ブリリアントモアの効果はピロリン酸Na+ポリリン酸Na|着色が落ちる理由

白い歯の口元

コーヒーとほうじ茶で一日が回っている僕の歯は、放っておくと数か月で鏡越しに分かるくらいくすみます。歯科医院で落としてもらえば一度はリセットされる。それでも戻ってくる場所はいつも同じで、前歯の裏と、下の前歯のきわ。だったら毎日使う歯みがき粉のほうを替えるしかない、と思って洗面台に置いたのがライオンのDENT.ブリリアントモアWでした。

検索するとまず目に入るのが「ピロリン酸Na」という成分名です。ただ、その成分が歯の表面で何をしているのかまで書いてあるページは意外と少ない。ここでは効果の中身を成分の役割から順に追いかけて、そのうえで仕組みの違う2本を条件別に並べます。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

ブリリアントモアの効果は「ついたステインを浮かせて落とす」ところに出る

先に答えを書きます。ブリリアントモアWは医薬部外品の薬用ハミガキで、期待できるのは歯の表面についた着色(ステイン)を浮かせて落とし、歯本来の白さを引き出すところまでです。ライオン歯科材の公式ページも、この製品の売りを「ステインを浮かせて落とす」という言い方で説明しています。

ここが大事なところで、歯そのものの色を変える製品ではありません。歯科医院で受けるホワイトニングは過酸化尿素や過酸化水素を使って歯の色調そのものに働きかける施術で、市販の薬用ハミガキがやっている着色除去とは、そもそも別の話。同じ「白くする」でも、対象が「表面についた汚れ」なのか「歯の色そのもの」なのかで完全に分かれます。この線を最初に引いておかないと、期待値がどこまでも膨らんでしまう。

僕の実感で言うと、変化が分かりやすかったのは色よりも先に手触りでした。コーヒーを飲んだ後に舌で歯の表面をなぞると、以前はざらついた膜のような感触があった。それが数週間使ったあたりから、なぞっても引っかからなくなった。着色は膜として積もっていくものなので、積もる前に外していれば見た目のくすみも進みにくい、という順番なのだと思います。

オーラルケア(1)

ピロリン酸Naとポリリン酸Naは、歯の表面で何をしているか

ブリリアントモアWの全成分表を見ると、成分が役割ごとに分類されています。ここで注目するのが清掃助剤という枠で、そこに入っているのが無水ピロリン酸Naとポリリン酸Naの2種類です。

ライオンのブランドサイトによれば、コーヒーや紅茶の色素がエナメル質表面に蓄積したものがステインで、マイナスに帯電したステインと、プラスであるエナメル質表面のカルシウムイオンが、イオン結合で強く結びついています。ここに対して力ずくで削り取るのではなく、ステインを化学的に歯の表面から浮き上がらせるのがピロリン酸Naやポリリン酸Naの役どころ。浮いてしまえば、あとはブラシの動きだけで流れていく。「浮かせて落とす」という公式の表現は、この二段構えを指しています。

薬用成分としてはPEG-8、フッ化ナトリウム、ラウロイルサルコシンNaが配合されています。フッ化ナトリウムが入っているので、着色ケアのためだけに別の歯みがき粉を用意して、ふだんのむし歯予防用と使い分ける、という手間はかかりません。

ただし勘違いしてはいけないのが、清掃剤(いわゆる研磨に関わる枠)として無水ケイ酸Aも配合されている点です。研磨成分が入っていない製品ではない。ただしライオンはこの製品を「低発泡・低研磨・低香味」の設計と説明していて、低研磨とは清掃剤(研磨剤)の配合量を少なくしたという意味です。マイルドな香味も長時間のブラッシング向けに設計されたもの。だから気をつけるのは磨く時間ではなく力のほうで、強い力でこすればハミガキ粉の種類に関係なく歯や歯ぐきに負担がかかります。使い方の話は後半でもう一度書きます。

ブリリアントモアWで押さえる3点

  • 医薬部外品の薬用ハミガキ。清掃助剤に無水ピロリン酸Naとポリリン酸Naを配合
  • 清掃剤として無水ケイ酸Aも入っている。研磨成分ゼロの製品ではない
  • 歯科流通向けの製品で、ドラッグストアの棚には基本的に並ばない

削らずに浮かせるルートを主役に置いた設計で、なおかつ毎日の歯みがき粉としてそのまま使える。着色が戻りやすい自覚があって、いま使っている一本をそっくり入れ替えたい人は、これが本命になります。

ライオン DENT. ブリリアントモアW(ダブル)90g 医薬部外品

ライオン DENT. ブリリアントモアW(ダブル)90g 医薬部外品

参考価格 1,600円前後

本命。削らずに着色を浮かせて落としたい人

香味は3種類ある。買う前に決めておく

見落としやすいのが香味の選択です。ブリリアントモアWにはナチュラルペパーミント/アプリコットミント/シトラスミントの3種類があり、販売名もそれぞれBa・Bb・Bcと分かれています。通販の商品ページは選択式になっていることが多いので、何も考えずにカートへ入れると、想像と違う香りが届く。

僕の感覚では、いちばん歯みがき粉らしいのがナチュラルペパーミント。アプリコットミントは甘さがあるので、ミントの刺激が苦手な人や、家族と共用する場合はこちらのほうが受け入れられやすいはずです。柑橘の後味が好きならシトラスミント。毎日2回、数か月続ける前提のものなので、香りが合わないと単純に続きません。

買える場所が独特なので、そこだけ注意

もうひとつ、効果の話より先に知っておいたほうがいいのが流通です。ブリリアントモアWは公式ブランドページに「歯科流通向け」と明記されている、いわゆる歯科医院向けの製品にあたります。公式の案内も、購入はかかりつけの歯科医院に相談するように、という書き方。つまり、近所のドラッグストアを回っても基本的には見つかりません。

実際には通販モールで取り扱っている店が複数あるので、歯科に行く予定がなくても入手はできます。ただし専売品という性格上、同じ90gでも店によって値付けの振れ幅が大きい。最初に出てきた1店で即決せず、いくつか見比べてから決めたほうがいい。ここは商品の良し悪しではなく、買い方の問題です。

「浮かせる」と「磨く」で分けるのは、実は正確じゃない

ここからは他の製品との比べ方の話。ネット上でよく見るのが「ブリリアントモアは浮かせて落とす、他社は磨いて落とす」という二分法です。僕も最初はそう理解していたのですが、各社の全成分表を並べて読むと、この整理は雑すぎることが分かりました。

たとえばサンスターのオーラツー プレミアム ステインクリア ペーストは、清掃助剤に酸化Al(アルミナ)を使っています。ここだけ見ると研磨側の製品に見える。ところが同じ全成分表には溶解剤としてPOEアルキル(12〜14)スルホコハク酸2Na液が「ステインコントロール成分」として載っていて、薬用成分のPEG-8はブリリアントモアWと共通です。つまりオーラツー側も、色素をゆるめて外すルートをちゃんと持っている。研磨だけで落としている製品ではありません。

正しい対比はもっと地味で、浮かせる役をどの成分に担わせているかの違いです。ピロリン酸Na・ポリリン酸Naで担うのか、酸化Alを軸に組み立てるのか。どちらが上でどちらが下、という話ではなく、設計思想が違う。

製品清掃助剤にあたる成分清掃剤・基剤にあたる成分
ブリリアントモアW無水ピロリン酸Na・ポリリン酸Na無水ケイ酸A
オーラツー プレミアム ステインクリア ペースト酸化Al無水ケイ酸
アパガード プレミオ(この枠での記載なし)歯磨用リン酸水素カルシウム・無水ケイ酸
各社公式サイトの全成分表示より。分類名と成分名はメーカー表記に合わせています

オーラツーのほうは薬用成分にモノフルオロリン酸ナトリウム、酢酸トコフェロール、IMPが並びます。全国のドラッグストアで普通に買えて、100gという日常サイズ。仕組みの違う2本を同時期に使って、自分の着色に対してどちらの手応えが良いかを確かめたい人には、比較用の1本として置きやすい価格帯です。

サンスター オーラツー プレミアム ステインクリア ペースト プレミアムミント 100g 医薬部外品

サンスター オーラツー プレミアム ステインクリア ペースト プレミアムミント 100g 医薬部外品

参考価格 470円前後

予算重視。仕組みの違いを500円で試して比べたい人

落とす以外のルートを足したいなら、薬用ハイドロキシアパタイト

3本目は毛色が変わります。サンギのアパガード プレミオは、薬用成分に薬用ハイドロキシアパタイトを配合した医薬部外品です。承認されている効能・効果には「歯を白くする」「タバコのヤニ除去」が含まれています。

ここは書き方に気をつけないといけないところなので、はっきりさせておきます。薬用ハイドロキシアパタイトについてサンギが説明している3つの働き——歯垢の吸着除去、ミクロの傷の修復、再石灰化——は、サンギがむし歯予防の作用機序として説明しているものです。承認されている効能・効果の側にあるのは「むし歯の発生及び進行の予防」のほう。白さの根拠としてこの3つを持ち出すのは筋が違う。サンギ自身も、歯本来の色そのものを白くすることはできない、歯科医院での漂白とは別物である、と公式に明記しています。白さについて言えるのは、あくまで承認効能の範囲までということ。

成分面では、基剤に歯磨用リン酸水素カルシウムと無水ケイ酸、薬用成分にマクロゴール400、β-グリチルレチン酸、塩化セチルピリジニウムが入っています。研磨剤無配合をうたう製品ではありませんが、サンギのQ&Aは研磨を目的とした成分や歯を傷つけるようなかたさの成分は配合していないと説明しています。数値が公開されているわけではないので、そこは各自でメーカーの説明をどう読むか、になります。

あと一点、発泡剤のラウリル硫酸Naについて触れておきます。これはアパガード プレミオに限った話ではなく、ブリリアントモアWにもオーラツー プレミアムにも入っている成分で、3本を選び分ける材料にはなりません。事実、同じ発泡剤を配合しているブリリアントモアWを、ライオンは「低発泡」設計として説明しています。

着色を外しつつ、むし歯予防の担い手をフッ素ではなく薬用ハイドロキシアパタイトに寄せたい。歯みがき粉の入れ替えを長期の習慣として考えている。そういう条件の人には、ブリリアントモアWとは別の軸を持つ選択肢になります。

サンギ アパガード プレミオ 105g 医薬部外品

サンギ アパガード プレミオ 105g 医薬部外品

参考価格 1,700円前後

長く使う上位。落とすだけでなくエナメル質側から手を入れたい人

期待していい範囲と、そうでない範囲

後半なので、ここからは限界の話を書きます。

まず、市販の薬用ハミガキでできるのは着色を落とすところまでで、歯の色そのものは動きません。生まれつきの歯の色、加齢による色調の変化、神経を抜いた歯の変色。このあたりは表面のケアでどうにかなる領域の外側です。「思ったより白くならない」という感想の多くは、そもそも着色ではないものに対して着色ケアを当てているケースだと思います。

次に、落ちる速さへの期待。使い始めて数日で見た目が変わるようなものではありません。僕の場合も、はっきり分かったのは手触りが先で、色の印象が変わったと感じたのはもっと後でした。着色は毎日少しずつ積もるので、外すほうも毎日少しずつになる。

そして、いちばん陥りやすい失敗がです。落ちないと感じると人は強く磨きます。けれど清掃剤は入っているし、歯ぐきは力に弱い。歯ぐきが下がると、そこから見える象牙質は色が濃いので、白くしようとして磨いた結果かえって暗く見える、という本末転倒が起こります。僕は力加減を自分で制御するのを早々にあきらめて、力を機械側に止めさせる電動歯ブラシに切り替えました。ブラシの当て方に自信がない人ほど、この解決は効きます。ただし、清掃剤(研磨剤)配合のハミガキが使えない電動歯ブラシもあります。ライオンも取扱説明書で確認するよう案内しているので、組み合わせる前に手持ちの機種の説明書を見てください。

オーラルケア(2)

続け方は「色の濃いものの後、弱い力で、歯と歯のあいだまで」

使い方はシンプルで、特別な手順はいりません。ふだんの歯みがき粉をそのまま置き換えるだけ。そのうえで、僕が意識しているのは次の3つです。

ひとつめ、色の濃いものを口にした日は必ず夜に磨く。コーヒー、赤ワイン、カレー、ほうじ茶。着色が膜として定着する前に外すほうが、後から剥がすよりずっと楽です。ふたつめ、ブラシを当てる時間は延ばしても、押しつける力は上げない。3つめ、着色が戻りやすいのは歯と歯のあいだ、歯と歯ぐきの境目なので、そこにブラシの毛先を届かせること。

口臭についても補足しておきます。ブリリアントモアWには殺菌成分のラウロイルサルコシンNaが入っていて、ライオンは口臭の予防をうたっています。そのうえで僕はマウスウォッシュは別で用意する派。うがいと歯みがきで役割を分けたほうが、どちらも続けやすいと感じています。

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結局どこを見て選ぶか

ブリリアントモアの効果は、清掃助剤に置かれた無水ピロリン酸Naとポリリン酸Naが、イオン結合で歯に付いたステインを化学的に浮き上がらせる、というところに集約されます。歯科流通向けなので入手経路だけ少し特殊で、香味は3種類。この2点さえ先に決めておけば、あとは毎日のブラッシングに乗せるだけです。

浮かせる役の中身が違うオーラツー、むし歯予防の軸を足せるアパガード プレミオ。3本とも医薬部外品で、白さについてできることの上限は「表面の着色を落とす」ところで揃っています。そこから先を求めるなら、歯科医院で相談するのが早い。自分の歯のくすみが着色なのかどうかを一度見てもらうと、家で使う一本の選び方も自然に決まります。

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※本記事はプロモーションを含みます

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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