ニューバランスの棚の前に立つと、574、996、327、550と数字が並んでいて、色で選ぼうとしたところで手が止まります。ニューバランスは、色より先に型番を決めたほうが早く終わります。型番が決まればソールの構造とワイズが自動的に決まり、そのあとに色を選ぶだけで済むからです。
ここでそろえた6型は、9,680円前後のBB550から21,999円前後のML2002R0まで幅があります。値段が上がるほど良い、という単純な並びにはなっていません。安い型のほうが服に合わせやすい場面もあるので、まずは用途から見ていきます。
洋服にはずいぶんお金を使ってきたほうなのですが、スニーカーだけは「高いほうが正解」になりにくいと感じてきました。歩く距離と合わせる服が決まれば、答えは自然に3つくらいまで狭まります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
型番の違いは、まずソールに出ます
ニューバランスの型番は、ミッドソールに使っている構造がそのまま性格になります。今回の6型でいえば、ML574のENCAP、CM996のC-CAP、ML2002R0のABZORB N-ERGYが、それぞれ別の考え方で作られたソールです。

ENCAPはポリウレタンとEVAを併用した構造で、安定感のある踏み心地に寄せています。C-CAPは2層構造で、クッション性と軽さの両立を狙った作りです。ABZORB N-ERGYはML2002R0に載る上位の構成で、6型の中ではいちばん厚みのある足元になります。
いっぽうBB550、U480L、MS327には、こうした専用のクッション技術の名前が付いていません。そのぶん価格が下がり、シルエットも薄くまとまります。長く歩く日に履くならソール名の付いた型、見た目を優先する日なら薄い型、という分け方が実際的です。
| 型番 | アッパーとソール | ワイズ |
|---|---|---|
| BB550 | 天然皮革・ゴム底 | D |
| U480L | 天然皮革・ゴム底 | D |
| ML574 | スエード×メッシュ・ENCAP | D/2E |
| MS327 | スエード×ナイロン | D |
| CM996 | スエード×メッシュ・C-CAP | 2E |
| ML2002R0 | ピッグスキンスエード×メッシュ・ABZORB N-ERGY | D |
表で並べると、ワイズがDに寄っている型が多いことに気づきます。574だけがDと2Eの2展開で、996は2Eのみです。足の幅に悩んだ経験がある人は、この列を先に見てから型を絞ってください。
1万円前後で試せる2型
ニューバランス BB550 PWB
9,680円前後で、6型の中ではいちばん安い入口です。1980年代のバスケットボールシューズを復刻したモデルで、アッパーには天然皮革を使っています。ソールはゴム底で、ワイズはDです。
レザーのアッパーは、スエードより表面が締まって見えます。だからスラックスやきれいめのパンツに合わせても、足元だけがカジュアルに落ちません。私はこの価格でレザーが載っているところに、素直に驚きました。
サイズ展開は23.0〜29.0cmと広く、選べる幅があるのも助かります。ただしクッション性を高める専用構造のソールではないので、一日中歩き回る日には上位の型のほうが向いています。
まずは1足目としてニューバランスを試したい人に、いちばん薦めやすい入口です。
ニューバランス BB550 PWB
参考価格 9,680円前後
1980年代のバスケットシューズを再現した、6点の中でいちばん手に取りやすい入口です。天然皮革のアッパーで、きれいめの服にも合わせやすい1足です。
ニューバランス U480L 74K
10,384円前後で、BB550のすぐ上に位置します。1980年代のランニングシューズの雰囲気を今の形に持ち込んだモデルで、アッパーは天然皮革、ソールはゴム底です。
レザーで通勤にも使えて、見た目はランニング系の細身。この組み合わせは案外めずらしく、スーツを崩した服装にも収まりがよいと思います。
弱点は展開がワイズDのみという点で、幅広の足だと窮屈に感じることがあります。ふだん2Eや4Eの靴を選んでいる人は、この型を候補から外すか、試着してから決めてください。
ニューバランス U480L 74K
参考価格 10,384円前後
1980年代のランニングシューズの雰囲気を今に持ち込んだ、軽やかな1足です。レザーアッパーで通勤にも使いやすい1足です。
定番の574と、個性を出す327
ニューバランス ML574 EVN
13,970円前後の、ニューバランスでいちばん名前を聞く型番です。アッパーはスエードとメッシュの組み合わせで、履き始めから足になじみやすいのが特徴になります。
ミッドソールはENCAP構造で、ポリウレタンとEVAを併用しています。踏んだときの感触は屈曲性より安定性に寄っているので、素早く動く用途より歩き中心の使い方に合う作りです。
6型の中で唯一、ワイズがDと2Eの2展開になっています。幅で迷いたくない人にとって、これは大きな利点です。定番を長く履きたいなら、まずここから見るのが素直だと思います。
ニューバランス ML574 EVN
参考価格 13,970円前後
定番として長く使いたい人に向いた1足です。スエードとメッシュのアッパーで、履き始めから足になじみやすいのが特徴です。
ニューバランス MS327 CWB
574と同じ13,970円前後ですが、性格はかなり別物です。1970年代のレーシングシューズをモダンに組み直したモデルで、サイドの大きなNロゴがそのまま顔になっています。
アッパーはスエードとナイロンで、つま先に向かって絞られたシルエットです。574が丸く収まるのに対して、327は前後に長く見えます。足元で少し遊びたい日には、こちらのほうが効きます。
サイズ展開は23.0〜28.0cmに29.0cmが加わる形で、ワイズはDのみです。574のような2Eの逃げ道がないので、幅広の人は注意してください。
ニューバランス MS327 CWB
参考価格 13,970円前後
1970年代のレーシングシューズをモダンに再構築した1足です。サイドの大きなNロゴが目を引く、個性を出したい人向けのデザインです。

きれいめに寄せる996と2002R
ニューバランス CM996 NV2
16,940円前後で、1988年にデビューした996のシルエットを再現したモデルです。アッパーはスエードとメッシュ、ミッドソールはC-CAPの2層構造になります。
996は574より細身に見えるという印象を持たれがちですが、ワイズは2Eのみの展開です。数字の上では574の2E幅と同じなので、細さはあくまでシルエットの話になります。ここを混同したまま買うと、履いたときの印象が想像とずれます。
C-CAPはクッション性を確保しつつ軽さも残す構造で、長めに歩く日でも足が重くなりにくい作りです。574より価格は上がりますが、その差はソールと顔つきに素直に出ています。きれいめのパンツに合わせたときの収まりは、6型の中でも上のほうだと思います。
ニューバランス CM996 NV2
参考価格 16,940円前後
996の雰囲気をそのまま楽しみたい人に向いた1足です。C-CAPミッドソールでクッション性を確保しつつ、履き心地の軽さも両立しています。
ニューバランス ML2002R0
21,999円前後で、6型の中ではいちばん価格が高い型です。2010年に登場した2002を現代仕様へ組み直したモデルで、アッパーはピッグスキンスエードとメッシュを重ねています。
ミッドソールはABZORB N-ERGYで、今回の6型では最も厚みのある足元になります。ボリュームがあるのに上品に見えるのは、ピッグスキンスエードの質感が効いているからでしょう。
ワイズはDのみで、シルエットはやや細身です。価格も他の5型よりはっきり高いので、1足目より2足目以降に向いています。きれいめの服に合わせる前提なら、この投資はよく回収できるはずです。
ニューバランス ML2002R0
参考価格 21,999円前後
きれいめコーデに寄せたい人に向いた上位モデルです。ピッグスキンスエードとメッシュの上品な組み合わせで、予算を出せるなら候補になります。
ワイズ(D・2E)を先に決めると失敗が減ります
ニューバランスのサイズ選びでいちばん効くのは、長さよりワイズです。今回の6型ではBB550、U480L、MS327、ML2002R0がD、CM996が2E、ML574だけがDと2Eの両方になります。
Dはやや細めの設定で、ふだん幅広の靴を選んでいる人には窮屈に出やすいところです。逆に足の甲が低い人がいきなり2Eを選ぶと、中で足が泳いでしまいます。同じ26.0という表記でも、ワイズが違えば履き心地は別物になると考えてください。
サイズ展開はBB550が23.0〜29.0cm、MS327が23.0〜28.0cmに29.0cmを加えた形です。大きめの足の人は、型番によって上限が変わる点も頭に入れておくと安心でしょう。
買ったあとに寿命を延ばすための習慣
- スエードは履く前に防水スプレーをかけておくと、雨の日の汚れ方が変わります
- メッシュ部分は乾いたブラシで先にほこりを落としてから、部分洗いをしてください
- 同じ靴を毎日履かず、一日おきに休ませると型崩れが遅くなります
- インソールを外して乾かすだけでも、においの出方はかなり抑えられます
買う前に知っておきたい引っかかりどころ
いい面だけ並べても選べないので、気になった点も書いておきます。まず価格の並びが用途と一致していません。574と327は同じ13,970円前後ですが、片方は定番の安定型で、もう片方はデザイン優先の型です。値段で優劣を判断すると、確実に選び違えます。
ワイズの選択肢が少ない型が多いのも、正直なところ惜しい部分です。6型のうち4型がDのみで、2Eを選べるのはML574とCM996に限られます。幅広の足で候補を探している人からすると、実質的な選択肢はかなり狭いはずです。
BB550とU480L、MS327には専用のクッション技術が入っていないため、長時間の歩行では疲れが出やすくなります。旅行や立ち仕事のように歩数が伸びる日は、ENCAPやC-CAPが載っている型を選んだほうが体は楽です。
もうひとつ、色の展開と在庫は入れ替わりが早いところにも注意が必要でしょう。気に入った配色を見つけたときは、型番の末尾まで控えておいてください。
歩く距離から逆算すると、1足に決まります
歩く距離とワイズ、そして合わせる服。この3つを順に当てはめれば、6型は自然に1足まで絞れます。長く歩くならML574かCM996、価格を抑えるならBB550かU480L、人と違う顔つきを出したいならMS327、きれいめに振り切るならML2002R0という並びです。
価格は2026年8月28日時点の楽天市場での実売なので、セールの有無で動きます。注文前に額と型番をもう一度確かめてください。他ブランドの革靴寄りのスニーカーも見比べたい人は、メンズのレザースニーカーの記事が参考になります。服のほうから決めたい場合は、セットアップの着こなしで足元との合わせ方をまとめています。
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