停電した夜に何が困るかを具体的に想像すると、照明・スマホ・情報の3つに集約されます。逆に言えば、この3つを支える電源がひと晩ぶんあるだけで、災害の夜の不安はかなり小さくなります。
その入口として選びやすいのがEcoFlowのRIVER 3。容量230Whの小型ポータブル電源で、8/18時点の楽天検索では2万2千円台からありました。セールで動きやすい価格帯です。
RIVER 3の位置づけ
ポータブル電源は容量で値段が階段になります。1000Wh級は10万円前後して置き場所も取りますが、RIVER 3は約3.5kgで棚に置けるサイズ。「電子レンジまで動かす装備」ではなく「夜を越すための装備」と割り切った容量です。
そもそもポータブル電源が要るかどうかの整理はポータブル電源の記事に書きました。あの記事の結論の先にある、最初の1台の具体案がこれです。
仕様の読みどころ
| 容量 | 230Wh。スマホなら十数回ぶんの電気 |
| 出力 | AC定格300W。小型家電までを守備範囲にする数字 |
| 電池 | リン酸鉄系。充放電サイクルに強く、長期保有向き |
| 充電 | 急速充電対応。短い時間で満たせる設計 |
| 実売 | 2万2千円台から(8/18時点の楽天検索) |
230Whで実際に何ができるか
スマホ(約13Wh)なら単純計算で十数回。LEDランタンなら数十時間。50Wの電気毛布を弱で使えば3時間強。ノートPCも2〜3回は充電できます。つまり照明と情報と最低限の暖を、ひと晩から数日ぶん賄える電気量です。
家電ごとの消費電力から持ち時間を逆算する読み方はワット数の記事が使えます。電気毛布そのものの選び方は電気毛布の記事にまとめてあります。
防災での運用のしかた
平時の置き方のコツ
- 寝室かリビングの定位置に置き、残量50%以上を保って保管する
- 数か月に一度は使って充電する。死蔵が電池をいちばん傷める
- 停電時に何をつなぐかを先に決めておく(照明→スマホ→情報の順)
- ソーラーパネルを足すなら同じEcoFlowで揃えると接続に迷わない
満充電1回の電気代は約0.23kWh、目安単価31円/kWhでおよそ7円です。日常の維持コストはほぼ無視できます。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
向く人・向かない場面
| 場面 | 判定 |
|---|---|
| 一人暮らしの停電対策 | 本命。照明とスマホを守る最小装備 |
| 在宅ワークの瞬断対策 | 有効。PCとルーターの避難先になる |
| 電子レンジや暖房まで動かしたい | 不向き。1000Wh級の領域 |
| キャンプの電源 | 小型ゆえ携行は楽。使う家電しだい |
割り切りが要る点
230Whは「何でも動く魔法の箱」ではありません。ドライヤーや電気ケトルのような高出力家電は定格を超えます。それらは停電時には使わない、と最初から役割を切るのが正しい付き合い方です。
また低温では電池の性能が落ちるので、冬の車内や玄関の冷え込む場所での保管は避けてください。室内の常温が定位置です。
上位モデルとの選び分け
EcoFlowにはRIVER 3の上に、容量を増やしたRIVER系の上位や、1000Whを超えるDELTA系が並んでいます。冷蔵庫や電子レンジまで視野に入れるなら上位機の領域ですが、値段も置き場所も別次元になります。
最初の1台にいきなり大容量を勧めない理由は、使い方が固まる前に投資が先行するからです。小型機をひと冬使えば、自分の停電対策に何Wh必要かが体感で分かります。足りなければ買い足し、小型機は車載用に回せば無駄がありません。
逆に、医療機器を家で使っている、在宅ワークで停電が即収入に響く、といった事情があるなら最初から大容量に行く判断もあります。要は守りたいものの大きさで決める話です。
つなぐ機器別の持ち時間の目安
| つなぐ物 | 230Whでの目安 |
|---|---|
| スマホの充電 | 十数回。家族全員でも数日回る |
| LEDランタン | 数十時間。夜の照明はほぼ賄える |
| Wi-Fiルーター | 10時間超。情報線の維持に効く |
| 電気毛布(弱) | 3時間強。就寝の冷え対策に |
| ノートPC | 2〜3回の充電。仕事の継続用 |
数字はいずれも公称容量からの概算です。実際は変換ロスで1〜2割目減りするので、余裕を見て計画してください。
停電した夜の実際の動き
停電したら、まず照明をつなぎ、次にスマホ、余力でルーターの順です。テレビや冷蔵庫を動かそうとしないこと。230Whは「何を諦めるか」が先に決まっていると、驚くほど長持ちします。
翌朝になったら残量を見て、その日の使い方を配分し直します。復旧が読めない停電では、初日に使い切らないことがいちばんの戦略です。
モバイルバッテリーとの役割分担
スマホの充電だけが目的なら、実は大容量のモバイルバッテリーで足ります。数千円で買えて、持ち運びも圧倒的に軽い。ではポータブル電源は何のためかというと、コンセント(AC出力)と複数機器の同時給電のためです。
照明・ルーター・ノートPCといったコンセント前提の機器を動かせるのは電源だけ。逆に外出先や避難所ではモバイルバッテリーのほうが機動力があります。二者択一ではなく役割の違う装備です。
順序としてはモバイルバッテリーが先、余裕ができたらRIVER 3クラス、が無理のない積み上げ方だと思います。両方あると、昼はバッテリーを持ち出し、夜は電源から充電し直す回し方ができます。
すでにモバイルバッテリーを持っている人は、停電の夜にそれで何回充電できるかを一度計算してみてください。足りない分が、そのままポータブル電源を買う理由になります。
ひとつ知っておきたい制約として、この容量のリチウム電池は飛行機に持ち込めません。帰省や旅行に持ち出すなら車移動の装備です。ここは仕様ではなくルールの話なので、どのメーカーでも変わりません。
買い方
EcoFlowはセールの振れ幅が大きいメーカーで、実測でも定価と2割近い差がありました。急ぎでなければセールを待つ価値があります。この記事の数字はメーカー公表仕様と8/18時点の楽天検索によります。
まとめ
防災の電源は、大容量を1台より「確実にひと晩」を先に確保するのが順序です。2万円台で停電の夜からスマホの残量の不安が消える。備えの2点目として、水の次に置きたい装備です。
※本記事はプロモーションを含みます

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