今年は各地で大きな地震や大雨・浸水のニュースが続いています。備えなきゃとは思っている、でも何から買えばいいか分からない。その状態のまま数年たっている人が、実際にはいちばん多いはずです。
そこでの現実解は、ゼロから1点ずつ揃えることではなく、まとまったセットを起点にすること。アイリスオーヤマの防災リュックは防災士監修の31点構成で、8/18時点の楽天検索では1人用が8千円台からありました。
セットを起点にする理由
単品で買い集めると、必ず抜けが出ます。ライトと水は買ったのにトイレが無い、軍手はあるのにホイッスルが無い。災害の備えは「持っている物の豪華さ」より「系統の抜けの少なさ」で決まるので、まず網羅された下書きを手に入れるのが早いんです。
セットの中身をすべて最高の単品に置き換える必要はありません。使ってみて不足を感じた系統だけ、あとから買い足せば十分です。
仕様の読みどころ
| 構成 | 防災士監修の31点。33点や食品なしの版もある |
| 形 | リュック一体型。持ち出しがそのまま成立する |
| 系統 | 灯り・情報・トイレ・衛生・保温・給水をひと通り網羅 |
| 展開 | 1人用のほか2人用もある。人数分の計算がしやすい |
| 実売 | 1人用8千円台から(8/18時点の楽天検索) |
中身は「系統」で読む
点数の多さに目が行きますが、見るべきは系統です。灯り(ライト)、情報(ホイッスル等)、水(給水袋)、トイレと衛生、保温(アルミブランケット)、救急。この6系統が埋まっているかどうかが、セットの価値のほぼすべてです。
なお同じ商品名でも出品の版によって点数と内訳が少し違います。31点と33点、食品ありとなしが併売されているので、買う前に商品ページの内容一覧を必ず読んでください。
セットに入っていない物を足す
買い足しの優先順位
- 飲料水。セットの給水袋は「もらう道具」で、水そのものは別途必要
- モバイルバッテリー。スマホの電源はセット外のことが多い
- 常用薬・メガネの予備・コンタクト用品などの個人装備
- カセットコンロとボンベ。温かい食事は想像以上に効く
スマホの電源まわりはモバイルバッテリーの記事とポータブル電源の記事に書いています。セットに足す最初の1点として優先度が高い系統です。
置き場所と年2回の点検
置き場所は玄関か寝室が定石です。物置の奥は「あるのに取り出せない」になりがちで、それは持っていないのと同じこと。家族がいるなら全員が場所を知っていることも装備のうちです。
点検は年2回、衣替えのタイミングに合わせると忘れません。見るのは電池の液漏れと、保存食・水を入れている場合の期限。この10分の習慣で、セットは何年でも現役でいられます。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
向く人・向かない人
| 状況 | 判定 |
|---|---|
| 備えがまだ何も無い | 本命。考える前に土台が手に入る |
| 家族がいる | 1人用を人数分。共用より個人単位が原則 |
| 単品でこだわって揃えたい | 不向き。ただし抜けの確認用に一覧は役立つ |
| 車に常備したい | 有効。夏の車内温度に弱い物だけ抜いておく |
先に言っておく短所
中身の単品はどれも標準品で、専門メーカーの上位品には及びません。ライトは小さく、トイレの回数も最小限。だからこの記事の結論は「セットで完成」ではなく「セットで開始」です。
もうひとつ、リュック自体の容量に追加の余地があまりありません。個人装備を足すと膨らむので、大きめが欲しい人は2人用を1人で使う手もあります。
在宅避難と持ち出しの備えは別物
この手のリュックは「家を離れるとき」の装備です。一方で実際の災害では、家が無事なら自宅で過ごす在宅避難が基本になります。そのときに効くのは、持ち出し袋ではなく家に据え置く備蓄のほうです。
在宅避難用には飲料水・食料・カセットコンロ・非常用トイレを家の収納に。持ち出し用にはこのリュックを玄関に。同じ「防災」でも役割がまったく違うので、どちらか一方で済ませようとしないのが大事です。
リュックに何でも詰め込んで重くするのは逆効果です。持ち出し袋は「両手が空いて走れる重さ」が上限で、成人でも10kg前後まで。欲張った袋は本番で置いていくことになります。
家族構成で中身を調整する
セットはあくまで標準的な大人1人の想定です。家族がいるなら、そこに個人差ぶんを足していきます。子どもがいるなら小さめの靴と着替え、高齢の家族がいるなら常用薬とお薬手帳のコピー。ここはセットでは埋まりません。
めがねの予備、コンタクト用品、モバイルバッテリーとケーブル。この3つは大人でも抜けやすい定番です。避難生活の困りごとは「特別な物が無い」より「毎日使っている物が無い」から起きます。
| 水・食料 | セット外が基本。在宅備蓄として別に用意する |
| 電源 | モバイルバッテリーを追加。ケーブルも忘れず |
| 衛生 | 非常用トイレの回数を別途増強する |
| 個人装備 | 薬・めがね・書類コピーは自分でしか足せない |
調整といっても、最初の週末に30分あれば終わる作業です。セットが土台を作ってくれているので、考えるのは差分だけで済みます。
買って最初の週末にやること
届いた箱のまま玄関に置いて終わりにしないでください。一度すべて出して床に並べ、何が入っているかを自分の目で覚えます。中身を知らない防災バッグは、本番で「開けてから考える袋」になってしまいます。
並べたら、ライトの点灯と給水袋の広げ方だけでも一度試しておくこと。初見の道具を暗闇で初めて使うのは、想像よりずっと手間取ります。
最後に、置き場所を家族全員で共有して完了です。ここまでやって30分。セットの値段に、この30分を足したものが本当の備えです。
なお、引っ越しや家族構成が変わったときはセットごと見直しの機会です。リュックのファスナーや生地も経年で傷むので、年2回の点検のときに袋そのものの状態まで見ておくと万全です。
買い方
家族なら1人用×人数分が基本。まとめ買いで玄関に人数分並べておくと、夜間の避難でも迷いません。この記事の内容はアイリスオーヤマの公表情報と8/18時点の楽天検索によります。
まとめ
備えは完璧を目指すと始まりません。8千円台のセットをまず玄関に置く。足りない物は暮らしながら足す。ニュースで不安になった今日が、いちばん行動しやすい日です。
※本記事はプロモーションを含みます

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