ホーザンのP-43-175は、「電工試験推奨」とうたわれているペンチです。この記事で見比べるのは、5本それぞれの得意な作業。電線やピアノ線を切る作業もあれば、潰れたネジを回す作業や端子の圧着もあります。同じペンチの仲間でも、この5本はできることがかなり違います。電工試験の練習に使う1本から、端子を圧着するための工具までが候補です。
この記事でわかること
- 5本のペンチそれぞれが切れる線の太さ
- 電工試験の練習、ネジ外し、端子の圧着に合う1本
- 買う前に確かめておきたい注意点

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
おすすめペンチ5本の違いを表で見る
まずは5本を1つの表にしました。真ん中の列が得意な作業で、右の列が目安になる数字です。
| 商品 | 得意な作業 | 目安になる数字 |
|---|---|---|
| ホーザン P-43-175 | 電線の切断・電工試験の練習 | 銅線3.5mmφ/VVF線1.6mmφ×3芯 |
| フジ矢 偏芯パワーペンチ 3000N-200 | 硬い線の切断・簡易圧着 | 鉄線φ3.4mm/ピアノ線φ1.6mm |
| ネジザウルスGT PZ-58 | 潰れたネジ・錆びたネジを回す | ネジ頭径φ3〜9.5mm |
| KTC ラジオペンチ PSL-150 | ラジオペンチでの作業・線の切断 | 軟線φ2.0/硬線φ1.6 |
| ロブテックス エビ AK15A | 裸圧着端子の圧着 | 使用範囲1.25・2・5.5・8(販売店表記) |
右の列の数字は、ほとんどがそのペンチで切れる線の太さです。ネジザウルスGTだけは、つかめるネジ頭の大きさを入れました。ロブテックスのAK15Aは、圧着に使える端子の使用範囲です。同じ「銅線」でも、ペンチによって切れる太さが変わります。どの作業がしたいかが決まっていれば、真ん中の列を見るだけで候補が絞れるはずです。
表の下には3本分の注意があります。電気が流れている場所での作業や、硬いネジを外す前には目を通しておいてください。
ドライバーやレンチもまとめてそろえたい人は、工具セットのおすすめもあわせて見てみてください。
おすすめのペンチ5本と得意な作業
ここからは1本ずつ、何ができるペンチなのかを見ていきます。気になる作業のところから読んでもらってかまいません。
ホーザン P-43-175は電工試験の練習にも使える
電気工事士の技能試験に向けて、練習用のペンチを探している人にまず見てほしい1本です。販売店も、電気工事士技能試験向けとして紹介しています。
切断能力は、銅線が3.5mmφ、銅より線が5.5mm²、VVF線は1.6mmφの3芯まで。銅線と銅より線で、切れる太さが別々に出ています。刃の部分の硬度はHRC60です。重さは288g、全長は188mm。全長160mmのネジザウルスGTやKTCと比べると、長めの1本です。
VVF線は1.6mmφの3芯までと数字で出ているので、自分の練習に足りるかを買う前に確かめられます。原産国は日本で、刃の硬度まで数字で出ているのも、ほかのペンチと比べるときの材料です。電線を切る作業が中心なら、僕はまずこの1本をすすめます。
フジ矢 偏芯パワーペンチ 3000N-200はピアノ線も切れる
硬い線を切る作業が多い人には、フジ矢の3000N-200が合います。偏芯テコの原理を使っていて、従来のペンチより楽に切断できる作りです。
最高級特殊鋼を使っているので、ピアノ線もφ1.6mmまで切れます。そのほかの切断能力は、鉄線がφ3.4mm、銅線がφ4.0mm、VA・VVF線がφ2.0の3芯です。ホーザンのP-43-175と比べると、数字の上では銅線もVVF線も、より太いところまで対応しています。切断能力にピアノ線の数字が書かれているのは、この記事では3000N-200だけ。
切るだけのペンチでもありません。2.0〜5.5mm²の簡易圧着ができます。くわえる部分はギザ形状で、つかんだものをしっかり保持できる作りです。硬度を高くしてあるので、従来品よりへたりにくくなっています。
サイズは200mmで、重さは270g。ホーザンのP-43-175(288g)と並べると、少し軽い1本です。落下防止穴が付いていて、高所で作業するときにも安心できます。
鉄線や太めの銅線をよく切る人は、こちらから見てみてください。

ネジザウルスGT PZ-58で潰れたネジを外す
ネジ頭が潰れて、回せなくなったネジ。そんな場面のためのペンチが、エンジニアのネジザウルスGT PZ-58です。
潰れたネジや錆びたネジを、先端のタテ溝でつかんで回せます。独自の先端形状で、頭の低いトラスネジにも対応しています。先端で縦につかめるので、狭い場所での作業にも向くペンチです。
対応するネジ頭の径はφ3〜9.5mm。タテ溝の硬度はHRC60±2です。刃も付いていて、軟鉄線はφ2.6mm、単線の銅線はφ3.2mmまで切れます。ネジを外したあとに針金を切る、といった使い方も1本でこなせるでしょう。
外したいネジの頭の直径が3〜9.5mmに入るかは、先に見ておいてください。全長は160mm、先端幅は17.5mm、重さは130gです。バネ付きなので、連続作業もラクにこなせます。本体は炭素鋼で、グリップは耐油性に優れたエラストマー。軽量でねじれに強いT型グリップを採用しています。
ネジが外せなくて作業が止まった経験があるなら、工具箱に入れておくと心強いペンチです。
KTC ラジオペンチ PSL-150
5本のなかで、ラジオペンチはこのKTCのPSL-150だけです。スタンダードタイプで、呼び寸法は150mm、全長はネジザウルスGTと同じ160mmあります。呼び寸法と全長では10mmちがうので、ほかのペンチと長さを比べるときは全長の160mmで見てください。
切断能力は、軟線がφ2.0、硬線がφ1.6。軟線と硬線で数字が分けて出ているので、切りたい線が柔らかいか硬いかで目安を読み分けられます。
手に触れる部分は、手にフィットするとうたうソフトグリップです。グリップには滑り止めの凸面が付いています。
ふつうのペンチをすでに持っていて、ラジオペンチを2本目に足したい人には選びやすい1本です。
ロブテックス エビ AK15Aは端子の圧着用
配線の先に端子を付ける作業を自分でやりたい人には、ロブテックスのエビ AK15Aがあります。裸圧着端子用の圧着工具です。
販売店の商品名には、使用範囲として1.25・2・5.5・8の数字が入っています。切るための刃を売りにしたペンチとは違って、圧着そのものを目的にした工具です。
商品名にも圧着工具と入っていて、線を切るペンチとは役目が分かれています。端子の圧着をくり返す予定がある人や、圧着のための工具を1本持っておきたい人に合います。
圧着もできるペンチはどれ?
圧着までできるかどうかは、この5本でもはっきり分かれるところです。圧着の話が出てくるのは、フジ矢の3000N-200とロブテックスのAK15Aの2本だけでした。
フジ矢の3000N-200は、2.0〜5.5mm²の簡易圧着ができるペンチです。切る作業がメインで、ときどき端子を付けるくらいなら、この1本で両方をまかなえます。ただ、圧着はあくまで簡易の機能。端子付けの回数が多いなら、AK15Aも見比べてください。
ロブテックスのAK15Aは、裸圧着端子用の圧着工具です。使う端子が決まっているなら、そのサイズが商品名にある使用範囲の数字に入っているかを、商品ページで確かめてください。
切る作業と圧着を1本で済ませたいのか。圧着は圧着のための工具でやりたいのか。この2本で迷ったら、そこで決めるとすっきりします。
買う前に切断能力の数字を見る
最後に、買う前にまず見てほしいところを1つ挙げます。商品ページにある切断能力の数字です。長さや重さ、グリップの形も気になるところですが、最初に見るのはここからにしてください。
同じ銅線でも、切れる太さはペンチごとに分かれます。この記事でいうと、ホーザンのP-43-175は3.5mmφ、フジ矢の3000N-200は4.0mmφ、ネジザウルスGTは単線で3.2mmφでした。KTCのPSL-150は、軟線φ2.0・硬線φ1.6という分け方で数字が出ています。VVF線で見ても、ホーザンは1.6mmφの3芯まで、フジ矢は2.0の3芯までです。同じペンチという名前でも、数字は商品で変わります。
切りたい線がピアノ線のように硬いなら、その線の種類が切断能力に書かれているかも確かめてください。フジ矢の3000N-200なら、ピアノ線φ1.6mmと数字が出ています。切断以外の作業でも考え方は同じで、ネジザウルスGTならネジ頭径、ロブテックスのAK15Aなら使用範囲の数字が目安です。この2つも表の右の列に入れてあるので、迷ったら表に戻って見比べてください。
自分が切りたい線の種類と太さを先に決めて、その数字が切断能力の欄に収まっているかを見る。買う前の確認は、この1点から始めてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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