寝る前にスマホを枕元へ置くとき、暗がりでケーブルの向きを二度も探してしまうことがあります。朝は朝で、出かける直前にコネクタを片手で引き抜きながら、もう片方の手で鍵を探していました。この2回の動作が毎日あったことに、ワイヤレス充電器へ替えてから気づきます。
置くだけに変わって減ったのは、充電の速さではありませんでした。減ったのは手順の数のほうです。挿す・抜くという2つの動作が、置く・取るに置き換わります。速さよりも、動作が1つ消えることのほうが日常には効いてきました。
ただし「置くだけ」ならどれも同じ、というわけでもありません。マグネットで位置が決まるのか、立てて画面が見えるのか、イヤホンや時計まで一緒に乗るのか。この違いによって、置いた場所での使い勝手はまるで変わってきます。
この記事では実売2,190円から9,900円までの8つを、形と出力の上限という2つの軸で並べました。置き場所がもう決まっている方は、形ごとの節だけを読んでも足りるように書いてあります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ケーブルが消えた夜と朝で、実際に変わったこと
まずは寝る前の動作の話です。枕元は暗く、スマホは片手で持っている場面がほとんどでしょう。この条件だと、コネクタの向きを合わせる作業が思っていたより手間になります。マグネットで位置が決まるタイプに替えてから、手元を見ずに置けるようになりました。
朝は逆に、抜く動作が消えます。玄関で靴を履きながら片手でスマホを取る、という持ち方ができるようになったのは地味ながら大きい変化でした。ケーブルが机に残らないので、充電器を置いた場所の見た目も落ち着きます。
一方で、消えない不便もあります。ワイヤレスは有線ほど速く入りません。残量が心もとないまま急いで出かける朝には、やはりケーブルのほうが頼りになるでしょう。置くだけは「常に載せておく」使い方と相性がよく、「短時間で詰め込む」使い方には向きません。この前提を先に置いておくと、選ぶ基準がぶれずに済みます。

選び分ける軸は「形」と「出力の上限」の2つです
8つを見比べる前に、軸を2本だけ立てておきます。1本目が形。平置きのパッド、立てて使うスタンド、2台以上をまとめる型、コンセントに直接挿す型の4種類に分かれます。この記事では平置きが3つ、スタンドが2つ、まとめ型が2つ、直挿しが1つという内訳でした。
2本目が出力の上限です。今回の8つでいちばん低いのはエレコムの最大10Wで、UGREENの2in1・Anker・CIO・CHOETECHの4つは公式が15Wと明記しています。Apple純正はAppleのサポートページがピーク25Wと示しており、ここだけ数字の桁が違います。残る2つは公式ページに数値の記載がありませんでした。
ここで注意したいのが、「最大◯W」は条件が揃ったときの上限だという点です。UGREENのMagFlowは公式が30W以上の電源アダプターの使用を推奨していますし、Apple純正のピーク25Wも15V/2A以上のアダプターを使ったときの数値として案内されています。本体だけ買っても、手持ちのアダプターが非力なら上限までは届きません。
出力の数字で失敗しないための3点
- 「最大◯W」は条件が揃ったときの上限で、常にその値が出るわけではありません
- 電源アダプターが別売りの製品では、アダプター側の性能が上限を決めます
- 2台同時に充電すると、片方の出力が下がる設計の製品があります
有線の充電器やアダプターをこれから揃える方は、用途別のガジェットをまとめた記事のほうに定番を並べてあるので、そちらも合わせてご覧ください。
「MagSafe対応」と「MagSafe認証」は、同じ言葉ではありません
商品ページを並べて読むと、マグネット関連の書きぶりが製品ごとに違うことに気づきます。今回の8つのうち、公式が「MagSafe認証」と書いているのはUGREENの2in1充電ステーションだけでした。Belkin・UGREEN MagFlow・Anker・CIOの4つは「MagSafe対応」という書き方です。
CHOETECHの3in1はさらに別で、公式の表記は「Qi2/MagLeap対応」でした。エレコムのスタンドにいたってはマグネットでの吸着そのものがなく、Qi(BPP)認証とEPP規格への対応という書き方になっています。ここを読み飛ばすと、届いてから「くっつかない」と驚くことになりかねません。
言葉が違えば、メーカーが保証している範囲も違ってきます。判断のよりどころは、レビューの受け売りではなく公式ページの言葉そのものです。買う前に商品ページで「認証」と書いてあるのか「対応」と書いてあるのかを確認しておくと、あとから食い違いにくくなります。
置き場所を先に決めると、8つが2つか3つまで減ります
形と出力で軸は立ちましたが、実際に候補を絞るのは置き場所のほうです。枕元・デスク・玄関やカバンの3か所で、効いてくる条件がまったく違ってきます。
| 置き場所 | そこで効いてくること | 向いている形 |
|---|---|---|
| 枕元 | 暗くても手元を見ずに置けるか。電源までケーブルが届くか | マグネットのある平置きパッド、または2台まとめ型 |
| デスク | 机の面積をどれだけ使うか。画面が見えるか | 角度を変えられるスタンド型、またはコンセント直挿し型 |
| 玄関・カバン | 薄さと重さ。持ち出して同じ使い方ができるか | 薄型の平置きパッド、または折りたためる3in1 |
枕元で効くのはマグネットとケーブルの長さです。デスクでは机の面積と画面の見え方。持ち歩くなら厚みと重量。この3つのどれに当てはまるかを決めてから読み進めてください。
平置きのパッド型:机や枕元の景色を変えない3つ
いちばん素直な形です。板を1枚置くだけなので、机の上でも枕元でも視界に入る量が少なくて済みます。画面を立てて見る用途には向きませんが、寝ている間ずっと載せておく使い方なら、これがいちばん邪魔になりません。
Belkin Qi2 ワイヤレス充電器 WIA011:2mのケーブルで枕元まで届く
Qi2認証とMagSafe対応をひととおり満たしたうえで、2,826円前後という値付けです。iPhone 12から17までが対応機種として案内されており、規格まわりで悩む要素がほとんどありません。
この製品でいちばん効いてくるのは、付属ケーブルが2mあるところでしょう。ベッドサイドのコンセントが遠い部屋は珍しくなく、充電器を買ったのに延長コードを買い足す羽目になった、という話もよく聞きます。2mあれば枕元まで素直に届きます。
弱点もはっきりしていて、最大出力のワット数が公式ページに明記されていません。速さを数字で確かめてから買いたい方には物足りない部分でしょう。スタンド機能もないので、あくまで置きっぱなし前提の1台です。
枕元の電源が遠くて困っている方には、ここが最初の候補になります。
Belkin Qi2 ワイヤレス充電器 MagSafe対応
参考価格 2,826円前後
Qi2認証+MagSafe対応のシンプルな置くだけタイプです。ケーブル長2mでベッドサイドなど電源から離れた場所でも使える
UGREEN MagFlow Qi2ワイヤレス充電器 55206:厚さ11mm・80gで持ち出せる
厚さ11mm、重さ80g。今回の8つでもっとも薄くて軽い1台が、2,980円前後で手に入ります。Qi2認証とMagSafe対応に加えて1.5mのType-Cケーブルが付属し、iPhone 12から17やAirPods Proが対応機種として挙げられています。
薄さと軽さが効くのは、自宅と外出先で同じものを使い回す場面です。カバンのポケットに入れっぱなしにできる厚みなので、出張先のホテルでも机の上を占領しません。1台で2か所をまかないたい方には、この形が現実的な答えになります。
注意したいのは電源側です。公式は30W以上の電源アダプターの使用を推奨しており、手持ちのアダプターが非力だと本来の性能を出し切れません。持ち歩くなら、アダプターとセットで考えてください。
薄い1台を探しているなら、まずこれを基準に他と比べるとよいでしょう。
Apple MagSafe充電器(1m):条件が揃ったときのピークが違う
7,079円前後と、価格だけ見れば割高に映ります。それでも選ばれる理由は、Appleのサポートページがピーク出力を公表しているところにあります。15V/2A以上のアダプターを使ったときでピーク25W、iPhone 16と16 Proではピーク22.5Wという案内です。
数字が公式に出ているという事実は、想像以上に安心材料になります。互換品で「思ったより遅い」と感じたときに原因を切り分けにくい問題が、純正だとそもそも起きにくいでしょう。互換性の不安に時間を使いたくない方には、この一択で構いません。
ただし同梱されるのは充電器本体とケーブルだけで、25Wの電源アダプターは別売りです。合計金額で考えると8つの中でもかなり上のほうに来ます。ここを納得できるかどうかが分かれ目でしょう。
予算を出せるなら、迷いを買う意味でも選ぶ価値があります。
Apple MagSafe充電器(1m)
参考価格 7,079円前後
純正だからこその安心感です。Appleサポートが公表するピーク出力(機種により22.5〜25W)までしっかり引き出せる
立てて使うスタンド型:充電しながら画面を見たい2つ
デスクや台所に置くなら、こちらの形が生きます。載せたまま通知を確認できますし、動画やビデオ通話を流しっぱなしにする時間が長い方ほど差を感じるはずです。
エレコム ワイヤレス充電器 スタンド型 EC-QS10WF:iPhoneとAndroidが混在する家に
2,190円前後と、8つの中でもっとも安い1台です。Qi(BPP)認証に加えてEPP規格に対応しており、iPhoneだけでなくGalaxyなどのAndroid機やAirPodsも対応機種として案内されています。3コイル搭載で、サイズは74×88×115mm。
この安さで効いてくるのは、家族でiPhoneとAndroidが混ざっている状況です。片方しか使えない充電器を人数分そろえるより、誰が使っても載る1台を共有するほうが、玄関やリビングでは合理的でしょう。まず1台試したい方の入り口としても手ごろです。
弱点は割り切りの部分にあります。マグネットでの吸着がないため、置く位置がずれると充電が止まってしまうことがあります。最大出力も10Wで、今回の8つでは最も低い数字でした。速さより手軽さを取る1台として見てください。
家族で共有する場所に1台置くなら、ここから始めるのが無理のない選択です。
エレコム ワイヤレス充電器 スタンド型 しろちゃん
参考価格 2,190円前後
Qi(BPP)認証+EPP規格対応で、iPhoneだけでなくGalaxy等のAndroid機にも対応する低価格スタンド型
Anker MagGo Wireless Charger (Stand) A25X1:角度を変えられる15W
4,990円前後。最大15W出力でQi2とMagSafeに対応し、スタンドの角度を変えられるところが持ち味です。充電しながらFaceTimeをつなぐ、レシピを表示させたまま料理をする、といった使い方に素直に応えてくれます。
角度が変えられる価値は、机の高さと座り方で決まります。座って見下ろす角度と、立ったまま覗き込む角度は別物です。1台を複数の場面で使い回すつもりなら、固定角度のスタンドより融通が利きます。
気をつけたいのは対応機種の記載で、公式ページはiPhone 13から15までとなっており、最新モデルの明記がありません。保証期間についてもページ上に記載が見当たりませんでした。手持ちの機種が範囲に入るかは、購入前に確認しておいてください。
充電中に画面を見ている時間が長い方には、この1台が素直に効きます。
Anker MagGo Wireless Charger (Stand)
参考価格 4,990円前後
最大15W出力・角度調整できるスタンド型で、充電しながらFaceTimeや動画視聴がしやすい
2台・3台をまとめる型:枕元の充電器を1つに減らす
スマホとイヤホン、人によってはスマートウォッチまで。充電するものが増えるほど、コンセントまわりは散らかっていきます。まとめ型はその数を1つに戻すための形です。
UGREEN 2in1 MagSafeワイヤレス充電ステーション 90668:スマホとイヤホンを1台で
3,206円前後で、スマホとイヤホンを同時に充電できるスタンド型です。今回の8つの中で唯一、公式が「MagSafe認証」と明記していました。Qi2モードでスマホ側は最大15W、Qi標準では5W・7.5W・10W・15Wに対応します。
毎晩スマホとAirPodsを並べて充電している方なら、コンセントの口が1つ空く意味はすぐ分かるはずです。枕元のタップが埋まっている家では、この1つぶんが効いてきます。3,000円台でこの構成が組めるのは扱いやすい価格帯でしょう。
一方で、同時に充電するときのイヤホン側は5Wにとどまります。急いで両方を満たしたい場面には向きません。本体サイズが公式ページに記載されていないため、設置スペースを事前に測れないところも留意点です。
枕元の充電器を1つに減らしたい方は、ここから検討してみてください。
UGREEN 2in1 MagSafeワイヤレス充電ステーション
参考価格 3,206円前後
スマホとイヤホンを1台で同時に充電できるスタンド型です。Qi2モードでスマホ側は最大15W出力
CHOETECH 折りたたみ式 3in1ワイヤレス充電スタンド T637-F:畳んで持ち出せる
9,900円前後と、8つでもっとも高い1台です。スマホ・イヤホン・スマートウォッチの3台を同時に充電でき、使わないときは折りたたんでポーチに収まります。折りたたみ時は100×37×130mm、重量は約250g。Qi2とMagLeapに対応します。
この価格が意味を持つのは、出張や旅行の荷造りの場面です。充電器を3つ持っていくのか、1つで済ませるのか。年に何度も遠出する方なら、カバンの中身と朝の探し物が確実に減ります。出力はスマホが最大15W、イヤホンが5W、スマートウォッチが2.5Wという配分です。
留意したいのは2点あります。スマートウォッチ側の2.5Wは急速充電と呼べる数字ではありません。価格も、この記事で想定した2,000〜8,000円という帯を超えています。据え置き用途だけなら、もっと安い選択肢のほうが合うでしょう。
移動の多い方で3台を毎晩充電しているなら、この1台に集約する価値があります。
CHOETECH 折りたたみ式 3in1ワイヤレス充電スタンド
参考価格 9,900円前後
スマホ・イヤホン・スマートウォッチの3台を同時に充電でき、使わない時は折りたたんでポーチに収まります。出張・旅行向けの上位モデル
コンセント直挿し型:机の上から充電器そのものを消す
置き場所の問題を、置かないことで解決する形もあります。机の面積を1cmでも空けたい方に向く選択肢です。
CIO NovaWave SPOT PLUG+C WL15-PLUG1C-30W:USB-Cポート付きの直挿し
5,980円前後。コンセントに直接挿す形なので、机の上にも床にも本体が乗りません。ワイヤレスは最大15W、USB-Cポートを単独で使えば最大30Wまで対応し、Qi2認証とMagSafe対応も備えています。
ケーブルが1本も机を横切らないという状態は、思っていた以上に気持ちのいいものでした。加えてUSB-Cポートがあるので、スマホをワイヤレスで載せながらイヤホンや別の機器を有線でつなぐ、という組み合わせも可能です。デスクの充電まわりを1か所にまとめたい方に向きます。
ここからは制約の話。ワイヤレスとUSB-Cを同時に使うと合計25Wに制限されます。またコンセントの形状によっては、隣の差込口をふさいでしまうことがあります。壁のタップの配置は先に見ておいてください。
デスクのスペースを取り戻したい方には、この形が答えになります。
CIO NovaWave SPOT PLUG+C ワイヤレス充電器
参考価格 5,980円前後
コンセント直挿し型で置き場所を取らありません。USB-Cポートを備え、ワイヤレス充電と同時に他機器も充電できる

置くだけに切り替えてから気づいた、うまくいかない場面
いいことばかりではありません。実際に使い始めてから引っかかった点を、正直に書いておきます。
まず、電源アダプターの存在が思ったより大きいことです。Apple純正はアダプターが別売りですし、UGREENのMagFlowは30W以上のアダプターを推奨しています。本体の価格だけで比べていると、手元に届いてから「これ以上速くならない理由」を探すことになりかねません。
次に、位置合わせの問題があります。マグネットのないエレコムのような製品では、置く位置がずれると充電が止まってしまう場合があります。朝になって残量が減っていた、という事故はここで起きやすいところです。マグネットのある製品を選ぶか、置き位置に印を付けておくかで防げます。
3つ目が、複数台を同時に充電するときの出力です。UGREENの2in1はイヤホン側が5Wにとどまり、CIOの直挿しはワイヤレスとUSB-Cの合計が25Wに制限されます。まとめられることと、まとめても速いことは別の話でした。
最後に、公式ページの記載が追いついていない場合があります。AnkerのMagGoスタンドは対応機種がiPhone 13から15までの記載で、保証期間の案内も見当たりませんでした。手持ちの機種が新しい方は、購入前にメーカーへ確認するほうが安全です。持ち歩く電源そのものを見直したい方は、スマホまわりのガジェットを集めた記事も参考になります。
置き場所が決まっている方から、順に決めていきましょう
8つを並べてきましたが、決め方はいたってシンプルです。まず置き場所を1か所に決めます。枕元ならマグネットとケーブルの長さ、デスクなら机の面積と画面の見え方、持ち歩くなら厚みと重量。この順で見ていくと、候補は2つか3つまで減ります。
そのうえで、公式ページの言葉を確認してください。「認証」なのか「対応」なのか、最大出力の数値が書いてあるのか、アダプターは同梱なのか。ここまで見ておけば、届いてから期待とずれることはほとんどありません。
最初の1台に迷うなら、安いものから試すのが結局は近道でした。2,000円台で置くだけの生活にまず慣れて、足りない部分を2台目で埋めていく順番。これなら、高い買い物を先に間違えずに済みます。
※本記事はプロモーションを含みます

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