ディプティック ロンブル ダン ローをレビュー|薔薇とカシスの青さが効きます

水滴のついた緑の葉

薔薇の香水を試すたびに、甘すぎて棚に戻してしまう。そんな経験はありませんか。ディプティックのロンブル ダン ローは、僕がその繰り返しから抜け出せた一本です。結論から言うと、これは青いカシスの葉で輪郭を締めた、みずみずしい薔薇。使い込んだ僕の感覚で、香りの印象と体感の持続、そして正直な弱点まで書いていきます。

この記事でわかること

この記事でわかること

  • ロンブル ダン ローの香りを一言で言うとどうなるか
  • 体感の持続と、人に届く距離
  • 甘い薔薇が苦手でも着られる理由と、似合う服装
diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

参考価格 31,460円前後

甘すぎない薔薇と、グリーンの青さが好きな人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:ロンブル ダン ローは「雨あがりの庭の薔薇」

一言で言うなら、雨があがった直後の庭に立ったときの、あの緑くさい薔薇です。花瓶に生けた薔薇の甘さを想像していると、たぶん驚きます。ここにあるのは、茎も葉も土も含んだ、庭ごとの薔薇の香りです。

ディプティックはこの香りを、朝の庭園で摘み取られたローズとカシスの情景として語っています。深みと官能を湛えたローズのフローラルノートに、熟したカシスのやわらかな甘さが重なり、みずみずしいカシスの葉のグリーンノートがその輪郭を際立たせる。創業者クリスチャンヌ・ゴトロの記憶に息づく、幼き日の庭園を呼び起こす香りだと説明されています。

この説明を読んでから着ると、腑に落ちる部分がたくさんあります。とくにカシスの葉です。薔薇の甘さを、緑の青くささが後ろから引き締めている。この一点があるおかげで、甘い薔薇が苦手な僕でも毎年出番があります。

買った日のことは、いまでもよく覚えています。売り場で試したときは「思ったより青いな」で終わりました。決め手になったのは帰り道の電車で、腕からふわっと立ちのぼった瞬間です。試香紙の一瞬で判断せず、肌にのせて時間を置くほど良さが出てくる一本だと思います。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
薔薇とグリーンの均衡が見事
色気 ★★★★☆
みずみずしさの奥にある艶
万人受け ★★★★☆
青さが平気なら外さない
持続 ★★★☆☆
体感5〜6時間

Ryo

甘い薔薇に何度も裏切られてきた人ほど、これに出会うと安心できると思います。

ディプティック ロンブル ダン ローの基本情報

数字で押さえておきたいところを先に置いておきますね。容量が大きめなので、そこだけ頭に入れておくと選びやすいです。

項目内容
ブランドディプティック(diptyque)
商品名ロンブル ダン ロー オードパルファン
容量 / 価格75mL:31,460円(税込)
香調ローズ・カシス(熟した実)・カシスの葉のグリーンノート
剤形オードパルファン
数字は各商品ページの表記にもとづきます
diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

参考価格 31,460円前後

甘すぎない薔薇と、グリーンの青さが好きな人向け。

75mLというのは、香水としてはたっぷりした容量です。毎日使う一本にしても数年は持ちますし、季節を絞って使うなら、もっと長い付き合いになります。気に入ったものを長く使いたい方には、この容量はむしろ嬉しいところですね。

香りをつくっている3つの素材

ディプティックはこの香りを、時間で区切った段としては説明していません。実際に着ていても、薔薇とカシスの実、カシスの葉の3つが同時に鳴っているような感覚があります。役割ごとに見ていきましょう。

薔薇:深みと官能をたたえたフローラル

中心にいるのは薔薇です。ディプティックの言葉では、深みと官能を湛えたローズのフローラルノート。この「官能」という言葉が入っているところが大事で、可憐で清楚な薔薇ではありません。

僕の実感でも、この薔薇はかなり肉厚です。花びらの厚みや、水を含んだ重さまで伝わってきます。ただし、そこに砂糖の甘さは足されていません。だから、重たさが不快になる手前でちゃんと止まってくれます。この止め方が、ディプティックのうまさだと思っています。

カシスの実:熟したやわらかい甘さ

薔薇に寄り添うのが、熟したカシスの実です。カシスはブラックカラントとも呼ばれる果実で、酸味と甘さの両方を持っています。ここで加わる甘さは、菓子のような甘さとは種類が違って、皮ごと口に入れたときの野性味に近いです。

この果実があるおかげで、香りが平面になりません。薔薇だけだと絵に描いたような花の香りで終わってしまうところに、少し腐りかけの手前まで熟した果実の色気が乗ります。大人が着る薔薇という言い方がぴったりだと思います。

カシスの葉:輪郭をつくる青いグリーン

そして、この香水の性格を決めているのがカシスの葉です。ディプティックも、みずみずしいカシスの葉のグリーンノートが輪郭を際立たせると書いています。実際、この青さが全体の甘さを終わりまで押さえ込んでくれるんですよね。

僕がこの一本を手放さない理由も、ここにあります。青い葉の香りは、洗いたてのシャツや、雨に濡れた植木鉢を思い出させてくれます。肌に残るのは体感で5〜6時間ほど。シャツに移ったぶんは翌朝までうっすら香っていて、朝のクローゼットで少し得をした気分になります。

正直な注意点

好きな一本ですが、誰にでも合うとは言い切れないので、引っかかる部分も書いておきます。

注意

① 青さが苦手だと厳しい。グリーンの香りは「草の匂い」と受け取られることがあります
② 真夏の日中は蒸れる。みずみずしさが汗と混ざると、重さのほうが前に出ます

もうひとつ挙げるなら、価格と容量のバランスでしょうか。75mLで31,460円という設定は、はじめての一本として選ぶには勇気が要ります。ただ、これだけの量があるので1日あたりに直すと数字の印象は変わりますし、途中で飽きにくい香りでもありますよ。

合う人・合わない人

こんな人に合う

  • ✓ 薔薇の香りが好きで、甘すぎるものは避けたい
  • ✓ グリーンや青い香りに惹かれる
  • ✓ 春から初夏に使う一本を探している

合わないかも

  • × 分かりやすく甘い花の香りが欲しい
  • × 草や葉の匂いが苦手

男女どちらでも着られます。薔薇と聞くと女性向けに感じますが、この一本は青さの比率が高いので、男性が着けても甘さが浮きません。実際、僕が着けていて甘さが前に出たと感じた場面はほとんどなく、清潔さのほうが先に立ちます。

はじめての一本として選ぶなら、僕はかなり安全な選択だと思います。青さは個性ですが、清潔さの方向にある個性なので、人に不快がられる場面がほとんどありません。職場でも食事の席でも、量さえ控えれば居場所があります。

香水選びで失敗するのは、香りの良し悪しよりも、期待していた役割とずれたときです。この香りに期待していいのは「みずみずしくて清潔」の方向。「華やかで甘い」を求めているなら、別の一本を選んだほうが幸せになれます。

使う場所と時間

同じ香水でも、場面によって受け取られ方はずいぶん変わります。僕の使い分けを置いておきますね。

使う場面

仕事・オフィス1プッシュなら距離感がちょうどいい
夜デート甘さで押さないぶん上品に届きます
休日春から初夏の外出と相性が抜群
真夏汗と混ざるので量を減らします

時間の流れでも受け取られ方が変わります。僕の腕での配分は、おおよそこんな具合でした。

STEP 1|0〜30分

いちばん広がる時間

手を動かすたびに自分でも分かります

STEP 2|〜3時間

半歩ぶんの距離に落ち着きます

近づいた相手にだけ届く範囲です

STEP 3|それ以降

肌のすぐそばに残ります

体感5〜6時間で輪郭がほどけていきます

服装で言うなら、白いシャツ、生成りのリネン、淡い色のニット。5月の午前、風のある日に出かける時間にいちばん似合います。反対に、重たいウールに厚手のコートという真冬の格好だと、香りだけが季節を先取りしてしまいます。

天気との相性もはっきりしていますね。晴れた日の乾いた空気より、少し湿った日のほうが薔薇はふくらみました。雨あがりの休日に出かけるとき、この香りを選ぶと景色と噛み合って気持ちがいいですよ。

つける位置は、胸元から下に1プッシュで十分です。青い香りは近くで嗅がれると爽やかに届きますが、量が増えると草の匂いのほうが目立ちます。控えめに置いて、動いたときにふっと香るくらいがちょうどいい距離ですよ。

保管で中身は変わる

香水は光と温度に弱いので、置き場所で寿命が変わります。せっかくの一本を短命にしないために、ここだけは押さえておいてください。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際×数か月で変質する
浴室・洗面所×温度差と湿気
暖房の近く×温度変化で酸化が進む

グリーンの香りは、酸化するといちばん先にみずみずしさを失います。ロンブル ダン ローで言えば、あの青い輪郭がぼやけて薔薇の甘さだけが残るようになったら、置き場所を見直す合図です。

ボトルがきれいなので、洗面台に並べたくなる気持ちはよく分かります。僕も一度そうしていましたが、夏を越したあとの香りが最初の印象と違って感じられました。それ以来、暗くて涼しい場所に移しています。

75mLは使い切るまでに時間がかかるぶん、保管の差がそのまま出ます。僕は箱に戻して引き出しにしまうようにしてから、最後の1プッシュまで買った当初の印象を保てるようになりました。

レジに進むまでに迷った3つ

買う前の自分がこの一本について気にしていたのは、次の3つでした。使ったいまの答えを並べておきますね。

買う前に迷った点

すぐ消えてしまうのでは乾いた肌では残りにくいので、保湿してからつけると変わりました
草っぽくなりすぎないかカシスの葉の青さが前に出ている状態で、量を落とすと収まります
甘さが浮かないか甘いと感じた日は、量が多いか気温の高い場所でつけていました

持ちの短さは、買う前にいちばん気にしていた点です。実際、乾いた肌へ直接のせた日はあっという間に遠のきました。保湿してからつけるようにしてからは、同じ量でも残り方が変わっています。香りそのものの弱さではなく、のせる土台の話だったわけです。

青さの出方も迷いました。薔薇の香りを買うつもりでいたのに、草の匂いになってしまったらどうしようと思っていたんです。カシスの葉が前に出るのは、たしかに量を多めにのせた日でした。1プッシュに落とすと、青さは薔薇の輪郭を縁取るくらいの位置に下がります。

もうひとつ心配していたのが、遠くまで届かないのではないかということでした。これは、そのとおりでした。ロンブル ダン ローは飛ばすタイプではなく、近づいた相手にだけ届く香り方をします。人混みで存在感を出したい場面には向きませんが、静かな場所で会う人には十分すぎるくらいです。僕はこの距離感を気に入って使い続けています。

通販でディプティックを探すと、並行輸入品が混じります。並行輸入そのものが悪いわけではありませんが、届くまでの保管状態までは読めません。値段だけで飛びつかず、取扱いの説明がきちんと書かれている売り場を選んでおくと安心です。

ディプティックの他の香りが気になった方は、ディプティック ドソンのレビューもどうぞ。同じブランドでも方向がずいぶん違うので、比べると自分の好みがはっきりします。

まとめ

この記事のまとめ

  • ✓ カシスの葉の青さで輪郭を締めた、甘くならない薔薇
  • ✓ 体感5〜6時間。近づいた人に清潔さが届く距離
  • ✓ 主戦場は春から初夏。真夏は量を減らす
  • ✓ 75mLは長い付き合いになるので、保管で差が出る

ロンブル ダン ローは、深みのある薔薇に熟したカシス、そしてカシスの葉のグリーンを重ねた一本です。甘い薔薇に何度も裏切られてきた方ほど、これを着たときの安心感は大きいと思いますよ。春の一本を探しているなら、まずここから試してみてください。

diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

diptyque(ディプティック) ロンブル ダン ロー オードパルファン 75mL

参考価格 31,460円前後

甘すぎない薔薇と、グリーンの青さが好きな人向け。

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

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