買い物かごに入れる前に、メジャーを一本だけ出してください。床から天井までを測る、それだけです。今回の4台のうちどれが自分の部屋に入るのかは、その数字でかなりの部分まで決まります。
引っかかるのは突っ張り型です。天井を突っ張って支える構造なので、対応できる天井の高さに範囲があります。今回でいえばマルカンのキティウォーク CT-523がそれで、対応は天井高さ225〜275cmでした。この外にある部屋には、低くても高くても入りません。数センチの差で返品になるのは、正直もったいないと思います。
据え置き型は天井を選びません。そのかわり床の面積を先に空けておく必要があって、4台でいちばん場所を取るタンスのゲンは、外寸が幅55×奥行83cmあります。壁際に寄せるにしても、猫が助走をつける通り道は残しておきたいところです。
この記事では4台を、型と設置条件のほうから順に見ていきます。高さと設置面積、耐荷重、支柱に巻いてある素材、組み立ての手間、そして洗える部分があるかどうか。同じ「キャットタワー」という名前でも、置ける部屋と向いている猫はけっこう違いました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
天井までの高さは、買う前に測っておくのがいちばん確実です

突っ張り型が置けるかどうかは、たいてい3つの条件で決まります。天井までの高さ、天井の造り、それから床の状態です。順番に見ていきます。
高さは、床から天井の面までをまっすぐ測ってください。カーテンレールや照明を避けて、実際に柱を立てたい場所で測るのがコツです。キティウォーク CT-523の対応範囲は225〜275cmで、この外に出ると設置そのものができません。同じ建物でも部屋によって天井の高さは違いますから、置きたい場所そのもので測るほうが確実です。
もうひとつ見ておきたいのが天井の造りです。CT-523の公式ページには、石膏ボードのような強度の十分でない吊り天井へ設置してよいかどうかの明記が見当たりませんでした。つまり、可否がわからない状態です。梁がどこを通っているか、下地がどのあたりにあるかを、設置する前に確かめておいてください。ここを飛ばすと、猫が飛び乗った瞬間の力が天井の弱い部分に集中します。
据え置き型なら天井は関係ない、というわけでもありません。タンスのゲンの公式ページには「凹凸のある天井や床、滑りやすい場所への設置は不可」と書かれています。フローリングに敷いたラグの上、というのは滑る側に入りやすいので、置き場所を決めてから買うほうが安全でした。
買う前に測っておく3つ
- 床から天井までの高さ(突っ張り型は225〜275cmの範囲に入るか)
- 床の空き寸法を幅と奥行の両方で
- 床が水平で滑らないか ラグの上は避ける
4台を、型と置くために要る条件で並べ直します
型が違えば、部屋に要求されるものも別物です。まず全体を一枚にしてから、一台ずつ見ていくことにします。
| 製品名 | 型と高さ | 置くために要る条件 |
|---|---|---|
| アイリスオーヤマ SFC-157 | 据え置き・5段・高さ157.5cm | 幅約51×奥行約60cmの床 天井は選びません |
| マルカン キティウォーク CT-523 | 突っ張り・全高2250〜2750mm | 天井高さ225〜275cm 床は幅950×奥行300mm |
| アイリスオーヤマ NCT-3 | 木製・3段・高さ940mm | 幅800×奥行400mmの床 天井は選びません |
| タンスのゲン 全面麻紐193cm | 据え置き・高さ193cm | 幅55×奥行83cmの床 水平で滑らない場所 |
こうして並べると、床を使う量と天井への依存が、きれいに裏返しになっているのがわかります。CT-523は奥行が300mmしかないかわりに、天井の条件がいちばん厳しい台でした。反対にタンスのゲンは天井を一切気にしませんが、そのかわり奥行83cmを持っていかれます。部屋の余っているほうを差し出す、という選び方です。
据え置きの基本形として素直な、アイリスオーヤマ SFC-157
4台の中でいちばん安い9,110円前後で、形もいちばん素直でした。高さ157.5cmの5段構成で、各ステップを2本以上のポールで支える設計になっています。1本の支柱で片持ちにするタイプに比べると、体重が乗ったときの揺れは出にくい作りです。
設置面積は幅約51×奥行約60cmです。部屋の隅に寄せやすい大きさで、家具の間に無理やりねじ込む必要もありません。段差はやや詰まっているので、一段ずつ登るというより、リズムよく駆け上がる動きに向いています。活発な成猫や多頭飼いの家と相性がよさそうでした。
耐荷重は棚板1枚とハンモックがそれぞれ約6kg、全体では約12kgが目安になっています。大型種を複数飼っている場合、数字の上ではこの全体約12kgに近づいていくはずです。同時に何匹が乗るのかを先に想像しておくと、あとで慌てずに済みます。
爪とぎは麻縄を巻いたボールです。支柱そのものではなくボールの部分に麻縄が使われている構成で、生地部分はポリエステル100%、木部はパーティクルボードでできています。ファブリックの洗濯可否については、公式の情報からは確認できませんでした。
組み立ては必要です。手回しのドライバーで組む仕様になっていて、インパクトドライバーは破損の恐れがあるため使えません。所要時間の目安は公式に見当たりませんでしたので、時間に余裕のある日にまとめて組んでしまうほうが気楽だと思います。
- 型:据え置き・5段・高さ157.5cm
- 設置面積:幅約51×奥行約60cm
- 耐荷重:棚板1枚とハンモック各約6kg(全体約12kg)
- 素材:木部パーティクルボード・生地ポリエステル100%・爪とぎボール麻縄
- 組み立て:必要(手回しドライバー・インパクトドライバー不可)
- 洗濯:公式に記載なし
上下運動の回数を稼ぎたい若い猫や、二匹以上で使わせたい家には、この段差の詰まり方が効いてきます。最初の1台としてここから入るのは、価格の面でも無理がありません。
床を空けたい部屋に効く突っ張り型、マルカン キティウォーク CT-523
13,415円前後です。組み立てサイズはW950×D300×H2250〜2750mmで、奥行が300mmしかありません。据え置き型が幅と奥行の両方で場所を食うのに対して、こちらは天井まで伸ばすかわりに床をほとんど使わない構造になっています。ベッドと机で埋まったワンルームに効いてくるのは、この形でした。
設置はL字とI字の2通りから選べます。部屋の角を使えるので、家具のあいだの細い隙間にも入るはずです。セット内容はステップ3個とハンモック1個で、高さは26mm間隔で調整できます。この刻みの細かさは地味に効くところです。猫の体格や年齢に合わせて、段差を詰めたり広げたりできます。
耐荷重はステップ・ハンモック1個あたり約6kgと記載されています。タワー全体としての上限は、ここでは書けません。公式の数字がステップ単位で示されているからです。
注意しておきたいのは、やはり天井です。対応は225〜275cmで、この範囲を外れる部屋には入りません。さらに、強度の十分でない吊り天井へ設置してよいかどうかは、公式ページから確認できませんでした。組み立てについては「やや苦戦した」というレビューの声が見られます。ファブリックの洗濯可否と、支柱に巻いてある爪とぎ素材の詳細も、公式からは確認できていません。
- 型:突っ張り・全高2250〜2750mm(天井高さ225〜275cm対応)
- 設置面積:幅950×奥行300mm
- 耐荷重:ステップ・ハンモック1個あたり約6kg(全体の上限は記載なし)
- 構成:ステップ3個とハンモック1個 高さは26mm間隔で調整
- 組み立て:必要(苦戦したとのレビューあり)
- 洗濯:公式に記載なし
床の面積をこれ以上減らしたくない、それでも上下運動はさせたい。この2つを両立できるのは、4台の中ではこの1台でした。先に天井の高さを測って、225〜275cmに収まっているのを確かめてから進んでください。
段差を抑えた木の3段、アイリスオーヤマ ナチュラルキャットタワー NCT-3
19,701円前後と、4台の中ではいちばん高い値段です。そのぶん見た目は他の3台とはっきり違っていて、天然木のシンプルな作りになっています。リビングに置いても家具から浮きにくい、というのが率直な印象でした。
サイズは幅800×奥行400×高さ940mm、重量は約10.2kgです。高さ94cmは、他の3台と比べるとかなり低い設定です。3段しかないので上下運動の量そのものは稼げませんが、そのかわり一段あたりの高さを抑えられます。高いところから飛び降りるのがつらくなってきたシニア猫や、まだ着地の下手な子猫のいる家では、この低さのほうが向きます。
耐荷重は棚板1枚あたり約6kgです。ファブリックカバーはポリエステル100%で芯材にEVA樹脂を使っていて、着脱はできますが洗濯機での洗濯には対応していません。4台の中で洗濯について公式にはっきり書かれていたのは、この台だけでした。汚れたら外して拭き取る、という運用になります。
爪とぎポールについては、麻紐かどうかの具体的な記載を見つけられませんでした。爪とぎの量そのものを増やしたいなら、次に出てくるタンスのゲンのほうが素直です。組み立ては必要で、2番のドライバーを使います。インパクトドライバーは破損の恐れがあるため、こちらでも使えません。
- 型:木製・3段・高さ940mm(94cm)
- 設置面積:幅800×奥行400mm 重量約10.2kg
- 耐荷重:棚板1枚あたり約6kg
- 素材:天然木 カバーはポリエステル100%(芯材EVA樹脂) 爪とぎポールの素材は記載なし
- 組み立て:必要(ドライバー2番・インパクトドライバー不可)
- 洗濯:カバーは着脱できるが洗濯機は不可
猫の年齢が上がってきて、いままでのタワーの最上段に行かなくなった。そういう変化に合わせて買い替えるなら、段差の小ささが効いてきます。
爪とぎを主役にした一体型、タンスのゲンの全面麻紐193cm
9,499円前後。高さ193cmと4台でいちばん背が高く、4本の支柱すべてに麻紐が巻いてあります。壁や家具でとぎ始めてしまう猫には、とげる面積そのものを増やすやり方が効くことがあります。
外寸は幅55×奥行83×高さ193cmです。奥行が83cmありますので、4台の中では最も床を使います。重量は約26kgと重く、これは裏を返せば土台に重さがあるということでもあります。ただし持ち運ぶのが大変な家具ですから、組み立てる場所は最初から置きたい位置に決めておくほうが楽です。
耐荷重の記載はハンモック部分の約15kgだけで、タワー全体としての上限は明記されていません。書かれていない数字を勝手に見積もるわけにもいきませんので、複数の猫を同時に乗せるつもりであれば、メーカーに問い合わせて確かめるのが確実です。
素材は、支柱が紙管に麻紐を巻いたもの、張り材がポリエステルのファブリック、板材がパーティクルボードという構成です。公式ページには「凹凸のある天井や床、滑りやすい場所への設置は不可」と明記されています。組み立ては必要で、レビューでは階段の取り付けに手間取ったという報告が出ていました。ファブリックの洗濯可否は記載が見当たりません。
- 型:据え置き・爪とぎ一体・高さ193cm
- 設置面積:幅55×奥行83cm 重量約26kg
- 耐荷重:ハンモック約15kg(全体の上限は記載なし)
- 素材:支柱は紙管+麻紐 張り材ポリエステル 板材パーティクルボード
- 組み立て:必要(階段の取り付けに手間取ったとのレビューあり)
- 洗濯:公式に記載なし
爪とぎを買い足しても壁でとぐのをやめない、という悩みには、支柱ごと麻紐にしてしまうこの形が答えになることがあります。床の水平だけ、置く前に一度確かめておいてください。
猫の年齢と体重で、選ぶ台は入れ替わります
同じ4台でも、猫の側の条件が変われば順番は入れ替わります。判断の材料になるのは年齢と体重、それに爪とぎの癖の3つです。
年齢が上がってきた猫には、段差の小さい台を選んでください。NCT-3の3段は高さ940mmで、一段あたりに飛び上がる距離が短くて済みます。反対に、若くて運動量のある猫に向くのは、SFC-157の5段やタンスのゲンの193cmのほうでした。
体重は耐荷重の欄と突き合わせます。今回の記載はSFC-157が全体で約12kg、CT-523とNCT-3がステップや棚板1枚あたり約6kg、タンスのゲンがハンモック部分の約15kgでした。単位がそろっていないので、単純な大小の比較にはなりません。何匹の猫が、どの部分に同時に乗るのかを想像してから読むほうが実用的です。
猫の条件から逆算する
- シニア猫や子猫がいるなら段差の小さい3段から
- 若い猫や多頭飼いなら段数と耐荷重の余裕を優先
- 家具で爪をとぐ猫なら麻紐の面積が広いものを
買ったあとに効いてくる、弱いところ
良いところだけを並べても選べませんので、4台をひととおり見て残った弱点を書いておきます。
ひとつめは洗濯です。洗える範囲が公式にはっきり書かれていたのはNCT-3だけで、そのNCT-3も洗濯機には対応していません。残りの3台は記載そのものが見当たりませんでした。猫のいる部屋でファブリックは確実に汚れますから、掃除機と粘着ローラー、それに拭き取りで維持していく前提で考えるほうが現実的です。
ふたつめは耐荷重の書き方がそろっていないことです。4台とも数字は出ているのですが、何に対する数字なのかが台ごとに違います。表にすると差がはっきりします。
| 製品名 | 耐荷重の記載 | 洗える範囲 |
|---|---|---|
| アイリスオーヤマ SFC-157 | 棚板1枚とハンモック各約6kg 全体約12kg | 公式に記載なし |
| マルカン キティウォーク CT-523 | ステップ・ハンモック1個あたり約6kg | 公式に記載なし |
| アイリスオーヤマ NCT-3 | 棚板1枚あたり約6kg | カバーは着脱できるが洗濯機は不可 |
| タンスのゲン 全面麻紐193cm | ハンモック約15kg 全体の上限は記載なし | 公式に記載なし |
みっつめは組み立てです。4台とも組み立て品で、しかもアイリスオーヤマの2台はインパクトドライバーが使えません。手回しで最後まで締めることになりますので、それなりに力の要る作業になります。マルカンとタンスのゲンについては、組み立てで手間取ったというレビューが実際に出ていました。手伝ってくれる人がいる日に開梱するほうが安全です。
最後に転倒についてです。支柱の本数や耐荷重の設計が違っても、床が傾いていたり突っ張りが緩んでいたりすれば安定は変わります。設置してから数日は、猫が乗ったときのぐらつきを見てあげてください。突っ張り型は、定期的に締め直すことが前提の構造です。
置いたあとに残る、掃除と見守りの話

キャットタワーを入れると、その周りだけ掃除の頻度が上がります。抜け毛に加えて、麻紐の削れかすが下に落ちてくるからです。タワーの足元に物を置かないようにしておくと、掃除の道具が入りやすくなります。
留守のあいだにちゃんと使っているのか、どの段が気に入っているのかは、見ていないとわかりません。設置してしばらくは様子を見たい時期ですから、ペットカメラを一台タワーのほうへ向けておくと、段の高さを直すかどうかの判断がしやすくなります。使われていない段が見つかったら、CT-523なら26mm間隔で高さを変えられるはずです。
猫と暮らす部屋で一緒に考えたいもの
- ペットカメラおすすめ9台留守中にどの段を使っているかを見たいとき
- ロボット掃除機の選び方抜け毛と麻紐のかすを毎日拾わせるなら
- 加湿空気清浄機の選び方抜け毛の舞う部屋の空気を整えたいとき
4台を、部屋の条件からもう一度
最後に、猫からではなく部屋のほうから並べ直します。天井の高さが225〜275cmに収まっていて床を空けたいなら、マルカンのキティウォーク CT-523です。天井を気にせず最初の一台をそろえたいなら、アイリスオーヤマのSFC-157が価格も含めていちばん入りやすいところにあります。シニア猫や子猫がいて段差を抑えたい、あるいは木の見た目を優先したいならNCT-3。家具で爪をとがれて困っているなら、タンスのゲンの193cmという順番になります。
どれを選ぶにしても、先に測るところは変わりません。床から天井までの高さと、床の空き寸法。この2つの数字を持って商品ページに戻ると、迷っている時間はだいぶ短くなります。
※本記事はプロモーションを含みます

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