フレデリック マル イリス プードル レビュー|粉っぽい花が似合うのはこんな人

淡い色合いのシルク生地

「それ、香水ですか。おしろいみたいですね」——行きつけの美容室で、シャンプー台に寝かされているときに言われました。フレデリック マル イリス プードルは、そういう匂いを持った一本です。結論から言うと、粉っぽい花を肌の近くで着たい人には、これ以上ない選択になります。ただし持続は体感4〜5時間と短めで、最初の十分で好き嫌いがはっきり割れました。

この記事でわかること

  • 僕の腕でどう香ったか(持続は体感4〜5時間)
  • 買う前に知っておきたい弱点2つ
  • 美容室と職場で言われたこと、そこから決めた使いどころ
  • 50mLと100mLのどちらを買うか、正規の探し方
Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

参考価格 37,290円前後

アイリスの粉っぽさとアルデヒドの気品を求める人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

プロフィールを見る ▶ YOUTUBE

目次

結論:イリス プードル は「肌の上でおしろいになる花」

花束のような香りを期待して嗅ぐと、この香水は肩透かしを食らわせてきます。咲いた花の匂いは出さず、花を粉にしてから肌へ置いたような質感で立つからです。僕の腕では、バラもバイオレットもイランイランも、それぞれ別の花としては出ませんでした。三つがまとまって、白く曇った粉の中に沈んでいきます。

ですから評価も、花の香水を探している人と、粉っぽさを探している人とで真っ二つに割れます。後者なら、最初の一嗅ぎでだいたい決まるはずです。僕は決まりました。

総合評価:4.5 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
花を粉にして肌へ置いたような立ち方
色気 ★★★★☆
素肌と衣服のあいだくらいの距離で香る
万人受け ★★★☆☆
最初の十分で好みがはっきり割れる
持続 ★★★☆☆
肌では体感4〜5時間、ニットには翌朝も残る

Ryo

花の香水だと思って買うと外します。おしろいの匂いが好きだった人だけ、迷わずどうぞ。

フレデリック マル イリス プードル の基本情報

「50mLか、100mLか」。この香水で最初に考えたのは、そこでした。50mLが37,290円、100mLが53,130円。単純に割れば大きいほうが有利ですが、僕は50mLを選びました。粉っぽさが服と季節を選ぶので、一年じゅう手が伸びる瓶にはならないと踏んだからです。実際、暑い時期はほとんど触りません。

ただし持続が体感4〜5時間と短いぶん、夜まで予定がある日は昼にもう一度足すことになります。吹く回数が増えれば、当然減りも早くなる。毎日つける前提なら100mL、季節と場面を絞るなら50mL。この分け方が現実に近いと思います。

項目内容
ブランドフレデリック マル
商品名イリス プードル
容量50mL/100mL
濃度オードパルファム
価格50mL 37,290円/100mL 53,130円
系統フローラル
香調トップ:ローズ、バイオレット、イランイラン/ミドル:アイリス/ベース:サンダルウッド、ムスク、トンカビーンズ
数字は各商品ページの表記にもとづきます

濃度の表記はオードパルファムです。香りのタイプはフローラルで、名前のとおりアイリスが真ん中に置かれています。三つの層のうち、腕の上で長く居座るのもこのアイリスでした。

買う場所の話も先に置いておきます。国内の正規オンラインストアは L’atelier des parfums で、フレデリック マルはここが扱っています。通販モールに並ぶものには「並行輸入品」と書かれたものが混じるので、数字だけを見て安いほうへ飛ばずに、どこが売っているのかを一度確かめてください。

Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

参考価格 37,290円前後

アイリスの粉っぽさとアルデヒドの気品を求める人向け。

香りの変化

腕に一吹きしてから寝るまでを追うと、最初の十分と、そのあとの数時間と、消える直前とで、別の香水かと思うくらい印象が変わりました。切り替わりが分かりやすいのも、この香水の面白いところです。

STEP 1|0〜30分

ローズ、バイオレット、イランイランと、粉っぽいアルデヒド

石けんに近い立ち上がりで、ここで好みがはっきり分かれる

STEP 2|〜3時間

アイリス

おしろいそのもの。肌の上に薄く粉が敷かれている状態が続く

STEP 3|それ以降

サンダルウッド、ムスク、トンカビーンズ

甘く温かいほうへ寄って、鼻を近づけないと分からない量になる

トップ

吹いた直後に来るのは、花というより粉です。ローズ、バイオレット、イランイランの三つが並んでいますが、僕の腕ではバイオレットの青っぽさがいちばん大きく出ました。バラは甘い方向へ行かず、イランイランも南国らしい濃さを出さないまま、全体が白く曇ります。

そこへアルデヒドが乗ります。石けんを泡立てたときの、少しきしむような匂いです。この十分を許せるかどうかで、好き嫌いはほぼ決まります。僕も最初は正面から嗅いでひるみました。いまは、この十分があるから後半が効くのだと思っています。

ミドル

三十分ほど経つと、残るのはアイリスだけになります。ここがこの香水の本体でした。

アイリスという名前から花を想像していましたが、僕の鼻に届いたのは乾いた粉のほうです。ファンデーションのふたを開けた瞬間のパフに近くて、甘さも酸味もほとんどありません。この香りは、ときおり「氷の下に燃える火」とも呼ばれるそうです。冷たく乾いた表面の下に、かすかな温度がある。言われてみれば、たしかにそのとおりの立ち方でした。

ベース

三時間を過ぎたあたりから、粉の下に温度が出てきます。サンダルウッド、ムスク、トンカビーンズ。ここは甘く柔らかいほうへ寄って、腕に鼻を近づけないと分からない量まで落ちます。説明文にはベチバーとバニラも書かれていて、言われてみると、乾いた草の芯みたいなものが奥に残っています。

自分ではもう香っていないと思っていても、脱いだニットには翌朝まで残っていました。肌から消えるのと、服から消えるのは別の話です。

正直な注意点

弱点は二つありました。

ひとつめは持続です。僕の腕で体感4〜5時間。朝に吹くと、昼を過ぎるころには自分では分からなくなります。夜に人と会う予定がある日は、出かける前にもう一度足す前提で考えたほうが安全です。37,290円の瓶を一日に二回吹くことになるので、そこは正直に書いておきます。

ふたつめは、さっき書いた最初の十分です。アルデヒドの立ち上がりが石けんや化粧品の方向へ寄るため、香水らしさを期待して店頭で嗅ぐと、その時点で判断されてしまいます。試すなら、十分待ってから決めてください。僕が好きになったのも、粉だけが残ったあとの顔のほうでした。

注意

① 持続が体感4〜5時間。昼を過ぎると自分では分からなくなり、夜に予定がある日は吹き直す前提になる
② 最初の十分が石けんに寄る。アルデヒドの立ち上がりで判断されやすく、店頭で嗅いだだけでは本体のアイリスまで届かない

合う人・合わない人

粉っぽい匂いを懐かしいと感じた経験があるかどうか。ここが分かりやすい線引きでした。

母親の化粧ポーチとか、コンパクトのパフとか、そういうものを思い出して「懐かしいな」となる人なら、たぶん合います。反対に、果物の甘さやみずみずしさを香水に求めている人には、最後まで物足りないはずです。花の名前が三つも並んでいるのに、咲いている花の匂いは出てきませんから。

近い距離で人と話す時間が長い人にも噛み合いました。この香水は離れた相手まで飛びません。すれ違いざまに振り向かれたいなら、選ぶ一本が違います。

こんな人に合う

  • ✓ 化粧品のパフやおしろいの匂いを懐かしいと感じる人
  • ✓ 正面に座った相手にだけ届けばいいと思っている人

合わないかも

  • × 果物の甘さやみずみずしさを香水に求めている人

使う場所と時間

いちばん印象に残っているのは、冒頭に書いた美容室です。シャンプー台に寝かされて、目にタオルが乗っている状態で、担当の美容師さんから「それ、香水ですか。おしろいみたいですね」と言われました。顔が見えないぶん、匂いだけが先に伝わったのだと思います。褒められたのかどうか一瞬迷いましたが、言い方としては合っています。

もうひとつは職場です。机を覗き込んできた後輩に「化粧品の匂いがしますね」と言われました。二回とも、相手との距離は一メートルもありません。この香水が届くのは、だいたいその範囲です。

服は、白いシャツか、目の詰まったニットが合いました。革やスエードのように素材そのものの匂いが強いものと組ませると、粉っぽさが負けます。時間帯は午前から夕方まで。暗い場所より、明るいところのほうがこの粉っぽさは素直に見えます。日曜の昼過ぎ、美術館やホテルのラウンジでお茶を飲むような予定に、すとんと収まりました。

使う場面

仕事・オフィス◎一メートル以内にしか届かないので、席が近い相手にも重くならない
夜デート○体感4〜5時間なので、出かける直前に吹き直してから向かいたい
休日◎明るい時間に屋内で過ごす日ほど粉っぽさが素直に出る
真夏△汗の上だとアルデヒドが立ちすぎて、白いシャツ以外に合わせづらい

保管で中身は変わる

50mLが、一年でだいたい三分の一ほど減りました。

この減り方だと、使い切るまでに三年近くかかります。つまり置き場所の条件を、三年ぶん中身に浴びせることになる。そこに気づいてから、瓶の位置を真面目に考えるようになりました。

いま置いているのは、寝室のクローゼットの中、扉の内側の棚です。朝の身支度がそこで終わるので、動線としても無理がありません。箱も捨てずに取ってあります。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際×一本を三年かけて使う瓶なので、光に当たった日数がそのまま積み上がる
浴室・洗面所×吹く場所が洗面台だと置きっぱなしにしたくなるが、ノズルが湿ると一回の量が読めなくなる
暖房の近く×最初の十分のアルデヒドが印象を決める香りなので、瓶が温まった状態で吹きたくない

口コミの読み方

買う前に僕が検索窓へ打ち込んだのは、「イリス プードル 評価」でした。そこで最初に目に入ったのが、化粧品の匂いがするだけではないか、という感想です。

半分は当たっています。アイリスが真ん中に来てからの数時間は、おしろいそのものですから。ただ、化粧品の匂いは肌に乗ると平たくなるのに対して、この香水は下からサンダルウッドとトンカビーンズの温度が上がってきます。四時間目あたりで嗅ぎ直すと、印象はかなり変わりました。

次に多かったのが、古くさい、という言い方です。これは着る服でずいぶん変わります。革やツイードのような重い素材に合わせると、たしかに時代がかって聞こえました。白いシャツや薄手のニットに寄せると、同じ香りが急に軽くなります。古さの出どころは、香りそのものよりも合わせる素材のほうにありました。

三つめは、値段のわりに主張がない、というもの。これは僕にも分かります。37,290円を払って、一メートル先には届かない。ただ、この香水が狙っているのは遠くへ飛ばすことではなく、近い距離に長く置くことだと思っています。遠くの人に気づかれたいなら、別の一本のほうが幸せになれます。

買う前に迷った点

化粧品っぽい半分当たりです。ただ四時間目あたりから下の温度が上がってきて、化粧品とは別のものになります
古くさい合わせる服のほうから来ています。白いシャツや薄手のニットに寄せると急に軽くなります
値段のわりに主張がない遠くへは飛びません。近い距離に長く置くための香水だと思って使っています

まとめ

イリス プードルは、花の名前を三つ並べておきながら、咲いている花の匂いを出しません。出てくるのは粉です。美容室で「おしろいみたいですね」と言われたのは、いま思えば的を射た感想でした。

弱点は、体感4〜5時間という持続と、最初の十分がはっきり人を選ぶこと。この二つを飲み込めるなら、50mLに37,290円を出す価値はありました。売り場で試すときは、十分だけ待ってから決めてみてください。判断が変わるかもしれません。

この記事のまとめ

  • ✓ 花ではなく粉。アイリスが真ん中に来てからが本体
  • ✓ 弱点は二つ。体感4〜5時間の持続と、最初の十分の石けんっぽさ
  • ✓ 届く範囲は一メートルほど。近い距離で長く過ごす日に合う
Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

Frédéric Malle イリス プードゥル オードパルファム 50mL

参考価格 37,290円前後

アイリスの粉っぽさとアルデヒドの気品を求める人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

コメント

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

目次