爪切りは、家に何本もあるのに、どれも切れ味が落ちているという状態になりやすい道具です。値段が安いぶん買い替える理由が見つからず、そのまま何年も引き出しに残ります。
今回の7点で、いちばん先に決めてほしいのは形でした。てこ型が5点、ニッパー型が2点です。爪が厚い、割れる、切ると痛いという人はニッパー型へ、そうでなければてこ型で足ります。
価格は600円前後から9,130円まで並びました。てこ型は600円から1,870円に収まり、ニッパー型が2,800円前後と9,130円です。切れ味を長く保ちたいほど価格が上がる並びになっています。
順番は、毎日使うてこ型を安い順に3本、そのあと足専用と携帯用を1本ずつ、最後にニッパー型を2本としました。表と本文と締めの並びをそろえてあるので、行き来しても迷いません。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
てこ型とニッパー型は、切り方が根本から違います
てこ型は、上下の刃を上から押しつぶすように閉じて爪を切る形です。手元のテコを押すだけなので力が要らず、片手でも扱えます。今回だと貝印の4点とビクトリノックスがこれにあたり、日本の家庭でいちばん見かける形もこちらでした。
ニッパー型は、刃先を爪に当てて少しずつ刻むように切っていきます。工具のニッパーと同じ持ち方で、切る位置と量を自分で決められるのが持ち味です。硬い足の爪や巻き爪、変形した爪のように、てこ型の口が入りにくい爪にも当てにいけます。
使い分けの線は、爪の状態に引かれます。爪が薄くて平らならてこ型で十分ですし、厚い・割れる・切ると痛いならニッパー型が向きました。グリーンベルの匠の技も、硬い足の爪・巻き爪・変形爪向けのニッパー型として案内されています。
ただしニッパー型には慣れが要ります。刃先を少しずつ当てて刻む道具なので、てこ型の感覚のまま握ると勝手が違うでしょう。バネの反発力を利用する構造上、力加減を誤ると一度に切れる量が想定より多くなることもあります。
その線引きを持ったまま、7点を一覧にしておきます。形と用途で4つの塊に分かれました。毎日使うてこ型が3本、足専用が1本、携帯用が1本、ニッパー型が2本という内訳です。形の欄を先に見て、てこ型とニッパー型のどちらへ進むかを決めてから行を選んでください。
| 商品と価格 | 形 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 貝印 スタンダードセレクション HL0602 600円前後 | てこ型 | 古い爪切りを買い替えるだけの人 |
| 貝印 関孫六 Type101 HC3500 1,200円前後 | てこ型 | 切るたびに指へ力が入る人 |
| 貝印 関孫六 Type102 1,800円前後 | てこ型 | 爪が硬くなってきた人 |
| 貝印 足の爪切り HK0631 700円前後 | てこ型(直線刃) | 足の爪を手用で切っている人 |
| ビクトリノックス ネイルクリッパー 1,870円前後 | てこ型(折りたたみ) | 出張・旅行が多い人 |
| グリーンベル 匠の技 G-1001 2,800円前後 | ニッパー型 | 爪が厚い・割れる・切ると痛い人 |
| SUWADA クラシック L 9,130円 | ニッパー型 | 買い替えを終わりにしたい人 |

毎日の1本はてこ型から、600円・1,200円・1,800円
貝印のスタンダードセレクション ツメキリ Mは600円前後です。公式オンラインストアでは税込660円で、刃部はステンレス刃物鋼、ストッパーとヤスリが付いていました。いま使っている爪切りを、同じ形のまま新しくするだけの1本になります。
実売は楽天とYahoo!ショッピングがどちらも510円、別の楽天店では916円と幅がありました。Amazonの爪切りで8位、楽天の「爪切り」で21位に入っています。
弱いところはテコの素材です。テコ部分が強化ナイロン(樹脂)なので、上位の関孫六が使う亜鉛ダイカストの金属テコに比べると剛性で一段譲ります。切れ味の持続も価格なりでした。
まずは切れない爪切りを退場させたい、という人はここで足ります。
関孫六のツメキリ Type101 HC3500は1,200円前後です。刃部はステンレス刃物鋼、テコが亜鉛ダイカスト(クロムメッキ)に変わり、サイズは90×26×18mm、重量は70gでした。金属のテコになると、押したときのたわみが減ります。
切るたびに指へ力を入れている人ほど、この差は出てきます。公式オンラインストアの価格は税込1,650円ですが、実売は楽天1,080円から1,200円、Yahoo!ショッピングで1,268円と、公式より安く並んでいました。楽天の「爪切り」では6位です。
短所はヤスリにあります。本体サイドのU字溝ヤスリは粗目のみの1種類で、次のType102にある粗目/細目の2WAYではありません。約70gとやや重めなのも、好みが分かれるところでした。
てこ型の中心に置くならこの1本。
同じ関孫六のType102は1,800円前後で、てこ型の上限にあたります。サイズ94×23×19mm、重量67gとType101より軽く、刃部はステンレス刃物鋼、テコは亜鉛ダイカストのままでした。いちばんの違いは、粗目と細目の2WAYヤスリが付くところです。
価格には注意が要ります。公式オンラインストアは税込2,420円で、貝印公式のYahoo!店でも同じ2,420円でした。いっぽう楽天では1,498円から1,631円で並んでおり、店による差が今回の7点でもっとも大きい商品です。買う前に数店を見比べてください。
品番の表記も割れています。公式オンラインストアではHC1802、関孫六のブランドサイトではHC3502として案内されていて、店によってどちらの品番も出てきました。中身は同じ商品なので、表記が違っても問題ありません。
爪が硬くなってきたけれど道具の形は変えたくない、という人の着地点がここです。ニッパー型のような厚い爪・変形した爪への対応力までは無いので、そこが必要なら後半の2点へ進んでください。
足の爪には直線刃、旅先には折りたたみ
ここからは価格ではなく用途で足す2点です。刃の形と、持ち歩き方という軸で決まります。
先に刃の形の話をします。今回の7点のうち、公式に刃の形が書かれていたのは貝印の足の爪切り HK0631だけでした。公式オンラインストアに「足などの硬いツメを切るのに理想的な直線刃」と明記されています。HL0602とHC3500は商品名に「カーブ刃」と入っていますが、これはAmazonの商品名にある表記で、貝印の公式ページには刃の形の記載がありません。
その貝印の足の爪切り HK0631は700円前後です。公式オンラインストアでは税込990円、本体全長78mm・刃15mmで、刃部はステンレス刃物鋼、テコは冷間圧延材でした。ストッパーケース付きなので、切った爪が散らかりにくい形です。
直線刃は足の爪のためにある形です。逆に手の爪はカーブしているので、直線刃で無理に切ると角が立ちすぎて、深爪や巻き爪の入口になりやすくなります。公式も足用として案内しているため、手用とは別に1本持つ前提で選んでください。
実売は楽天576円から792円、Yahoo!ショッピングで669円でした。ただし貝印の公式オンラインストアは、2026年9月2日の時点で「残りわずか」の表示が出ています。足の爪を手用の爪切りで無理に切っているなら、この1本で切り口が変わります。
ビクトリノックスのネイルクリッパーは1,870円前後です。高さ7mm×長さ60mm×幅13mm、重量12gという極小サイズの折りたたみ式で、原産国はスイス、素材はステンレススチールでした。楽天の公式ストアもYahoo!ショッピングも1,870円で、価格はほぼ一律です。
この小ささが値打ちのすべて。出張用のポーチや鞄の内ポケットへ入れておけば、旅先で爪が割れたときに困りません。Amazonの爪切りでは5位に入っていました。
短所も小ささから来ます。刃自体が小さいため、厚い爪や変形した爪には向きません。ヤスリなどの付属機能もなく、クリッパー単機能に近い作りでした。
家の1本とは別に、鞄へ入れっぱなしにする1本が欲しい人向けです。
爪が厚い・割れる・切ると痛い人はニッパー型へ
ここからがニッパー型の2点です。てこ型だと爪が割れる、切ると痛い、そもそも刃の口に爪が入らないという人は、前半を飛ばしてここから読んでも構いません。
グリーンベルの匠の技 ステンレス製ニッパーつめきり G-1001は2,800円前後です。商品全長117mmで、刃先は「緩やかなカーブのノーマルな刃先形状」とAmazonとYahoo!ショッピングの商品説明にありました。硬い足の爪・巻き爪・変形爪向けのニッパー型として案内されています。
価格の見え方に幅があります。公式サイトの価格は税込4,180円ですが、実売は楽天2,490円から2,843円、Yahoo!ショッピングで2,843円まで下がっていました。ニッパー型の入口としては現実的な額です。
短所は使い方の慣れにあります。刃先を少しずつ当てて刻む道具なので、てこ型の感覚のまま握ると切りすぎます。バネの反発力を使う構造上、力加減を誤ると一度に切れる量が想定より多くなることもありました。最初の数回はゆっくり動かしてください。
てこ型からの乗り換えで最初に試す1本としては、ここが選びやすい位置です。
SUWADAのつめ切り クラシック Lは9,130円です。諏訪田製作所のニッパー型で、公式サイトでは「SUWADAのつめ切りのスタンダードモデル」として案内されていました。刃は緩やかにカーブした基本形で、足用の直刃や刃先の丸いモデルは別に用意されています。価格はLサイズとSサイズで共通の税込9,130円でした。
この1本の性格は、買い替えそのものを終わらせるところにあります。研ぎ直しを前提に作られた道具なので、切れ味が落ちても本体を捨てずに済みます。楽天のSUWADA公式店でも9,130円、Yahoo!ショッピングにはメタルケース付きのバリエーションが11,000円で並んでいました。
そのぶん、気軽には選べません。今回の7点で価格は突出していますし、切れ味が落ちたらメーカーへの研ぎ直し依頼(有償)が必要になります。使い捨ての感覚で買う道具ではないので、長く使う前提があるかどうかで判断してください。

弱いところを7点ぶん、先に出しておきます
良い面だけでは選べません。ここまでで触れた弱みを、もう一度並べておきます。
- 貝印 HL0602 … テコが強化ナイロン(樹脂)で、金属テコに比べ剛性が一段落ちる
- 関孫六 Type101 … U字溝ヤスリが粗目のみ/約70gとやや重め
- 関孫六 Type102 … 公式は税込2,420円、楽天は1,498円からで、店による差が大きい
- 貝印 HK0631 … 直線刃なので手の爪には使えない/手用と別に持つ必要がある
- ビクトリノックス … 極小サイズで厚い爪・変形した爪に向かない/ヤスリも付かない
- グリーンベル G-1001 … 刻むように切るのでコツが要る/力加減を誤ると切りすぎる
- SUWADA クラシック L … 9,130円と高く、研ぎ直しは有償になる
並べてみると、安いほうは素材とヤスリ、高いほうは手間と価格が引き換えになっていました。てこ型は握りやすさと軽さ、ニッパー型は切る位置を自分で決められる自由と引き換えに慣れが要ります。どちらを受け入れるかで、7点はかなり絞れました。
爪切りを長く使い、爪を傷めない切り方
- 風呂上がりの爪はやわらかい。硬いまま切ると割れやすい
- 一度に大きく切らず、端から少しずつ進める
- 角を落としすぎない。深爪と巻き爪の入口になる
- 切ったあとはヤスリで断面をならすと、服や髪への引っかかりが減る
- 刃に付いた爪の粉は乾いた布で落とし、湿ったまま仕舞わない
手元と足元をまとめて整えるなら
爪切りを新しくすると、そのあとの仕上げが気になってきます。切りっぱなしの断面は服や髪に引っかかりますし、断面をならすだけで手元の印象は変わってくるものです。
削って仕上げるところまで踏み込むなら電動爪やすりが早道になります。足元まで整えたいならかかとのケア、手指の乾燥が気になるならハンドクリームもあわせて見てください。
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爪の状態から、買う1本を決める
順番どおりにもう一度たどります。いまの爪切りを替えるだけなら貝印のHL0602が600円前後で足りますし、切るたびに指へ力が入るなら関孫六のType101へ上げてください。爪が硬くなってきたと感じるならType102で、粗目と細目の2WAYヤスリまで付いてきます。
用途で足すなら2点。足の爪を手用で切っているなら直線刃のHK0631、鞄に入れっぱなしの1本が欲しいならビクトリノックスが収まりました。
爪が厚い、割れる、切ると痛いのどれかに当てはまるなら、てこ型で粘らずニッパー型へ移ってください。まず試すならグリーンベルの匠の技が2,800円前後、買い替えを終わらせたいならSUWADAのクラシックが9,130円です。手元は自分で見る時間が長い場所なので、切り口が変わるとその日の気分まで少し変わります。
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