コーヒードリッパーのおすすめ6個、穴の数と素材で味の出方が変わります

赤いドリッパーへお湯を注ぐ男性

ドリッパーの売り場で手が止まるのは、見た目が似ているのに値段が735円から7,000円台まで開いているからだと思います。同じ「コーヒードリッパー」という名前でも、底の穴が1つのものと3つのものがあり、素材も磁器・陶器・樹脂・ガラスに分かれます。湯の落ちる速さと器の温まり方は、この2点でほぼ決まるのです。

穴が大きい、あるいは数が多いほど、湯は速く落ちます。速く落ちれば、湯とコーヒー粉が触れている時間は短いままです。反対に穴が小さければ湯は器の中にとどまり、注ぎ手の技術よりも器のほうが時間を決めることになります。器具が決めているのはここまでで、その先は豆と挽き方と湯温の話です。

素材は保温と扱いやすさに効きます。磁器や陶器は湯を注いだときに器そのものが熱を吸うので、使う前に湯を通しておくかどうかで条件が変わります。樹脂は軽くて割れにくく、ガラスは中が見えるのが利点です。どれが正解ということはなく、洗い方と置き場所に合うものが正解です。

この記事では6個を取り上げます。すべてについて、穴の数と素材、そして専用ペーパーが要るかどうかを、商品ページとメーカー公式に書かれている範囲で並べました。ペーパーの互換は、買ってからいちばん困る部分です。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

穴の数と素材で、器の性格はほぼ決まります

1つ穴は、穴の大きさとリブ(内側の溝)の形で抜けの速さが変わります。穴が大きければ湯はまっすぐ落ちるので、注ぐ速さを変えれば濃さも動くはずです。裏を返すと、注ぎ方が雑だと結果もぶれやすくなります。

三つ穴は、湯が3か所に分かれて落ちます。1か所あたりの流量が小さくなるぶん、注ぎ方の差が出にくい構造です。カリタの商品説明には「カリタのドリッパーは三つ穴、雑味がでる前に、美味しさだけをドリップするのが特徴」と書かれています。器のねらいがはっきり出ている一文だと思います。

リブも見ておいてください。ドリッパーとペーパーの間に隙間をつくる溝で、ここに空気の道ができると湯が抜けやすくなります。リブが上まで長く伸びている器と、下のほうにだけ短く配置された器では、後半の落ち方が別ものです。

素材ごとの違いは、磁器と陶器は重くて保温しやすいかわりに割れる、樹脂は軽くて丈夫、ガラスは中が見えるが熱に条件がある、という整理で足ります。毎日使うものなので、割れにくさと洗いやすさは価格と同じくらい効いてきます。

商品穴と素材ペーパーまわりの記載
HARIO V60 セラミック大きな1つ穴・磁器円錐用の専用ペーパーが必要
カリタ ロト101三つ穴・陶器商品ページに型番の記載なし
名門KONO式 MDN-211つ穴(直径約1cm)・アクリル樹脂円錐形との記載あり・型番の記載なし
メリタ アロマフィルター AF-M11つ穴・材質の記載なし公式が純正ペーパーの使用を案内
ORIGAMI ドリッパーS1つ穴(Φ25mm)・磁器公式が円錐型とウェーブ型の2種類に対応と説明
CHEMEX CM-1ガラス一体型ケメックス3カップ用フィルターのみ
各商品ページとメーカー公式の記載にもとづいています

注ぎ方で濃さを動かしたいなら|HARIO V60 透過ドリッパー セラミック

HARIOのV60セラミック(商品番号VDCR)は、大きな1つ穴とスパイラルリブを持つ円錐ドリッパーです。2,750円前後、材質は磁器、原産国は日本になります。02サイズは幅140×奥行120×高102mm、口径116mm、1〜4杯用、重量370g。01サイズなら幅119×奥行100×高82mm、口径95mm、1〜2杯用、320gという展開です。

穴が大きいので、放っておけば湯は落ちていきます。つまり抽出時間を決めるのは器ではなく注ぎ手という設計で、ゆっくり注げば濃く、速く注げば軽く出ます。自分で加減したい人には向きますが、毎回同じ味にそろえたい人には少し難しく感じるかもしれません。

うれしいのは食洗機に対応している点です。磁器なので角にぶつけると欠けやすく、そこは扱いに気をつけてください。ペーパーは円錐用の専用品が必要になります。

淹れ方を覚えながら1本目を選ぶなら、情報も道具もいちばん手に入りやすいのがこの形です。

HARIO V60 透過ドリッパー セラミック

HARIO V60 透過ドリッパー セラミック

参考価格 2,750円前後

湯を注ぐ速さで濃さを変えられる、円錐1つ穴の定番ドリッパー。

落ち方をそろえたい人へ|カリタ ロト101 陶器ドリッパー

カリタの101ロト(商品コード01001)は、陶器製の三つ穴ドリッパーです。1,380円前後、サイズは120×100×70mm、重量280g、1〜2人用になります。三つ穴という構造そのものが、他の5点との違いです。

湯が3か所に分かれて落ちるので、1か所あたりの流量は小さくなります。注ぎ方の差が結果に出にくいという点で、朝の忙しい時間に淹れる人と相性がいい器だと思います。1つ穴の器のように「速く注ぐか、ゆっくり注ぐか」で悩む場面は少ないはずです。

気をつけたいのは手入れです。陶器製で、電子レンジや食洗機に対応するという記載はありません。落とせば割れますし、水切りかごの中でぶつけないよう置き場所も決めておくほうが安心です。

構造で味の出方を安定させたい、そのうえで価格も抑えたいという人には、この三つ穴が素直な答えになります。

カリタ ロト101 陶器ドリッパー

カリタ ロト101 陶器ドリッパー

参考価格 1,380円前後

三つ穴で抽出が安定しやすい、家庭で使いやすい陶器ドリッパー。

後半の抜けを粉の層で決める|名門KONO式ドリッパー MDN-21

珈琲サイフォン株式会社の名門KONO式(MDN-21)は、同じ円錐1つ穴でも設計思想が違います。1,320円前後、素材はアクリル樹脂(耐熱温度差90度)、サイズは直径9.5×高さ6.5cm、穴は1つで直径約1cm、1〜2人用の国産品です。

違いはリブの位置です。V60のリブが上まで伸びているのに対し、こちらはドリッパーの下部だけに短く配置されています。上のほうではペーパーが器の壁に貼りつくので、湯は粉の層を通ってから下へ抜けていきます。後半の抜け方を、器ではなく粉の層が決めるという考え方です。

素材が樹脂なので、磁器や陶器のように割れる心配は小さくなります。軽いぶん、湯を注いだときに器そのものへ持っていかれる熱も少なめです。ただし食洗機対応の記載はなく、確認できたのは1〜2人用のサイズだけでした。大人数分をまとめて淹れたい用途には向きません。

喫茶店で使われてきた形をそのまま家に置きたいなら、この1つが近道です。

名門KONO式ドリッパー MDN-21

名門KONO式ドリッパー MDN-21

参考価格 1,320円前後

後半の抽出を粉の層で調整する、喫茶店で使われてきた円錐1つ穴ドリッパー。

いちばん安く試すなら|メリタ アロマフィルター AF-M1

メリタのアロマフィルター AF-M1は、6点で最も安い735円前後、1〜2杯用の1つ穴ドリッパーです。手動のドリッパーを初めて買う人の入口として、価格の壁がほとんどありません。

メリタ公式の同シリーズの説明には「1つ穴が、格別なコーヒーを抽出」「特殊な穴の位置により、抽出時間を長くコントロール」と書かれています。穴の数だけでなく穴をどこに置くかまで設計に含めている、という説明です。湯を一度に注いでも抽出時間が確保される作りなので、注ぎ方の練習をしなくても形になります。

ただし材質の記載が商品ページに見当たらず、確認できたサイズ展開もAF-M1だけでした。食洗機に対応するかどうかも記載がありません。ペーパーについては、メリタ公式が「メリタ純正フィルターペーパーを使用してください」と案内しています。純正を前提に選ぶのが確実です。

まず1台試して、続きそうなら他の形も買い足す。そういう入り方をするなら、この価格帯から始めてみてください。

メリタ アロマフィルター AF-M1

メリタ アロマフィルター AF-M1

参考価格 735円前後

特殊な位置の1つ穴で抽出時間を安定させる、台形タイプの入門ドリッパー。

リブで抜けを整える磁器|ORIGAMI オリガミ ドリッパーS

ORIGAMIのドリッパーS(1〜2杯用)は、2,530円前後の磁器製ドリッパーです。岐阜県美濃地方で製造され、穴径はΦ25mm、内側には20本のリブが並びます。耐熱温度差は120度、そして6点で唯一、電子レンジと食洗機の両方に使用可と明記されています。

20本のリブは、ドリッパーとペーパーの間に空気の通り道をつくるためのものです。メーカー公式は、この形が円錐型とウェーブ型の2種類のペーパーに対応すると説明しています。ペーパーを変えれば粉の層の厚みが変わるので、器を買い替えずに条件を1つ動かせることになります。ここは他の5点にない自由度です。

色を選べて専用箱に入っている点も、贈り物に回しやすいところだと思います。一方でSサイズは1〜2杯用なので、3〜4杯を一度に淹れたい人はMサイズのほうが安心です。

洗い物を機械に任せたい人、ペーパーで遊んでみたい人には、この1つがよくはまります。

ORIGAMI オリガミ ドリッパーS

ORIGAMI オリガミ ドリッパーS

参考価格 2,530円前後

20本のリブで湯の抜けを調整できる、色を選べる磁器の1つ穴ドリッパー。

淹れてそのまま食卓へ|CHEMEX ケメックス コーヒーメーカー 3カップ

ケメックスのCM-1は、ドリッパーとサーバーが一体になったガラス製のポアオーバーです。7,183円前後で6点では最も高く、素材はガラス・天然木・天然皮革、生産国はアメリカ。サイズは幅130×奥行130×高さ217mm、本体重量400gの3カップ用になります。

一体型なので、抽出器具と保存容器を買い分けずに済むのが強みです。淹れ終わったらそのままテーブルに出せますし、木と革の首まわりは持ち手を兼ねています。見た目のためだけの装飾ではありません。

注意点は2つあります。対応フィルターはケメックス3カップ用の専用ペーパーに限られ、汎用のペーパーは使えません。そして商品ページには耐熱温度80度と記載されています。熱い湯を扱う器具なので、購入前に販売店へ条件を確認しておくほうが安心です。付属品はなく本体のみという点も、あわせて頭に入れておいてください。

道具を1つに減らしたい人、出したままにできる形を探している人には、この一体型が効きます。

CHEMEX ケメックス コーヒーメーカー 3カップ

CHEMEX ケメックス コーヒーメーカー 3カップ

参考価格 7,183円前後

ドリッパーとサーバーが一体になった、そのままテーブルに出せるガラス製ポアオーバー。

ペーパーが合わないと、その日は淹れられません

いちばん多い失敗が、ペーパーの買い間違いです。円錐用・台形用・ウェーブ用に互換はありません。形が合わないペーパーを入れると、縁が浮いたり底で折れたりして、湯が粉を通らずに落ちてしまいます。サイズ違いの型番も同じで、1〜2杯用と3〜4杯用は別物です。

今回の6点のうち、対応ペーパーがはっきり書かれているのはHARIO V60(円錐用の専用ペーパー)、ケメックス(3カップ用フィルターのみ)、メリタ(純正ペーパーの使用を案内)の3つになります。ORIGAMIは公式が円錐型とウェーブ型の2種類に対応すると説明しています。

一方、カリタ101ロトと名門KONO式は、確認した商品ページにフィルターの型番が書かれていませんでした。KONO式には円錐形との記載があるので円錐用の範囲で探すことになりますが、購入前に販売店へ確認しておくと確実です。本体とペーパーは同時に買っておいてください。

ペーパーを買う前に見る3つ

  • 形(円錐・台形・ウェーブ)が本体と一致しているかを確かめます
  • 杯数の表記(1〜2杯用/1〜4杯用など)を本体に合わせてください
  • 一体型のケメックスのように、そのブランドの専用ペーパーしか使えない器具があります

洗い方とサイズで、あとから引っかかります

食洗機に対応すると明記されているのは、HARIO V60セラミックとORIGAMI ドリッパーSの2つだけです。ORIGAMIは電子レンジにも使用可と書かれています。残るカリタ・KONO式・メリタ・ケメックスは、確認した範囲で食洗機対応の記載がありません。毎日使うものなので、ここは価格より効いてくることがあります。

割れやすさも見ておいてください。磁器のHARIOは角をぶつけると欠けやすく、陶器のカリタは落とせば割れます。樹脂のKONO式はそこが軽く、ガラスのケメックスは一体型のぶん、割ってしまったときの損失が大きくなります。置き場所が狭いキッチンほど、素材の差は現実的な問題です。

杯数の確認も忘れないでください。1〜2杯用が中心のなかで、HARIO V60の02サイズだけは1〜4杯用です。来客のたびに2回淹れるのは面倒なので、人数の想定が2人を超える日があるなら、大きいほうを選んでおくほうが後悔しません。

そしてケメックス以外は、サーバーやマグが別に必要になります。本体価格だけを見て予算を組むと、買い足しで思ったより出ていきます。

機械で淹れる道具とは、役割を分けてください

ここまで挙げた6個は、すべて自分の手で湯を注ぐ道具です。抽出の条件を自分で動かせるかわりに、毎朝スイッチひとつというわけにはいきません。忙しい朝はカプセル式に任せて、時間のある日だけ手で淹れる、という分け方は現実的だと思います。

カプセル式の使いどころはネスプレッソ ヴァーチュオ ネクストのほうで整理しました。手で淹れる場合は、湯を注ぐ道具のほうも効いてきます。注ぎ口の細いケトルがあると湯の落ちる位置を狙えますし、温度調節が付いていれば条件を毎回そろえやすくなるはずです。

あわせて読むと道具がそろいます

6個の選び分け

注ぎ方を自分で覚えたいならHARIO V60、注ぎ方の差を器に吸わせたいならカリタの三つ穴、後半の抜けを粉の層で決めたいなら名門KONO式です。この3つは、同じ「ドリッパー」でも考え方がはっきり違います。

とにかく安く始めたいならメリタのAF-M1、洗い物を機械に任せたい人とペーパーを使い分けてみたい人にはORIGAMI ドリッパーS。器具を1つに減らして食卓にそのまま出したいなら、ケメックスの一体型が候補になります。

最後にもう一度だけ書いておきますと、器具は湯の落ち方と温度の条件を整えるところまでを担当します。豆の鮮度と挽き方が合っていなければ、どの器を使っても結果は動きません。まずは1つ選んで、同じ豆で条件を変えながら慣れていってください。

その豆のほうを選び直すなら、コーヒー豆のおすすめ12選で焙煎度と、豆か粉かの違いを並べています。

同じ自分で淹れる道具でも、日本茶なら急須が受け持ちます。陶器とガラスとステンレスで扱いが変わる話は急須のおすすめのほうで、茶こしごとに比べました。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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