日やけ止めの裏面には読めない長さのカタカナが並んでいます。どれが紫外線を防ぐ成分なのか見分けがつきませんでした。
ロートの23品を数えたら使われている吸収剤は5種類だけでした。名前を覚えれば棚で判断できます。
この記事でわかること
- 5種類の名前と使われている数
- 吸収剤と散乱剤の組み合わせ
- ノンケミカルが何品あるか
- 選ぶときにどこを見るか
使われていた5種類
| 紫外線吸収剤 | 23品での配合 |
| ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル | 18品 |
| メトキシケイヒ酸エチルヘキシル | 18品 |
| ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン | 16品 |
| メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール | 8品 |
| エチルヘキシルトリアゾン | 8品 |
上位3つがほぼ全品に入っています。製品ごとに違うものを使っているのではなく、同じ土台の上で足したり引いたりする形でした。
長い名前の読み分け
カタカナが長いのは化学構造をそのまま名前にしているからです。覚える必要はありません。
見分けるコツは語尾にあります。「〜トリアジン」「〜トリアゾール」「〜安息香酸ヘキシル」で終わっていたら吸収剤だと思っていい。
散乱剤のほうは短くて、酸化チタンと酸化亜鉛の2つだけ。こちらは覚えられます。
散乱剤は2種類しかない
| 紫外線散乱剤 | 23品での配合 |
| 酸化チタン | 13品 |
| 酸化亜鉛 | 10品 |
吸収剤が5種類あるのに対して散乱剤は2つです。選択肢が少ないので見分けやすい側になります。
酸化チタンは白くなりやすく、酸化亜鉛は幅広い波長に効く代わりに量を入れにくい。両方入っている製品が多いのは互いの弱いところを埋めるためです。
5種類しか無いのはなぜか
日本で使える紫外線吸収剤は国が定めた範囲に限られています。好きな成分を入れられるわけではありません。
その中で安定していて、量を入れやすく、価格の見合うものが絞られる。結果として似た顔ぶれになります。
だからブランドを変えても中身はそう変わりません。差が出るのは仕上がりや落としやすさのほうです。
組み合わせは3通りに分かれた
| 組み合わせ | 品数 |
| 散乱剤だけ(ノンケミカル) | 5品 |
| 吸収剤だけ | 7品 |
| 両方 | 11品 |
いちばん多いのは両方入れたものでした。23品のうち11品。どちらか一方に寄せるより組み合わせるほうが主流です。
「どちらも入っていない製品」は1つもありませんでした。日やけ止めと名の付くものには必ずどちらかが入っています。
23品のうち医薬部外品は2品
日やけ止めはほとんどが化粧品です。23品のうち医薬部外品は2品だけでした。
その2品の有効成分は紫外線を防ぐ成分ではなく、ナイアシンアミド。日やけ止めに別の働きを足す形です。
つまり「薬用」と書いてあっても紫外線対策が強いという意味ではない。足されているのは別の方向です。
ノンケミカルは5品だった
吸収剤を使わず散乱剤だけで作られていたのは23品中5品。2割ほどです。
名前に「ナチュラル」と付いているものがそこに寄っていました。製品名で見当がつくのは探すときに助かります。
ただしノンケミカルが常に優しいわけではありません。白くなりやすく、落とすときにこするとそちらのほうが負担になります。
落とし方は成分では決まらない
吸収剤入りは落ちにくい、と思っていたのですがそこは成分では決まりません。
落ちにくさを作っているのは膜を作る側の成分です。シリコーンや樹脂の量で変わるので、吸収剤かどうかとは別の話になります。
だから「専用クレンジングが要る」かどうかは箱に従う。成分表示から落とし方は読み取れません。
日中に塗り直すか
どの成分でも時間が経てば減ります。汗や皮脂で流れるぶんが大きいので、種類より塗り直しのほうが効きます。
外に出る時間が長い日は塗り直しやすい形を選ぶ。スティックやパウダーは手を汚さずに足せます。
毎日そこまでやれないなら朝にしっかり量を使うほうが現実的です。続かない手順を組んでも結局やらなくなります。
1品あたり3〜5種類
吸収剤を使っている製品を見ると1品に3〜5種類入っていました。1種類だけという製品はありません。
紫外線には波長の幅があるので、1つの成分では全部をカバーできない。守備範囲の違うものを重ねる形になります。
数が多いことは広く守っているという意味です。刺激が増えるという意味ではありません。
この数え方の物足りない点
分かるのは入っているかどうかと種類の数だけです。配合量は公開されていないので、SPFの数字とは直接つながりません。
それと医薬部外品は成分名の書き方が違います。同じ成分でも別の名前になるので、名前で探すと取りこぼす。実際に最初は2品を数え落としました。
処方は入れ替わります。2026年8月時点の表示なので、買う前に裏面で確かめてください。
化粧品と医薬部外品の差は区分を数えた記事にまとめています。
防げなかったときは日やけしたあとの記事にまとめています。
選ぶときに見るところ
刺激が出た経験があるなら酸化チタンと酸化亜鉛だけの製品を探す。白くなるのが気になるなら吸収剤の入ったほうを選びます。
どちらでもいいなら塗る量のほうが効きます。成分を選び直すより足りない量を足すほうが差が出ます。顔ならさくらんぼ1粒ぶんが目安です。
成分の読み方はメンズ美容の基本ガイドに、製品ごとの中身はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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