顔には日焼け止めを塗るのに、頭には何もしない。ほとんどの人がそうだと思います。ところが体の中で最も日を受けているのは頭頂部です。髪があるから大丈夫、と考えてよいのかを整理します。
頭頂部は日を受ける角度にある
太陽が高い時間、光は上から降ります。顔は角度がついているので、当たる量は減る。
頭頂部は真上を向いているので、そのまま受けます。顔の数倍という言われ方をすることもある。
髪が遮ってくれる部分はあります。ただ分け目は地肌が出ている。つむじの周りも同じです。
つまり守られているのは髪で覆われた場所だけで、分かれ目は無防備という状態になっています。
髪が守ってくれる度合いは、密度で変わります。髪が薄くなっている人ほど、地肌に直接届く。
つまり、気にしている人ほど条件が厳しい。ここは順番が逆になりやすいところです。
刈り上げている場所も同じです。側頭部や後頭部を短くしていると、そこは顔と同じくらい日を受けます。
焼けたあとに頭皮で起きること
皮膚として起きることは、体の他の場所と変わりません。
| 段階 | 起きること |
|---|---|
| 直後 | 赤くなる・熱を持つ |
| 数日 | 皮がむける・かゆみ |
| その後 | 乾燥して硬くなる |
| 繰り返すと | 炎症が続きやすい状態になる |
皮がむけるのをフケだと思っている人がいます。夏だけ出るなら、日焼けの可能性がある。
炎症が続くと、髪を作る環境としては良くありません。直接的に薄毛になるという単純な話ではありませんが、健康な状態からは遠ざかります。
それと、日焼けした頭皮に整髪料をつけるとしみます。夏に急にしみるようになったら、これを疑ってください。
分け目が焼けやすい理由
同じ分け目を毎日作っていると、その線だけが日を受け続けます。
分け目の地肌は、髪の重みで開いた状態です。そこに真上から光が入る。
分け目の負担を減らす工夫
- 数日おきに分ける位置を変える
- ぴったり分けずに少しぼかす
- 根元を立ち上げて影を作る
- 外にいる時間だけ分け目を消す
位置を変えるだけで、同じ場所への蓄積が減ります。髪型としても、分け目が固定されているとぺたんとしやすい。
根元を立てると影ができて、光が地肌まで届きにくくなります。見た目の対策と重なる部分です。
防ぐ手段は3つ
頭皮を守る方法は、大きく3つに分かれます。
| 手段 | 利点 | 弱点 |
|---|---|---|
| 帽子 | 確実に遮る | 蒸れる・髪型が崩れる |
| 日傘 | 蒸れない | 片手がふさがる |
| 頭皮用の日焼け止め | 髪型が崩れにくい | 塗り直しが要る |
帽子は最も確実ですが、夏場は熱がこもって別の問題が出ます。通気のある形を選ぶか、こまめに脱ぐ。
頭に使うタイプは、髪がべたつかない形になっています。分け目に沿って距離を取って吹くのが基本です。
1回塗れば1日持つものではありません。汗をかく日は、昼にもう一度が要ります。
焼けてしまったあとの手当て
赤くなっているときは、まず冷やします。濡れたタオルを当てるだけで十分です。
その日は熱いお湯を避けてください。ぬるめで、洗浄力の強いものは使わない。
皮がむけ始めても、こすって取らないこと。自然に落ちるのを待ちます。
落ち着いてきたら保湿を足します。顔と同じ考え方で、水分を入れて蓋をする。
痛みが強い、水ぶくれができた、というときは市販品の範囲を越えています。皮膚科で見てもらってください。
焼けた直後は、頭皮ケアの類をいったん止めてください。刺激のある成分が入っていると、しみます。
清涼感の強いものは特に避けたほうがいい。落ち着いてから再開すれば足ります。
数日で赤みが引かない、あるいは同じ場所が毎年荒れるという場合は、日焼けだけの話ではない可能性があります。
時間帯と場所で受ける量が変わる
同じ屋外でも、条件によって受ける量はかなり変わります。
| 条件 | 頭頂部への当たり方 |
|---|---|
| 正午前後 | 最も強い |
| 朝夕 | 角度がつくので減る |
| 水辺・砂浜 | 反射で下からも来る |
| 曇り | 減るがゼロではない |
| 標高が高い | 強くなる |
曇っていれば大丈夫、と考えている人が多い。雲を通り抜ける分があるので、油断すると焼けます。
水辺は反射があるので、帽子の下にも回り込みます。海や川で1日過ごした日は、頭皮も確認してください。
屋外の作業や、子どもの行事で長時間立つ日。こうした日が積み重なります。
毎日の通勤程度なら、そこまで神経質になる必要はない。長時間になる日だけ手を打てば足ります。
帽子だけでは足りない場面
帽子をかぶれば安心、とは言い切れない場面があります。
1つは反射です。海や雪、コンクリートからの照り返しは下から来ます。つばの下に入り込む。
もう1つは蒸れです。熱がこもった状態が続くと、皮脂と菌が増えて別の問題が出ます。匂いやかゆみとして出てくる。
つまり帽子は日焼けには効いても、頭皮環境としては条件が悪くなる場合がある。
こまめに脱いで熱を逃がす、内側の汗を拭く、という手間とセットで考えてください。かぶりっぱなしが一番よくありません。
あわせて読みたい
- かぶる時間が長いなら帽子とヘルメットの蒸れもどうぞ。
- 夏に皮がむけるなら頭皮の乾燥とフケもどうぞ。
まとめ
頭頂部は真上を向いているので、体の中で最も日を受けます。
夏だけ皮がむけるなら、フケではなく日焼けの可能性があります。
分け目の位置を数日おきに変えると、同じ場所への蓄積が減ります。
帽子は日焼けには効きますが、熱がこもる問題は別に残ります。
※本記事はプロモーションを含みます









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