「薔薇の香水は甘ったるくなりそうで、なかなか手が出ない」。買う前の僕がそう思って、何度も棚に戻した香りでした。結論から言うと、パリジェンヌの薔薇は、甘さより先に黒い果実の酸味が来ます。ここが分かってから、休日の出番が一気に増えました。使い込んだいま、香りがどう動くか、僕の腕でどれくらいもつか、量を間違えて気まずかった日まで、まとめて書きます。
この記事でわかること
- ブラックベリーの酸味が、どこでダマスクローズに入れ替わるか
- 僕の腕での持続と、1日に使うプッシュの数
- 平日と休日、どちらで出番が増えるか
- 90mLを選ぶときに考えたこと
Yves Saint Laurent Parisienne Eau de Parfum 90mL
参考価格 12,980円前後
ローズとブラックベリーの甘酸っぱい香りで、大人っぽく親密な印象にしたい人向け。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
パリジェンヌは薔薇と黒い果実の香りです
パリジェンヌは、薔薇の香りなのに甘ったるくならない1本です。理由は最初に来るものにあります。つけた直後はブラックベリーとクランベリーの酸味で、薔薇はまだ顔を出しません。30分ほど経ってダマスクローズとバイオレットが上がってくるころには、果実の酸味が甘さの角をきれいに落としてくれています。
濃度はオーデパルファムです。僕の腕での持続は6時間ほどで、昼前につければ夕方の帰り道まで残っていました。うなじに1プッシュ、それ以上は足しません。この量で足りるので、瓶を持ち歩いたことは一度もないです。
イヴ・サンローランがこの香りに添えている説明も、パリに心を置く人へのブーケという言い方で、バイオレット、ダマスクローズ、酸味のあるブラックベリーを並べています。実際につけてみると、その3つが同時に立っている時間が確かにありました。薔薇の甘さだけを想像していると、いい意味で外されます。
総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆
パリジェンヌの中身をひととおり
濃度はオーデパルファム、剤形はスプレーです。名前のよく似た別の香りが同じブランドにあるので、注文するときは商品名を最後まで読むようにしています。うっかり隣の1本を買ってしまうと、ここに書いた話とはまるで違う香りが届きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | イヴ・サンローラン |
| 商品名 | パリジェンヌ オーデパルファム |
| 容量 | 90mL |
| 価格 | 12,980円 |
| 濃度 | オーデパルファム |
| 剤形 | スプレー |
| 香調 | トップ:ブラックベリー/クランベリー/ヴィニール、ミドル:ダマスクローズ/バイオレット/ピオニー、ベース:ムスク/サンダルウッド/ベチバー(Vetyver)/パチョリ |
中身が分かったら、あとは扱っている店と値段を見るだけです。
Yves Saint Laurent Parisienne Eau de Parfum 90mL
参考価格 12,980円前後
ローズとブラックベリーの甘酸っぱい香りで、大人っぽく親密な印象にしたい人向け。

香りは30分で顔が変わります
トップ、ミドル、ベースで置かれている素材が重なっていないので、時間で顔がはっきり入れ替わります。追いかけていて飽きません。まずはつけた直後から。
トップ:ブラックベリーとクランベリーの酸味
最初に来るのは黒い果実です。ブラックベリーとクランベリー、そこにヴィニールという耳慣れない名前が並びます。甘い果実というより、酸味の立った果実でした。ヴィニールが効いているのか、甘さに少し硬さがあって、ジャムのようにはなりません。
ここだけで判断すると、薔薇の香水だと気づかないまま棚に戻すことになります。買う前に手の甲で試した日、僕は「思ったより酸っぱいな」とだけ思って店を出ました。薔薇に会うのは、もう少し先の話です。
ミドル:ダマスクローズとバイオレット、ピオニー
30分を過ぎるころ、ダマスクローズが上がってきます。バイオレットとピオニーが同じ層に並んでいて、僕の腕ではこの3つが溶け合って、1つの大きな花束として届きました。どれがどの香りなのか、正直なところ指は差せません。
果実の酸味が完全には消えないまま花が重なるので、いちばん華やかなのはこの時間帯です。華やかさが頂点に来るのがここなので、僕は出かける少し前に吹くようにしています。
ベース:白檀とムスク、そこへベチバーとパチョリ
3時間を過ぎたあたりで、はっきり出てくるのがサンダルウッド。そこにムスクが重なって、ベチバーとパチョリが土っぽさを足します。花の華やかさが抜けたあとに残るのは、薄く乾いた木の匂いでした。肌に近いところで静かに続くので、自分では気づかなくなる時間が長いです。
夕方、上着を脱いだ拍子にふっと戻ってくることがあります。僕はこの瞬間がいちばん好きでした。
STEP 1|0〜30分
ブラックベリーとクランベリーの酸味
ヴィニールが甘さに硬さを足します
STEP 2|〜3時間
ダマスクローズとバイオレットとピオニー
溶け合って1つの花束として届く時間帯です
STEP 3|それ以降
サンダルウッドとムスク
ベチバーとパチョリが土っぽさを足します
Ryo
黒い果実の酸味が薔薇を軽くしてくれる、そこが好きで使い続けています
この場面では使えませんでした
秋の初め、朝いちばんに打ち合わせのある日につけて出たことがあります。エレベーターに乗った瞬間、自分の鼻に薔薇が返ってきて、その日は一日、腕を体から離して座っていました。うなじに1プッシュ、量はいつもと同じです。閉じた場所と、暖まった空気。この2つが揃うと、同じ量でも別の香りになると分かりました。
平日の朝に使わなくなったのは、それからです。狭いところに人が集まる時間帯は、この香りには向きません。つけるなら、外を歩く予定のある日に寄せたほうが気が楽でした。
もうひとつは、買うときの話です。通販の商品ページを見ていくと、「並行輸入品」と明記している店と、そう書いていない店が混ざります。どこを通って届いたかの表記が店ごとに違うだけなのですが、注文する前に一度見ておくと、あとで気持ちがすっきりします。
最後は季節です。真夏の屋外では、最後まで残る白檀とムスクが汗と重なって、肌に張りつく感じになりました。反対に上着を着る季節に寄せると、同じ香りがまったく別の顔で立ちます。
注意
① 朝の閉じた場所では量を間違えやすい。うなじに1プッシュでも、暖まった空気の中では自分の鼻に返ってきます
② 店によって表記が分かれる。「並行輸入品」と書いている店とそうでない店が混ざるので、注文の前に商品ページを見ることになります
③ 真夏の屋外には向かない。白檀とムスクが汗と重なると、肌に張りつく感じが出ます
買う先の表記が引っかかった方は、並行輸入の香水の記事で仕組みを確かめてから決めると落ち着きます。
長く使える人と、たぶん続かない人
向いているのは、薔薇の香りに興味はあるけれど、甘くなりすぎるのは避けたいという方です。パリジェンヌは黒い果実の酸味から始まるので、薔薇が立つころには甘さの角が取れています。甘い花の香水を何本か試して、途中で重いと感じて手が止まった方にこそ合うはずです。
休日に少し気合いを入れて出かける日がある方にも合います。オーデパルファムの濃さがあるので、昼前に1プッシュしておけば、外で瓶を取り出す場面は来ません。つけ直しの手間を減らしたい方には、この持ちはありがたいところだと思います。
反対に続かないのは、香りを気づかれたくない日が多い方です。1プッシュでも薔薇ははっきり出るので、存在を薄くしたい日には別の1本のほうが気が楽でしょう。木の香りだけで組まれた香水を探している方も、ここは合いません。花がはっきり出る1本です。
こんな人に合う
- ✓ 薔薇に興味はあるが、甘くなりすぎるのは避けたい方
- ✓ 休日に気合いを入れて出かける日がある方
合わないかも
- × 香りを気づかれたくない日が多い方
同じブランドの別の香りも見ておきたい方は、イヴ・サンローラン オピウムのレビューもあわせてどうぞ。
出番が増えるのは休日の昼です
僕がこれを手に取るのは、たいてい土曜か日曜の昼前です。コートかジャケットを羽織って出る日に、玄関でうなじへ1プッシュ。外の空気が冷たいほど、果実の酸味が長く残ってくれます。
服は、きれいめのニットかシャツが釣り合いました。色でいえば濃いグレーか黒。かっちりしたスーツより、少し肩の力が抜けた格好のほうが、この薔薇には合います。
先月、美容室で髪を切ってもらっているとき、担当の方から「その香り、薔薇ですか」と聞かれました。トップの酸味が抜けたあとの時間帯です。それだけの話ですが、素材を名指しで当てられたのは、そのときが初めてでした。
使う場面
| 仕事・オフィス | △ | 朝の閉じた場所で返ってくるので、平日はほとんど使いません |
| 夜デート | ○ | 3時間目から残る白檀とムスクが静かに効きます |
| 休日 | ◎ | 上着を着て出る昼前が、90mLの瓶をいちばん気持ちよく減らせる時間です |
| 真夏 | × | 白檀とムスクが汗と重なって肌に張りつきます |

買えるのは90mLだけです
90mL以外の容量を、僕は見つけられませんでした。公式に出ているのも90mLです。だから買うとしたら、この1本になります。払ったのは12,980円でした。
小さい瓶で少しずつ試してから決める、という入り方ができません。ここがこの香水のいちばん面倒なところです。ほかの容量を選べないぶん、買うと決めた日にいきなり90mLが家に来ます。だから香りの方向だけは、注文する前に掴んでおくほうが安心だと思います。
棚に戻していたころの心配ごと
いちばん引っかかっていたのは、公式の説明が女性に向けた言葉で書かれていたことでした。自分がつけていいのか、そこで一度手が止まっています。使ってみると、僕の腕では薔薇より先に黒い果実の酸味が出て、甘ったるくなりません。3時間を過ぎれば白檀とムスクが静かに残るので、いまは気にせず使っています。
90mLを使い切れるのか、というのも考えました。週に1度か2度の使い方だと、減りはゆっくりです。ただ、1プッシュで足りる香りなので、量が負担になる感じはありません。むしろ買い足しを考えなくていいぶん、気楽でした。
薔薇が強すぎないか。これは場所によりました。外を歩く日なら1プッシュでちょうどよく、閉じた場所では同じ量でも強く感じます。量ではなく、どこでつけるかで決まる香りでした。
買う前に迷った点
| 女性に向けて書かれた香りを自分がつけていいのか | 僕の腕では薔薇より先に果実の酸味が出て、甘ったるくなりませんでした | |
| 90mLを使い切れるか | 週に1〜2回の使い方だと減りはゆっくりですが、1プッシュで足りるので負担にはなりません | |
| 薔薇が強すぎないか | 外なら1プッシュでちょうどよく、閉じた場所では同じ量でも強く感じました |
秋からの出番が多い1本です
薔薇の香水を敬遠してきた方にこそ、一度肌に乗せてみてほしい1本です。ブラックベリーとクランベリーの酸味から始まって、ダマスクローズとバイオレットが立ち、最後は白檀とムスクで静かに終わります。薔薇がはっきり出るのに、甘さだけの顔にならないところが気に入っています。
僕の使い方は、休日の昼前にうなじへ1プッシュ。買ってから、このやり方は変えていません。90mLの瓶は、次の冬もまだ半分以上残っていそうです。
この記事のまとめ
- ✓ 黒い果実の酸味から薔薇へ移り、最後は白檀とムスクで終わるオーデパルファム
- ✓ 僕の腕での持続は6時間ほど。うなじに1プッシュで足ります
- ✓ 出番は上着を着る季節の休日。朝の閉じた場所と真夏の屋外には向きません
いま扱っている店と値段は、こちらから確かめられます。
Yves Saint Laurent Parisienne Eau de Parfum 90mL
参考価格 12,980円前後
ローズとブラックベリーの甘酸っぱい香りで、大人っぽく親密な印象にしたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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