僕は在宅で仕事をする日、冬に部屋そのものを暖めるのをやめました。エアコンの設定温度を上げ続けるより、体にくっつく1枚を着るほうが安いし、頭もぼんやりしない。着る電気毛布は、その「1枚」として一番手っ取り早い道具だと思っています。
とはいえ売り場で並んでいるのを見比べても、違いが分かりにくい。見る点はそれほど多くありません。体のどこを暖める形かと、丸洗いできるか。この二つにメーカーが答えているかどうかで、候補はかなり絞れます。
先に結論から。デスクに座ったまま一日中着るなら山善のくるみケット、肩から羽織って部屋の中で過ごすならコイズミの電気肩ひざ掛け。そして寝るときは、着るタイプを布団に持ち込まない。寝床はパナソニックの敷き毛布に切り替えたほうが、結局よく眠れます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
デスク用と羽織り用は、はっきり分けたほうが早い
着る電気毛布という言葉でひとくくりにされていますが、実際の使われ方は二つに割れます。ひとつは座ったまま動かない使い方。デスクの椅子に座り、足まで覆って、そのまま数時間そこにいる。もうひとつは羽織って過ごす使い方。ソファで本を読み、途中でキッチンまで立って、また戻る。
この二つは求めるものが逆です。座りっぱなしなら、足まで届く丈と、座った姿勢で前が開かない形が要る。羽織るなら、肩に留まって落ちないことと、腕が自由に出せることが先に来ます。同じ1枚で両方をやらせようとすると、どちらも中途半端になる。僕は最初にそこで一度失敗しました。
そして三つ目が寝床です。着る電気毛布を布団に持ち込むと、寝返りのたびにコードとコントローラーが体の下に入ってくる。ここだけは着るタイプを外して、敷き毛布に任せたほうがいい。用途を三つに割ると、選ぶものは自然に決まります。
| 型番 | 形 | 洗い方 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| 山善 YAPP-401AC | 着るタイプ(足ポケットとスリットあり) | 本体は丸洗い可・コントローラーとドラム式は不可 | デスクに座ったまま一日中 |
| コイズミ KDH-50237 | 肩ひざ掛け(袖なしの大判) | 本体は丸洗い可・ドラム式とドライは不可 | 肩から羽織って部屋の中で過ごす |
| パナソニック DB-U12T | 敷き毛布(着られない) | 毛布洗い機能付き洗濯機とネットが必要 | 寝床に敷いて寝ている間 |

消費電力より先に、暖める範囲で考える
「着る電気毛布は電気代が安い」とよく言われます。ただ、安く済む理由は性能の良し悪しではありません。暖める範囲が狭いからです。部屋の空気を丸ごと動かす機械と、体に触れている面だけを温める機械では、そもそも背負っている仕事の量が違う。同じ暖房器具という括りで並べて比べるのが、そもそも無理な話なんです。
今回の3台のうち、消費電力の公表値をはっきり確認できたのはパナソニックの電気しき毛布で、54W。部屋を暖める機械の数字を見慣れていると、拍子抜けするくらい小さく感じるはずです。着る毛布や敷き毛布というのは、その程度の電気で成立している道具だということ。山善とコイズミの消費電力も、それぞれの商品ページの仕様表に載っています。買う前にそこだけ開いて、いま部屋で使っている暖房の数字と並べてみてください。
そのうえで言うと、この3台のどれを選んでも、電気代が決め手になるほどの開きは出ません。だから僕は消費電力の細かい上下ではなく、どの姿勢のときに使うかで決めています。部屋の空気ごと動かす機械のほうは事情が違って、こちらは電気代とブレーカーの余裕を先に見ないと痛い目を見る。その話はセラミックヒーターのおすすめ3台に書いたので、併用を考えるなら合わせて読んでください。
座って足まで覆いたいなら、形で決まる
山善のくるみケットが座り仕事に向くのは、温度よりも形の理由が大きい。ショルダーストラップで肩に留められ、マチのついた足ポケットとスリットがあるので、椅子に座ったまま足先まで包めます。膝掛けを何度も直す動作が消える。この地味さが、一日の終わりに効いてきます。
着脱用のボタンも付いていて、羽織る・前を閉じるの切り替えが手早い。本体はコントローラーを外せば丸洗いできます。予算を抑えて、まず着る電気毛布というものを試したい人には、これが入口として素直だと思います。
弱点も分かりやすい。コードは電源側1.96m・本体側0.65mしかなく、コンセントから数歩の範囲でしか生きられない。強にしても表面温度は53℃止まりなので、暖房を完全に切った真冬の部屋では物足りない場面もあります。コントローラー自体は洗えず、ドラム式洗濯機とドライクリーニングも不可。着用時のウエストは最大130cmまでなので、体格が大きい人は前が閉じにくいかもしれません。買うときは型番の確認だけしてください。同じ「くるみケット」の名前でYKAPP-401ACという別型番が並ぶことがあり、そちらは値段の付き方も別物です。
洗えるかは、コントローラーが外れるかで決まる
着る電気毛布は肌に直接触れるうえ、冬でも意外と汗を吸います。ひと冬に一度も洗わないという選択肢は、僕にはありません。そこで見るのが、コントローラーが本体から外れるかどうか。外れる機種は本体を丸洗いでき、外れない機種は拭くしかない。実質、洗えるかどうかはこの一点で決まります。
今回の3台はいずれもコントローラーを外して本体を洗えます。ただし共通の注意があって、ドラム式洗濯機と衣類乾燥機、ドライクリーニングはどれも不可。パナソニックの敷き毛布にいたっては、洗濯機を使うなら毛布洗い機能とネットが要ります。うちは風呂の残り湯で押し洗いして、浴室乾燥で一晩というやり方に落ち着きました。
洗える前提で選ぶと、色の選び方まで変わってきます。汚れが気になって結局洗わなくなるくらいなら、最初から手入れの軽いものを選んだほうが長く使える。着る毛布は消耗品というより、ひと冬まるごと肌に触れ続ける寝具に近い扱いになります。
肩から羽織るなら、袖のない大判という形
コイズミの電気肩ひざ掛けは、肩から掛けて上半身を温める形の1枚です。大判なので肩から背中までが一度に隠れる。ソファで本を読む時間や、デスクで上半身だけ冷えていく時間に効きます。膝に下ろせばひざ掛けとしても使えるので、座り方に合わせて掛ける場所を変えられるのが強みです。
僕がこれを本命に置くのは、日中の在宅で一番多い動きが「座る・立つ・また座る」の繰り返しだからです。足まで固定される山善より、こちらのほうが生活の形に合う人は多いはず。コントローラーを外して本体を丸洗いできる点も、日常的に使うものとしては外せません。
引っかかる点も書いておきます。袖がないので腕は出したままになり、手先の冷えには効きません。そこは手袋なり別の手で対処する話。AC電源式なのは山善と同じで、コードは電源側1.9m+本体側1.7m。コードの届く範囲を出れば当然プラグが抜けるので、立ち歩きといっても部屋の中を数歩ぶんです。本体は約1kgあり、肩に掛け続けると重さを感じる場面もある。
もうひとつ、買う前に必ず見てほしいのが売り場です。この機種は通販モールでの実売が、店によって大きく開きます。同じ型番なのに、店を選ばないと倍近く払うことになる。いま出ている価格が定価だと思い込まない。何店か並べて見るだけで結果が変わる商品です。
寝るときは、着る毛布を脱いだほうがいい
ここまで着る電気毛布を勧めておいて逆のことを言いますが、寝床にこれを持ち込むのはやめたほうがいい。理由は単純で、寝返りを打つとコードとコントローラーが体の下に来るからです。夜中に一度気づくと、そこから眠りが浅くなる。着る形は起きている時間のためのものだと割り切ったほうが、どちらも活きます。
寝床用に僕が置いているのはパナソニックの電気しき毛布DB-U12T。140×80cmで消費電力54W、室温センサーが寝ている間の温度を自動で調節します。こちらもコントローラーを外して丸洗いでき、ダニ対策の機能もある。2018年発売のロングセラーで、見た目は完全に実用一辺倒です。飾り気はありません。
値段のバランスもいい。安いほうの山善と2台持ちにしても、総額は1万2千円台で収まります。日中は着る、夜は敷く。この分け方にすると、どちらも本来の得意な仕事だけをすることになる。1台にすべてを兼ねさせるより、結果として安上がりでした。
当たり前の注意として、これは敷き毛布なので着られません。「電気毛布 着る」で探してきた人がこれ単体を買うと、目的を外します。丸洗いには毛布洗い機能付きの洗濯機とネットが必要で、ドラム式洗濯乾燥機と衣類乾燥機は使えない。140×80cmはシングル布団の上半身側しか覆えないので、足先まで温めたいなら大きいサイズを選ぶ必要があります。

数字に出ない差が、使い続けられるかを決める
3台の違いは表にした通りですが、実際に冬をひとつ越すと、仕様表に載っていない部分で差が出ます。僕が使ってみて効いたのは三つ。
コードの長さが、その日の行動範囲を決める
山善は電源側1.96m・本体側0.65m。コイズミは電源側1.9m・本体側1.7m。電源までの長さはほぼ同じで、違うのは本体側です。1mほどの差ですが、この1mが「椅子から立てるか」を分けます。山善は座る場所が決まったらそこから動かない前提、コイズミは机とソファのあいだを行き来できる前提。
だから買う前に、自分がその毛布を着る場所とコンセントの距離を実際に測ってほしい。延長コードで伸ばす手はありますが、暖房器具を延長タップに挿すのはできれば避けたい。部屋のどこで過ごすかが先に決まっていると、この2台の優劣はあっさりつきます。
重さは、肩に掛け続けて初めて分かる
コイズミの電気肩ひざ掛けは本体約1kg。数字で見ると1リットルのペットボトルぶんで、たいしたことがないように思えます。ところが肩に掛けたまま2時間、3時間と過ごすと、肩の後ろに重さが残る。大判で暖かいことの裏返しなので、これは仕方のない部分です。
対処は簡単で、椅子の背もたれに一度預けてから肩に回すか、膝側へ下ろすかのどちらか。上半身を温めたいのか、下半身なのか。同じ1枚でも掛ける位置で疲れ方が変わるので、買ってから何日か試して自分の位置を決めるといいと思います。
見た目は、思っているより気になる
着る電気毛布は、はっきり言って部屋着です。宅配便が来たときにそのまま出るのは、僕はためらいます。オンライン会議で上半身が映る仕事なら、なおさら。色と形は在宅で着る時間が長いほど効いてくるので、機能だけで決めないほうがいい。
外に出る日の防寒は、そもそも別の話です。着る毛布で日中を乗り切っても、玄関を出た瞬間には関係なくなる。外側で解決する方向はレザージャケットの秋冬コーデに書きました。
向く人・向かない人を、もう一度だけ
3台の使い分け
- 山善 YAPP-401AC=デスクから動かない日が多い人。足ポケットで座ったまま足先まで覆える
- コイズミ KDH-50237=立ったり座ったりが多い人。袖なしの大判で肩から上半身を包む
- パナソニック DB-U12T=寝床専用。山善との2台持ちで総額1万2千円台
- どれも共通で、ドラム式洗濯機・衣類乾燥機・ドライクリーニングは不可
向かない人も書いておきます。まず、コンセントの位置が動かせない部屋で、コードの届く範囲の外に居場所がある人。この3台はどれも生活の範囲がコード長で決まるので、充電式やモバイルバッテリー対応のものを探したほうが早い。次に、暖房をまったく使わず着る毛布1枚で真冬を越そうとしている人。表面温度53℃という数字は、あくまでメーカーが定めた条件で測った値です。部屋の寒さによって体感は変わります。
逆に、暖房の設定温度を1〜2度下げたい人には効きます。僕の場合、日中の暖房を弱めて着る毛布に切り替えた冬から、電気の請求が目に見えて下がりました。ゼロにするのではなく、下げしろを作る道具として見ると失敗しません。
使うときに僕が気をつけていること
ひとつめは低温やけど。表面が体温より少し高いくらいでも、同じ場所に何時間も当て続けると皮膚は傷みます。特に足首やすねのように骨が近い部分は、タオルを1枚挟むだけで違う。眠くなったら弱に落とすか、いっそ切ってしまう。
ふたつめは乾燥です。着る電気毛布は肌の表面から水分を持っていくので、冬に喉と肌がやられる原因になりやすい。加湿とセットで考えたほうが体は楽になります。方式ごとの差は加湿器は方式で電気代が変わる話にまとめました。
みっつめは買う時期。冬物の季節家電は、需要が立ち上がってから買うと高い。秋のうちに型落ちが動くので、そこを狙うと同じ機種が安く手に入ります。この買い方の全体像はメンズガジェット完全ガイドに書いています。
冬の日中を、どう割るか
僕の家の冬は、日中がコイズミ、デスクに張りつく日が山善、夜がパナソニックという分担に落ち着きました。1台ですべてを賄おうとしていた頃より、明らかに快適です。電気の請求も下がりました。
もし1台だけ選ぶなら、動きの多さで決めてください。座って動かない日が多いなら山善、立ったり座ったりが多いならコイズミ。寝床のことは、そのあとで考えても間に合います。
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※本記事はプロモーションを含みます

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