爪切りでパチンと切ったあと、断面がざらついたまま放っておくと、ニットやシャツの繊維に引っかかります。ヤスリで整えればいいと分かっていても、あの往復の作業は地味に面倒でしょう。電動爪やすりは、その往復をモーターへ任せる道具です。
通販の一覧を眺めると、候補は1,800円台から2,200円あたりに集まっています。価格の差は小さいのに、中身はずいぶん違いました。分かれ目になっていたのは、削る力の出し方とアタッチメントの数という2つです。
削る力といっても、回転数を数字で出している機種はごく一部でした。だから「回転数が高いほうが強い」という読み方では、4台を横に並べられません。代わりに手がかりになるのが、速度を切り替えられるかどうかと、研磨面を何種類持っているかという2点になります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
「削る力」は、回転数の数字だけでは比べられません
4台のうち、回転速度を数字で公開していたのはBeefineの1台だけでした。電圧4.2V、回転速度15,000rpmという表記が並んでいます。残る3台は、この欄が空いたままです。
では他の3台が弱いのかというと、そう読むのは早すぎます。コイズミのネイルポリッシャーは2段階のスピード調節を持っていて、爪の状態に合わせて自分で強さを決められる形です。数字を出さない代わりに、手元で切り替えられるという設計になります。
電動爪削りHOUは、そもそも構造が違います。研磨ヘッドを交換するのではなく回転刃で削るタイプで、操作はボタン1つでした。BACKYARD FAMILYのdm1は爪やすりに加えて甘皮のケアまで1台にまとめた多機能型で、こちらも回転数の表記はありません。
つまり削る力は、回転数・速度の切り替え・研磨面の種類という3つを合わせて読むしかない、という結論になります。数字が並んでいないのは不親切に見えるかもしれません。ただ爪の硬さは人によって違うので、実際には切り替えられることのほうが効いてきます。
| 商品名 | 削る力に関わる表記 | アタッチメントの数 |
|---|---|---|
| Beefine 電動爪やすり | 回転速度15,000rpm・USB充電 | 研磨ヘッド5個 |
| コイズミ ネイルポリッシャー | 2段階スピード調節・単4電池2本 | 6個(表面整え・表面仕上げ・形づくり各2) |
| BACKYARD FAMILY dm1 | 回転数の表記なし・単3電池2本 | 複数機能(数の明記なし) |
| 電動爪削りHOU | 回転刃タイプ・単4電池2本 | 交換式ではありません |

アタッチメントの数が決めているのは、仕上げの段階です
アタッチメントの数を「多いほど得」と読むと、少し外します。数が表しているのは、粗く削る・形を作る・表面を整えるという工程を、いくつの段階に分けられるかという話でした。
コイズミのKLC-0581/Kが分かりやすい例です。表面整え、表面仕上げ、形づくりの3種類が2個ずつ、合計6個そろっています。順番に付け替えていけば、爪切りのあとの断面が段階を追って滑らかになります。
Beefineは研磨ヘッドが5個で、こちらも用途に応じて交換できました。付属品は本体・研磨ヘッド5個・USBコードという構成なので、電池を買い足す必要がありません。
実際に使う順番も、段階が多いほど自由になります。爪切りの断面が角ばっているうちは形づくりで角を落とし、そのあと表面整えでざらつきを取り、最後に表面仕上げで滑らかにしていきます。この3段階を1台でこなせるところが、コイズミの強みでした。段階を飛ばしても削れますが、飛ばすほど断面に筋が残りやすくなります。
逆に、段階を分けないという選び方もあります。電動爪削りHOUはアタッチメントの交換がなく、ボタン1つで削る形です。付け替えの手間がないぶん、仕上げ方を変えられないという割り切りになります。細かい操作が負担に感じる方には、この単純さがそのまま利点になるでしょう。
アタッチメントの多い順に、4台を見ていきます
6個で工程を分ける ― コイズミ ネイルポリッシャー KLC-0581/K
家電メーカーのコイズミが出している回転式が、KLC-0581/Kです。アタッチメントは表面整え・表面仕上げ・形づくりが2個ずつの計6個、それにヘッドカバーが付きます。4台の中で、もっとも工程を細かく分けられる構成でした。
スピードは2段階で切り替えられます。サイズは約31×34×130mm、質量は約80gと軽く、連続使用時間は約80分と記載されています。足の爪にも使えると明記されているのは、地味ながらありがたい点でしょう。
弱点は電源のほうです。単4形アルカリ乾電池2本が別売なので、買ってすぐ使いたい人は電池も一緒に注文しておく必要があります。ここを忘れると、届いた日に動かせません。
爪切りのあとを段階を追って整えたい方は、この6個構成から見てください。
コイズミ ネイルポリッシャー
参考価格 2,002円前後
家電メーカーコイズミ製の回転式で、表面整え・表面仕上げ・形づくりの3種×2個、計6個のアタッチメントを使い分けられます。足の爪にも使用可能です。
5個と15,000rpmを1,820円で ― Beefine 電動爪やすり
4台の中でいちばん安いのが、Beefineの電動爪やすりでした。1,820円という価格で、回転速度15,000rpm、電圧4.2V、USB充電という仕様が並びます。研磨ヘッドは5個付属し、本体サイズは20×145mmとペンに近い形です。
USB充電というのが、この機種のいちばんの利点になります。充電時間は約1時間で、電池を買い足す手間がありません。乾電池のストックを気にせず思い立ったときに使えるのは、素直に気持ちよく感じました。
裏を返せば、電池で動かせないという弱点にもなります。外出先や停電のときに、予備の乾電池を入れて動かすことができません。使う前に充電が要る、というひと手間も残ります。
数字が公開されている安心感と、電池いらずの手軽さを取るなら、こちらが候補になります。
Beefine 電動爪やすり ネイルケア
参考価格 1,820円前後
USB充電式で電池交換が不要な入門機です。回転速度15000rpmで、研磨ヘッドが5個付属し用途に応じて交換できます。
数より機能の幅で選ぶ ― BACKYARD FAMILY ネイルケアセット dm1
爪やすりだけでなく、甘皮のケアまで1台にまとめたのがBACKYARD FAMILYのdm1です。LEDライトが付いていて、削っている場所を照らしながら作業できます。手元が見えにくい夜には、この明かりが効きました。
電源は単3電池2本で、連続使用は約4時間と記載されています。4台の中で、連続して動かせる時間はいちばん長い表記になりました。爪だけでなく手元全体を整えたい人に向く構成でしょう。
一方で、多機能なぶん本体は重くなります。ケースを含めて約152gなので、Beefineやコイズミより手に持ったときの負担が増えます。電池も別売ですから、こちらも買い足しが必要です。
甘皮まで含めて手元をまとめて整えたい方は、このセットを見てみてください。
BACKYARD FAMILY ネイルケアセット 電動
参考価格 2,003円前後
LEDライト付きで爪の状態を見ながら使え、爪やすりに加えて甘皮ケアなど複数機能を1台にまとめた多機能タイプです。
交換しないという割り切り ― 電動爪削りHOU
アタッチメントを持たない唯一の1台が、電動爪削りHOUです。研磨ヘッドを付け替えるのではなく回転刃で削る構造で、操作はボタン1つになります。シニアの方や爪が敏感な方を想定した、深爪対策の仕様と説明されていました。
本体サイズは約W66×D34×H78mm、重量は約84gで、掃除用ブラシが付属します。電源は単4乾電池2本です。ペン型の2台とは形が違い、手のひらで包むように持つ姿になります。
弱点ははっきりしています。アタッチメントの種類がないため、仕上げ方を切り替えられません。それと商品ページには「皮膚に疾患のある方は使用しないでください」という注意書きがあります。ここは購入前に必ず読んでおいてください。
付け替えの手間なく、押すだけで終わらせたい方には、この単純さが向いています。
電動爪削り HOU
参考価格 2,200円前後
ボタン1つのシンプル操作で、アタッチメント交換の手間がない回転刃タイプです。シニアや敏感な爪の人を想定した深爪対策仕様です。

削りすぎと、この道具が担えない範囲
電動で削れるようになると、つい削りすぎてしまいます。モーターの力は一定なので、手ヤスリのように「重くなってきたから止める」という合図が出ません。短く当てて爪を見る、という往復を繰り返すのが安全です。
削る前に爪を切っておくことも大事でしょう。長さを電動やすりだけで詰めようとすると、時間がかかるうえに削る面がぶれます。爪切りで大まかな長さを決めてから、断面の仕上げにこの道具を回してください。分担をはっきりさせるだけで、1回あたりの作業はぐっと短くなりました。
それから、これらは爪の断面を整える道具にすぎません。巻き爪や変形した爪、割れやすい爪を治すための機器ではないという点は、はっきりさせておきます。爪の形そのものに悩みがあるのなら、皮膚科で相談したほうが確実に進みました。
電動爪削りHOUの商品ページにある「皮膚に疾患のある方は使用しないでください」という注意は、4台に共通して読むべき一文だと思います。皮膚に炎症がある状態で削れば、悪化させるだけでしょう。
最後に電源の話をもう一度書いておきます。乾電池式が3台、USB充電式が1台という構成で、乾電池はいずれも別売でした。届いたその日に使いたいなら、電池を一緒に買うか、Beefineを選ぶかのどちらかになります。
削る前に決めておくこと
- 一度に長く当てず、短く当てて爪を見る、を繰り返す
- 爪切りで切ってから削る(削りだけで長さを詰めない)
- 乾電池式の3台は電池が別売。本体と一緒に注文しておく
- 皮膚に炎症や傷があるときは使わない
電源と置き場所まで決めておくと、迷いません
4台の性格を並べ直すと、こうなります。工程を分けたいならコイズミの6個、価格と電池いらずを取るならBeefine、手元全体を整えたいならBACKYARD FAMILY、操作の単純さを取るならHOUです。ここまで絞れれば、あとは電源の好みで決まります。
意外と効いてくるのが、置き場所のほうでした。ペン型のBeefineは引き出しに転がしておけますが、HOUは手のひらサイズの箱型なので、洗面台に置くなら場所を取ります。毎週使うのか、月に何度かなのか。使う頻度でしまう場所も変わってきます。
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爪を整える時間そのものは、ほんのわずかで済みます。それでも手ヤスリの往復が面倒で後回しにしていた人ほど、電動へ変えたときの差を感じやすいはずです。まずは削る力の出し方と、仕上げを何段階に分けたいかを決めてみてください。
やすりで整える前に、長さそのものを詰める道具は別に要ります。てこ型とニッパー型の使い分けは爪切りのおすすめ7選にまとめました。
※本記事はプロモーションを含みます

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