イソップ ヒュイルのレビュー、おすすめは静けさをまといたい方です

朝もやに包まれた森の遠景

「もっと静かな香りが欲しい」。そう思って売り場を回っても、なかなか言葉にできないんですよね。結論から言うと、イソップ ヒュイルはその「静かさ」をいちばん分かりやすい形にした1本でした。雨上がりのヒノキ林に一歩入ったときの、冷たい空気です。僕の腕で何が起きたか、何プッシュがちょうどよかったかまで書きます。

この記事でわかること

  • 香りが時間でどう動くか。体感でどれくらい持つか
  • 何プッシュ、どこに吹くと扱いやすいか
  • 似合う季節と服装、出番が減る場面
  • 買う前に知っておきたい弱点2つ
Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

参考価格 25,960円前後

ヒノキや杉林を思わせる乾いた木の香りで静けさをまといたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

結論:ヒュイルは「雨上がりのヒノキ林に立ったときの空気」

腕に乗せてすぐ思ったのは、これは香水というより空気だな、ということでした。花も果物も出てきません。木と樹脂と、少しの煙。それだけで組まれています。

理由は香調を見ると早いです。タイム、エレミ、ピンクペッパーで始まって、サイプレス、スウェード、ゼラニウムを経て、ベチバー、フランキンセンス、シダーで終わります。甘い素材が一つも入っていません。だから最初から最後まで、乾いた感じのままです。

公式の説明にも「いにしえのヒノキの森の深い静寂」という言葉が出てきます。僕は使ってから読んだので、ずいぶん素直な説明だなと感じました。シダー、ヒノキ、タイムのアコードが森をつくり、そこにフランキンセンスの樹脂の艶がのる。書いてあるとおりのことが、肌の上でもそのまま起きます。

おもしろいのは、乾いているのに冷たすぎないところです。フランキンセンスの樹脂が入るぶん、木だけで組んだときのような素っ気なさがありません。艶と呼ぶほど華やかではないのですが、肌に乗ったときに一枚だけ膜が張るような感じがあって、そこがこの香水の顔だと思っています。

静かな香りが欲しくて、でも無臭の柔軟剤では物足りない。そういう引っかかりを持っている人には、これが答えになると思います。僕自身、香りで何かを伝えるのはとうにあきらめていて、自分の周りの空気だけ整えばいいと考えるようになりました。ヒュイルはその考え方にぴったり重なる1本でした。

総合評価:4.3 / 5.0 ★★★★☆

香りの良さ ★★★★★
ヒノキと樹脂の密度が高い
色気 ★★★☆☆
艶よりも静けさが勝ちます
万人受け ★★★☆☆
甘さがまったく無い
持続 ★★★★☆
僕の腕で体感5〜6時間

どこで買えるか、と容量のこと

置いてある場所は意外と広くて、ブランドのオンラインストアのほかに、楽天やYahoo!ショッピングにも在庫があります。ただモール側は並行輸入や非公式ルートの出品が混じっていて、実売はメーカー税込の6〜7割あたりに落ちています。同じ中身でも、どこから届くかは変わるという前提だけ持っておくと迷いません。

容量は50mLと100mLが用意されています。税込で50mLが25,960円、100mLが40,700円です。僕が使っているのは50mLのほうで、1日1プッシュのペースだと、なかなか減りません。毎日使う人でなければ、最初は小さいほうで十分だと思います。

項目 内容
ブランド Aesop(イソップ)
商品名 ヒュイル オードパルファム
品番 FR15
容量/価格 50mL:25,960円(税込)/100mL:40,700円(税込)
濃度 オードパルファム
香調 トップ:タイム、エレミ、ピンクペッパー/ミドル:サイプレス、スウェード、ゼラニウム/ベース:ベチバー、フランキンセンス、シダー
数字は各商品ページの表記にもとづきます
Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

参考価格 25,960円前後

ヒノキや杉林を思わせる乾いた木の香りで静けさをまといたい人向け。

森の奥へ進むように香りが変わります

トップ:タイム、エレミ、ピンクペッパー

吹いた直後がいちばん鋭いです。タイムのハーブっぽさとピンクペッパーが一緒に立ち上がって、僕の腕では最初の10分ほど、少しピリッとした感じが続きました。ここだけで判断すると、たぶん誤解します。

紙に一度だけ吹いて確かめると、この10分の印象で止まってしまうんですよね。僕も最初はそうでした。エレミもこの帯に入っていて、樹脂っぽい影が最初から薄く混ざっているのですが、それに気づいたのは腕に乗せて時間を置いてからです。

ミドル:サイプレス、スウェード、ゼラニウム

30分を過ぎたあたりから、角が取れてきます。サイプレスの乾いた木に、スウェードのなめらかさが混ざって、さっきまでの鋭さが後ろへ下がっていきました。僕の腕ではこの帯がいちばん長く、正直この時間のために買っているようなところがあります。

ベース:ベチバー、フランキンセンス、シダー

3時間を過ぎると、残るのは樹脂と木です。ベチバーの土っぽさとフランキンセンスの艶が、シダーの上に薄く乗っている感じ。ここまで来ると香りは肌に貼りついて、腕を上げたときにだけ自分で気づく濃さになります。体感の持続は5〜6時間でした。

STEP 1|0〜30分

タイム、エレミ、ピンクペッパー

ハーブとスパイスが鋭く立つ

STEP 2|〜3時間

サイプレス、スウェード、ゼラニウム

木と革がやわらかく寄る

STEP 3|それ以降

ベチバー、フランキンセンス、シダー

樹脂の艶だけが肌に残る

Ryo

1プッシュで足ります。2プッシュ目は、僕の場合いつも余計でした。

先に言っておきたい弱みが2つ

使っていて引っかかった点も、隠さずに出しておきます。

ひとつは真夏です。気温が上がると煙っぽさが前に出てきて、汗と混ざったときに自分でも重いと感じました。7月と8月は瓶ごと出番が減ります。

もうひとつは甘さです。この香水には甘い素材が入っていません。甘さのある香りを想像して買うと、肩透かしを食うと思います。僕は最初、時間が経てばもう少し温かい方向に転ぶだろうと踏んでいて、そこは見事に外れました。3時間後に残っていたのは、やっぱり木と樹脂でした。

この2つはどちらも、使っているうちに慣れる種類のものではありません。買う前に知っていれば避けられる話なので、先に書いておきます。真夏を諦めて、甘さを求めない。この2点に納得できるなら、あとは気持ちよく使えます。

注意

① 真夏は重く出る。気温が上がると煙っぽさが前に出て、汗と混ざったときに持て余します
② 甘さがまったく出ない。タイムから始まってシダーで終わる組み方なので、温かい甘さを期待すると外れます

刺さる人と、たぶん刺さらない人

こんな人に合う

  • ✓ 木と樹脂の香りが好きな人
  • ✓ 香りで自己主張したくない人

合わないかも

  • × 甘さや華やかさが欲しい人

木の香りが好きで、なおかつ自分から匂わせたくない。この二つが重なる人には、かなり強く刺さります。逆に、香りを名刺のように使いたい人には物足りないはずです。ヒュイルは前に出てくるタイプではありません。

判断に迷うなら、甘さをどう思うかで決めるといいと思います。甘い香りに気持ちが動く人なら、この香水は最後まで素っ気なく感じられるでしょう。反対に、甘さが入るとどうも落ち着かないという人には、タイムからシダーまで一本気に乾いているこの構成が効きます。僕は後者で、いまも朝いちばんに手が伸びるのはこの瓶です。

僕がこれを吹く日、吹かない日

吹くのは平日の朝です。厚手のニットやウールのコートを着る日に、1プッシュだけ胸元のシャツの内側に落としています。布に寄ると立ち上がりが少し穏やかになって、鋭い10分が扱いやすくなるからです。

以前、2プッシュを首の後ろに吹いた日がありました。あれは失敗でした。自分の鼻が一日じゅう自分の香りを追いかけてしまって、午後の打ち合わせでは話に集中できませんでした。それ以来、1プッシュから動かしていません。

服との相性でいうと、ウールとレザーがよく噛み合います。チャコールのニットに黒のブルゾンを羽織った日に吹くと、香りと服の温度が揃う感じがして、自分でも気分がいいです。反対に、麻のシャツやTシャツ一枚の日は、香りだけが先に立っているように感じて途中で気になりました。

夜も悪くないのですが、艶よりも静けさが勝つ香りなので、食事の席では控えめに使っています。日曜の午前に本屋へ行くような、誰と会うわけでもない時間にもよく合いました。そして真夏の屋外では、さっき書いたとおり出番がありません。

使う場面

仕事・オフィス ◎ 1プッシュなら一日つけていられます
夜デート ○ 艶より落ち着きが前に出ます
休日 ◎ 厚手のニットと相性がいい
真夏 △ 煙っぽさが重く出ます

上着と同じ場所に置いています

定位置は、コートを掛けているクローゼットの棚板です。厚手のニットを出す日にこの香りを吹くので、上着と同じ場所にあると取り出す順番がそのままつながります。着替えて、瓶を出して、1プッシュして、また戻すだけです。

50mLを1日1プッシュで使うと、手元に置いている期間がどうしても長くなります。だから置き場所は最初に決めてしまったほうがいいと思っていて、窓際と洗面所は最初から候補に入れませんでした。

置き場所と影響

直射日光の当たる窓際 × 1日1プッシュだと手元に長く置くことになり、光に当たる時間が積み上がります
浴室・洗面所 × 湯気でノズルのまわりが濡れて、1プッシュの狙いが定まりません
暖房の近く × 厚手の服の季節に出番が寄るぶん、暖房のそばに置きっぱなしにしがちです

「イソップ ヒュイル 評判」と打ち込んだ日のこと

買う前、僕が検索窓に入れたのは「イソップ ヒュイル 評判」でした。出てきた文章を読んでも、結局いちばん知りたかったことは分からずじまいで、そのまま買いました。

いちばん引っかかっていたのは、甘い素材がひとつも入っていないことでした。ここまで乾いた組み方だと、途中で素っ気なく感じるんじゃないか、と。答えを先に書くと、素っ気なくはなりませんでした。フランキンセンスの樹脂が艶を足してくれるぶん、木だけで組んだ香りのような痩せ方をしないんですよね。

オードパルファムという濃度も気になっていました。結論としては、1プッシュなら強すぎません。強いと感じたのは、さっき書いた2プッシュの日だけです。

ヒノキと聞いて、和風に寄りすぎないかという心配もありました。ヒノキはたしかに効きますが、ピンクペッパーとゼラニウムが入ってくるぶん、そこまで一方向には倒れませんでした。

買う前に迷った点

甘さが無くて素っ気なくないか フランキンセンスの樹脂が艶を足すので、痩せた感じにはなりません
オードパルファムは強すぎないか 1プッシュなら強すぎず、2プッシュの日だけ自分の鼻が疲れました
ヒノキで和風に寄りすぎないか ピンクペッパーとゼラニウムが効いて、一方向には倒れませんでした

ヒュイルはこんな1本でした

甘さを一切足さずに、ヒノキと樹脂だけで静けさを作った香りです。前に出ないので、香りで印象を作りたい人には向きません。逆に、自分の半径だけを整えたい人には、これ以上ないくらい素直にはまります。

僕の使い方は1プッシュ、胸元のシャツの内側。厚手の服の季節に強くて、真夏は休ませる。半年でそこに落ち着きました。

この記事のまとめ

  • ヒノキと樹脂で組んだ、甘さゼロの乾いたウッディ
  • 1プッシュ・胸元が僕の定位置。2プッシュは多すぎました
  • 体感5〜6時間。厚手の服の季節に強く、真夏は休ませる
Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

Aesop ヒュイル オードパルファム 50mL

参考価格 25,960円前後

ヒノキや杉林を思わせる乾いた木の香りで静けさをまといたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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