cadoの加湿器はデザイン重視の一人暮らしに向く。置き場所から選ぶ3台

デザイン性の高い加湿器

加湿器を買わないまま冬をやり過ごしてしまう理由は、たいてい湿度の話ではありません。白い樹脂のタンクが床にどんと居座る絵が先に浮かんで、そこで手が止まります。cadoという名前で検索している人は、その一点をもう分かっている人でしょう。

一人暮らしの部屋で基準になる1台を先に挙げておきます。cado STEM 500H(HM-C500H)、33,000円前後のモデルです。加湿量でも畳数でもなく、90日間お手入れが要らないという一点にお金を払う価値があります。

ただし3台が性能の上下で並んでいるわけではありません。手のひらに載る直径約40mmのものから、高さ855mmの床置きまで、今回の3台は置き場所で分かれています。ここを取り違えると、机で使いたい人が大きすぎる1台を買い、部屋全体を潤したい人が机上用を選んでしまいかねません。

そこでこの記事では、3台を「どこに置くか」で割り振ります。公式ストアに出ている数字と、買ったあとに効いてくる弱いところまで並べました。値段の順に見ていくより、自分がどこで使うのかを先に決めたほうが早いはずです。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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cadoの加湿器が家電に見えないのは、円筒に振り切っているから

この記事で扱う3台の寸法表記を見ると、この家電の性格がすぐ分かります。3台のうちいちばん小さいSTEM Miniは直径約40mm×高さ約121mm、いちばん大きいSTEM 700iは直径270×高さ855mmです。どちらも「直径×高さ」でしか書きようがない、まっすぐな円筒でした。

加湿器が部屋で浮くのは、性能ではなく形が理由です。四角い箱には正面と背面があるので、家具の線と平行に置かないと落ち着いて見えません。結果として置ける場所が壁際に限られます。円筒には正面がないため、部屋の真ん中寄りに出しても向きを直す必要がなく、通り道の邪魔にならない位置を自由に選べます。

大手アパレル企業で商品計画を担当していたころ、僕が売場の並びより先に確認していたのは「目線の高さに何が残るか」でした。床に近いところにある大きな面より、視線が横に走る高さにある小さな一点のほうが、その空間の印象を決めてしまいます。加湿器はコンセントの都合で床置きになりやすく、ちょうど視線の下端に入ってくる道具です。だから形と質感が効きます。

そしてもうひとつ、一人暮らしの部屋には「使う季節だけ出して、あとはしまう」という選択肢がほとんどありません。収納に余裕がないからです。出しっぱなしになる前提で選ぶなら、性能表の前にまず形を見るという順番はまったく理にかなっています。

3台の差は上下ではなく、置く場所の差

先に全体像を置きます。価格はいずれも楽天市場のcado公式ストアで確認した実売です。

置き場所モデル実売の目安
デスクの上・枕元STEM Mini(MD-C10)15,400円前後
ワンルームの1部屋STEM 500H(HM-C500H)33,000円前後
1LDK以上・部屋をまたぐSTEM 700i(HM-C700i)54,890円前後
価格は楽天市場のcado公式ストアで確認した実売です。店と時期によって動きます

見るべき順番は、置き場所、給水の頻度、価格の3つです。逆から入ると必ず迷います。値段で絞ってから置き場所を考えると、机上用と部屋用のどちらでもない中途半端な1台にたどり着きがちでした。

とくに給水の頻度は、カタログの数字だけ眺めていると見落とします。タンクが小さいモデルほど本体は軽く、置き場所は自由になりますが、そのぶん水を足す回数が増えます。ここは性能ではなく、自分の生活が耐えられるかどうかの話です。

置き場所を決めるときに見る3つ

  • エアコンの吹き出し口の真下と真正面を外せる位置があるか
  • 出しっぱなしにする場所か、季節ごとにしまう場所か
  • 給水のたびに水回りまで何歩あるくか。歩数が多いほど小さいタンクは続きません

机の上と枕元だけでいいなら、手のひらサイズで足りる

cado STEM Mini(MD-C10)は15,400円前後、質量は約130g(本体のみ)です。cadoはこれを加湿器ではなくマルチディフューザーとして出しています。直径約40mm×高さ約121mmという寸法どおり、片手で掴んで別の部屋へ持ち歩ける大きさでした。

数字を正面から書きます。ボトル容量は約30mL、噴霧量は間欠強で約35mL/hです。この2つを単純に割ると、間欠強で回してもおよそ51分で、1時間はもちません。連続運転時の噴霧量は公式ストアに表記がないため、実際の持ち時間はさらに短くなると見ておいてください。部屋全体を潤す道具ではないということが、仕様の時点ではっきりしています。

だからといって役に立たないわけではありません。デスクで作業する時間が長い人にとって、乾きを感じる範囲は机の上の半径数十センチだけということもよくあります。寝るときだけ枕元に欲しい、という人も同じでしょう。相手にする空間を狭く区切れるなら、この小ささはむしろ武器になります。

一方で、リビングの真ん中に置いて部屋の湿度を上げようとすると、水足しの回数だけが増えて何も変わりません。買う前に、自分が潤したいのは空間なのか、それとも自分の周囲だけなのかを決めておいてください。

机の上の一角だけを相手にすると割り切れる人なら、水足しの手間は許容範囲に収まるはずです。持ち運べる大きさと15,400円前後という価格を考えると、cadoを試す入口としても無理がありません。

cado STEM Mini

参考価格 15,400円前後

デスクの上や枕元で使う個人用サイズがほしい人向け

ワンルームを1台で回すなら、掃除の要らない500Hが基準

cado STEM 500H(HM-C500H)は33,000円前後、公式ストアには49件のレビューが付いています。3台の中でこれを一人暮らしの基準に置く理由は、加湿量ではなく90日間ノーメンテナンスというオートクリーン機能でした。

加湿器を途中で使わなくなる原因の多くは、性能への不満ではありません。タンクの内側を洗うのが面倒になり、出す気がなくなって、翌年には押し入れの奥にいるという流れです。90日という数字は、11月の頭に出せば1月の終わりまで届く長さになります。乾燥がきつい季節をひとまたぎできる長さだ、と考えると受け取り方が変わるでしょう。

静音設計は約35dBAと表記されています。ワンルームは寝る場所と過ごす場所が同じなので、動作音の許容範囲がリビング専用機より狭くなりがちです。就寝時の音を最優先で選びたい人は、寝室に置く加湿器の選び方のほうもあわせて見ておくと基準を作りやすいでしょう。

電気代については、公式ストアがスチーム式の約1/6という比較を出しています。ただし同じ商品ページの説明には、加熱除菌を行うぶん通常の超音波式より消費電力は高めとあります。つまり「超音波式の中では高いが、スチーム式よりはずっと安い」という位置づけです。方式ごとにランニングコストがどれだけ変わるかは加湿器は方式で電気代が変わる話にまとめてあるので、そこと突き合わせると納得しやすくなります。

なお、このモデルの適用床面積の表記は公式ストアで確認できていません。部屋の広さギリギリで選ぶような買い方は避けてください。畳数から逆算したい人は、次の700iか、もっと広い部屋向けの機種を見たほうが確実です。

90日ぶん手入れをしなくていい、という一点にいくらまで払えるでしょうか。33,000円前後という値段が妥当かどうかは、そこで決まります。手入れが理由で加湿器を続けられなかった経験がある人は、ここに払う価値が出ます。

cado 加湿器 STEM 500H

参考価格 33,000円前後

掃除の手間を減らしてワンルーム全体を清潔に加湿したい一人暮らし向け

部屋をまたいで使うなら、700iの高さが効いてくる

cado STEM 700i(HM-C700i)は54,890円前後、レビューは42件です。適用床面積は〜32m²(19畳)、加湿量は急速で700mL/h、タンク容量は約2.3Lと表記されています。本体は直径270×高さ855mm、質量4.3kgです。

高さ855mmという数字がこのモデルの性格を決めています。本体が85cmを超える高さなので、ミストの出口はソファやローテーブルの天板よりずっと上に来ます。cadoが「天井から注ぐミスト」と表現しているのはこの構造のことでした。リビングと寝室のドアを開けたまま暮らしている人なら、部屋ごとに1台ずつ置くより現実的です。

ここでも数字を割っておきます。タンク約2.3Lに対して急速時は700mL/hですから、急速で回し続けると3時間17分ほどで空になる計算でした。1日中フルパワーで動かす前提の機械ではない、と読めます。実際には湿度が上がれば出力は落ちますが、給水の回数を軽く見ないほうがいいでしょう。

適用床面積の上限は19畳です。これを超える広さの部屋に置くと、能力の頭打ちに先に当たります。もっと広い空間を1台でまかないたい人は20畳の部屋に必要な加湿量の逆算を先に読んで、必要な加湿量から機種を選び直してください。

置き場所については正直に書いておきます。高さ855mm・質量4.3kgという寸法は、掃除機をかけるたびに動かすような場所には向きません。置き場所を固定できる人向けの1台です。逆に、そこさえ決まっていれば存在感のある柱として部屋に立ちます。

リビングと寝室をまたいで使う予定があるなら、2台買って電源を2つ埋めるより、この1台に集約したほうが置き場所も配線もすっきりします。上位モデルを検討している人は、まず高さ855mmが収まる場所を測ってみてください。

cado 加湿器 STEM 700i

参考価格 54,890円前後

リビングと寝室をまたいで広い面積を1台でカバーしたい、1LDK以上に住む人向けの上位モデル

買う前に飲み込んでおきたい、cadoの弱いところ

値段は3台とも安いほうではありません。デザインと手入れの手間を減らすことにお金を払う買い物なので、加湿という機能だけを最短距離で満たしたい人には向かない選択です。ここを納得しないまま買うと、必ず値段が引っかかります。

STEM Miniは、ボトル容量約30mLに対して噴霧量が約35mL/h(間欠強)です。水足しが日常の一部になります。机上用と割り切れない人には、この頻度がストレスになるでしょう。

STEM 500Hは、加熱除菌を行うぶん通常の超音波式より消費電力が高めです。スチーム式の約1/6という比較の数字だけを覚えて帰ると、超音波式の中では上のほうだという事実を見落とします。価格もSTEM Miniの倍以上でした。

STEM 700iは、高さ855mmと質量4.3kgが素直に効いてきます。狭いワンルームではオーバースペックになりやすく、置き場所も選びます。価格も3台の中でいちばん高い設定です。

最後にもうひとつ書き添えておきます。90日間お手入れ不要という表記は、使い方や水の状態に左右されます。表記どおりに回らない場面もあると見ておいたほうが、あとで落胆しません。加湿器の方式そのものの違いを整理しておきたい人は、加湿量から選ぶ加湿空気清浄機も比較の材料になります。

冷え込む前に決めておくと、選べる幅が残る

商品計画をやっていたころ、季節物は投入時期でほとんど勝負がついていました。需要のピークに入ってから追加を仕掛けても生産と物流が間に合わず、在庫の薄くなった型番から順に選べなくなります。買う側から見ると、これは「欲しい色と型が残っていない」という形で現れるでしょう。

加湿器も同じ動き方をします。空気の乾きを肌で感じてから探しはじめる人がいちばん多く、そこから在庫と価格が動きはじめます。まだ気温が下がりきっていない今なら、置き場所をメジャーで測って、給水の動線まで考えてから決められるだけの時間があるはずです。

もう一度だけ割り振りを置いておきます。机の上と枕元だけならSTEM Mini、ワンルーム1部屋を手入れの手間なく回すならSTEM 500H、1LDK以上で部屋をまたぐならSTEM 700iです。3台とも用途が違うので、価格の高い順に良いわけではありません。

まずは置きたい場所の幅と高さを測ってください。その数字が決まった時点で、3台のうち残る選択肢はたいてい1つになります。

加湿器選びの続きはこちら

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

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