綿棒で耳の奥をさわるとき、頼りになるのは指先の感触だけです。どこまで入っているのか、何が取れているのかは、最後まで分かりません。カメラ付きの耳かきは、その見えない部分を手元のスマートフォンに映してくれる道具になります。
ところが通販の一覧を開くと、最初に目へ飛び込んでくるのは画素数の数字でしょう。800万画素、100万画素、そして1080Pという解像度表記。単位すらそろっていない棚を前にすると、いちばん大きい数字へ自然と手が伸びます。
選ぶときに効いてくるのは、実はレンズの細さのほうです。映る絵がどれだけきれいでも、棒が太ければ耳の壁に当たり、見たい場所の手前で止まってしまいます。細ければ同じ穴の中に余白が生まれ、角度を振れます。
今回は楽天市場の各商品ページで確認できた表記だけを使い、太さの違う4本を並べました。価格は在庫を確認できた実売なので、セールの回り方で上下します。耳の中を照らして映すための道具、という前提で読み進めてください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
レンズの細さが、耳の中で動かせる余白を決めます
耳の穴は、途中でゆるく曲がった細い筒です。そこへ棒を差し込んで先端のカメラで見るとき、棒の直径はそのまま「動かせる余白」に置き換わります。太い棒は入り口で壁へ当たってしまい、角度を変えようとしても逃げ場がありません。
今回の4本のうち、レンズ径を数字で出しているのは3本でした。BEBIRD R1 Ultraが3.1mm、BEBIRD R3とSeiminaの10点セットが3.5mmと記載されています。スリーアールのミエカキだけは、商品ページに径の表記が見当たりませんでした。
3.1mmと3.5mmは、数字を並べればわずかな差でしょう。ただ、もともと余白のない筒の中では「まっすぐ入れるしかない」のか「少し振れる」のかという、操作の質そのものが変わってきます。R1 Ultraがチューブ長39.3mmという長さまで公表しているのは、細いからこそ奥へ進められるという設計の裏返しだと感じました。
細さは、安全の側にも効きます。太い棒を押し込めば壁をこする痛みが出やすく、痛いから雑になるという悪い循環に入ってしまいます。力を入れずに入るのなら、そもそも押し込む理由が減るわけです。
| 商品名 | 公式表記のレンズ径 | 画質・画素の表記 |
|---|---|---|
| BEBIRD R1 Ultra | 3.1mm | 1080P高画質 |
| BEBIRD R3 | 3.5mm | 1080P HD画質 |
| Seimina 10点セット | 3.5mm | 800万画素 |
| ミエカキ 3R-BBD02 | ページ内に表記なし | 100万画素 |
こうして並べ直すと、価格の順番と細さの順番が一致していないことが見えてきます。いちばん高いR1 Ultraだけが3.1mmで、1,980円のR3と2,980円のSeiminaは同じ3.5mmです。つまり3.5mmで足りると判断できるなら、いちばん安い1本で条件は満たせます。

画素数の数字は、そのまま横並びにできません
表のいちばん右の欄は、単位がそろっていません。1080Pは画面の解像度、800万画素はセンサーが受け取る点の数で、そもそも測っているものが違います。並べて「こちらのほうがきれい」と読めるものではありません。
では画面の見やすさは何で決まるのかというと、耳の中では光の当て方が大きく効いてきます。真っ暗な筒の中を照らせなければ、どんなセンサーも仕事をしません。R3・ミエカキ・Seiminaの3本はLEDライトを6個備え、R1 Ultraは明るさを調節できるLEDと記載されています。
調節できることの意味は、実際に使ってみるとよく分かるでしょう。耳垢の色は人によって違い、光が強すぎると白く飛んで凹凸が見えなくなってしまいます。光量を落とせる1本は、そこで効いてくるはずです。
もうひとつ地味に効くのが、R1 Ultraの左右反転機能でしょう。画面の中の動きと自分の手の動きが逆になると、鏡を見ながら髪を切るときのあの違和感が出ます。ここを合わせられるかどうかで、初日の慣れ方が変わってきます。
太さと価格の順に、4本を見ていきます
いちばん細い3.1mm ― BEBIRD R1 Ultra
4本の中で唯一3.1mmという表記を持つのが、BEBIRD公式楽天市場店が扱うR1 Ultra(第三世代)です。チューブ長は39.3mm、1080Pの高画質、明るさを調節できるLED、左右反転機能、IP67の防水と、ここまで挙げてきた要素をひととおり満たしています。
付属品は25点セットで、専用ピンセットや点薬補助具まで入っていました。耳だけでなく鼻や口の観察用アタッチメントもそろうため、家族で1台を共有する使い方まで考えた構成になっています。
弱点はやはり価格でしょう。5,980円は4本の中でいちばん高く、この種類の道具としては上限に近い額です。接続は専用アプリが前提になりますが、対応OSの個別表記は商品ページ内で確認できませんでした。手持ちの端末で動くかどうかは、購入前に販売店へ確かめておくと安心できます。
細さを最優先に置きたい人、家族で共有する前提で買う人は、この1本から見てください。
BEBIRD R1 Ultra カメラ付き耳かき
参考価格 5,980円前後
BEBIRD公式ショップが扱う上位モデルです。3.1mm極細レンズで狭い耳道でも操作スペースが広く、チューブ長39.3mmで奥まで届きます。明るさ調節可能なLEDと左右反転機能を備え、耳・鼻・口の観察用アタッチメントなど25点が付属します。
3.5mmを2,000円以下で ― BEBIRD R3
同じBEBIRDでも、R3は1,980円という入口の価格に置かれたモデルです。1080PのHD画質、6個のLEDライト、3軸ジャイロスコープ、IP67防水を備え、レンズは3.5mmの極細と記載されています。iOSとAndroidの両対応がはっきり書かれているのは、4本の中でこのR3とSeiminaの2本でした。
先端はIP67の防水なので、使ったあとに水で流せます。耳へ入れる道具でいちばん気になるのは衛生面ですから、洗えるかどうかは価格以上に効く条件だと思います。
惜しいのは、画素数の具体的な数値がページ内で確認できない点でしょう。表記は1080Pだけで、Seiminaのような画素数の数字はありません。レンズも3.5mmですから、R1 Ultraと比べれば太い側に入ります。
それでも、まず試してみたい段階でこの価格は魅力的です。いきなり上位モデルへ手を出すのがためらわれるなら、こちらの1本が入口になります。
BEBIRD R3 カメラ付き耳かき
参考価格 1,980円前後
4点の中でいちばん安く、まず試したい人向けの入口モデルです。1080P HD画質と6つのLEDライトで耳の中を照らし、IP67防水で先端を水洗いできます。
同じ3.5mmで、付属品を厚くする ― Seimina 800万画素10点セット
レンズ径はR3と同じ3.5mm、LEDライトも6個、IP67の防水も共通です。違うのは画素数を800万と明記している点と、10点セットという付属品の多さになります。iPhoneとAndroidの両対応、防塵カバー付きという表記もありました。
価格は2,980円で、R3との差は1,000円です。この差を、アタッチメントの数と画素表記の分かりやすさに払えるかどうか。ここが選び分けの線になります。
気をつけたいのは売り手の姿でしょう。ブランド名は楽天のショップ名を兼ねていて、専業の大手メーカーではありません。長く使う前提でサポートを重く見る人には、メーカー直販のモデルのほうが向いています。
付属品をひととおりそろえてから考えたい人は、こちらのセットを覗いてみてください。
耳かきカメラ 800万画素 10点セット
参考価格 2,980円前後
800万画素カメラと6つのLEDライトを搭載し、10点セットでアタッチメントが充実しています。iPhone/Android対応、IP67防水です。
径の表記がないぶん、別の数字で選ぶ ― スリーアール ミエカキ
唯一の国内メーカー製が、スリーアールのワイヤレスカメラ付き耳かき「ミエカキ」3R-BBD02です。ここまでレンズ径で並べてきましたが、この1本だけは商品ページに径の表記が見当たりませんでした。その代わり、他の3本には無い数字が並んでいます。
画素数は100万画素、LEDライトは6個、充電式なので電池は要りません。連続動作時間は約50分、重量は約19g、サイズは約14×14×151mmと、使い勝手に直結する数字が細かく公開されています。レンズを含む先端部分は水洗いができます。
100万画素という数字は、800万画素の隣に置くと小さく見えるでしょう。ただ、先に書いたとおり画素数だけで見やすさは決まりません。むしろ約19gという軽さと、約50分という連続動作時間のほうが、実際に手で持って使う場面には効いてきます。
公式の注意書きには「カバーが耳の中で外れて取れなくなった場合は医師の治療を受けてください」という一文がありました。起こりうることを先に書いてある姿勢は、国内メーカーらしいところだと感じます。
数字の裏付けと国内メーカーの窓口を重く見るなら、この1本を候補に入れてください。
スリーアール ワイヤレスカメラ付き耳かき ミエカキ
参考価格 2,800円前後
国内メーカー、スリーアールの製品です。100万画素カメラと6つのLEDライトを搭載し、先端カバーは取り外して水洗いできます。

この道具にできないこと
ここまで4本を並べてきましたが、共通する使い方をもう一度書いておきます。どれも耳の中を照らして手元の画面に映すための道具で、見えないまま綿棒を差し込むより、どこに何があるかを確かめながら動かせるのが利点です。
耳の不調そのものについては、耳鼻咽喉科が正解になります。痛みや詰まった感じ、聞こえの変化があるのなら、カメラを買う前に受診してください。取りにくい耳垢は病院で取ってもらえますし、そのほうが早く済みます。
使用中の注意も、公式の表記をそのまま守るのが安全です。BEBIRDの商品ページには「人が走っているところや混雑したところで使用しない」「子供が一人で使用しないようにする」と書かれています。細い棒を耳へ入れている最中にぶつかられたら何が起きるか、想像はつくはずです。
それと、画面越しに見えるからといって、奥へ進めてよいわけではありません。見える範囲が広がる道具であって、触ってよい範囲が広がる道具ではないからです。入り口付近の見えている場所だけを、軽い力で触ってください。ここを守れるかどうかが、この道具と長く付き合えるかの分かれ目になります。
使う前に決めておきたいこと
- 触るのは画面で見えている範囲だけにする(見えない奥は、この道具の役目ではありません)
- 使ったあとは先端を洗って乾かす(IP67防水の3本は水で流せます)
- 人にぶつかられない場所で、座った姿勢で使う
- 痛み・詰まった感じ・聞こえの変化があるときは耳鼻咽喉科へ
太さで選ぶか、開示されている数字で選ぶか
4本を並べ直すと、選び方は2つに分かれます。ひとつはレンズの細さを軸に置く道で、3.1mmのR1 Ultraが唯一の答えになりました。もうひとつは3.5mmで足りると割り切る道で、その場合はいちばん安いR3か、付属品の多いSeiminaのどちらかを選ぶ形です。
径の表記そのものが無いミエカキは、この2つのどちらとも違う場所に立っています。重量・連続動作時間・サイズという、他が出していない数字を出しているぶん、買ったあとの姿が想像しやすい1本でした。国内メーカーの窓口があることも、初めての1台としては効いてきます。
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耳かきは、毎日する必要のある手入れではありません。半年に何度かしか出番のない道具だからこそ、しまい込んだあとに出しても迷わない構成かどうかを見てほしいと思います。太さ、洗えるかどうか、付属品の数。この3点で、4本ははっきり分かれました。
※本記事はプロモーションを含みます

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