苦みのある柑橘と、暗いウッドを綱引きさせた1本です。出だしはビガラードとベルガモットの苦い柑橘、1〜3時間でネロリの花とムスクが混ざり、3時間を過ぎるとウッドとムスクの深い余韻が残ります。柑橘の香水がすぐ消えてしまうことに不満を持ってきた人に向く香り。
ビガラードはビターオレンジのことです。この1本は、その柑橘と暗いウッドを対立させた構成をしています。公式が「綱引き」という言葉を使っているのが分かりやすい。
この記事でわかること
- ビガラードがビターオレンジの果皮から採る香料だということ
- 明るい柑橘と暗いウッドを綱引きさせた構成と、時間による移り変わり
- 常時買えるベルガモット22との違いと、2万円の価格差
- 2026年9月30日までという期間限定の条件と、容量ごとの価格
結論:苦い柑橘が欲しいなら買う価値がある1本
明るいベルガモットとネロリ、暗いウッドとムスクを同じ場所に置いて、どちらも勝たせないという作りです。公式が「綱引き」と呼ぶとおり、この緊張感がそのまま香りの性格になっています。柑橘系としては持続が長い部類で、3時間を過ぎてもウッドとムスクが残るため、後半に何もなくなるということがありません。
迷う点は価格と入手です。50mLで52,250円は、常時買えるベルガモット22より2万円高い。しかも2026年9月30日を過ぎると、日本で買える保証がなくなります。ただし裏を返せば、その期間に手を伸ばした人だけが持てる1本ということでもある。毎日の主役を探しているなら通年で買えるものを、記念に残る特別な1本が欲しいなら期間中にこちらを選べばいい。
総合評価:3.8 / 5.0 ★★★★★
ル ラボ ビガラード18の基本情報
| ブランド | ル ラボ(2006年・ニューヨークで開始) |
| 商品名 | ビガラード18 |
| 系統 | 柑橘とウッド |
| 香調 | ビガラード、ベルガモット、ネロリ、ムスク、ウッド |
| 題材 | ビターオレンジの果皮 |
| 名前の数字 | 配合されている原料の数だと公式が説明 |
| 容量と価格 | 15mL 22,990円/50mL 52,250円/100mL 76,560円 |
| 入手 | 本来は香港の店舗限定。2026年9月30日まで日本でも取り扱い |
ビガラードという柑橘
ビターオレンジの果皮から採る精油です。
| 採る場所 | 名前 |
|---|---|
| 果皮 | ビガラード |
| 花 | ネロリ |
| 葉と枝 | プチグレイン |
同じ木から3つの香料が採れる、香水では重要な樹木です。
果皮から採るビガラードは、甘いオレンジより苦く、輪郭がはっきりしています。
料理ではマーマレードに使われる品種でもあります。
ル ラボは2006年にニューヨークで始まったブランドです。注文を受けてから店頭で調合し、そのラベルに日付と名前を入れる。この売り方そのものがブランドの中身になっています。
何と対立させているか
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ベルガモット | 明るい柑橘 |
| ネロリ | 花の華やかさ |
| ムスク | 奥深さ |
| ウッド | 暗い土台 |
公式は「柑橘類のクラシックな香りと温かく超越したダークな香調とウッドの香りが、それぞれの個性で綱引きをする」と書いています。
明るい柑橘と暗い木を並べて、どちらも勝たせないという構成です。
この緊張感が香りの性格になっています。
名前についている数字は、配合されている原料の数だと公式は説明しています。サンタル33なら33種類。数が多いほど良いという意味ではなく、その香りを作るのに何種類を要したかという記録です。
シティ エクスクルーシブは、その都市の店舗でしか買えない香りとして作られています。都市名は香りの内容を説明するものではなく、どこで売るかを示しているだけと考えたほうが分かりやすい。
時間による変化
時間の変化
- 最初:ビガラードとベルガモットの苦い柑橘
- 1〜3時間:ネロリの花とムスクが混ざる
- 3時間以降:ウッドとムスクの深い余韻
柑橘系としては持続が長い部類です。
ムスクとウッドが支えているので、後半に何も残らないということがありません。
公式は「澄みきっていながらも長い余韻を残す」と表現しています。
誰が使うと合うか
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| 柑橘が好きだが物足りない | ◎ |
| 清潔感と深みの両方が欲しい | ◎ |
| 通年で使いたい | ◎ |
| 甘い香りが好き | △ |
| 強い個性が欲しい | △ |
公式が「飽きのこないシンプルな香り」と書いているとおり、日常向きです。
柑橘の香水がすぐ消えることに不満を持っている人に向きます。
服装と場面
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 日常 | ◎ |
| 職場 | ◎ |
| 春夏 | ◎ |
| 秋冬 | ○ |
| 食事の席 | ◎ |
合わせやすい服
- 白いシャツ
- きれいめの服
- 明るい色
- カジュアルからきれいめまで
難点
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 個性が出にくい | 中 |
| 価格が高い | 大 |
| 期間限定 | 大 |
| 似た系統が他社にも多い | 中 |
使いやすいということは、印象に残りにくいということでもあります。
50mLで52,250円を出して、「無難な柑橘」で終わる可能性がある。
しかも期間限定なので、毎日使う1本にすると買い足せなくなります。
常時買えるベルガモット22との比較になります。
ただし、印象に残りにくいのは日常で浮かないということでもある。職場でも食事の席でも使える距離感があり、香りで主張したくない人にはこれが利点になります。価格にしても、いきなり50mLではなく15mLの22,990円から試す選び方が残されています。
比べたうえで「これだ」と思ったなら、こちらです。
ベルガモット22との違い
| ビガラード18 | ベルガモット22 | |
|---|---|---|
| 主役 | ビターオレンジの果皮 | ベルガモット |
| 方向 | 苦みと暗いウッド | 明るく華やか |
| 支える素材 | ウッドとムスク | アンバーとムスク |
| 入手 | 期間限定 | 常時 |
| 価格(50mL) | 52,250円 | 32,230円 |
常時買えて2万円安いベルガモット22が、実用面では有利です。
この香水を選ぶ理由は、苦みと暗さのある柑橘が欲しい場合に限られます。
両方を試して差が分かるなら、選ぶ価値があります。
差が分からないなら、無理に高いほうを選ぶ必要はありません。
香水は自分がつけるものです。
他人が良いと言うものより、自分が心地よいと感じるほうが正しい。
高い香水を買って毎回身構えるより、安いほうを気楽に使うほうが結果的に満足度が高いこともあります。
買い方
本来は香港の店舗でしか買えない香りです。
ただし2026年9月30日までは期間・数量限定で、日本の公式オンラインと直営店でも取り扱いがあります。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 15mL | 22,990円 |
| 50mL | 52,250円 |
| 100mL | 76,560円 |
クラシックコレクションより2割ほど高い価格です。50mLで5万円台になります。
| 買い方 | 利点 | 注意 |
|---|---|---|
| 期間中に公式で買う | 定価で確実 | 期間が終わると買えない |
| 現地の店舗 | 定価 | 行く機会が要る |
| 通販の並行輸入 | いつでも買える | 価格が上がる・状態が読めない |
期間が終わると、次にいつ日本で買えるかは分かりません。気に入ったなら期間中に決めたほうが確実です。
毎日使う前提なら、常時買えるものを選んだほうが現実的です。
この香水は、期間中に試して気に入ったら記念に持つという位置づけになります。
毎日の1本を探しているなら、通年で買えるものを選んだほうが後悔は少ない。期間限定は、その時期に出会えたときだけ手を伸ばせばいい。
あわせて読みたい
- 常時買える柑橘と比べるならル ラボ ベルガモット22もどうぞ。
- 同じ木の花を見るならル ラボ フルール ドランジェ27もどうぞ。
まとめ:苦い柑橘と暗いウッドの綱引き
ビガラードはビターオレンジの果皮から採る、苦みのある柑橘です。
明るい柑橘と暗いウッドを綱引きさせる構成になっています。
柑橘系としては持続が長く、後半に何も残らないということがありません。
常時買えて2万円安いベルガモット22との比較になります。
同じ木から、果皮のビガラード、花のネロリ、葉と枝のプチグレインという3つの香料が採れます。この1本が主役に据えたのは果皮側の苦みなので、花の甘さを期待して選ぶと方向が違う。甘い柑橘を求めている人は、先に別の香りを見たほうが早い。
個性が出にくい点と、50mLで5万円台という価格が難点です。ただしこれは使いやすさの裏返しでもあり、清潔感に深さを足したいという人にはむしろ向きます。期間限定という条件も、毎日の主役ではなく特別な1本として持つ前提なら、そこまで気になりません。
ル ラボ香水の選び方では、系統ごとに整理しています。
ル ラボ ビガラード18に近い方向で探すなら
他と迷っているなら、近い方向の銘柄を並べておきます。まったく同じものはないので、「どこが近いか」で選んでください。
| 銘柄 | 価格の目安 | 近いところ | 違うところ |
|---|---|---|---|
| ノンフィクション オープンアームズ オードパルファン | 18,400円〜 | ネロリが重なる | オレンジが入り、甘い柑橘が乗る |
| イソップ エレミア | 23,870円〜 | ベルガモットが重なる | ユズが入り、和柑橘の香りが混じる |
| ディプティック ロー ド ネロリ | 25,960円〜 | ネロリ・ベルガモットが重なる | オレンジブロッサムが入り、甘い白い花が乗る |
3本とも系統は近いものの、残り方が違います。長く使うなら、残り香が自分の生活に合うかで決めるほうが失敗しません。
※本記事はプロモーションを含みます

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