夏場のキッチンで、生ゴミの入った袋を手にしたまま少し困った、という経験はありませんか。フタ付きのゴミ箱を買えば片が付くはずだと思ってメーカーのページを開くと、そこで手が止まります。同じ「密閉」という言葉を掲げていても、その先に書いてある表現の強さが、製品ごとにまるでそろっていないからです。
ニオイ漏れを「防ぐ」と言い切っている製品がありました。「もれにくく」と一歩引いている製品もあります。さらに、自社の商品ページに「完全密閉容器ではありません」とはっきり書いている製品まで見つかりました。
そこでこの記事では、生ゴミ用として実際に売れている6点をそろえ、メーカーが自分のページに何と書いているかを一言一句そのまま引きました。言い換えて強めることはしていません。買う前に効いてくるのは、レビューの熱量よりも、作った側がどこまで言い切っているかのほうだと思っているからです。
容量も置き場所も価格も、6点でずいぶん違います。25Lの据え置き型から、貼りつけて使う1.8Lの小型、電源につないで中身を冷やす1万円弱の製品まで並びました。まずは、6点に共通している仕組みと、言い方が分かれたところから押さえてください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
「防ぐ」と「もれにくい」は、同じことを言っていません
先に、6点に共通する仕組みから整理します。どの製品もフタにパッキンが付いていて、その点は6点とも公式の商品情報に明記されていました。素材の記載があったのは4点で、like-it シールズ25はシリコン、アスベル エバンMPは「パッキン:シリコーンゴム」、kcud ラウンドロックはシリコーンゴム、tower フィルムフック密閉ゴミ箱はシリコーンと書かれていました。
割れているのは、そのパッキンが効いた結果をどう表現するかのほうでした。「防ぐ」「閉じ込める」と書く側と、「もれにくい」「抑制」と書く側があります。日本語としては近く見えますが、前者は結果を約束する言い方で、後者は程度を示す言い方です。買う側にとっては、そのまま期待していい水準の差になります。
さらに厄介なことに、同じ製品ページの中で言い方がそろっていない例も出てきました。towerとkcudの2点がそれにあたります。見出しでは強く、本文では控えめに書かれているため、どちらか片方だけを引くと印象が変わってしまいます。この記事では両方をそのまま載せる方針にしました。
| 製品 | メーカーのページに書かれている言い方 | 実売の目安 |
|---|---|---|
| like-it シールズ25 LBD-02 | ゴミのニオイ漏れを防ぐ、密閉シリコンパッキン構造 | 7,700円前後 |
| アスベル エバンMP 20L A6401 | 密閉パッキン付きで臭いもれを防ぐ | 2,300円前後 |
| トンボ ユニード ロック&プッシュ 45L | 2つのパッキンとバックルで気になるニオイをしっかり閉じ込めます | 2,780円前後 |
| kcud ラウンドロック 12.4L | ニオイをもれにくくしてくれます/完全密閉容器ではありません | 3,520円前後 |
| tower フィルムフック密閉ゴミ箱 | 見出しはニオイが漏れない/本文はゴミの臭いが漏れにくく | 2,530円前後 |
| サンコー ヒエポイ TKDS25SWH | 冷却は生ゴミ臭を抑制/フタは臭いが外に漏れるのを防ぎます | 8,982円前後 |

ここから1点ずつ、公式の言葉と実売価格を添えて見ていきます。表の並びも、このあとの見出しの順とそろえてあります。
like-it シールズ25 密閉ダストボックス LBD-02
容量25L、外寸は約幅33.7×奥行17×高さ62.5cmです。床に置く5点のなかでは奥行がいちばん浅く、17cmという数字は冷蔵庫の横やシンク下の扉の前など、細いすき間を狙って置ける寸法です。そのぶん高さが62.5cmあるので、上に棚板が来る場所には入りません。
言い方の話に戻ります。ライクイットの公式通販は個別の商品ページが削除済みで、直接は確認できませんでした。ただ、メーカーの説明文をそのまま掲載している正規販売店のページには「ゴミのニオイ漏れを防ぐ、密閉シリコンパッキン構造」とあり、パッキンの素材はシリコンと書かれています。「防ぐ」と言い切る側です。
実売は7,700円前後です。値段は安くありませんが、置き場所の条件が厳しい家ほど、この奥行17cmが効いてきます。すき間に立てて長く使う前提の人に向いた1台です。
アスベル エバンMP 密閉プッシュペール 20L(A6401)
価格から入ります。実売はおよそ2,300円前後で、6点でいちばん手を出しやすい価格帯にいます。
アスベルの公式ページには「密閉パッキン付きで臭いもれを防ぐキッチンにぴったりのプッシュ式ゴミ箱20Lです」と書かれています。ここも「防ぐ」の側です。加えて「密閉性が高いので、食品だけでなく、赤ちゃんや介護のおむつ、犬猫用のペットシーツを捨てるのにも最適です」という一文も載っていました。生ゴミ以外の、においの出るものを想定した説明です。
材質はパッキンがシリコーンゴム、フタと本体はポリプロピレンでした。外寸は幅20.3×奥行35×高さ47.6cmで、幅が20cm台と細身のため、冷蔵庫脇や食器棚の横に寄せやすい形です。まず2,000円台で密閉タイプを一度試してみたい、という人にちょうどいいところに立っています。
新輝合成 トンボ ユニード ロック&プッシュ 45L
家族の人数が多い家から先に考えます。この45Lモデルは外寸が幅27×奥行44×高さ56cmあり、45L対応という容量表記を持つのは今回の6点でこの1点だけでした。1日に出るゴミの量が多い家庭に向く大きさです。
新輝合成の公式情報には「2つのパッキンとバックルで気になるニオイをしっかり閉じ込めます」「2つのパッキンでにおいを閉じ込める」とあります。パッキンが2つという構成を明示したうえで「閉じ込める」と書く、この6点のなかでも強い側の表現です。ただし同じ製品情報には「バックル付で、しっかりロックできるからにおいが広がりにくい」という一文もあり、こちらは「広がりにくい」と程度で止めています。強い言い方と控えめな言い方が、同じ製品情報の中に並んでいました。
実売は2,780円前後です。45L袋を使い続けている家で、袋のサイズを変えずに密閉タイプへ移りたいなら、この1点が候補になります。
岩谷マテリアル I’mD kcud ラウンドロック 12.4L
この製品だけは、メーカー自身の但し書きから紹介します。岩谷マテリアルの公式ページには「パッキン付きですが、完全密閉容器ではありません。倒すと液や内容物が漏れることがあります。」と明記されています。ここまではっきり限界を書いている例は、今回そろえた6点でほかにありませんでした。
貶すために引いたのではありません。むしろ逆で、メーカーが自分で線を引いてくれているぶん、買う側は迷わずに済みます。倒れる可能性のある場所、たとえば通路や子どもの遊ぶ範囲に置くなら、この一文は先に知っておきたい情報です。
同じページの見出しには「ニオイをもらさず、しっかりロック」とあり、本文では「パッキン付きのフタとロックで、ニオイをもれにくくしてくれます。」と書かれています。見出しは強く、本文は控えめ。この2つを並べて読むと、メーカーが想定している水準がつかめます。
仕様はパッキンがシリコーンゴム、容量12.4L、外寸は幅25.1×奥行27.1×高さ34.6cmです。丸型のボディにロック付きのフタという組み合わせで、公式が見出しに掲げている「しっかりロック」はこの部分を指しています。実売は3,520円前後です。見た目で選びたい人が最初に見る1台だと思います。
山崎実業 tower フィルムフック密閉ゴミ箱
置き場所が他の5点と根本的に違います。床に置かず、フィルムフックで貼りつけて使うタイプです。外寸はW17×D9.6×H17.2cm、容量1.8L。調理中に出た少量の生ゴミを、手を伸ばした先でそのまま捨てる使い方になります。
言い方の割れがいちばんはっきり出たのが、この製品でした。山崎実業の公式ページは、見出しに「ニオイが漏れない、パッキン付き密閉ゴミ箱」と掲げています。ところが本文には「パッキン付きなのでニオイも防ぎます」と「パッキン付きの蓋でしっかり密閉&目隠し!ゴミの臭いが漏れにくく」の両方が載っていました。「漏れない」と「漏れにくく」が、同じページに同居しています。
どちらかに寄せて紹介することもできますが、それをすると読者が受け取る印象が変わってしまうので、両方そのまま書きます。パッキンはシリコーン、容器とフタとポリ袋ストッパーはABS樹脂です。実売は2,530円前後です。
1.8Lですから、家庭のゴミ全部をここで受けるのは無理があります。三角コーナーを置きたくない、けれど調理中の生ゴミの行き場は欲しい、という人のための1点です。

サンコー 冷蔵ゴミ箱 ヒエポイ TKDS25SWH
仕組みが他の5点とまったく違います。電源につないで庫内を冷やす、いわば小さな冷蔵庫の形をしたゴミ箱です。サンコーの公式ページには「生ゴミを冷やして雑菌の繁殖を遅らせることで生ゴミ臭を抑制。」とあり、冷却の効果は「抑制」という言葉で止めてあります。
一方、フタについては「パッキン付きのふたでしっかり密閉して、臭いが外に漏れるのを防ぎます。」と書かれていて、こちらは「防ぐ」です。冷却は抑制まで、フタは防ぐ。同じページの中で、担当している役割ごとに言葉の強さを変えている構成でした。この書き分けは、読む側にとってはむしろ分かりやすいと思います。
数字も確認しておきます。保冷の目安は約-1.5℃(周囲温度25℃のとき)で、凍らせる水準までは下がりません。消費電力は約43W、電源はACアダプター100V。外寸は幅235×奥行235×高さ280mmで、コンセントの届く場所にしか置けません。実売は9,980円前後です。
ゴミ収集が週2回で、夏場に生ゴミを数日置かざるを得ない。そういう条件の人にとっては、フタの密閉だけで戦うより現実的な選択肢になります。
買う前に知っておきたい、6点それぞれの弱いところ
いいところだけ並べても選べないので、気になる点も正直に書きます。
- like-it シールズ25:高さ62.5cmと背が高く、上に棚や吊り戸棚がある場所には収まりません。公式通販の個別商品ページが削除済みで、仕様を確認する先が販売店になります
- アスベル エバンMP:容量は20Lです。45L袋をそのまま使いたい家庭には足りないので、一日に出る量から決めてください
- トンボ ユニード:幅27×奥行44×高さ56cmと場所を取ります。45L袋がそのまま入る大きさなので、置き場所を先に決めてから買ってください
- kcud ラウンドロック:メーカーが「完全密閉容器ではありません。倒すと液や内容物が漏れることがあります。」と明記しています。倒れやすい場所には向きません
- tower フィルムフック密閉ゴミ箱:容量1.8Lなので、これ1つで家庭のゴミをまかなうのは難しいところです。調理中に出るぶんを受ける前提で考えてください
- サンコー ヒエポイ:ACアダプター100Vの電源が必要で、コンセントの近くでしか使えません。冷却は約-1.5℃が目安で、凍らせる製品ではありません
もうひとつ、6点を並べて分かったことがあります。パッキンが入っている点はどれも公式に書かれているのに、その先の言い方だけが最後までそろいませんでした。同じ「密閉」という語を見ても、期待していい水準は製品ごとに違うという前提で選んでください。
ゴミ出しの回数と置き場所を先に決めると、迷いが減ります
6点を並べてみると、選ぶ軸は結局2つに落ち着きます。ゴミを何日置くことになるのか、そしてどこに置くのか。この2つが決まると、候補は自然に2〜3点まで絞れます。
週3回以上の収集があって、置き場所が床にとれるなら、パッキンで「防ぐ」と書かれた据え置き型で足りるはずです。like-it シールズ25、アスベル エバンMP、トンボ ユニードの3点がここに入ります。あとは容量と、置きたいすき間の寸法で決めれば十分です。
収集が週2回で夏を越す必要があるなら、フタの密閉だけに頼らない発想が要ります。サンコー ヒエポイのように中身を冷やして雑菌の繁殖を遅らせる方向か、そもそも生ゴミを長く溜めない運用に変えるかの二択でしょう。
置き場所が床にない、あるいは床に置きたくないという家には、towerのフィルムフックタイプがあります。kcud ラウンドロックは倒れにくい場所を選べる家向けで、見た目から選びたいときの候補になります。
買う前に決めておく3つ
- ゴミ収集が週何回か(週2回なら、置く日数が長くなります)
- どこに置くか(床・貼りつけられる面・コンセントの近く)
- 何Lの袋を使い続けるか(袋のサイズと本体の容量が合っているか)
キッチンまわりをもう少し整えたい人へ
- おしゃれなゴミ箱見た目から選びたいときはこちらにまとめています
- キッチンのインテリア置き場所ごと見直したいときに
どれを選ぶかは、ゴミ出しの回数と置き場所で決まります
今回そろえた6点は、公式の言い方で見ると「防ぐ」「閉じ込める」の側に like-it シールズ25、アスベル エバンMP、トンボ ユニード、そしてサンコー ヒエポイのフタが並び、「もれにくい」「抑制」の側に kcud ラウンドロックとサンコーの冷却機能が入りました。tower フィルムフック密閉ゴミ箱は、同じページに両方の言い方が載っています。
私たちが確かめられるのは、メーカーが何と言っているかまでです。だからこそ、言い切っている製品と、線を引いている製品を、同じものとして並べないようにしました。kcud ラウンドロックが「完全密閉容器ではありません」と書いているのは弱点の告白ではなく、想定していない使い方を先に教えてくれている情報だと受け取っています。
容量は表記のあるもので1.8Lから45Lまで開いています。まず1つ試すならアスベル エバンMP、置き場所の条件が厳しいなら like-it シールズ25、袋のサイズを変えたくないならトンボ ユニード、数日置く前提ならサンコー ヒエポイ。この形で当てはめていくと、自分の家の条件に合う1台が見えてくるはずです。
※本記事はプロモーションを含みます

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