通販の一覧で電熱ベストを並べると、2,680円前後のものと15,000円を超えるものが同じ画面に出てきます。写真だけ見比べても、どちらもよく似たベストです。値段が5倍以上ひらく理由は、生地の厚みでもブランド料でもありませんでした。
6着を1点ずつ確認して見えてきたのは、バッテリーが箱に入っているか、服だけの販売かという線引きでした。この一点で、レジに進んだときの総額が変わります。今回の6着でいえば、4着はバッテリー付属で、残る2着は服だけの価格です。
安く見えるほうが、そろえ終わると高いという逆転は、電熱ベストではふつうに起こります。私が最初に読み違えたのもここでした。だからこの記事は、総額の考え方を先に置いてから、6着の中身に入っていきます。
発熱する箇所の数と位置、温度の段階、連続で使える時間、そして洗えるかどうか。販売ページに書かれていた内容を、そのまま並べました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
電熱ベストの総額は「バッテリー付属」か「本体のみ」かで決まります
一体型と呼ばれるタイプは、ベストとモバイルバッテリーがセットで届きます。今回の4着がこれにあたり、箱を開けてケーブルをつなげば、その日から着られます。表示されている価格が、そのまま支払う額になるのが強みです。
対してバートルとマキタの2着は、服だけの販売でした。バートルは発熱させるための電熱パッド(サーモクラフト)とバッテリーが別売で、マキタはバッテリー・充電器・バッテリーホルダーが別売という表記で、確認した4店すべてが一致していました。本体価格の安さだけで比べると、総額を読み違えます。
| タイプ | 今回の該当 | 総額の考え方 |
|---|---|---|
| バッテリー付属 | 4着 | 表示価格でひととおりそろいます |
| 本体のみ | 2着 | 別売のバッテリー代を足してから比べます |

バッテリー付属の4着なら、届いた日から着られます
40800mAhバッテリー付き・17箇所発熱(7,649円前後)
前6箇所と後11箇所を合わせた17箇所が発熱し、前後は独立して切り替えられます。温度は高温約45℃・中温約35℃・低温約28℃の3段階です。付属するのは40800mAhのモバイルバッテリーで、別売ではありません。
充電はType-Cの急速充電に対応し、洗濯機で洗えます。サイズはMから4XLまでの6展開です。実売はAmazonで7,499円、楽天で7,799円を確認しました。参考価格は21,899円と表示されています。商品説明には「PSE取得済み」の記載がありました。
惜しいのは、17箇所が固定である点です。首だけ、背中だけといった選び方はできません。全体をまとめて温める作りだと思ってください。
バッテリー選びで悩みたくない人、届いたその日に使いたい人に向いています。容量にも余裕がありますので、通勤と休日の両方で使う想定なら第一候補です。
40000mAhバッテリー付き・日本製グラフェン繊維ヒーター(6,180円前後)
ヒーターは17枚で、体感は約38℃と書かれています。日本製のグラフェン繊維ヒーターを使い、3段階の調温でMax60℃まで上がる仕様です。サイズはM・L・XL・XXLの4展開で、洗濯もできます。
価格の動き方が、6着の中でいちばん大きい商品でした。楽天のページではクーポン適用で3,980円からの表示があり、Yahoo!ショッピングでは通常8,280円がクーポン適用で6,180円になっていました。PSEについては「PSマークの種類:PSE」に加えて届出事業者名まで書かれています。
ただし、ここは購入前にひと呼吸置いてください。同じページの中に「電熱ベスト(モバイルバッテリー付属)」と「電熱ベストのみ」の2つの価格表示が並んでいます。安いほうを選んだつもりでバッテリーなしを買ってしまうと、結局あとから買い足すことになります。
とりあえず今年の冬を安く越したい人には、この値動きは味方です。選択肢の欄だけは、決済前にもう一度見てください。
EXCITECH 電熱ベスト バッテリーセット(3,990円前後)
前後17箇所の加熱に対応しながら、首・肩・前面・背面の4箇所から温める場所を選べます。温度は赤が高温約65℃、白が中温約50℃、青が低温約45℃の3段階です。連続使用時間は高温で約6時間、中温で約7時間、低温で約8時間と明記されていました。
給電はUSB(PD)接続で、20,000mAhのバッテリーがセットに同梱されています。サイズはMから4XLまでの6展開でした。洗うときはバッテリーとUSBキャップを外し、洗濯ネットに入れます。乾燥機は使えません。PSEは「PSE認証取得済み」「電気用品安全法(PSE)に基づく安全基準に適合」と記載がありました。
温める場所を選べる方式は、17箇所を常時発熱させる製品とは温まり方の質が変わります。全身をむらなく包む感覚を求めるなら、17箇所固定のほうが合うはずです。
薄手に振った作りですので、コートの下に着たい人、着ぶくれを避けたい人に向いています。この価格帯で連続使用時間まで数字で出している製品は、そう多くありません。
超軽量・大きいサイズS〜6XL・12ヒーター(2,680円前後)
ヒーターは12箇所で、前後を独立して制御できます。3段階の温度調節は高が50〜60℃、中が40〜50℃、低が35〜40℃で、ボタンの色は赤と白の2つです。給電はUSB式で、水洗いと丸洗いに対応しています。
いちばんの持ち味はサイズ展開でした。SからXL、2XLを経て6XLまでそろい、40〜120kgに対応すると書かれています。セット内容はベストと日本語説明書、そして20,000mAhバッテリーで、充電器だけが別売です。PSEは「379Wh/Lで、PSE認証済み」と丸形PSEの表記、届出事業者名まで確認できました。
弱点も正直に書きます。ヒーターが12箇所ですので、17箇所構成の製品と比べると、体幹の広い範囲を均一に温める力は落ちます。ここは価格とサイズ展開とのひきかえです。
市販のLLサイズでは肩や胴が入らない、という悩みを持つ人にとっては、選べること自体が価値になります。6着の中で最安ですので、まず一着試したい場合の入口にもなります。
本体のみの2着は、バッテリー代を足してから比べてください
ここからは服だけの販売になる2着です。表示価格を見て「安い」と判断すると、総額が合いません。発熱に必要な部品をそろえた合計で見てください。

バートル 5004 サーモクラフト対応・服のみ(5,517円前後)
サーモクラフトに対応した防寒ベストで、電熱パッドとバッテリーは別売です。表地は9オンスのデニムで綿100%、ヨーク部にコーデュラナイロンを使い、裏地はポリエステル100%という構成でした。サイズはSからXXLの5展開、カラーはインディゴの1色のみです。
価格は楽天の2店で5,687円と5,854円、Yahoo!ショッピングの2店で4,840円と5,687円を確認し、4件の平均が5,517円でした。楽天の1店には「服のみ」と明記されています。
PSEについては、ベスト本体のページに表記がありませんでした。対象になるのはバートル純正のリチウムイオンバッテリー側で、これが別売という構造です。危ない・安全と決めつける話ではなく、表記を確認する先が本体ページではないという事実として押さえてください。
服として見たときの作りは、6着の中で頭ひとつ抜けています。9オンスデニムにコーデュラナイロンを合わせた仕立ては、屋外で引っかける場面が多い人ほど効いてきます。現場で使う人、洗濯と耐久性を優先する人にはこの一着です。
マキタ CV202DZ 本体のみ(15,557円前後)
発熱は前2箇所と後2箇所の合計4箇所で、今回の6着では最少です。そのぶん連続使用時間が長く、18VのBL1860B(6.0Ah)を使った場合でLOWが約35時間、MEDIUMが約20時間、HIGHが約10時間と公開されていました。一日の作業を通しで使う設計だと分かります。
素材は表地がポリエステル100%、サイドがポリエステル85%とポリウレタン15%、裏地がポリエステル100%です。サイズはS・M・L・LL・3L・4Lの6展開でした。バッテリーとバッテリーホルダーを外せば、洗濯乾燥機まで使えます。
価格は楽天の4店で13,818円から17,050円まで開き、平均は15,557円でした。4店とも「バッテリー・充電器・バッテリーホルダー別売」で表記が一致しています。PSEはバートルと同じく本体ページには表記がなく、対象は別売の純正バッテリー側でした。
この一着は、すでにマキタの電動工具とバッテリーを持っている人のための選択肢です。手持ちの18Vバッテリーがそのまま使えるなら、本体だけで完結します。一方でゼロから買う場合は、18Vバッテリーと充電器とバッテリーホルダーの代金が別に乗ります。そこを飲めるかどうかが、判断の分かれ目になりました。
PSEマークは、本体側とバッテリー側のどちらに付いているかで見え方が変わります
電熱ベストを調べていると、PSEという言葉が繰り返し出てきます。電気用品安全法に基づく表示で、リチウムイオン蓄電池が対象に含まれる仕組みです。
今回の6着では、バッテリー付属の4着すべてが商品ページ内にPSEの記載を持っていました。表現は「PSE取得済み」「PSE認証取得済み」「PSマークの種類:PSE」とばらつきますが、届出事業者名まで書いている出品もあります。
バートルとマキタの2着は、ベスト本体のページにPSE表記がありません。対象になるのが別売のバッテリー側だからで、購入時にはそちらの表記を見る必要があります。ここを「表示がないから不安」と受け取ると判断を誤りますし、逆に見ずに済ませるのも違います。見る場所が別のページに移るだけ、と覚えておいてください。
買う前に開くページ
- バッテリー付属タイプ … 商品ページ内のPSE記載を確認
- 本体のみタイプ … 別売バッテリーの商品ページでPSE記載を確認
- 型番の合うバッテリーか(バートルは純正、マキタは18V)も同時に見る
発熱箇所と温度の段階を、6着まとめて並べます
| 商品 | 発熱の箇所 | 温度の段階 |
|---|---|---|
| 40800mAh付属 | 前6・後11の17箇所 | 高温約45℃/中温約35℃/低温約28℃ |
| 40000mAh付属 | ヒーター17枚(体感約38℃) | 3段階でMax60℃ |
| EXCITECH | 17箇所のうち首・肩・前面・背面を選択 | 約65℃/約50℃/約45℃ |
| 大きいサイズS〜6XL | 12ヒーターで前後独立 | 高50〜60℃/中40〜50℃/低35〜40℃ |
| バートル5004 | 別売の電熱パッド側 | 別売のパッドとバッテリー側 |
| マキタCV202DZ | 前2・後2の4箇所 | LOW/MEDIUM/HIGHの3段階 |
こうして並べると、17箇所型と少数箇所型で設計思想が割れているのが分かります。17箇所型は面で包み、マキタの4箇所は要所を長時間温める考え方です。どちらが上という話ではなく、着る時間の長さで選び分けるのが実際的だと思います。
なお、連続使用時間まで公開していたのはEXCITECHとマキタの2着でした。稼働時間を先に知っておきたい人は、この2着から見るのが早道です。
買ってから気づきやすい、弱いところ
洗い方は製品ごとに条件が違います。洗濯機で洗えるもの、水洗い・丸洗いに対応するもの、バッテリーとUSBキャップを外して洗濯ネットに入れるものと分かれ、EXCITECHは乾燥機が使えません。「洗える」の一語で片付けず、外す部品まで確認してください。
サイズ表記も横並びにはなりません。M〜4XL、M〜XXL、S〜6XL、S〜4Lと展開の幅がばらばらですので、いつものサイズ感で選ぶと当てが外れます。体重の目安が書かれているのは大きいサイズ品だけでした。
そして価格の幅です。2,680円から15,557円まで、今回の6着だけで5倍以上ひらいています。マキタは実売13,818円から17,050円と店によって3,000円以上動き、40000mAh品はクーポンの有無で3,980円からの表示にもなりました。同じ商品でも、どの店のどの選択肢を選んだかで支払額が変わります。ここは面倒でも比べる価値があります。
買うタイミングは、冷え込みが本格化する前がおすすめです
電熱ベストは11月に向けて需要が立ち上がる商品です。寒さを感じてから探し始めると、欲しいサイズや色が売り切れている可能性が高くなります。
もうひとつの理由が価格です。40000mAh品のようにクーポンで大きく動く商品がありますし、40800mAh品は参考価格21,899円に対して実売7,499円という開きがありました。値引きの幅が出るうちに、候補を絞っておくほうが有利だと考えています。
本体のみタイプを狙うなら、なおさら早めをおすすめします。バッテリーの型番を調べ、手持ちで足りるか、買い足しがいくらになるかを確かめる時間が要るからです。モバイルバッテリーの容量と規格の選び方をあわせて読んでおくと、追加費用の見積もりが早く終わります。
冷える前にやっておくこと
- サイズ表と自分の実寸を照らす(体重目安があるのは大きいサイズ品だけ)
- バッテリー付属か本体のみかを商品名と選択肢の両方で確認
- 本体のみなら、別売バッテリーの価格とPSE表記も同じ日に見ておく
結局、どれを選べばいいか
バッテリーを別で用意する手間を省きたいなら、40800mAhバッテリー付きの17箇所発熱モデルです。温度3段階と洗濯機対応がそろい、迷いどころが少なくまとまっています。
コートの下に着たい、着ぶくれを避けたいという条件が最優先なら、EXCITECHのバッテリーセットです。温める場所を4箇所から選べる方式は、屋内と屋外を行き来する日に効いてきます。
市販のLLサイズで肩が入らない人は、S〜6XLの大きいサイズ品から見てください。ヒーター数では17箇所型に譲りますが、そもそも着られる一着が見つかることのほうが大きいはずです。とにかく安く冬を越したい場合は、40000mAh品のクーポン価格が候補になります。
現場で毎日着るなら、バートル 5004です。デニムとコーデュラナイロンの作りは、消耗品として買い替える前提の一体型とは別物でした。すでにマキタの18Vバッテリーが手元にあるなら、マキタ CV202DZが最短距離になります。ゼロからそろえる人には、追加費用の分だけおすすめしにくい一着です。
重ね着の組み立てまで整えたい人は、ダウンベストのメンズ8着の比較や素材で選ぶネックウォーマーも見ておくと、首元と胴の役割分担が決めやすくなります。
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