ル ラボ セドラ37|ベルリンに例えた柑橘とジンジャー

レモンより丸く、後半に塩気を帯びた甘さが出てくる柑橘です。出だしはセドラの明るい皮の香りとジンジャーの刺激、1時間を過ぎるとウッドとムスクが下から支え、3時間以降はアンバーグリスの深い余韻へ移ります。柑橘は好きだが昼で消えてしまうのが物足りない、という人に向く1本。

セドラという柑橘は、日本ではあまり馴染みがありません。レモンの原種にあたる果実です。この果実を主役に、生姜を合わせた構成になっています。

この記事でわかること

  • セドラという柑橘の性格と、ジンジャーを合わせた狙い
  • 柑橘からアンバーグリスの塩気と甘さへ転ぶ、時間の流れ
  • 着る季節と場面、付ける位置と量の決め方
  • 容量ごとの価格と、2026年9月30日までという期限
目次

結論:明るい柑橘で始まり、塩気を帯びた甘さで終わる

総合評価:4.0 / 5.0 ★★★★

香りの良さ ★★★★
柑橘に温度と深みを足した構成
ユニセックス度 ★★★★
柑橘が主役で、職場でも角が立たない
持続時間 ★★★★
柑橘系としては長く、夕方まで残る
被りにくさ ★★★★
他社にも柑橘は多いが、期間限定で数は出ない

明るい柑橘の顔で始まり、後半はアンバーグリスの塩気と甘さへ転ぶ香水です。柑橘の香水の多くは昼を待たずに消えますが、これは夕方まで肌に残ります。爽やかさだけを期待して選ぶと、後半の甘さで印象が変わるはずです。

引っかかるのは価格と期限です。50mLで52,250円、日本で買えるのは2026年9月30日まで。毎日使う柑橘としては現実的ではないぶん、特別な1本として持つ人にはむしろ収まりがいい。小さい容量から試す順番さえ崩さなければ、外しにくい買い方になります。

セドラとル ラボの基本情報

ブランドル ラボ(2006年 ニューヨークで創業)
商品名セドラ37
シリーズシティ エクスクルーシブ(本来はベルリンの店舗のみ)
容量 / 価格15mL:22,990円 / 50mL:52,250円 / 100mL:76,560円
香調トップ:セドラ、ジンジャー / ミドル:ウッド、ムスク / ラスト:アンバーグリス
系統柑橘系(後半に塩気と甘さが出る)
取り扱い2026年9月30日まで、日本の公式オンラインと直営店で期間・数量限定

シトロンとも呼ばれ、レモンやライムの祖先とされます。地中海で育つ果実で、果肉は少なく皮が厚い。香りに使うのはその厚い皮から採った精油のほうです。

レモンほど鋭くなく、苦みと甘さのバランスが取れた柑橘。爽やかさは欲しいが刺々しくはしたくない、という狙いのときに選ばれる原料です。

ル ラボは2006年にニューヨークで始まったブランドです。注文を受けてから店頭で調合し、そのラベルに日付と名前を入れる。この売り方そのものがブランドの中身になっています。

香りの構成

原料役割
セドラ主役。丸い柑橘
ジンジャー刺激と温かさ
ウッド土台
ムスク肌に残す
アンバーグリス深みと塩気

冷たい柑橘に温かいスパイスを重ねると、平面だった香りに奥行きが出ます。ジンジャーはセドラに温度を与えるための一手です。

公式は「すがすがしく、凛とした香りに病みつきになる甘さがある」と説明しています。

名前についている数字は、配合されている原料の数だと公式は説明しています。多いほど良いという意味ではなく、その香りを作るのに何種類を要したかという記録です。

シティ エクスクルーシブは、その都市の店舗でしか買えない香りとして作られています。都市の名前は香りに書かれていませんが、その街をどう捉えたかが構成に出ています。

香りの変化:柑橘の明るさから、塩気を帯びた甘さへ

時間の変化

  • 最初:セドラの明るい柑橘とジンジャーの刺激
  • 1〜3時間:ウッドとムスクが支える
  • 3時間以降:アンバーグリスの深い余韻

トップ:皮を割った明るさとジンジャーの刺激

出だしはセドラとジンジャーが同時に立ちます。レモンのように尖らず、皮を割った瞬間の明るさが丸いまま広がる立ち上がりです。

ここでジンジャーの刺激が効いてきます。柑橘だけなら冷たいままだった出だしに温度が入るので、最初から平面になりません。

ミドル:1時間を過ぎるとウッドとムスクが支えに回る

柑橘が引きはじめると、ウッドとムスクが下から支えに回ります。軽い柑橘から、肌に沿って動く香りへ性格を変えていく時間帯。

柑橘の香水は昼を待たずに消えてしまうものが少なくありません。これは柑橘系としては持続が長い部類で、その頃にもまだ香りが残っています。

ラスト:アンバーグリスが残す塩気と甘さ

後半を作っているのはアンバーグリスです。マッコウクジラの体内で作られる物質が元でしたが、現在は合成で再現されていて、動物を害することはありません。

塩気と甘さが同居する独特の香りで、少量でも存在感が出ます。海を思わせるという人もいれば、動物的だと感じる人もいる。軽い柑橘にこれが入るぶん、持続は大きく伸びます。

つまり最初の爽やかさだけで判断すると、後半の甘さで印象が変わります。柑橘のつもりで選んで、夕方に肌へ残っているのは甘さのほうだった。そういう転び方をする香りです。

向いている人

こういう人相性
柑橘が好き
春夏に使う1本が欲しい
爽やかだが深みも欲しい
甘い香りが苦手
重い香りが好き

柑橘の香水は多くありますが、後半まで作り込まれたものは少ない。

そこに価値を感じるなら候補になります。

どこで着て、どう付けるか

場面おすすめ度
春夏
職場
日常
食事の席
冬の夜

春から夏の朝に強い香りです。明るさが立っているうちに人と会う時間が来るので、家を出る前に付ける使い方と噛み合います。

職場でも食事の席でも角が立ちません。柑橘は距離を詰めない香りなので、向かいに座った人の邪魔をしにくい。

冬の夜だけ○が付いているのは、この香りの主役が明るさの側にあるためです。着られないわけではなく、得意な時間ではないという程度に読んでください。

合わせやすい服

  • 白いシャツ
  • リネン
  • 明るい色
  • カジュアルからきれいめまで

白いシャツやリネンのように、明るい色の服と合わせると香りと見た目がそろいます。重ね着の少ない季節のほうが、この香りは動きやすい。

付ける位置は腕より首元や胸元。服に少し移るくらいにしておくと、後半の甘さが出てくる頃にちょうど良い距離になります。柑橘は使う量が多くなりがちなので、朝に一度で止めておくほうが結果的に長く付き合えます。

3つのモールで比べる

ル ラボ セドラ37

惜しい点

短所程度
柑橘系は他社にも多い
価格が高い
期間限定
個性が出にくい

50mLで52,250円。柑橘の香水にこの金額は高い。

しかも期間限定なので、気に入っても買い足せない可能性があります。

毎日使う柑橘の香水としては、現実的な選択とは言いにくい。

特別な1本として持つなら別です。

買い方

本来はベルリンの店舗でしか買えない香りです。

ただし2026年9月30日までは期間・数量限定で、日本の公式オンラインと直営店でも取り扱いがあります。

容量価格
15mL22,990円
50mL52,250円
100mL76,560円

クラシックコレクションより2割ほど高い価格です。50mLで5万円台になります。

買い方利点注意
期間中に公式で買う定価で確実期間が終わると買えない
現地の店舗定価行く機会が要る
通販の並行輸入いつでも買える価格が上がる・状態が読めない

期間が終わると、次にいつ日本で買えるかは分かりません。気に入ったなら期間中に決めたほうが確実です。

柑橘系は使う量が多くなりがちです。

期間限定であることを考えると、毎日使う前提なら別の香水のほうが現実的かもしれません。

柑橘の使用量の多さは、容量選びでは逆向きに効きます。15mLを気に入って使うと2〜3か月で空きますが、期間が終わっていれば買い直せません。それでも、まず15mLで確かめる順番は崩さないほうがいい。使い切って、まだ欲しくて、期間が残っている。この三つがそろったときだけ50mLを考える、くらいが失敗のない付き合い方です。

あわせて読みたい

まとめ:柑橘の爽やかさを、夕方まで連れて行く1本

セドラはレモンの原種にあたる果実で、レモンより穏やかで丸い香りです。

ジンジャーが柑橘に温度を与え、平面的にならないようにしています。

アンバーグリスが入るため、柑橘系としては持続が長い。

50mLで52,250円。毎日使う柑橘としては現実的とは言いにくい価格です。

向いているのは、柑橘の爽やかさは欲しいが、昼過ぎに消えてしまうのが物足りなかった人です。ウッドとムスクが中盤を支え、アンバーグリスが後半に塩気と甘さを残すので、朝に一度付ければ夕方まで持ちます。

最後まで爽やかなままでいてほしいなら、好みからは外れます。ただし後半の甘さは肌の近くに寄るぶん、香りが変わってからのほうが好きだという人も出てきます。判断を急がず、まず15mLで一日を通して確かめる。そのうえで期間が残っていて、まだ欲しければ50mLへ進む。この順番なら、期間限定でも後悔しにくい。

ほかの銘柄と迷うなら、ル ラボ香水の選び方もあわせてどうぞ。

ル ラボ セドラ37に近い方向で探すなら

この一本が刺さった人に、次の候補を挙げます。重なる部分と外れる部分をはっきりさせておくほうが、買ってから後悔しません。

銘柄価格の目安近いところ違うところ
ノンフィクション オープンアームズ オードパルファン18,400円〜同じシトラスの方向ネロリが入り、苦みのある白い花が乗る
クリード エロルファジンジャー・ムスクが重なるキュウリが入り、青さが出る
メゾン フランシス クルジャン アクア ユニヴェルサリスムスクが重なるレモンが入り、立ち上がりが鋭い

どれも代わりにはなりません。「近い方向をもう1本持ちたい」のか「これの代わりを安く済ませたい」のかで、選ぶ先が変わります。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

「かっこよくなりたい」を、ファッション・香水・美容・ガジェット・インテリア・仕事・健康まで丸ごと。大事にしているのは、実際に自分で買って使った"本音レビュー"——良い点も悪い点も包み隠さずお伝えします。テーマは「人生を豊かに生き抜く」。MEN'S EDIT を運営、YouTubeでも動画で発信中です。

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