朝は時間がありません。だからこそ、何をやって何をやらないかを決めておく価値があります。中でも意見が分かれるのが「朝に洗顔料を使うかどうか」で、これは人によって答えが違う。自分がどちらなのかを判断する材料を整理します。
結論から書くと、皮脂の量と、夜のケアの内容で決まります。一律に「朝は洗顔料を使うべき」とも「ぬるま湯だけでいい」とも言えません。
この記事でわかること
- 朝の洗顔が要る人と要らない人の分かれ目
- 寝ているあいだに肌で起きていること
- 時間が無い日の優先順位
- 朝にやると逆効果になること
寝ているあいだに何が起きているか
夜のうちにも皮脂は出ています。睡眠中は成長ホルモンが出て肌の入れ替わりが進むので、古い角質も表面に上がってくる。それに加えて、枕やシーツに触れていた面にはそこに付いていたものが移っています。つまり朝の顔には、夜とは違う種類の汚れが乗っているということです。
ただし量は多くありません。日中に浴びるほこりや整髪料、日焼け止めと比べれば圧倒的に少ない。だから「夜と同じ洗浄力で洗う必要があるか」というと、そこは疑ってみる価値があります。
要る人と要らない人
| こういう人 | 朝の洗顔料 |
| 朝起きた時点で額や鼻が脂っぽい | 使う。ぬるま湯では落ちない |
| 夜に油分の多いクリームを塗っている | 使う。残っていると酸化する |
| 起きた直後につっぱる | 使わない。落としすぎている |
| 乾燥や赤みが続いている | 使わない。ぬるま湯で様子を見る |
判断の目安として分かりやすいのは、起きた直後に額を触ってみることです。指に脂が付く感触があるなら洗浄料を使う意味があります。何も付かない、あるいはカサついているならぬるま湯だけで足りる可能性が高い。この確認は数秒でできて、しかも季節ごとに答えが変わります。
ぬるま湯だけで足りる場合
温度は32度前後、体温より少し低いくらいが目安です。熱い湯は皮脂を落としすぎるので、朝からつっぱる原因になります。手で20回ほど流して、タオルは押さえるだけ。ここで擦ると、それだけで一日分の刺激になります。
ぬるま湯だけでも、寝ているあいだに出た汗や表面に浮いた古い角質は流れます。落とせないのは油に溶けるものだけなので、夜に油分の多いものを塗っていないならこれで十分ということになります。
洗顔料を使う場合の選び方
朝に使うなら、夜と同じものである必要はありません。夜はメイクや日焼け止めを落とす前提で選びますが、朝は皮脂だけが相手なのでもう少し穏やかなもので足ります。2本使い分けるのが面倒なら、朝は量を減らすという手もある。
全成分の2番目を見て、ラウレス硫酸Naのような硫酸系が来ているなら朝に毎日使うには強いかもしれません。アミノ酸系や糖系のほうが、朝の用途には噛み合いやすい。
保湿は朝も必要か
必要です。むしろ朝のほうが重要という見方もできます。日中は外気やエアコンにさらされ、汗もかいて水分が奪われる時間が長い。夜のケアだけでは、その時間を通せません。
ただしベタつくのは困るので、量と場所を調整します。Tゾーンは薄く、頬とフェイスラインは普通に。全面に同じ量を塗ると、テカる場所と乾く場所が同時にできてしまいます。
日焼け止めをどこに入れるか
保湿のあと、最後に塗ります。朝の工程で唯一「省くと後から取り返せない」のがこれです。洗顔を省いても保湿を省いてもその日のうちに調整できますが、浴びた紫外線は戻せません。
時間が無い日は、洗顔をぬるま湯にして化粧水と日焼け止めだけにする。この2つがあれば最低限は成立します。順番として何を残すかを決めておくと、忙しい朝でも判断に迷いません。
髭剃りの位置
洗顔のあと、保湿の前に入れるのが一般的です。洗顔で毛が柔らかくなっているので抵抗が減り、剃ったあとにそのまま保湿へつなげられる。順番としては素直な流れになります。
剃った直後の肌は角層が薄くなっているので、ここでアルコールの多い化粧水を使うとしみます。清涼感を求めて使っている人もいますが、赤くなるなら合っていません。医薬部外品で「かみそりまけを防ぐ」の表示があるものなら根拠がはっきりしています。
朝にやると逆効果になること
| やりがちなこと | なぜ逆効果か |
| 熱いシャワーを顔に当てる | 皮脂が落ちすぎて日中のテカりが増える |
| スクラブで擦る | 角層が薄い状態で一日が始まる |
| 拭き取り化粧水を毎朝 | 摩擦が毎日積み重なる |
| 保湿を省く | 日中に乾いて皮脂が増える |
特に1つ目は、シャワーを浴びるついでに顔も洗ってしまう人に起きがちです。体を洗う温度は顔には熱すぎることが多いので、顔だけは最後に洗面台でという分け方をすると変わります。
時間が無い日の優先順位
全部やる時間が無いときは、削る順番を決めておくと迷いません。最初に削れるのは洗顔料(ぬるま湯に切り替える)、次が乳液、そのあとが化粧水。日焼け止めは最後まで残すのが基本になります。
| 残り時間 | やること |
| 5分以上 | 洗顔・化粧水・乳液・日焼け止め |
| 3分 | ぬるま湯・化粧水・日焼け止め |
| 1分 | 日焼け止めだけでも塗る |
| ゼロ | 帽子をかぶる。日陰を選ぶ |
季節で変える
夏は皮脂が増えるので朝の洗顔料が要ることが多く、冬は減るのでぬるま湯で足りることが増えます。同じやり方を一年続ける必要はありません。起きた直後に額を触る習慣があれば、切り替えのタイミングは自然に分かります。
冷房の効いた部屋で過ごす日と屋外で動く日でも変わります。その日の予定に合わせて保湿の量を調整するくらいの柔らかさがあると、どちらの日も外しません。
物足りないと感じるかもしれない結論
この記事の結論は「人による」というものです。一律の正解を示せないのは物足りないと思いますが、朝の洗顔については本当に分かれます。額を触って判断する、という手順を持っておくほうが他人の正解を真似るより確実です。
2週間ずつ試して比べるという方法もあります。前半はぬるま湯だけ、後半は洗顔料。昼のテカりと夕方のつっぱりを比べれば答えは出ます。
顔と一緒に塗る首については首のケアの記事にまとめています。
額を触るところから
朝の洗顔が要るかどうかは、起きた直後の額で判断できます。脂が付くなら洗う、付かないならぬるま湯。それだけで大半は決まります。
そして時間が無い日でも日焼け止めは残す。順番の考え方はメンズ美容の基本ガイドに、製品の選び方はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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