにも合います。
Levoit Core P350 ― 20畳。犬や猫のニオイに寄せた1台
ペットのいる家では、ちりよりもニオイのほうが切実になります。Core P350は脱臭側に寄せた設計で、犬や猫のニオイが気になる人に向けてつくられた機種です。
適用面積は20畳(33m²)、本体は幅22.0×奥行22.0×高さ36.0cmで質量約3.5kgです。運転音は24〜46dB、消費電力は14〜39Wにおさまっています。交換用フィルターはCore P350-RF-JPで実売3,608〜3,913円、交換目安は6〜12か月推奨(寿命は目安2年)と幅がありました。
公式の仕様表に「HEPA」の明記が無いのは、細かいちりの除去を最優先したい人には物足りないところです。ニオイ対策の1台として割り切ると、評価がはっきり変わります。
犬や猫を飼っていてニオイが気になる人におすすめです。20畳まで見られて14,000円前後という値段なので、ペットのいる部屋専用の1台として足しやすいと思います。
アイリスオーヤマ MSAP-DC100 ― 25畳。汚れが数字で見えます
空気清浄機は効果が目に見えないぶん、本当に働いているのか分からなくなりがちです。MSAP-DC100にはほこりモニターが付いていて、いまの空気の汚れ具合が表示されます。7台の中でここだけが持っている軸でした。
適用床面積は41m²(25畳)で、この価格帯としては広いほうです。集じんはHEPAフィルター(PMMS-DCHF)、脱臭はたばこ臭用の特殊加工活性炭フィルター(PMMS-DCTF)という2枚構成です。たばこのニオイが残る部屋を担当させるなら、この組み合わせが効いてきます。
本体は幅400×奥行201×高さ586mmで質量約5.6kg、運転音は静音25dB・標準44dB・強54dB・ターボ59dBです。消費電力は静音3W・標準17W・強59〜64W・ターボ80Wになります。ターボは音も電気も一気に上がるので、来客前に短時間だけ回す運転だと考えておくといいでしょう。
弱点はさきほどのフィルター代で、2枚合わせて7,985円前後かかります。効果が目に見えないと納得できない人、広めのリビングに1台置きたい人におすすめです。
シャープ FU-S50-W ― 〜23畳。フィルター代がほぼ乗りません
ランニングコストで選ぶなら、この1台がいちばん素直です。静電HEPAフィルターも脱臭フィルターも交換目安が「約10年」で、単品の交換フィルターは型番も価格も見つかりませんでした。買ったあとに払うものがほとんど発生しません。
空気清浄の適用床面積は〜23畳(38m²)。本体は幅383×奥行209×高さ540mmの薄型で、質量は約4.9kgです。運転音は静音21dB・中40dB・強52dB、消費電力は静音2.6W・中13W・強49Wでした。静音なら夜も回したままにできます。
ひとつだけ注意したいのが、プラズマクラスターの適用床面積は約14畳(約23m²)で、空気清浄の23畳より狭いことです。プラズマクラスター目当てで買うなら、14畳を基準に置く部屋を決めてください。ここを混同すると、思ったほど広く効かないという感想になります。

リビングに置く1台目を無難に決めたい人におすすめです。20,000円前後で23畳まで見られて、フィルター代も乗りません。迷ったときの基準にしやすい機種だと思います。
ダイキン MC556A ― 〜25畳。ニオイの分解に振った上位機
タバコや料理のニオイが部屋に残るなら、価格が上がってもこちらを勧めます。ダイキンはストリーマ技術で脱臭を強めていて、MC556Aもその系統に乗った機種でした。
適用床面積は〜25畳(〜41m²)。TAFUフィルター(静電HEPA)は「10年間交換不要」と公式に書かれているので、こちらもフィルター代がほとんど乗りません。38,000円前後という本体価格も、10年ぶんのランニングコストを先に払っていると考えると見え方が変わってきます。
運転音はしずか18dB・弱28dB・標準39dB・強46dB・ターボ54dBです。しずか運転の18dBは7台の中でも下限に近く、寝室に置いても邪魔になりにくい数字におさまっています。消費電力はしずか6W・弱10W・標準18W・強32W・ターボ86W(定格49W)となります。ターボは54dBまで上がるので、常用する運転ではありません。
本体はH700×W270×D270mmで質量5.8kgです。縦に長いぶん設置面積は小さく、部屋の角に収まってくれます。タバコや料理のニオイを何とかしたい人、ダイキンで探している人におすすめです。
ダイソン Purifier Hot+Cool Gen1 HP10 ― 暖房までまとめて1台に
7台の上限を張るのがHP10です。空気清浄と温風、涼風を1台でこなすので、冬にヒーターを別で引っぱり出す必要がなくなります。家電の数を増やしたくない人には、この一体化がいちばん効きます。
フィルターは一体型のリサイクルグラスHEPA(H13)と活性炭フィルターで、交換目安は約5年(約4382時間)です。MyDysonアプリが交換時期を知らせてくれます。交換用の965432-01は3,299〜6,927円と店で開きが大きいので、買うときに何店か比べておいてください。
空気清浄の適用床面積は8畳(30分)と25畳(60分)の2本立て。本体は24.8×24.8×76.4cmで質量約5.29kg、運転音は涼風で23.8〜49.0dB、温風で34.9〜45.3dBです。ここまでは数字の上で不足のない構成です。
はっきり書いておくと、温風モードの消費電力は1,400Wあります。涼風の2〜50Wとは桁が違うので、暖房として長時間使うなら電気代の覚悟が要ります。それでも、暖房と清浄をまとめて1台にしたい人には代えがききません。ヒーターを別で買う予定があるなら、46,000円前後という価格の差は縮まります。
寝室に置くなら、運転音の下限を見てください
空気清浄機を寝室に置いて後悔する理由は、たいてい音です。強のときの数字を見て大丈夫だと判断してしまうと、一晩回したときの印象と食い違います。見るべきは、いちばん静かなときの数字のほうでした。
| 機種 | いちばん静かなとき | いちばん強いとき |
|---|---|---|
| シャープ FU-SC01-W | 弱22dB | 強48dB |
| ブルーエア Blue Max 3250 | 18dB(A) | 46dB(A) |
| Levoit Core P350 | 24dB | 46dB |
| アイリスオーヤマ MSAP-DC100 | 静音25dB | ターボ59dB |
| シャープ FU-S50-W | 静音21dB | 強52dB |
| ダイキン MC556A | しずか18dB | ターボ54dB |
| ダイソン HP10 | 涼風23.8dB | 涼風49.0dB |
18dBのブルーエアとダイキンが頭ひとつ抜けていて、シャープのFU-S50-Wが21dB、FU-SC01-Wが22dBと続きます。逆にアイリスオーヤマは静音でも25dB、ターボでは59dBまで上がるので、寝室よりは日中のリビング向きでしょう。
置き場所で効き方は変わります
- 壁や家具にぴったり付けず、吸い込み口の側に空間をつくる
- 部屋の隅よりも、人が動く動線の近くに置く
- 扉を閉めて使い、受け持たせる空気の量を部屋ぶんに絞る
- 迷ったら部屋の広さより一段上の適用畳数を選ぶ
買う前に知っておきたい、惜しいところ
7台に共通する弱点をひとつ挙げると、加湿機能がありません。今回は空気清浄に絞って選んだので、冬の乾燥まで1台でまかないたい人は加湿空気清浄機のほうを見てください。ただし加湿つきは畳数の表記が2種類出てきて選び方そのものが変わるため、加湿量で選ぶ考え方を先に押さえておくと外しません。
機種ごとの惜しいところも、まとめて書いておきます。
- シャープ FU-SC01-W ― 適用畳数が〜6畳と狭く、リビングには力不足
- ブルーエア Blue Max 3250 ― 交換目安が24時間稼働で約6か月と短め
- Levoit Core P350 ― 公式仕様表にHEPAの明記が無く、交換目安も6〜12か月と幅がある
- アイリスオーヤマ MSAP-DC100 ― フィルター2枚で7,985円前後・交換年数の目安が公式に載っていない
- シャープ FU-S50-W ― プラズマクラスターの効果範囲は約14畳で、空気清浄の23畳より狭い
- ダイキン MC556A ― ターボ運転では54dBまで上がる
- ダイソン HP10 ― 温風モードの消費電力が1,400Wと大きい
どれも致命的ではありませんが、買ってから気づくと気持ちが冷めるところばかりでした。先に知っておけば、選ぶ段階で避けられます。
結局どれを選べばいいか
部屋と目的から逆算して、もう一度並べ直しておきます。
- 6畳前後の寝室・ワンルーム ― シャープ FU-SC01-W(11,500円前後)
- 20畳前後のリビングで手入れを軽くしたい ― ブルーエア Blue Max 3250(15,500円前後)
- 犬や猫のニオイが気になる ― Levoit Core P350(14,000円前後)
- 汚れを数字で確かめたい・25畳まで見たい ― アイリスオーヤマ MSAP-DC100(16,400円前後)
- リビングの1台目を無難に決めたい ― シャープ FU-S50-W(20,000円前後)
- タバコや料理のニオイを分解したい ― ダイキン MC556A(38,000円前後)
- 暖房までまとめたい ― ダイソン HP10(46,000円前後)
はじめての1台で決めきれないなら、シャープのFU-S50-Wが無難です。23畳まで見られて、フィルター代がほぼ乗らないので、あとから「こんなに掛かるとは」となりません。ニオイが主題ならダイキンのMC556A、寝室だけを何とかしたいならFU-SC01-Wに振ってください。
暖房やヒーターを別に足す予定があるなら、そのぶんの予算を先に足し算してからHP10と比べると、判断が早くなります。
空気まわりで次に読むなら
- 加湿空気清浄機のおすすめは加湿量で選ぶ冬の乾燥まで1台でまかないたい人はこちら
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※本記事はプロモーションを含みます

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