ル ラボ アルデヒド44|香水を変えた合成香料を主役にする

石鹸のように清潔で、輝きのある白い花の香りです。出だしはアルデヒドの清潔感、1〜3時間で水仙とジャスミンが開き、3時間を過ぎるとチュベローズとバニラの甘い余韻が肌に残ります。石鹸のような香りを好み、白い花の濃さを受け止められる人に向く1本。

アルデヒドは、20世紀の香水を変えた素材です。自然界にない香りを作れることを証明しました。ダラス限定のこの1本は、その素材を名前に掲げています。

この記事でわかること

  • 時間で変わる香りの流れと、水仙が担っている役割
  • 名前についている数字「44」が意味するもの
  • 15mLから100mLまでの価格と、期間限定という買い方の制約
  • 合成香料が香水を変えた経緯と、この1本の位置づけ
目次

結論:アルデヒドの輝きと水仙の暗さで組んだ1本

総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★

香りの良さ ★★★★
アブソリュート3種を重ねた贅沢な構成
ユニセックス度 ★★★★★
白い花が濃いぶん好みは分かれるが、合えば深い
持続時間 ★★★★
3時間を過ぎても甘い余韻が残る
被りにくさ ★★★★★
本来はダラスの店舗だけで売られる限定品

この香水の骨格は、アルデヒドの輝きと水仙の暗さの対比です。アルデヒドが石鹸のような清潔感を出し、そこへ青く動物的な水仙が入ることで、清潔なだけの香りにならずに済んでいる。ジャスミンとチュベローズもアブソリュートで重ねており、原料の面ではかなり贅沢な構成といえます。

評価はアルデヒドが好きかどうかで決まります。石鹸のような香りが好きなら合い、金属的だと感じるなら避けたほうがいい。判断は最初の数分でつくので、試せる機会さえあれば見極めは早く済みます。価格は50mLで52,250円と高いものの、花のアブソリュートを3種類重ねた構成で、払う金額の中身ははっきりしている。

ル ラボ アルデヒド44の基本情報

ブランドル ラボ(2006年・ニューヨークで開始)
商品名アルデヒド44
容量 / 価格15mL:22,990円 / 50mL:52,250円 / 100mL:76,560円
主な原料アルデヒド、水仙(ナルシス)、ジャスミン アブソリュート、チュベローズ アブソリュート、バニラ、ムスク
香りの流れ最初:アルデヒドの輝きと清潔感 / 1〜3時間:水仙とジャスミン / 3時間以降:チュベローズとバニラ
名前の数字配合されている原料の数を示す(公式の説明)
取り扱い本来はダラスの店舗限定。2026年9月30日までは日本の公式オンラインと直営店でも期間・数量限定

アルデヒドとは何か

特定の化学構造を持つ合成香料の総称です。

この素材の特徴

  • 石鹸のような清潔感
  • 香りに輝きを与える
  • 自然界にはない印象
  • 少量で全体を変える
  • 多いと金属的になる

1920年代の名作で大量に使われ、香水の歴史を変えたとされます。

それまで香水は自然の香りを再現するものでしたが、ここから抽象的な香りが作れるようになりました。

ル ラボは2006年にニューヨークで始まったブランドです。注文を受けてから店頭で調合し、そのラベルに日付と名前を入れる。この売り方そのものがブランドの中身になっています。

何と合わせているか

原料役割
アルデヒド主役。清潔で輝く
水仙(ナルシス)青く濃い花
ジャスミン アブソリュート白い花
チュベローズ アブソリュート濃厚な白い花
バニラ甘さ
ムスク肌に残す

花はすべてアブソリュートを使っています。

溶剤抽出なので、蒸留より濃厚な香りが得られます。

アルデヒドの輝きと濃い花を合わせるのは、古典的な香水の作り方でもあります。

名前についている数字は、配合されている原料の数だと公式は説明しています。サンタル33なら33種類。数が多いほど良いという意味ではなく、その香りを作るのに何種類を要したかという記録です。

シティ エクスクルーシブは、その都市の店舗でしか買えない香りとして作られています。都市名は香りの内容を説明するものではなく、どこで売るかを示しているだけと考えたほうが分かりやすい。

水仙という素材

香水では珍しい花のひとつです。

水仙の特徴

  • 青く草のような要素がある
  • 干し草に似た甘さも持つ
  • 動物的な面がある
  • 非常に高価
  • 単体では扱いが難しい

きれいなだけの花ではありません。

青さと動物的な要素を持つので、香水に複雑さを与えます。

この素材が入ることで、清潔なだけの香りにならずに済んでいます。

香りの流れと場面

時間の変化

  • 最初:アルデヒドの輝きと清潔感
  • 1〜3時間:水仙とジャスミンの花
  • 3時間以降:チュベローズとバニラの甘い余韻
場面おすすめ度
夜の外出
フォーマルな場
秋冬
職場

合わせやすい服

  • フォーマル
  • シルク
  • きちんとした服装
  • 濃い色

取り扱いを確かめる

ル ラボ アルデヒド44

惜しい点

短所程度
古い香水を連想する人がいる
白い花が苦手だと使えない
価格が高い
期間限定

アルデヒドは20世紀の名作に多用されたので、古典的な印象を持つ人がいます。

「祖母の香水のようだ」と感じる可能性がある。

若い世代にはその連想がないので、受け取り方は年代で変わります。

水仙という花の扱いにくさ

ナルシスとも呼ばれ、香水では珍しい部類の花です。

この素材の特徴

  • 青く草のような要素がある
  • 干し草に似た甘さも持つ
  • 動物的な面がある
  • 非常に高価
  • 単体では扱いが難しい

きれいなだけの花ではありません。

青さと動物的な要素を持つので、香水に複雑さを与えます。

この素材が入ることで、清潔なだけの香りにならずに済んでいます。

アルデヒドの輝きと水仙の暗さ。この対比がこの香水の骨格です。

合成香料が香水を変えた話

年代出来事
1868年クマリンが合成される
1874年バニリンが合成される
1889年合成香料を使った香水が登場
1921年アルデヒドを多用した名作が生まれる

これ以降、香水は自然の再現から離れました。

存在しない香りを作れるようになったことで、表現の幅が一気に広がった。

現在の香水はほぼすべて、この流れの上にあります。

天然だけで作られたものは、むしろ例外的です。

合成香料には、供給が安定するという利点もあります。

天然の原料は、天候や収穫量で品質が変わる。

同じ香水を毎年同じ品質で作るには、合成の力が要ります。

「天然だから良い」という単純な話ではない、というのが香水の現実です。

買い方

本来はダラスの店舗でしか買えない香りです。

ただし2026年9月30日までは期間・数量限定で、日本の公式オンラインと直営店でも取り扱いがあります。

容量価格
15mL22,990円
50mL52,250円
100mL76,560円

クラシックコレクションより2割ほど高い価格です。50mLで5万円台になります。

買い方利点注意
期間中に公式で買う定価で確実期間が終わると買えない
現地の店舗定価行く機会が要る
通販の並行輸入いつでも買える価格が上がる・状態が読めない

期間が終わると、次にいつ日本で買えるかは分かりません。気に入ったなら期間中に決めたほうが確実です。

アルデヒドが好きかどうかで評価が決まります。

石鹸のような香りが好きなら合いますが、金属的だと感じるなら避けたほうがいい。

この判断は最初の数分でつきます。

花のアブソリュートを3種類使っているので、原料の面では非常に贅沢な構成です。

その価値が分かるかどうかは、白い花の香りをどれだけ嗅いできたかによります。

香水を使い始めたばかりなら、もっと分かりやすい香りから入ったほうが満足度が高い。

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まとめ:アルデヒドが好きなら、期間中に決めたい1本

アルデヒドは自然界にない香りを作れることを証明した合成香料です。

水仙・ジャスミン・チュベローズをアブソリュートで重ねています。

水仙には青さと動物的な要素があり、清潔なだけの香りにしていません。

アルデヒドが好きかどうかで評価が決まります。判断は最初の数分でつきます。

価格は50mLで52,250円と、クラシックコレクションより2割ほど高い設定です。ただ花のアブソリュートを3種類重ねているので、原料に払う金額と考えれば説明はつく。白い花を嗅ぎ慣れているほど、その差は分かりやすくなります。

取り扱いは2026年9月30日までの期間・数量限定で、本来はダラスの店舗でしか買えません。通販の並行輸入ならいつでも手に入りますが、価格は上がり状態も読めない。気に入ったなら、期間中に公式で決めるのが確実です。

ル ラボ アナザー13についても書いています。

このブランドを一覧で見るならル ラボ香水の選び方へ。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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